留学先を探すということ簡単なことではない

日本腎臓学会では「Meet the Professor」という企画があります。これ、とてもよい企画です。若い日本人研究者10人くらい集まり、一人ずつ、海外から招聘したProfessorに自分のデータを英語でプレゼンして、研究に対してProfessorがアドバイスする。私は、横で見ていたのですが、若い人たちが、実にしっかりしていて感心しました。Professor側も、本当に真摯にコメント、アドバイスしていました。こういう中から、ちゃんと自分の留学先を探す人も出てくるでしょう。日本腎臓学会として胸を張れる企画です。是非、今後も、続けて欲しい。

最近、留学先を探したいという人から相談を受けることが多くなりました。アメリカは全般的に研究費が厳しいと言われています。特に、nephrologyのエリアでは、厳しいと聞いています。そういった状況で、留学先を探すことは簡単なことではありません。もちろん、上司が率先して留学先を紹介してくれるような幸せな方もいるでしょう。でも、なかなか、そういうのも難しくなっていると思います。

留学先を探している人へのアドバイスは、ただ一つ。「ひたすら、あらゆる場面を利用して自分をアピールし続けること」。

国際学会は最大のチャンスです。できる限り、参加し、発表し、チャンスがあれば、自分を売り込むこと。でも、日本にいたって、チャンスはたくさんあるのです。海外から招聘演者がいれば、是非、その人の研究をよく調べて下さい。研究に興味があれば、来日以前にCVを送って、話す時間を取ってくれとお願いしましょう。その人が、現在、ポスドクのポジションがないと言っていても、そうやって顔をつないでおけば、いつか、ポジションが空いたときに声をかけてくれるかもしれません。また、自分のラボじゃなくても、知り合いのラボに紹介してくれるかもしれません。海外の研究者とコネクションの強い日本の研究者と知り合いになって、売り込むことも大切です。

今回のMeet the professorなんか絶好の機会です。こういったチャンスを利用しないで、なかなか留学先が見つからないとか言っている人は、努力不足と言われても仕方ないです。

それだけ努力しても、ラボ探しには2年くらいかかるでしょう。

留学先探しってそう言うものだと思います。

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