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デューク大学医学部生化学科ポスドク募集

デューク大学医学部生化学科の当研究室(PI: 横山健一、Kenichi Yokoyama)では、補酵素や抗真菌性抗生物質の生合成及び作用機序に関して研究を進めております。これらの経路では、酵素の機能と反応機構の解明が十分ではなく、その詳細な解明は関係する疾患の治療法の開発へとつながる重要なものです。特に、我々は未だにその反応機構について未解明な部分が多いラジカル反応を触媒する金属酵素や多段階の複雑な反応を触媒する酵素をターゲットとしています。これらの研究を通じて、酵素の反応機構に関する新規性の高い発見とともに、将来的に疾患の治療法の開発につながるような発見を目指しています。研究手法は多岐にわたっており、各種酵素の発現、精製、遺伝子工学による微生物二次代謝遺伝子の解析、低分子有機化合物の化学酵素学的合成や定量的分析、EPRやNMRなどの核磁気共鳴法による有機低分子やたんぱく質の解析、及びX線結晶構造解析を始めとした構造生物学的手法を幅広く組み合わせています。インパクトの高い研究を目指しており、最近ではJ. Am. Chem. Soc., PNASやNature Chemical Biologyなどに論文を出しています。http://sites.duke.edu/yokoyamalab/

応募資格:化学もしくは生化学の分野で博士の学位あるいは同等の研究能力を有する方。酵素やたんぱく質を扱った経験があれば好ましいですが、化学(例えば、有機合成化学)のバックグラウンドがあって酵素やケミカルバイオロジーを新たに学びたいという意欲がある方も歓迎します。渡航前後の学振等の奨学金への応募もサポートします。
待遇:ポスドクの給与はNIHとDuke大学の規定によります。
着任時期:採用決定後のなるべく早い時期
提出書類:次の書類をEメールでお送り下さい。(1)  CV; 学歴、研究経験、学会発表、発表論文などをまとめたもので、様式は自由。(2)現在までの研究概要、今後目指したい研究分野とキャリアプラン (2ページ以内)。(3)所見を求めうる方3名の所属、氏名と連絡先(電話番号と電子メールアドレス)
応募締切:適任者が決まり次第、募集を終了します。
環境:Duke Unviersity School of Medicineの基礎研究は常に全米でトップ10にランクされ、研究環境は抜群です。しかも、近辺は企業の研究所やNIHを中心としたリサー チトライアングルやノースカロライナ大学、州立大学などもあるため、地域全体として研究が盛んで、様々な交流や共同研究が行われています。世界中から研究者が集まってくるアカデミックな環境で住みやすいところです。日本人研究者のためのコミュニティーも活発です。空港も近く、レストランも数多くあります。
その他:自分で考えて積極的に研究を進めてくれる方を歓迎します。良い結果が出ればどんどん論文にしていただく方針です。
書類送付先、問合せ先:横山健一 (ken.yoko@duke.edu) 日本語可。興味のありそうな人をご存知の方は、この情報を転送して頂きますと幸いです。

横山健一
Kenichi Yokoyama, Ph.D.
Assistant Professor of Biochemistry and Chemistry
Duke University Medical Center
307 Research Drive, Rm 233 Nanaline H. Duke Bldg, Durham, NC, 27710, USA
Tel: (919) 684-8848
Email: ken.yoko@duke.edu

投稿者:横山健一(ken.yoko@duke.edu)

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