2013.12.31

2013年を振り返って

2010年から、清水寺でのイベントのまねをさせていただいて、私にとっての1年を、漢字一文字で表しています。2012年は「教」2011年は「歩」2010年は「芽」でした。

そして、2013年の漢字はこれです。

今年の一番の経験と言えば、生まれて初めて、手術を受け、1ヶ月間もの間、入院したということです。入院生活はまだしも、手術後、6週間右足を地面についてはいけない(免荷)というのがこたえました。免荷すれば、あっというまに足の筋肉は落ちてしまい、杖を手放せるまでに、4ヶ月ほどの時間がかかりました。とにかく不自由でした。最近になって、ようやく、歩くのは通常通りできるようになりました。まだ、走るのは50%程度ですが、来年の4月くらいには、テニスにも復帰できるかなと思っています。

この闘病生活から得たものと言えば、自分には限界があるということに明確な実感を持てたと言うことです。体が動かなければ、思考も滞ります。だから、体調を維持することは重要だし、年齢を考えたら、なんでもかんでも引き受けていないで、自分がやるべきこと、やりたいことに集中していかないといけないと思いました。また、実際に患者になることで、気がつくことも多く、これは、自分の診療活動にも教育活動にもプラスになると思っています。人にもやさしくなったのではないかと思っています。

そういう意味で、病気が癒えるとともに、人を癒やせるようになったのではないかと思って、「癒」という漢字を2013年の漢字として選びました。

さて、一方で、体調が整わない中、単行本『電解質輸液塾』を上梓できましたし、研究面でも自分の研究のマイルストーンとなる論文を一つ出せました。足が不自由な中、よく、これだけやったと自分でも思うくらい講義をしました。講義数自体では去年の「50種類、100回、200時間」より多かったかも知れません。テニスができない分、少しでも新しいことにチャレンジしたいと思って、ギターを始め、ライブにたくさんでかけました。

私も新しい部署に移って、3年間が経とうとしています。自分の中でもがき続け、自分のカラー、居場所というのを見つけつつあると思っています。来年は、自分の強みに集中し、それを先鋭化していきたいと考えています。

今年、1年間、お読み下さりありがとうございました。

皆様、よい年をお迎え下さい。

2013.12.30

2013年のベスト~写真~

今年は、足のリハビリをかねて、6月くらいから、できる限り、写真を撮ろうと思って意識してきました。Facebookではだいぶ紹介したのですが、ブログにはあまり載せていなかったので、気に入ったものを紹介します。

よく、どうやったら写真がうまくなるのでしょうか?と聞かれるのですが、私も、うまくないけど、心がけていることが3つあります。1つは、いつでもカメラを持って歩くこと。2つめは、一つの被写体について、構図や設定を変えて5枚以上は撮ること。そして、最後は、自分で撮った写真を他の人に見てもらうこと。もちろん、技術的に気をつけていることはいろいろあるのですが、それは、また、そのうち紹介したいと思います。

今回紹介する写真は、GRとOM-D EM-5とOM-D EM-1で撮ったものです。 リコーのGRオリンパスのOM-D EM-1はとてもよいカメラです。おすすめします。

箱根ハイアットリージェンシー のロビーの暖炉の前で飲むシャンパンは格別です。

慶應義塾大学薬学部前の紫陽花

軽井沢星のやは、霧が出て幻想的でした。

六本木ヒルズからみた246

かちどき橋

浜離宮恩賜庭園は。高層ビルとコスモスのコントラストがきれいなのですが、コスモスの咲き具合がいまいちで、なかなか苦労しました。

十六夜の月と都庁

日本橋の金魚

京都の蓮花寺の座敷から見た紅葉はきれいでした。でも、今年は紅葉の色が悪かったので、少しだけ色をいじっています。

新国立美術館

こちらはFacebookに載せたら、みんなから褒められました。あまり狙わずに撮れた一枚です。こちらを準ベストショットとします。

そして、9月に訪れた雨の伏見稲荷を2013年のベストショットとしたいと思います。

そう言えば、写真部の部長になりました。来年も撮りまくるつもりでいます。

大晦日に、あと1つ、今年最後のエントリーを書くことにします。

2013.12.28

2013年のベスト~うまいもの~

うまいものというか、うまかったと感じるものには、料理のうまさだけではなく、シチュエーションや一緒に食べている人とかに、かなり影響を受けます。ミシュラン三つ星のフレンチより、吉野家の牛丼の方がうまいということは十分あり得るわけです。

