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Mac OSXでのCD/DVDの焼き方

■内蔵ドライブが扱えるメディアの種類

内蔵のスーパードライブで焼けるのは、CD-R/CD-RW、DVD-R/DVD-RWだけ。DVD-RAMは読むことも作成することもできません(一部のドライブでDVD-RAMが読めるという噂もありますが、Appleは公式には認めていません)。また、内蔵のドライブがスーパードライブでないと、DVDを焼くことはできません。

■Mac OSXでCD/DVDを焼く方法は2つ

Mac OSXのOS自体にCD/DVDを焼く機能がついていますが、Disc Burnerを使う方法と、 ディスクユーティリティを使う方法の2通りの方法があります。Disc Burnerを使う場合には、書き込みができるのは1回だけで、追記はできません。一方、ディスクユーティリティを使った場合には追記が可能ですが、汎用性は落ちます。また、追記した分だけ、メディアのイメージがデスクトップにマウントされるようになり、追記が多数回になると不便です。

大容量のハードディスクが安価になった現在、何度も書き換えるような目的で使うメディアとしては、外付けハードディスクがもっとも適していると思います。また、USBメモリスティックは容量の割に高価ですが、コンパクトで、OSを問わない汎用性があり便利です。このような現状において、バックアップを取る(ハードディスクは安定性に問題があり、データを保存するにはCDやDVDの方が適しています)、または、他の人にデータを渡す、という2つの目的にCDやDVDを焼く目的は集約できるのではないかと思います。そう考えると、汎用性を犠牲にしてまで、ディスクユーティリティで追記型の記録方法を使うチャンスはあまりなく、もっぱらDisc Burnerを使うことになると私は考えています。

■Disc Burnerを使う

手順

  1. 空のメディアをドライブに入れる。
  2. 「空のCDをセットしました。ポップアップメニューから実行する動作を選んで下さい」というアラートが出ます。操作は「FInderを開く」のままにして、名前の欄に適当な名前を付けます。OK。
  3. メディアに焼きたいデータをマウントされたメディアのアイコン上にドラッグアンドドロップします。
  4. マウントされたメディアをゴミ箱に捨てると、メディアへの書き込みがスタートします。
  5. 書き込みが終了すると、メディアがデスクトップにマウントされますので、中身を確認します。

特徴

  • この方法でメディアを焼く場合には、「ディスクアットワンス」という記録形式になるので、追記ができずメディアに書き込めるのは1回だけです。追記が可能な形式で記録するためには、次のディスクユーティリティーを使った方法でおこないます。
  • この方法で記録したCDは、HFS+/ISO9660形式になるので、MacでもWindowsでも読み込むことが可能です。DVDは、HFS+/CDFS(ISO9660形式をベースにした拡張規格)形式になり、これもMacでもWindowsでも読み込み可能です。
  • Windowsでの互換性を完全にしておきたいなら、書き込むファイルのファイル名がWindowsのファイル名のルール(拡張子をつける、\、/、*などは使わない)を守っているか確認しておきましょう。

■ディスクユーティリティを使う

手順(OSX 10.3です)

  1. 「ディスクユーティリティ」を起動し、メディアに書き込みたいデータのディスクイメージを作ります。
  2. 「新規イメージ」ボタンを押してブランクイメージを作成してデータを登録するか、「イメージ→新規→フォルダからのイメージ...」でフォルダを指定します。
  3. 作成したディスクイメージがディスクユーティリティの左側に表示されるので、選択して、「ディスクを作成」ボタンをクリック。空のメディアを挿入します。この際、「ディスク作成オプション」項目にある「ディスクを追加書き込み可能なままにする」のチェックをオンにします。
  4. 2〜3の操作を繰り返せば、メディアにデータが追記されます。

特徴

  • 「セッションアットワンス」での記録ですので、メディアにデータが追記できます。
  • ディスクユーティリティが採用しているマルチセッションは「マルチボリュームマルチセッション」という形式のため、追記するたびに独立したボリュームを作ります。そのため、追記した分だけ、デスクトップにメディアのアイコンがマウントされることになります。ボリュームを増やさないような「リンクドマルチセッション」形式で記録するには、Toastなどが必要です。
  • 書き込むたびに14〜23MBのデータ容量を消費するので、その分、記録容量が少なくなってしまいます。
  • ファイル形式はHFS+なので、Windowsでは読み込むことができません。

■Toastを使う。

高度な書き込みをおこなう場合には、Toastを使うとよいです。たとえば、「リンクドマルチセッション」形式で焼く場合などはOSXのディスクユーティリティではできず、Toastが必要です。

更新記録

●2004年10月8日:新規掲載

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