2004.09.30

Macのシェア

先日ある方面から、医学生物学系の研究者のMacのシェアを教えて頂いて仰天しました。なんと14%ということです。昔は医学生物学系の研究者の間では、Macのシェア率が高く、1990年代の前半ではおそらく50%はゆうに越えていたと思います。それが今では7人に1人という事で、すっかりマイナーな存在になってしまいました(それでも一般人口でのシェア3〜4%に比べたら極端に高いのですが)。たしかに、最近、身の回りを見回してみても、うちの教室でもmacを使っているのは私のグループぐらいになってしまい、若い人のMac離れが進んでいるように思います。ちなみに、Mac OSを使用している方の2/3はOSXに移行しているものの、 1/3は、まだOS9を使っているそうです。OSXへの移行をするぐらいならソフトを買い換えなければいけないし、速いマシンを買わなければいけないということで、ますますWindowsに流れる人が増えているのでしょう。

ちなみに、研究留学ネットをご覧になっている方のOSがどうなっているかというと、

件数OSグラフ
385WinXP 39.0%
231Mac 23.4%
201Mac OS X 20.4%
78Win2000 7.9%
43Win98 4.4%
36WinMe 3.7%
8WinNT 0.8%
3UNIX 0.3%

という感じで、Mac全体では43.4%と何とか健闘しています。何とか、このサイトを通してMacの魅力を今後もお伝えしていければと思います。

2004.09.27

iPhoto フォトブック

前にも書きましたが、私はデジタルカメラで撮った写真の整理にiPhotoiLife '04に含まれているApple製デジタルカメラで撮った写真を管理するソフト)は使っていません。iPhotoの致命的な欠点は、写真の保存を専用のフォルダーにしなければいけないという点です。日付ごとにフォルダ管理をしている私にはこれは致命的な欠点です。そんなわけで、私はNikon Viewというソフトをメインに使っているのですが、iPhotoにしかない非常に魅力的な機能もいくつかあります。

  • ボタン一つで美しいスライドショーができる。
  • ボタン一つでデザイン性の高いホームページが作れる

こういった機能はAppleならではの感性に訴える機能です。また、iPhotoで写真をブラウズしながら、お店プリント(写真屋での印画紙へのプリント)がしたい場合は、ボタン一つで可能である、というのも今年の4月からフジカラーを通して始まったサービスで、なかなか便利です。

そして、きわめつけがiPhotoのフォトブックです。これは、iPhotoの中の写真から選び、ブックデザインやテーマを選択すると、1冊のフォトブックが出来上がり、注文をすると、上質紙に印刷して、上品なリネンで装丁されたものが送られて来るという仕組みです。

いつかは、作ってみたいと思っていたものの、なかなかチャンスがなかったのですが、今回、シアトルでお世話になった友人へのプレゼントとして、シアトルで撮った写真を1冊のフォトブックにして送ることにしました。

フォトブックに載せたい写真をひとつのアルバムフォルダに入れて、デザインテーマを選び、あとはBuyボタンを押すだけです。アップデートに少々時間がかかりましたが、手順はきわめて単純です。

注文した2日後に発送しましたというメールが届き、そのメールから8日目に我が家に届きました。発送元はドイツでしたので、ドイツの会社が印刷製本をやっているようです。

出来上がりは装丁に関してはまさにプロ品質。写真に関しては、思っていたほどではないですが、1冊に夏の思い出が綴じ込まれたすてきなフォトブックが出来上がりました。

何かの記念にはとてもいいプレゼントになると思います。

2004.09.26

NIFTYバイオフォーラムが閉鎖に

私が留学先を探し始めた頃というのは、インターネットがようやく一般化し始めた頃で、研究留学関連のインターネットサイトもありませんでした。その時代にはパソコン通信のNIFTY バイオフォーラムはほとんど唯一、アメリカの留学情報を仕入れることができる貴重な情報源でした。私自身、Jビザとか、IAP-66(現在のDS-2019)なんていう名前を知ったのもバイオフォーラムでした。その後、インターネットが隆盛になり、バイオフォーラムへの投稿が減ってしまいました。私も最近ではほとんどアクセスすることはありませんでしたが、バイオフォーラムにアクセスするためだけに今でもNIFTYに毎月お金を払い続けています。

最近、久しぶりにアクセスしたら、「バイオフォーラム閉鎖の案内」がありました。8月いっぱいで書き込みできなくなり、9月いっぱいで読むこともできなくなるとなっていました。残念ながら、最後にお礼の書き込みをすることもできませんでした。

