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ロジクールCordless presenterをMacで使う

■ロジクールのCordless presenterをいきおいで購入

10人前後を対象にプレゼンテーションを行う機会が多いのですが、そんなときは、自分でコンピュータを操作しながら、レーザーポインタを使うというかなりまぬけな状態になります。最近では、Apple Wireless Mouseを使えばBluetooth経由でコントロールできるので、左手にMouse、右手にレーザーポインタというスタイルになっていますが、やはり、クールではない。

実は、ロジクールのCordless presenter(BM-1000)amazon.co.jp】というレーザポインタが内蔵されたBluetoothリモコンが発売当時の2年前からすごく気になっていたものの、対応OSはWindow 98/ME/2000/XPとなっていて、はっきりとMac OSは動作保証外となっていましたので、いつかMac OSが対応するから、そのときになったら買おうと思っていたのでした。でも、いつになってもMac OSへの対応は行われず、ある時、ふとウェブ上で、Macでも大丈夫というのを見て、いきおいで購入してみました。

■Macでもあっさり認識

Cordless presenterには、マウスモードとプレゼンテーションモードがあり、マウスモードではワイヤレスの2ボタンプラススクロール付きの光学式のマウスとして使えます。プレゼンテーションモードでは、レーザーポインター付きのリモコンとして使えます(左ボタンで次のスライドに進む、右のボタンで前のスライドに戻る)。ワイヤレスはBluetoothにより実現していますが、USB接続のBluetoothレシーバーがついているので、Bluetoothを内蔵していない機種でも使用可能になっています。

電池を入れてみると、付属のBluetoothレシーバーを使わなくても、あっさり私のPowerbook(Al 15inch)内蔵のBluetoothで認識されました。特にドライバも入れていません。ちなみに、Bluetoothを内蔵していないPowerbook(Ti 1GHz)に-Link DBT-120 USB Bluetoothアダプタamazon.co.jpをつないでも同じように認識してくれました。

この状態では、マウスモードの左ボタン、右ボタンおよびスクロールアップ、スクロールダウンは可能。プレゼンテーションモードでは左ボタンでKeynoteのスライドは進められるものの、右ボタン(バックに設定されている)は使えませんでした。スクロールはもともとプレゼンテーションモードでは使えないので、結局、使えない機能は、プレゼンテーションモードの右ボタンだけということになります。これでもだいたい問題がないものの、スライドショーの最中に、まちがえてスライドを進めてしまったときに戻れないと困るので、なんとか右ボタンは使いたいもの。

PowerPointでのプレゼンなら、スライドショーの最中でもマウス操作が聞くので、マウスモードのままプレゼンをおこない(この状態でもレーザは使える)、右ボタンでメニューを呼び出してスライドを戻すということも可能です。ただ、あまりスマートではない。

ここから試行錯誤が続きました。

■ロジクールの他のコードレスマウスのドライバを使ってみる

だめもとで、ロジクールの他のコードレスマウスのOS X用ドライバ(Logicool Control Center 1.1.1)をこちらからダウンロードして試してみました。問題なくインストールされて、再起動をかけると、システム環境設定にアイコンが登場。

しかし、こんな感じで、Cordless Presenterが認識されない。

これは、内蔵のBluetoothを使っているからだと考えたら、どんぴしゃり。USBに付属のレシーバーをつけて接続したら、無事認識されました。しかも、なんとCordless Presenterが認識されているではありませんか。

この状態で、設定ボタンを押すと、ボタンへのアクションの設定が切り替えられます。
ただし、マウスモードの右ボタン、左ボタン、スクロールしか割り当てができず、プレゼンテーションモードの右ボタンの設定はできません。

あれこれ考えたあげく、妙案が浮かびました。マウスモードでもレーザポインタは使えるので、マウスモードのままプレゼンをおこない、右ボタンにキーストローク「上矢印」を割り当てることにしました。すると、上矢印はPowerPointとKeynoteでは前のスライドにもどるという役割を持っていますので、うまい具合にスライドを1枚戻すことができました。

この設定をしたあと、レシーバーをはずして、内蔵のBluetoothと接続すると、右ボタンに割り当てた上矢印のアクションは消されてしまい、元のコンテクストメニューに戻ってしまいました。

したがって、プレゼンテーションの際は、レシーバーをUSBにプラグして、マウスモードのままプレゼンを行い、右ボタンには上矢印のキーストロークを割り当てておく、というので、とりあえずなんとかなりそうです。

Macではあれこれ苦労しましたが、当然ながら、Windowsでは何も考えずにすべての機能が使えます。ちょっと値段は高いですが、おすすめです。

Cordless presenter(BM-1000)

ロジクール社製。値段:¥30240(税込み)【amazon.co.jp】$166.54【amazon.com

更新記録

●2004年4月17日:新規掲載

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