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Max Planck Florida Instituteポスドク募集

Max Planck Florida Institute (MPFI)、谷口研究室では、現在新たにポスドク1名を募集しております。恵まれた研究環境を生かし、オリジナリティの高い研究を追求し、その過程を“いっしょに楽しめる方”を歓迎します。将来、研究室主宰者となり、神経回路研究の潮流を自分で作りたいと考えている方、この機会を利用してみませんか?

MPFIは、米国フロリダに設立された神経回路研究に特化した新しい研究所です。所内では米国内外の著名研究者によるセミナーが頻繁に行われ、キャンパス内のScripps Florida Institute, Florida Atlantic Universityとも活発な研究交流が行われています。また、ドイツMax Planck Societyの一部であることから、米国にいながら“Max Planck流”を体感できるというのも当研究所の大きな魅力の1つとなっています。

研究内容:大脳抑制性神経細胞には多くのサブタイプが存在します。それぞれのサブタイプは、興奮性神経細胞の異なるドメイン(樹状突起、細胞体、軸索起始部)に特異的なシナプを形成し、特有の機能を担っていることが示唆されています。したがって、大脳抑制性神経細胞の多様性生成メカニズム、サブタイプ特異的回路形成メカニズムを明らかにすることは、脳科学における最重要課題の1つとなっています。我々は、軸索起始部に特異的にシナプスを作り、興奮性神経細胞の活動電位生成を強力に制御するシャンデリア細胞をモデルとして、マウス遺伝学、分子生物学、ウイルス学、イメージング技術を駆使し、この問題に取り組んでいます。

これまで我々は、細胞タイプ特異的RNAシークエンシングを用い、シャンデリア細胞に優先的に発現する分子群を特定してきました(Ishino et al. 査読中)。また、発達中のシャンデリア細胞をin vitro、 in vivoで生きたまま観察し、回路形成における新たな細胞メカニズムを明らかにしてきました(Steinecke et al. 査読中)。現在、シャンデリア細胞の回路形成分子メカニズム解明に向けてプロジェクトが進行中です。

(参考文献)
Taniguchi et al.,Neuron, 2011
Taniguchi et al.,Science, 2013
Taniguchi et al.,Front. Cell. Neurosci, 2014


勤務地:米国フロリダ州ジュピター。海と自然に囲まれた年中暖かな場所にあります。トップクラスの公立学校の学区内にあり、治安もよく、ご家族のおられる方も安心かと思います。

採用時期:2017年4月~(応相談)

待遇:MPFIの規定に準ずる。

応募資格:博士課程修了、もしくは修了見込み者。必須ではありませんが、in utero electroporation、分子生物学経験者を歓迎します。In vivoイメージングを用いたアプローチに興味のある方も歓迎です。

応募書類:1.CV(業績リスト、実験手技、推薦者3名の連絡先を含む)
2.これまでの研究内容(1-2ページ)
3.志望動機(1-2ページ)
以上を英文でまとめ、PDFをe-mailで送付してください。
質問等がありましたら、応募前のコンタクトも大歓迎です(日本語可)。

連絡先:谷口弘樹 (Hiroki Taniguchi, Ph.D)
e-mail: taniguchimpfi@gmail.com
tel:1-561-972-9260

投稿者:谷口弘樹(taniguchimpfi@gmail.com)

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