2002年8月26日のWhat's new!で私は、「研究留学ネットをはじめるにあたって3つのささやかな野望があった」ということをお話ししたことがあります。3つのうち、2つについては、GuestBookの方でも公表しましたが、
(1) 研究留学関連のサイトでもっとも多くの人に訪問されるようなサイトになること。
(2) 書籍化すること。
でした。3つ目については明らかにしてこなかったのですが、実は3つ目はNIFTYのバイオフォーラムに関連することだったのです。今となれば、明らかにしてもよいと思うので、公表しますが、3つ目のささやかな野望は、
(3) NIFTYにあるバイオフォーラムと同じようなシステムをインターネット上で実現すること。
でした。私が研究留学ネットを始めた当時は、バイオフォーラムを見るためにはNIFTYの会員になり、バイオフォーラムに登録をする必要がありました。その当時、パソコン通信以外にもインターネット経由でのアクセス方法も提供されるようになりましたが、誰もが気軽にアクセスできるという状況ではありませんでした。そんな状況で、自分の留学のセットアップの記録をインターネット上に公開して、掲示板をつければ、もっとたくさんの人に情報提供できるのではないかというのが、研究留学ネットを始めたひとつのモチベーションでした。サイトを立ち上げてから半年ほどたって、研究留学ネットの中に、研究留学以外のバイオ関係のページや掲示板、コンピュータ関連のページや掲示板が追加されたのも、私の頭の中に、バイオフォーラムのイメージがあったからなのです。

長い間お世話になった上、このサイトに多くのインスピレーションを与えてくれたバイオフォーラムへの感謝をこの場を借りて申し上げたいと思います。

2004.09.20

初秋@山梨

2004.09.18

本の紹介

たまには本の紹介でも

「抗ペプチド抗体実験プロトコール 新版」

著者:大海忍著・辻村邦夫著・稲垣昌樹著、税込価格:¥ 4,410(本体:¥ 4,200)、出版:秀潤社、ISBN:487962277X、発行年月:2004.09【bk1】【amazon.co.jp】【目次】

私は、バイオ実験本の中でも3本の指に入る名著だと思っています。新版での追加はそれほど多くないようです。


「できマス!プロテオミクス」

著者:小田吉哉編集・夏目徹編集、税込価格:¥ 3,780(本体:¥ 3,600)、出版:中山書店、ISBN:4521016618、発行年月:2004.09【bk1】【amazon.co.jp】【目次】


「注目のエピジェネティクスがわかる」

著者:押村光雄編集、税込価格:¥ 3,990(本体:¥ 3,800)、出版:羊土社、ISBN:4897069645、発行年月:2004.09【bk1】【amazon.co.jp】【目次】


「基礎から先端までのクロマチン・染色体実験プロトコール
〜 注目のゲノム動態、エピジェネティクスの解析法と染色体改変、イメージング技術のすべて」

著者:押村 光雄、平岡 泰編、税込価格: ¥5,460 (本体: ¥5,200)、出版:羊土社、ISBN:4-89706-416-3、発行年月:2004.8【bk1】【amazon.co.jp】【目次】


「培養細胞実験ハンドブック
〜 細胞培養の基本と解析法のすべて」

著者:黒木 登志夫、許 南浩編集、税込価格: ¥7,350 (本体: ¥7,000)、出版:羊土社、ISBN:4-89706-884-3、発行年月:2004.8【bk1】【amazon.co.jp】【目次】


「ユビキチンがわかる
〜 タンパク質分解と多彩な生命機能を制御する修飾因子」

著者:田中 啓二編集、税込価格: ¥3,990 (本体: ¥3,800)、出版:羊土社、ISBN:4-89706-963-7、発行年月:2004.8【bk1】【amazon.co.jp】【目次】


「統合ゲノミクスのためのマイクロアレイデータアナリシス」

著者:I.S.コハネ、A.T.コー、A.J.ビュート著、星田 有人訳、税込価格: ¥4,725 (本体: ¥4,500)、出版:シュプリンガー・フェアラーク東京、ISBN:4-431-71068-X、発行年月:2004.7【bk1】【amazon.co.jp】【目次】


「即活用のためのバイオインフォマティクス入門」

著者:美宅 成樹、広川 貴次著、税込価格: ¥3,780 (本体: ¥3,600)、出版:中山書店、ISBN:4-521-01731-2、発行年月:2004.7【bk1】【amazon.co.jp】【目次】