今年、いただいたうまいものをいくつか紹介しますが、そんなわけで、いろんなものがまざっています。

串焼き@六本木「ジョウモン

上海蟹@六本木「美林華飯店

鴨のコンフィ@西荻窪「サンルースー

ひつまぶし@名古屋「いば昇

生いちご氷@目白「志むら

鮎@軽井沢「星のや

岩牡蠣@神楽坂「おのでら

もつ煮込みとホッピー@荻窪「煮込みや まる。

豚しゃぶ@鹿児島「いちにいさん

本マグロ@渋谷「すし善

ドライエージドビーフのステーキ@麻布十番「Wakanui

うなぎ@「伊勢定

とんかつ@目黒「とんき

赤貝のにぎり@地元の鮨屋

青菜の炒め物@横浜「萬珍樓點心舗

かぶら蒸し@京都祇園「千ひろ

ということで、ベストうまいものは、久しぶりに妻と二人で訪れた京都で食べた、かぶら蒸しとさせていただきます。

2013.12.23

2013年のベスト~音楽~

2013年のベスト企画第3弾は、音楽です。

今年、私の音楽観に影響を与えた3つのできごとがありました。

一つは、自分が好きな音楽のルーツが80年代のシティポップスにあるということを再発見できたことです。これには、先日も紹介した『Light Mellow和モノSpecial ~more 160 items~』という本がとても役立ちました。

二つ目に、Quiet Musicなる新しい音楽ジャンルを掘り起こせたこと。ちょっと、これは説明するのが難しいので、私が考えているQuiet Musicを8月20日のエントリーにまとめましたので、ご覧下さい。

そして、最後に、玉置浩二に入れ込んだこと(参照:8月9日のエントリー)。残念ながら、かなりのどの調子は悪くなっています。だから、できるだけ早く、彼のライブ見に行きたいと思います。まぁ、ドタキャンされる可能性はあるわけですが。

さて、では今年買ったアルバムの中からベストを選ぼうとしたんですが、これが、ほんと無理。あえて一枚選ぶとすると、『ドイス・エン・ペソア』ヘナート・モタ&パトリシア・ロバートというブラジルミナス出身の夫婦デュオの1枚になってしまいます。

ドイス・エン・ペソア
ヘナート・モタ・イ・パトリシア・ロバート
バウンディ (2004-12-02)

これは、これで、とてもよいアルバムなのですが、あまりにも地味すぎるので、今年は、思い切って、今年買ったアルバムの中から好きな曲を選んでベストアルバムにしてしまおうということにしました。ということで、Youtubeの動画を貼り付けますので、年賀状でも書きながら鑑賞してみて下さい。

中央フリーウェイ / 今井美樹 from 『Dialogue -Miki Imai Sings Yuming Classics-

恋する季節 / ナオトインティライミ from 『Nice catch the moment!

トーキョー・ドライブ / 土岐麻子 from 『HEARTBREAKIN'

初恋 / 秦 基博 from 『Signed POP

Slow Motion / quasimode feat. 土岐麻子 from 『Soul Cookin'

ナイーヴな人々 / キリンジ from 『Ten

この世は不思議 / 冨田ラボ from 『Joyous

Aloha 'Oe アロハオエ / 安藤裕子 from 『グッド・バイ

2013.12.22

2013年のベスト~お買い物~

今年はコンピュータ関係のものをあまり買っていないので、たいして散財していないと思っていましたが、カメラ関係で結構散財していることが分かりました。今年手に入れたガジェットたちを振り返り、星を付けて、反省(?)したいと思います。

