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留学先紹介

Columbia University

ニューヨーク州ニューヨーク
特派員:石田 理 Osamu Ishida
Columbia University, College of Physicians and Surgeons, Edward S. Harkness Eye Institute

■コロンビア大学の紹介

コロンビア大学医学部。いつも頂上にアメリカ国旗がたなびいています。

コロンビア大学はNew York Cityの中でも、その中心地マンハッタンにあります。New Yorkの都市紹介は、巷の旅行ガイドブックにたくさん載っていますので、コロンビア大学とその周辺の紹介をさせていただきます。

コロンビア大学は歌手の宇多田ヒカルの入学で、一般の日本人にも一躍有名になりました。「宇多田ヒカルと会ったことある?」と聞かれることがありますが、医学系の学部は他学部とは違う場所にあるので、残念ながら顔を見たことはありません。医学部(College of Physicians and Surgeons)、歯学部、公衆衛生学部、看護学部のあるHealth Sciences Campusは、マンハッタン内でもハーレムの北、Washington Hightsという所にあります。旅行ガイドブックには「ハーレムから北は危険なので、むやみに立ち入らないように」と書いてありますので、観光客はおらず地味な地域です。このWashington Hightsはヒスパニックの人が多い住宅地です。彼らは概して貧しく、周辺の治安は旅行ガイドブックのとおり良いとは言えません。

コロンビア大学Health Sciences Campusは、貧しい人が住むアパート群に囲まれて、狭い敷地内に幾つものビルが密集して建っています。残念ながらアメリカの大学で想像される、「広い敷地の芝生の中に建物が点在している」状態とは程遠いです。マンハッタンは都心部なので止むを得ないのでしょう。

Washington Hightsには夏の風物詩があります。毎年夏の盛りに、暑さに我慢できなくなった住民が道端の消火栓を勝手に開け、そこから激しい勢いで水を噴出させて涼をとっているのを見ることができます。風情がありますね?

コロンビア大学は1754年設立の歴史ある名門私立総合大学で、ご存知のとおりアメリカを代表する大学のひとつです。素晴らしい業績は数知れず、医学部門も同様で名門の名に恥じない素晴らしい業績があるはずですが、私が詳細を把握しておりません…。私が所属するEye Institute(眼科・眼研究所)でも、著名な先生方が大勢おられます。全体の雰囲気としては大都会の大病院らしく、いろんな人種の大勢の人々がごちゃ混ぜにあわただしく動き、とても活気がある印象です。

■住環境について

●家賃相場などの物価

New York Cityは家賃が全米一高いことで有名です。東京よりも高い印象です。コロンビア大学Health Sciences Campus周辺は、治安など住環境が日本人が住むには良くないよう思われます。マンハッタンで治安の良いところは、アッパーイーストやアッパーウエストなど、世界的なお金持ちが住む高級住宅地になります。家賃は通常2bed roomで月$3000以上、上限は青天井!、恐ろしい世界です。お金持ちの方は是非この地域に住んで、世界の金持ちとお友達になって下さい。

お金持ちでない我々はどうしたらいいでしょう?単身者は住みにくさを我慢して、大学の近所にアパートを借りる方が多いです。比較的まともな所で1 bed room $1000〜です(studioはもう少し安いと思います)。大学の宿舎もありますが、これも特に安くはないようです。私のように家族がいるものは住環境の良いマンハッタンの外に住むことが多いようです。特に大学のあるWashington Hightsからハドソン川を渡った、ニュージャージー州Fort Leeやその周辺に多く住んでおられます。私ども家族もそこに住んでいます。大学までバスと徒歩で40〜50分です。

このあたりには、日本の食品スーパーと全く同じ大規模スーパーマーケット(ミツワ)をはじめ、日本の本屋、コンピューターショップ、古本屋まであり、お望みなら日本とほとんど同じ生活を送ることすらできます。家賃は1bed room $1300〜、2 bed room $1800〜です。家賃はマンハッタンにある大学の近辺より高いくらいですが、街の景色や治安、アパートの造りなど住環境が格段に違います。ただしニュージャージー州ではテロ事件の影響で自動車免許が取りにくくなり、また自動車保険料も非常に高額になっていることが問題です。

●日本人

New Yorkには日本人がとても多いのですが、その多くが企業の駐在員、学生での留学、芸術関係の方などです。もちろん研究留学の方も多くおられます。ただNew Yorkの人口も多いことや、日本人では駐在員などが非常に多いため、研究留学の方は想像するほど目立たないという印象です。しかしその駐在員の方々は、昨今の日本の不景気とワールドトレードセンターテロ事件の影響で日本への帰国が続出し、New Yorkの日本人社会は寂しくなってきています。

■現在留学先を探している方、留学予定の方に一言

New Yorkは家賃が高く、どうしても出費がかさみます。他の地域より少し余裕ある予算で考えられた方が良いかと思います。その分、芸術、グルメ、観光、趣味と楽しめます。留学先を選ぶ第一の条件は都市ではなくラボであるのはもちろんです。しかし私のような医師をはじめ多くのJ1 visa留学者にとって、研究留学とは研究業績をあげることだけが目的でなく、異文化に触れ視野を広げることも非常に大切であると私は考えています。その意味でNew Yorkはとても良い街だと、こちらに来て改めて思っています。
 
テロ事件で大きな被害を受けたNew Yorkは、その後平静さを表面上は取り戻しています。しかしいざ暮らし仕事をするとなると、外国人には様々な面で厳しくなっています。それでも世界の首都といわれる街で暮らし、研究し、自分がニューヨーカーになってみることは、やはり素晴らしい経験ではないかと思っております。 

■研究施設及びその都市に留学する人にとって有用なWEBサイトの紹介

コロンビア大学ホームページ http://www.columbia.edu/

コロンビア大学 Health Sciences Campus ホームページhttp://cpmcnet.columbia.edu/

■情報提供者へのコンタクト

e-mailアドレスは公開されていませんが、現地情報などが必要な方はこちらのメールフォームから研究留学ネット管理人あてにe-mailを送って下さい。石田さんにmailを転送いたします。

更新記録

●2002年2月17日:新規掲載

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