「ゲノミクス・プロテオミクス・バイオインフォマティクス入門」

著者:A.Malcolm Campbell、Laurie J.Heyer共著、松尾 洋監訳、佐藤翻訳事務所訳、税込価格: ¥6,090 (本体: ¥5,800)、出版:オーム社、ISBN:4-274-19732-8、発行年月:2004.6【bk1】【amazon.co.jp】【目次】


2004.09.17

PubList Maker その後

PubList Maker、私の説明不足でうまく使えなかった方もいらっしゃったようですが、なんとか解決したようでほっとしています。

元はといえば、科研費その他の申請書を書くのに、こんなのがあったら便利だと思ってプログラムを書き始めたのですが、何か、ずいぶん時間を取られて遠回りしたような気もしますが、、、。まぁ、みなさんの評判の上々のようなので、よしとしましょう。

公式ページを作っておきました。

2004.09.15

PubList Maker アップデートしました

使用者の方からのフィードバックなどを含め、PubList Makerをアップデートしました。

アップデート内容は、

  • ウムラウトを正しく表示できるよう、テキストエンコーディングをUTF-8に固定するようにした。
  • In pressの文献も正しく扱えるようにした。
  • 新しいスタイルを追加した。
  • 使用回数がわかるようにカウンターをつけた。

です。引き続きかわいがってやって下さい。

2004.09.14

PubList Maker 作ってみました

2年ぶりくらいにプログラムを書いてみました。

ちょっとした参考文献リストを作ったりしようと思っても、PubMedのページをそのままではコピーペーストできず、

Monkawa T, Miyawaki A, Sugiyama T, Yoneshima H, Yamamoto-Hino M, Furuichi T, Saruta T, Hasegawa M, Mikoshiba K. Heterotetrameric complex formation of inositol 1,4,5-trisphosphate receptor subunits. J Biol Chem. 1995;270(24):14700-4.

というように、ひとつひとつの論文の形を整えるとなると、結構手間がかかりますよね。Endnoteは確かに強力なのですが、「〜に関連する論文を10個くらいあつめてリストを作る」という感じの作業には大げさすぎます。もっと気軽に、PubMedをブラウズしていて、気になる論文をメモしたりできないだろうか?実は、BookmarkletとXMLパーサを組み合わせればできるのではないかと2週間くらい前からアイデアを練っていたのですが、ようやくベータ版が完成しましたので紹介いたします。

PubList Maker(という名前をつけました)はBookmarkletというJavascriptで書かれた小さなプログラムと、本体であるCGIプログラムの組み合わせで成り立っています。説明するより実際に使ってもらった方が、このプログラムの威力がわかりますので、手順を示します。

手順1.PubList Makerをブラウザのお気に入りに登録します。

PubList Maker

Internet Explorerの場合、上のリンクを右クリック(Macの場合はCommand+クリック)し、「お気に入りに追加」を選びます。このとき「追加しようとしているお気に入りは、安全でない可能性があります。続行しますか?」というメッセージが表示されますが、「はい」をクリックしてください。もしくは、リンクバーを表示させた状態で、上のリンクをドラッグし、リンクバーの上でボタンを離します。Safariは後者の方法でしか登録できません。登録したPubList MakerのURLが

javascript:var%20u=document.location.href;var%20ai=u.indexOf
('%26list%5Fuids%3D');var%20uid=u.substring(ai+11,ai+19);
w=window.open('http://www.kenkyuu.net/cgi-publistmaker/
publistmaker.cgi?uid='+uid);

になっていればOKです(実際には改行なしの1文です)。

手順2.自分がPublication Listに加えたい論文をPubMedで探します。もちろんどんな論文でも使えますが、ここでは例として私が昔書いた論文をあけてみて下さい。

手順3.そのページを開けたまま(最前面にある状態)で、さきほど登録したPubList Makerのお気に入りをクリックしてみて下さい。こんなページが開くはずです。あとは、このページの中の気に入ったスタイルの文献をコピーペーストすれば、簡単にPublication Listができあがります。

どうでしょうか?必要ない方にはあまり、理解して頂けないかもしれませんが、ぐぐっと、ツボに入った方もいらっしゃるのではないでしょうか?

