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ジョンズホプキンス大学医学部研究員募集

ジョンズホプキンス大学医学部(Baltimore, USA)、加野研究室では、研究員を募集します。私たちは、脳の恒常性維持における免疫メカニズムの解明に焦点をあてて研究を行っています。

最近の研究により、炎症反応や免疫系の異常は、感染症や自己免疫性の脳疾患にとどまらず、ひろく神経変性疾患や精神疾患にも関わることが明らかになりつつあります。しかし、そのメカニズムの理解はまだ十分とはいえません。一方、正常な脳の機能や発達・加齢においても、炎症免疫メカニズムが重要な役割を果たすことがわかりつつあります。私たちは、脳内のグリア細胞、および、末梢の免疫系と脳のクロストークに注目し、脳の恒常性を制御する炎症免疫メカニズムの役割を明らかにしていきます。こうした研究は、脳神経疾患の病態理解や新規治療法の開発へつながる可能性も高く、今後の発展がおおいに期待されています。自らの力であらたな研究の流れを作ってみたいと考える意欲的な若手研究者の参加をお待ちしています。

仕事内容
脳の疾患に関連する免疫メカニズムの解明、および脳の恒常性維持機構における免疫系の役割の理解。具体的には、グリア細胞による炎症反応の制御、末梢の免疫系による脳発達の制御について、動物モデル、ヒト細胞モデルを用いた多角的な研究を行います。一部の研究はNIMHのサポートを受けています。

応募資格
博士の学位を取得および取得見込みの方、ならびに、医師で基礎研究経験のある方。基本的な分子生物学、生化学、細胞培養、顕微鏡操作、動物実験(マウス)の技術が必要となります。また、神経科学、免疫学のバックグランドある方はより歓迎致します。

着任時期
随時。個別の事情に対応致します。フェローシップの取得のお手伝いも致します。

応募方法
1) CV
2) これまでの研究内容
3) 今後の研究に対する希望・展望
4) 推薦者の指名と連絡先、応募者本人との関係
以上を添えて下記のe-mailアドレスまでご送付ください。

参考文献
1. Kano et al. Curr Mol Med 15(2):138-45. (2015)
2. Kano et al. Molecular Psychiatry 18(7):740-2. (2013)
3. Kano et al. Neuroscience Research 71(3):289-93. (2011)
4. Kano et al. Nature Immunology 9(1):34-41. (2008)

問い合わせ先
Shinichi Kano(加野真一), M.D., Ph.D.
Assistant Professor
Department of Psychiatry and Behavioral Sciences
Johns Hopkins University School of Medicine
E-mail: skano2@jhmi.edu
http://www.hopkinsmedicine.org/profiles/results/directory/profile/9239485/shinichi-kano#

投稿者:加野真一(skano2@jhmi.edu)

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