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UCLA ポスドク募集

UCLA, Department of Molecular, Cell and Developmental Biology (MCDB)/Broad Stem Cell and Regenerative Medicine Center (BSCRC)の心発生再生研究室では、心臓発生の分子メカニズムの解明、心筋前駆細胞の遺伝子解析、心筋再生に興味のある意欲的なポスドクを2名募集します。

<研究内容>second heart fieldやproepcardial organ、あるいは相次ぐ分子マーカーの発見により心臓発生(Cardiogenesis)の研究は大きな発展を遂げつつあります。しかし一方で、血球幹細胞に代表される近年の幹細胞研究の隆盛からは一歩遅れているのが現状です。このギャップの大きな原因の一つとして、これまで心血管系前駆細胞の効果的な培養系が確立されていなかったことが挙られます。当研究室は、さまざまな分子マーカーを用いたMouse genetic model、MouseおよびHuman ES細胞、および心筋間質フィーダー(Cell, 127, p1151, 2006)を駆使して、これまでに明らかにされてこなかった心筋幹細胞・前駆細胞の発生・再生メカニズムと、その心疾患との関わりを細胞・分子レベルで研究することを目標にしています。心臓発生を幹細胞研究の視点から、逆に心筋幹細胞・前駆細胞の多分化能や可塑性を発生学の視点から捉えることで、さまざまな展開が期待される研究領域です。

<LA生活>UCLAは全米でもトップクラスの研究環境をほこり、日本人研究者の質・量ともに充実しています。日本人研究者同士の幅広い交流は、ポスドクの今後の研究人生に大きな糧となります。Los Angeles市は全米第二の都市で、気候・利便性・日本からのアクセス・日本人人口いずれをとっても、日本人にとっては最もすごしやすい留学先です。また、UCLA近郊はBeverly Hills, Hollywood, Santa Monicaなど比較的安全な地区で、かつ日本語補習校・アメリカ現地校ともに教育レベルが高く、日本人子弟の数も多いので、子供のおられる方もご安心して赴任できます。

<募集要件>ポスドク 資格:医学・理学・薬学・農学系PhD(見込み可) 分子生物学・マウス発生学・ES培養いずれかの経験が必要です。
<期間>直ちに採用可能。2−3年間。延長可。
<給与>初任給$36000/year(NIH基準) + 福利厚生 + alpha
<提出書類>(1)履歴書 (2)業績リスト (3)これまでの研究内容(1ページ) (4)照会先2名以上。英語が好ましいが、日本語も可。
<連絡先>中野 敦 ご不明の点はお気軽にお問い合わせください。
Atsushi Nakano, MD, PhD, Assistant Professor,
Department of Molecular, Cell and Developmental Biology,
Broad Center of Regenerative Medicine and Stem Cell Research,
University of California, Los Angeles, http://www.mcdb.ucla.edu
Email: uclanakano@gmail.com(日本語可)

投稿者:中野 敦(uclanakano@gmail.com)

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