☆☆☆☆☆…大満足
☆☆☆☆ …満足。
☆☆☆  …まあまあかな。
☆☆   …買わなきゃよかった。
☆    …返品できるなら返品したい。

今年はMacを買わない年でした。最近は、よっぽどのことがない限り、Macbook Airを2年に一台買い換えていますが、今年は、買わない年にあたっていました。もちろん、新しいMacbook Airは登場したわけですが、システム入れ替えの手間に見合うほどではないと思い、見送りました。一方、Macbook Pro 13 Retinaが大幅に軽量化し、Macbook Airに近くなったので、一瞬食指が動きましたが、これまた、見合わせました。SSD 1Gがもう少し安くなることが、新機種導入の条件ですね。

APPLE MacBook Air 1.8GHz Core i5/13.3/4GB/256GB MD232J/A
iPhone5S GOLD 64G
アップル

iPhoneの場合、新しい機種が出たら、何も考えずに買うことにしています。iPhone 5Sはゴールドを希望したため、手に入ったのが、発売から3週間ほど経ってからでした。欠点もないのですが、指紋認証以外大きな改善点もなく、買い換えたメリットは?ですね。ちなみに、家内も5Sを買って、iPhone仲間に入って、ちょっと、あせっています。☆☆☆

 

OM-D EM-5はかなり気に入っていたのですが、それの上位機種ということで、発売日に買いました。もう、一眼レフはいらないと思うくらいよくできたカメラです。そして、新開発のM.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROレンズが素晴らしい。☆☆☆☆☆

 

GRも初代から、この5代目まで毎回買い求めています。GR4→GR(5代目なのですが、商品名はGR5ではなく、GR)はよくなった部分と悪くなった部分があります。よくなった部分は、センサーサイズが大きくなってボケもよく出るようになり、高感度も強くなったこと、Eye-Fiカードとの連携が非常によくなったこと、35mmと47mmのクロップモードができたので、擬似的なステップズームのような使い方ができるようになったこと、などです。一方、悪くなったのは、少し大きくなったこと、そして、最短撮影距離がかなり長くなってしまったことです。GR4は最短1cmで撮れるのが魅力だったので、この点、もう少し頑張って欲しかった。でも、いつも私のカバンに入れて写真を撮って、Wi-FiでiPhoneに飛ばして、Facebookに投稿という形で大活躍しています。☆☆☆☆

 

この年になってギターを始めました。8月から週に1回の個人レッスンに通っています。でも、なかなかうまくならず、最近はちょっと意欲が落ちてしまっています。人に聞かせると言うことを目標にして、来年は力を入れたいです。買った機種は、オーソドックスな入門機種であるFS720Sというヤマハのギターです。☆☆☆☆

 

SONY ワイヤレスステレオヘッドセット 1RBT MDR-1RBT
ソニー (2012-10-27)
売り上げランキング: 5,787

入院の時にBluetoothヘッドフォンが欲しいと思って買いました。ヨドバシカメラに行って、相当聞き比べましたが、Bluetoothになるだけで、音質がかなり下がるのですが、この機種がもっとも音質がよかったです。実は、このヘッドフォンはコードでつないで有線のヘッドフォンとして使うこともできるのですが、そしたら、びっくり。さらに、2段階から3段階音質がアップ。クセがなく、とてもスジのよいヘッドフォンです。おすすめのヘッドフォンです。☆☆☆☆☆

 

1ヶ月の入院生活から退院してきて、一番困ったのが、手術した右足に一切荷重をかけないで、我が家の風呂に入ることは不可能だと言うこと。病院の風呂は頑丈な手すりがあちこちにあったりしたのですが、我が家の風呂にはそこまでのものはない。すぐにこの介護用椅子を購入し、座面を風呂のふちと同じ高さにすることで、風呂に入ることができるようになりました。今はまったく無用の長物になってしまったけど、助かりました。ありがとう。☆☆☆☆

 

さて、では、今何か欲しいものはあるか?ですが、あります。というかこの1ヶ月、買おうかどうしようか、ずっと迷っているものがあるのです。

ご存じ、NIKON Dfです。まだ、30万円を超える値段が付いていますし、FXフォーマットのレンズを持っていないので、レンズも数本買わなきゃいけないだろうし、ちょっと、今は難しいなと思っているのです。

