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アメリカ国立癌研究所ポスドク募集

 アメリカ国立癌研究所(National Cancer Institute, NIH)、放射線生物ラボ(Radiation Biology Branch)、Dr. Murali KrishnaグループではPostdoctoral fellowを1名ないし2名募集します。
 Dr. Krishnaグループでは、癌の診断・治療効果予測を目的とした腫瘍内の酸素濃度および代謝イメージング技術の開発と臨床応用を行っています。ラボはメリーランド州ベセスダ市にあるNIHメインキャンパス内にあります。

研究内容
 1)Hyperpolarized 13C MRIによる腫瘍の代謝イメージング技術の開発と臨床応用可能なプローブの探索が主な研究プロジェクトです。動物実験(マウスのin vivo imaging)がメインの仕事になります。
 Hyperpolarized 13C MRIは電子と核の二重共鳴を用いて13C NMR信号を数万倍に増幅し、様々な生体内代謝を可視化するMRIの最新技術です。NIHでは当ラボが中心となり2008年からプロジェクトを立ち上げ、UCSFに続く世界で2番目の臨床試験を開始する予定です。腫瘍内の酸素濃度は放射線治療を始めとする抗がん治療の成否を決める最も重要な因子の1つです。当ラボでは EPR を用いて腫瘍内酸素濃度の絶対定量が可能なイメージング技術の開発と抗癌治療への応用を行っています。研究内容の詳細はMatsumoto S & Krishna MCで論文検索して下さい。

応募資格
1)Postdoctoral fellowはPhDまたはMD取得後5年以内の方。
2)癌の代謝、磁気共鳴画像 (MRI、 EPR imaging)のいずれかの研究経験がある方。または、癌に関する研究経験があり、上記研究内容に興味のある方。基本的な分子生物学的実験や動物実験の経験があることが望ましいですが必須ではありません。
3)2年以上滞在できる方。
4)協調性と高いモチベーションのある方(Dr. Krishnaは人柄を大変重視します)。

応募書類(全て英語)
1)履歴書、2)研究業績リスト、3)これまでの研究概要、4)応募者について意見を伺える方2名の連絡先。以上4点を下記の連絡先e-mailまでお送りください。提出いただいた書類は採用審査のみに使用し、正当な理由なく第三者への開示・譲渡および貸与することは一切ありません。

 書類選考後、Dr. Krishnaとの電話またはSkypeによる面接を行います。待遇はNIH規定に従います。採用者が決定しだい応募を締め切ります。

連絡先
岸本俊
Radiation Biology Branch, National Cancer Institute, NIH
E-mail: shun.kishimoto@nih.gov

投稿者:岸本俊(shun.kishimoto@nih.gov)

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