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Washington University School of Medicine ポスドク募集

本求人は候補者が決定したため募集を打ち切りました。

Washington University School of Medicine ポスドク募集

今井ラボ ポスドク募集
Washington University School of Medicine (アメリカ、ミズーリ州セントルイス)
Department of Molecular Biology and Pharmacology

今井ラボにおいては、マウスをモデルとした老化・寿命の分子生物学に熱意をもったポスドク研究員を一名募集しています。

[今井ラボについて]
当研究室のPrincipal Investigatorである今井眞一郎は、細胞・個体レベルにおける老化・寿命研究を約19年にわたって続けてきたエキスパートです。老化・寿命さらには代謝研究の分野で最近大きな注目を集めているSir2蛋白が、NAD依存性脱アセチル化酵素であり、その活性が老化・寿命の重要な制御因子として進化的に保存されていることを発見、2000年に発表しました。2001年7月より上記学部の助教授(Assistant Professor)として今井ラボを主宰し、現在PhD大学院生2名、MD/PhD大学院生1名、Biology専攻大学生1名、Senior Research Technician2名(アメリカ人5名、ボリビア出身1名)が活発に研究を行っています。研究費は主にNIHのR01およびEllison Medical Foundationの助成金、その他によって賄われています。

今井ラボの主要なテーマは、1)哺乳類Sir2、特にSirt1の臓器/組織特異的な機能とその老化・寿命制御における重要性の解析、2)哺乳類NAD合成系の糖代謝制御における重要性の解析、の二つです。現在、前者のテーマでは膵ベータ細胞および肝細胞におけるSirt1の機能解析を、後者のテーマでは分泌型NAD合成系酵素による全身性のNAD合成制御とその生理学的重要性の解析を集中的に行っています。生化学、分子細胞生物学、マウス遺伝工学、バイオインフォマティクス、代謝生理学、などを必要に応じて縦横に駆使する研究体制を整えています。文献として、Moynihan et al. Cell Metab. 2: 105-117, 2005、Revollo et al. J. Biol. Chem. 279: 50754-50763, 2004、実験医学2004年4月号特集をご覧になって下さい。

[Washington University とセントルイスについて]
Washington University School of Medicineは全米ランキングが常に2-3位のトップクラスの研究大学です。世界的に有名なゲノムセンター等、研究環境・施設は非常に充実しており、学内の共同研究もとても活発です。また、今井ラボが所属するDepartment of Molecular Biology and Pharmacologyは最も強力な基礎研究学部の一つであり、発生生物学を中心とした強力な教授陣を揃えています。この学部の中で今井ラボは、発生生物学の視点から老化・寿命のメカニズムを理解する、というユニークな環境を提供しており、Journal Club for Molecular Mechanisms of Agingという老化・寿命研究の最先端を討論する学内フォーラムを隔週で開催しています(ポスドクの方にはこのフォーラムにも参加していただきます)。このフォーラムを通じた他の老化あるいは老化関連疾患の研究者との交流も非常に活発です。

セントルイスはシカゴから飛行機で約1時間、車で4-5時間のところに位置する中西部の都市で、非常におだやかな住みやすい街です。東・西海岸と比べて住居・生活費も安く、日本食料品店、日本食レストランもあるので、日本食に困ることはありません。また美術館、動物園等の公共施設が無料であるところも魅力です。スポーツ観戦やアウトドアの楽しみも豊富です。

[応募資格]
分子細胞生物学、生化学、マウス遺伝子工学等の分野における博士号取得(見込)者で、老化・寿命研究に熱意を持った方を募集します。マウス個体を用いた実験の経験がある方は、特に歓迎致します。

[待遇]
NIHのガイドラインに沿った当大学の規定に準じます。

[開始時期および期間]
2006年秋からのスタートが望ましいですが、状況に応じて相談可能です。およそ3年は当地で研究を継続できる方を歓迎致します。

[応募書類]
研究上の興味を述べた文章を含むcover letter(英文が望ましいが、日本語でも可)、論文リストを含む履歴書(英文)、大学院での指導教授からのものを含む2通以上の推薦状(あるいは3名以上の推薦者の氏名および連絡先)を下記まで、e-mail、あるいは郵便にてお送りください。

Shin-ichiro Imai, M.D., Ph.D.
Washington University School of Medicine
Department of Molecular Biology and Pharmacology
Campus Box 8103
660 South Euclid Avenue, St. Louis, MO 63110, USA
E-mail: imaishin@wustl.edu (office、日本語読み取り可)
shintosimai@mindspring.com (個人用、日本語読み書き可)

投稿者:今井 眞一郎(imaishin@wustl.edu)

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