ついでに、 webサイトに自分のPublication Listをのせたいという方のために、online publication list用のタグも吐き出すようにしてみました。これを使えば、こんなページも簡単に作れます(実際に5分くらいでできました)。

自分としては結構いいものができたと悦に入っています。基本的には自分用のプログラムなので、ご要望に応えて手を加えるということはしない予定ですが、ご感想やバグ報告など、Guestbookの方でお聞かせ頂ければ幸いです。

なお、本プログラムは自己責任で使って下さい。ベータ版ですので予告なくプログラムをいじる可能性があります。また、あまりたくさんの人が日常的に使うようになると、借りているサーバーに負担がかかってしまうので、停止させることもあり得ます。以上、ご了解の上、ご利用下さい。

公式ページを作っておきました。

2004.09.11

マイベストライブアルバム

私のベストライブアルバムは何なのかというと、これです。ちょっと古すぎるんじゃないかとおっしゃる方もいらっしゃるかもしれませんが、今聞いても30年以上前の音とは思えません。私のiPodはこの1週間ずっとこのアルバムがリピートされています。

「イッツ・ア・ポッピン・タイム」

山下達郎、BMGファンハウス(2002/02/14)、価格:¥ 3,041(税込)、ASIN:B00005UD3Y 【amazon.co.jp

1973年にピットインでおこなわれたライブをおさめたアルバム。私はオリジナル版を持っていましたが、2002年にリマスタリングされた上、2曲の未収録が加えられたということで買い直しました。

このライブを通して聞けるのは、「熱い山下達郎」。精緻でクールな山下達郎とはまったく違った、もう一つの彼の魅力が味わえます。バックミュージシャンも最高で、私の中では不動の「ベストライブアルバム」です。吉田美奈子とからんだ「時よ」。これを聞くだけでも、このアルバムを聴く価値があります。30年たった今聞いても全く古めかしいところはありません。

2004.09.08

「きつねや」のホルモン丼

このサイトのディープな愛読者の方から、「最近、『うまいもの紹介』がなくて寂しいんですけど」とのメールが寄せられました。日頃、たいしたものを食べていないので、なかなかご要望に応えられないのですが、とっておきのB級グルメをひとつ紹介することにいたしましょう。

「B級グルメ」の私なりの定義は、値段が安く(目安は1000円以内)、店は気取ってなく、時に立ち食いだったり、注文してからすぐ出てくることが多いのだが、うまい、というものです。金をかければうまいものを食えることが多い(必ずしもそうでないことが時に悲しいのですが)ので、本当の「B級グルメ」というのはかなり貴重なものです。

というわけで、今日紹介するのは、ホルモン丼がうまい築地市場場外の「きつねや」です。大鍋で八丁味噌(だと思う)とともにグツグツ煮たホルモンをどんぶりにぶっかけて、ネギをどさっとのせたホルモン丼が名物です。どんぶりにかけるのは気が引けるという場合には、ご飯にかけないで、ホルモンを別に出してもらうこともできます。調理場は2畳くらいしかない小さなお店ですが、職人肌のご主人と愛想のよい奥様(だと思う)の息がぴったりでほほえましいです。カウンターは幅2メートル位なので、4人も座ればぎゅうぎゅうで、あとは歩道に置かれたビールケースの上で立ち食いといういかにもB級グルメなお店ですが、このホルモン丼のうまさは格別です。私自身はあまりホルモンは好きではないのですが、そんな私でも「まいうっっ」と思わず叫びたくなります。「きつねや」は牛丼もやっていますが。こちらも、すね肉を非常に細かくして煮込んでいる(と勝手に思っている)のか、かなりコラーゲンが入った感じで、こちらもうまいです。私はどちらかというと牛丼を頼むことが多いのですが、お客さんの8割方はホルモン丼を注文しています。

きつねや

場所は本願寺と築地市場の交差点から1分、場外市場
住所:中央区築地4-9-12
定休日:日曜・祝日・市場の休日
営業時間(平日)7:00 〜 13:00
営業時間(土曜)7:00 〜 13:00

2004.09.06

国務省のVISA取得にかかる日数の目安を案内するページ

国務省内のサイトに、VISA取得にかかる日数の目安を案内するページができたことをYTさんから教えて頂きました。

http://travel.state.gov/visa/tempvisitors_wait.php

これによると、8月末時点では、

  • 東京は予約を取るのに22日間、ビザ発行までに7日間
  • 大阪・神戸は予約を取るのに10日間、ビザ発行までに2日間
  • 那覇はSame day processing