誰か、クリスマスプレゼントにくれないかしら。ちなみに、色はシルバーではなく、ブラックでお願いします。

2013.12.21

2013年のベスト~本~

2013年も残すところ10日間。いつものように、今年1年のブログを振り返りながら、「今年のベスト」企画をおこないたいと思います。

例年だと、フィクションから1冊、ノンフィクションから1冊選ばせていただいています。今年は、1ヶ月の入院期間もありましたし、結構な数の本を読んだのですが、振り返ってみると、ほとんど小説を読んでいません。ちゃんと読んだものと言えば、『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』と『永遠のゼロ』くらい。ということで、今年は、全体から1冊選びたいと思います。

印象的だった本をあげると、

どれも、おすすめできる本ですので、未読の方はどうぞ。さて、この中で、今年のベストブックは、

相当に分厚い本ですので、読み始めるには勇気がいりますが、むちゃくちゃおもしろいです。格闘技好きなら必読の一冊です。ちなみに、私は格闘技好きではありません。

2013.12.16

2013年12月積ん読本

今月は、結構、読書時代がはかどっていて、積ん読本というか、ほとんど既読本の紹介となります。

タイトルは、もちろん『もしドラ』のぱくりです。私も、ビジネス書や自己啓発本は結構読んでいるので、期待して読みました。しかし、実際には、ご自身のこれまで歩んでこられた道の紹介ととLifehackを紹介されたにとどまっています。ビジネス本と研究者の仕事術を有機的に結びつけたホントしては名著である『研究者の仕事術―プロフェッショナル根性論』をおすすめしたいと思います。

教場
教場
posted with amazlet at 13.12.16
長岡 弘樹
小学館

去年は『64(ロクヨン)』と『ソロモンの偽証』という鉄壁の2冊があったのと打って変わって、今年は、ミステリー界にとっては不作と言われているらしいです。『このミス』第2位、『週刊文春ミステリー』第1位のこの本を読んでみました。警察学校という舞台設定も、短編の連作で一冊に仕上がっている点も、ちょっと変わった一冊です。この本が、あまり、私の好みの本ではありませんでした。

医学部の大罪 (ディスカヴァー携書)
和田 秀樹
ディスカヴァー・トゥエンティワン

和田先生による、医学部批判の本です。的を得ている部分もあれば、的外れな部分もあり。

私は堀江さんの考えには共鳴することがかなりあります。誤解されてしまっている部分も多い方だと思いますが、今回は、丁寧に説明して誤解を受けないようにしていくそうです。これからの活躍に期待しています。

連続企業爆破事件を追ったノンフィクション。

Light Mellow和モノSpecial ~more 160 items~
金澤寿和 + Light Mellow Attendants
ラトルズ

この本が手に入って、すごくうれしい!絶版になっていて、中古だと数万円していた本が、改訂されて再発売。私の音楽の原点はなんなんだろうと思っていたのですが、それが、80年代のシティポップスであったことを再確認できました。ただただ、Light Mellowなアルバムの名盤を紹介している本です。

長崎の教会
長崎の教会
posted with amazlet at 13.12.16
白井 綾
平凡社

この本読んだら、また、長崎の教会巡りに出かけたくなりました。前回、半分は回らずに残しておいたので、近いうちに、是非。

インターネットで医楽しよう
諏訪 邦夫
中外医学社

インターネットでと書かれていますが、インターネットの記事などを参照しながら、書かれていますが、インターネットはどうでもよいというか、諏訪先生のエッセイです。諏訪先生は、本当にたくさんの著作を書かれています。私のアンテナにひっかかる本もたくさんあります。麻酔科を本業とされている先生で、いつかお会いしてみたいと強く思います。2011年11月に山道からの滑落事故に遭われ、幸い、神経麻痺などにはならなかったものの、極端に意欲が落ちてらっしゃると前書きに書かれています。

アーカイブ

過去ログ一覧