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シカゴ大学 新機能タンパク質のデザイン ポスドク募集

ポスドク募集 シカゴ大学 新機能タンパク質のデザイン

米国シカゴ大学の小出研究室では、ポストドクトラル・フェローを募集します。期間は2年で延長可能、採用時期は可能な限り早期、遅くとも2009年4月まで。

我々の研究は、タンパク質の新規機能を自在に創成するための基礎知識と技術を確立し、作成した新規機能タンパク質を用いて生物学や医学における重要な問題を解明することを目的とします。進化工学、構造生物学、バイオインフォマティクス等の手法を適用して様々な人工結合タンパク質の創成に成功している他、タンパク質工学の新規技術の開発も積極的に行っています。

以下の二分野でポスドクを募集します。どちらも複数の研究室との共同チームによる研究で、他の研究者と交流し様々な研究分野を知る機会が多くあります。
1–人工結合タンパク質を用いて、これまで結晶化が不可能だったタンパク質の結晶構造解析を促進し、タンパク質相互作用の原理を解明する。
2–リン酸化ペプチドを特異的に認識する新規結合タンパク質を創成し、それらを用いて、細胞内のシグナリング経路を解明および改変する。

小出研究室は人工結合タンパク質工学の世界的なリーダーです。シカゴ大学生物化学分子生物学科はタンパク質工学、構造生物学やシグナリングの研究室が多数あり、この分野の研究には最適な環境です。実験設備は潤沢で、またアメリカ最高のシンクロトロン、APS(アルゴンヌ国立研究所)まで数十分という非常に恵まれた立地条件です。
シカゴは、アメリカ中部最大の、国際色あふれた文化的な都市です。美術、音楽、スポーツどれをとってもトップクラスです。また、日本各地や全米のほとんどの都市に直通便があり大変便利です。日本食スーパー等もそろっています。

興味のある方は、履歴書(英語)を電子メールで送って下さい(skoide@uchicago.edu)。タンパク質の構造機能相関、タンパク質工学、構造生物学、膜タンパク質研究等の経験がある方を特に歓迎します。

参考文献
Proc Natl Acad Sci U S A, 105, 6578 (2008)
Proc Natl Acad Sci U S A, 105, 82 (2008)
Proc Natl Acad Sci U S A, 104,6632 (2007)
Curr Opin Struct Biol, 17, 481 (2007)
J Mol Biol, 373, 924 (2007)
J Mol Biol, 373, 941 (2007)
化学と生物, 45, 785(2007).

小出 昌平
Shohei Koide, Ph.D.
Associate Professor
Department of Biochemistry and Molecular Biology
The University of Chicago
http://bmb.bsd.uchicago.edu/

投稿者:小出 昌平(skoide@uchicago.edu)

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