となっています。東京は最近では、ビザ面接から手元に届くまで2,3日とかなり早くなっているようですが、だいたい、皆さんからビザ取得データベースに寄せられた情報と一致しているのではないかと思います。また、カナダの領事館は、総じて、予約を取るまでの時間がかかりますが、ビザ発行は当日または翌日(たとえば、バンクーバーは当日だが、トロントは翌日)になっています。

なかなか便利なサイトですね。当サイト内のビザ取得データベースと併せて使われると、さらに精度は高くなるのではないかと思います。

2004.09.05

抗菌薬の考え方、使い方

たまには臨床関係の本の紹介でも。

メールマガジン「抗菌薬の考え方、使い方」はアメリカで感染症のフェローをしてらした岩田 健太郎さんが発行しているメールマガジンで、アメリカでの抗菌薬に対する考え方、使い方を解説したものです。私も毎週土曜日に届くのを楽しみに読んでいました。このたび、このメールマガジンが単行本化されました。単行本化に際して、小児への抗菌薬の使い方が加筆されています。本書では、日本で使用できない薬も入っているので、必ずしも、日本でのそのまま使えるわけではないのですが、抗菌薬の考え方、使い方の哲学を教えてくれる良書です。アメリカの医者が必ずしも彼の哲学のように抗菌薬を使っていないというのも興味深かったです。

「抗菌薬の考え方,使い方」

著者:岩田 健太郎、宮入 烈著、税込価格: ¥3,990 (本体: ¥3,800)、出版:中外医学社、ISBN:4-498-01758-7、発行年月:2004.8【bk1】【amazon.co.jp


岩田さんは以下の2冊も書かれています。いずれもおすすめです。

「悪魔の味方」

著者:岩田健太郎著、税込価格:¥ 1,890(本体:¥ 1,800)、出版:克誠堂出版、ISBN:4771902658、発行年月:2003.06【bk1】【amazon.co.jp】【目次

著者の岩田健太郎氏は日本の医学部を出た後、最近までニューヨークの病院で感染症専門の内科医としてアメリカの医療の現場にいらっしゃった方です。彼は「アメリカ医療の現場から」というメールマガジンで、アメリカの医療に関するエッセイを発信しており、今回、メールマガジンの内容をグレードアップさせて1冊の本にまとめました。米国医療の実際、知られざる実態から9.11、バイオテロまで、医療関係者はもちろん、そうでない方にも、おすすめの1冊です。


「バイオテロと医師たち」

著者:最上丈二著、税込価格:¥ 693(本体:¥ 660)、出版:集英社、ISBN:4087201619、発行年月:2002.10【bk1】【amazon.co.jp

 


感染症関連では次の2冊も必携です。

「レジデントのための感染症診療マニュアル」

著者:青木 真著、税込価格: ¥6,300 (本体: ¥6,000)、出版:医学書院、ISBN:4-260-10992-8、発行年月:2000.8【bk1】【amazon.co.jp】【目次

日本語で書かれた関する最もプラクティカルで“筋の通った”感染症の臨床マニュアル。著者の方はやはり、アメリカで感染症のフェローをされていた方です。アメリカでの抗菌薬の考え方、使い方をベースにして、日本で使用可能な抗菌薬に合わせてアレンジされています。私はこの本を感染症のバイブルとして愛用しています。


「サンフォード感染症治療ガイド 日本語版 2004」

著者:David N.Gilbert〔ほか〕編集、出雲 正剛、戸塚 恭一、橋本 正良日本語版監修、金沢 健司〔ほか〕日本語版訳、税込価格: ¥3,400 (本体: ¥3,238) 、出版:ライフサイエンス出版、ISBN:4-89775-189-6、発行年月:2004.5【bk1】【amazon.co.jp】【目次】

これも必携の1冊ですね。日本語版もあります。


2004.09.04

iPodを車で聞く

シアトル旅行からもう1ヶ月以上だってしまいましたが、書きそびれていたので、、、。

アメリカでは車に乗る時間も長くなるので、日本の歌が恋しくなるということで、今回のシアトル旅行では、iPodをカーステレオにつけて、日本の歌をがんがん鳴らしながら、運転してやろうと思っていました。

iPodをカーステレオで聴くにはいくつかの方法があり、もっとも普及しているのは、iPodの音声をFM電波に乗せて、カーステレオで聴くタイプ。シアトルに着いたら、さっそく昔よく通ったApple専門店に向かい、Focalpoint iTrip2 new iPod Transmitterを買いました。でも、これがコンピュータ経由でインストールが必要だったり、周波数を合わせるのが、うまくいかなかったりというわけで、ギブアップ。たまたま友人がもっていたiPod用FMトランスミッターを貸してくれました。これは、Monster iCarPlay Wireless - FM Transmitterというもので、iTrip2と違ってあらかじめコンピュータ経由でFM信号をインストールしたりする必要がなく、iPodとシガーソケットを接続するだけで使えました。もし、これから買われる方がいらっしゃれば、iPod側でコントロールが必要なiTrip2のようなタイプより、iCarPlayのようなiPodとシガーソケットの間にFMトランスミッターがついているようなタイプをおすすめします。

