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The Scripps Research Institute ポスドク募集

米国のスクリプス研究所(The Scripps Research Institute)のフロリダ•キャンパスにある代謝加齢研究部門(Department of Metabolism & Aging)の貴志研究室(Kishi Lab)ではポスドク研究員の募集をしています。

発生と老化という一見対峙するかに思える現象の背後には共通の分子が似通った機能、もしくは異なった機能をもって働いている可能性が存在します。我々は、小型の淡水魚であるゼブラフィシュを用いて、初期発生と老化の両過程に存在する関連制御機構を解析する研究を進め、初期胚で起こる『老化』(“胚老化”)の表現型を指標に変異体の単離と責任遺伝子の同定を行ってきました。それらの遺伝子の中には、加齢にともなう実際の老化と関連が既に示唆されているものも存在しますが、多くは未だ具体的な老化現象との関連が示されていない遺伝子です。 小型魚類、とりわけゼブラフィシュは、網羅的な老化関連遺伝子とそれに影響しうる低分子化合物の探索、及び表現型とメカニズムの解析を同時遂行することができる実験用脊椎動物モデルであると考え研究を進めています。
さらに、ゼブラフィシュに限らず、下等脊椎動物としての魚類に潜む成長と老化の神秘的メカニズムを脊椎動物の進化の側面からもとらえ、ゼブラフィシュを含めコイ目コイ科の魚類に共通に存在する柔軟な身体サイズ調節と巨大化、長寿化の分子機構を解明することも目指しています。
ゼブラフィシュやその他の魚類を用いた基礎研究に経験もしくは強い関心があり、新しい環境での研究展開に挑戦する意欲のある方はご連絡下さい。一般的な生化学や分子生物学の実験手技と情報統計解析の技能は必須となりますが、組織切片の作成と染色の経験があれば大変歓迎致します。
また、スクリプス研究所のフロリダとカリフォルニアの両キャンパスでのジョイントポスドクのポジションも別途募集しておりますので参照下さい。

連絡先:
貴志周司
(Shuji Kishi)
Department of Metabolism and Aging,
The Scripps Research Institute,
Scripps Florida, 
130 Scripps Way #3B3, Jupiter, FL 33458
Tel: 561-228-2959
Fax: 561-228-3059
E-mail: kishi@scripps.edu
投稿者:貴志周司(kishi@scripps.edu)


投稿者:貴志 周司(kishi@scripps.edu)

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