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ミネソタ大学 ポスドク募集

ミネソタ大学の私たちの研究室で、ポスドク研究員を募集しています。私たちは形態形成過程におけるヘパラン硫酸プロテオグリカンの機能に興味を持っており、これまで下記のテーマに焦点をあて、ショウジョウバエを用いた解析をおこなってきております。大学のあるミネソタ州Twin Cities (Minneapolis/St. Paul)は、アメリカ中西部の都市です。自然が豊かで治安も良く、生活費も安いので日本人の留学先としては非常に適していると思います。ミネソタ大学で私の所属するデパートメント(Genetics, Cell Biology, and Development)では研究者同士の交流が盛んで、大変優れた研究環境です。私の研究室はショウジョウバエ・線虫研究室の集まるドアのない区画内にあり、両隣はMike O'Connor (現Department Head)研究室、Tom Neufeld研究室で、このロケーションも私を含めた研究室メンバーのメリットとなっています。デパートメントと発生生物学センターのwebsiteは以下の通りです。
http://www.gcd.umn.edu/
http://www.dbc.umn.edu/

(1)モルフォゲンシグナル系におけるプロテオグリカンの役割
Hedgehog, BMP, Wntといったモルフォゲンはいずれもヘパリン結合性分子として知られており、その移動、分布、シグナル伝達にヘパラン硫酸プロテオグリカンが深く関わっていることが示されています。私たちは、Dally, Dally-like, Syndecanといった細胞膜プロテオグリカンがモルフォゲンシグナルを調節する分子機構を解明したいと考えています。
(2)幹細胞ニッチにおけるプロテオグリカンの役割
上のモルフォゲンシグナルとは対照的に、幹細胞ニッチでは極めて限られた少数の細胞のみがシグナルを受容し幹細胞として維持されます。興味深いことに、この際に使われているシグナル分子の多くが、別の組織ではモルフォゲンとして機能しています。このように同一のシグナル分子が極めて異なる空間制御をおこなう1つのメカニズムとして、私たちはプロテオグリカンによる調節機能の違いに注目し解析を進めています。
(3)ヘパラン硫酸鎖の修飾によるプロテオグリカン機能の調節
ヘパラン硫酸は多様な細胞外シグナル分子と相互作用し、その機能を制御します。ヘパラン硫酸はその生合成過程において、様々な部位の硫酸化を含め、多くの修飾を受ける結果、極めてヘテロな微細構造を形成します。このような修飾パターンが、特異的なタンパク質への親和性において重要な役割を果たしていると考えられています。私たちはヘパラン硫酸の特異的修飾反応と、プロテオグリカン機能の特異性との関係を解析しています。

ショウジョウバエ研究の経験は問いません。興味がおありの方は、emailで中藤までお問い合わせください。どうぞよろしくお願いいたします。

中藤博志(nakat003@umn.edu)


投稿者:中藤博志(nakat003@umn.edu)

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