ちなみに、FM電波を介しますので、音はあまりよくありません。音質を求める方は、カセットテープ型のものや、AUX入力のあるカーステレオを使うことをおすすめします。

iPodのおかげで、アメリカで車に乗りながら、日本の歌をガンガンという夢を叶えることができました。うちの息子は、初めて聞いた「花のぴゅんぴゅん丸」の「きびし〜いっ」にはまってしまい、そればっかり聴く羽目になりました。息子は日本に帰ってからもカラオケに行っては、「花のぴゅんぴゅん丸」を熱唱しています。

2004.09.02

AmazonのWebサービス

研究留学ネットでは、「研究者の書棚」を中心に、多くの書籍を紹介しています。ただ、書誌情報を集めて、書影をフォーマットを整えるというのは、意外に時間がかかり、骨が折れる作業です。そんなわけで、紹介したい本はたくさんあるのですが、なかなか紹介できませんでした。

最近、「Amazonアフィリエイト簡単作成ツール」というのを読んで、こりゃ便利だなと思い、AmazonのWebサービスを使えば、書誌情報を簡単に研究留学ネットのフォーマットにできるのではないかと考えました。さっそく、「Amazon Hack」bk1】【amazon.co.jpを読んで、AmazonのWebサービスについて勉強してみました。Webサービスの記載は最後の1/4くらいですが、前半の部分もAmazonのアフィリエイトに役立つ情報満載で、Amazonのアフィリエイトの人は必読の本だと思いました。XMLやSOAPというのがどういうものなのかというイメージをつかむこともできました。

「最新XML+XSLTサンプル集 」bk1】【amazon.co.jpでXLSTの作法を眺めて、実際に、AmazonのWebサービスをいくつか試してみました。

たとえば、今売れているバイオインフォマティクス関連の本を10冊リストするなんていうことを自動的につくることができます(このURLをクリックしてみて下さい)。

ただ、Amazonのwebサービスを使用しても、私がもう一つアフィリエイトになっているbk1のbibidという書誌IDを取得できないので、私サイトでの本の紹介にはそのままでは使えません。bk1では、公式にはwebサービスは始まっていないのですが、bk1の方が個人的にMovable Type用のPlug-inを公開されていたので、その中身を解析してなんとか、簡単に書誌情報を取得して、自分のサイト用のフォーマットにするCGIを組むことができました。というわけで、これからは、もう少し頻繁に本の紹介ができると思います。

「Amazon hacks」

著者:PaulBausch著・篠原稔和監訳・ウェブ・ユーザビリティ研究会訳、税込価格:¥ 3,045(本体:¥ 2,900)、出版:オライリー・ジャパン、ISBN:4873111811、発行年月:200404下旬【bk1】【amazon.co.jp】【目次】

Amazonのアフィリエイトの方必携の1冊だと思います。米国のAmazonを対象にして書かれているので、日本のAmazon用にはそのまま当てはまらない部分もあります。


「最新XML+XSLTサンプル集 (CD−ROM付)」

著者:薬師寺国安共著・薬師寺聖共著、税込価格:¥ 2,940(本体:¥ 2,800)、出版:CQ出版、ISBN:4789818381、発行年月:2003.07【bk1】【amazon.co.jp】【目次】

XSLTの入門書といったらこれくらいしか見あたらなかったです。


2004.09.01

AppleStoreのアフィリエイトサイトになりました

AppleStoreのアフィリエイトサービスが先月から、LinkShareで開始されました。さっそく、アフィリエイト申請をおこなったら、無事アフィリエイトとして承認されました。

というわけで、研究留学ネットのトップページのAppleStoreのリンクをたどって、AppleStoreで買い物をして頂くと、研究留学ネットにコミッションが入ることになります。もし、興味があれば、ご利用下さい。

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