2008.05.19

学びたければ、他人に教えろ

私のLifehackを一つ。

以前、桝添厚生労働大臣が、「フランス語を学びたいと思ったので、アテネフランスに無理矢理押しかけて、フランス語の教師をやらせてもらった」と言っていたのを聞いたことがあります。

これは、まさしく我が意を得たりでして、私も、あらたに何かを学ぼうと思ったときに、むりやり人に教える機会を作るようにしています。

他人に教えるとなれば、相当深く自分自身が勉強しなければ教えられませんし、期日が決まっていれば、それに向けて勉強せざるを得なくなります。

授業もない、試験もない社会人にとっては、成人学習の非常によい方法だと思っています。

ただ、人によっては、なかなか教える場が持てないということもあると思います。さいわい、私は教育機関に勤めているので、教えたい場合には、いろいろな形で他人に教えることができますし、こういうWebサイトというのも、そのような場として使うことができます。

現在、ある本を書いているのですが、まさしく、その本も、私が知りたいことが書いてある本がないから、自分で書こう、という姿勢で書いています。

今年中には発刊できればと思っています。

2008.04.24

本の紹介「Life Hacks PRESS vol.2」

「Life Hacks PRESS vol.2」

著者:大橋 悦夫、出版社:技術評論社 (2008-04-18)、ASIN:4774134635【amazon.co.jp】【bk1

あの「Life Hacks」の続編がいよいよ登場しました。私はGTDに「Life Hacks PRESS vol.1」で出会い、一時はHipstar PDAなどを自前で作ったりして、かなり入れ込んでいました。現在は、自分の生活の中でGTD的な考え方をうまく取り入れています。

vol.2では、巻頭特集で勝間和代、本田直之(レバレッジシンキングの作者)などの今をときめくLife hackerへのインタビュー、第1特集でシゴタノ!管理人大橋悦夫さん記事、第2特集でLifehacking.jpの管理人さんの記事が読めます。vol.2ではvol.1より本質的な部分でのLife hackingを考えるような構成になっています。

今回紹介されているツールはデジタルものだけで、文房具関係が少ないのは残念かな。


2007.08.30

締め切りのある仕事をいつやるか

締め切りのある仕事をいつやるか?

(1)仕事が発生したときにすぐやる

(2)締め切りぎりぎりにやる

(3)締め切り期限内で他の仕事との優先度を案配しながらやる。

私は典型的な(2)派である。だいたい何日くらいかければ出来上がるという予想を立てて、締め切り日から逆算して仕事を始めることが多い。この方法というのは、締め切り間際だと焦って集中できるという心理を利用しているわけだが、実際には精神的に疲れることが多いし、仕事にかかる時間の見込み違いも多々あるし、締め切り直前に他の重要な案件が入ってきてパニックを起こしたことも少なくない。私としては、(2)派を脱却したいと常々感じている。

そこで、最近は、1時間以内で終わりそうな仕事は、できる限り(1)で仕上げてしまうことにしている。1時間以上かかる仕事は、GTDを使って、(2)のように、早め早めにこなそうと努力している。まあ、そううまくいくわけではないが。

しかし、どんな仕事にも締め切りがあるのかというと、そういうわけではなく、本当に重要なこと(例えば、原著論文の執筆)には締め切りがなく、あまり重要でないもの(例えば、依頼原稿)には締め切りがある。

hypoxia research::blog

自分にとってあまり重要でないことには締め切りなどがあるのですが、逆に重要なことには明確な締め切りが無い故に少しづつ遅れていくという、解決が困難な問題があります。

とあったが、本当にその通りである。

では、締め切りのない仕事を遅滞なく進めるにはどうするか?締め切りのない仕事は細切れに区切って、それぞれに締め切りを自分で設定するのがいい。でも、わかっていてもなかなかできるわけではないが。

2006.10.10

進化型My Hipster PDA 開発

以前「My Hipster PDA」というエントリーを書きましたが、このエントリは「Hipster PDA」でググると3番目にくるためか、非常にアクセスが多いのです。 その後、My Hipster PDAは、よけいな機能をそぎ落としつつ、新しい機能を身につけ、「進化型My Hipster PDA」となりましたので、ご紹介したいと思います。

My Hipster PDA」のエントリーでは、自作のテンプレートとして、「In-Box」「Someday / Maybe」「Project」「To do」を公開しましたが、少し使っているうちに、ほとんど「In-Box」と「Project」しか使わないことに気づきました。気になること、やるべきこと、すべてを「In-Box」に書き出します。そして、それをTo doリストとして使っています。私の場合、In-Boxリストに入っている事項は50個以下なので、わざわざ、 「Someday / Maybe」「Project」「To do」に移さなくても、ぱらぱら見るだけで全体が把握できます。ただし、原稿書きや、学会の準備など少し大がかりなことは、「Project」を使った方が楽なので、プロジェクトごとに気づいたことややるべきことはまとめています。というわけで、普段持ち歩いているのは、「In-Box」15枚くらいと「Project」5枚と、 「Someday / Maybe」1枚という感じになっています。

印刷する用紙として、一時、カラーのものを使おうとしたことがありましたが、色分けを考えはじめると、そのルールに縛られるようになってしまい、あまりよくありません。今のところ、全部白を使っています。用紙はコレクト社の5x3情報カード(無地)C-531がベストでしょう。

さて、その後、進化型としてMy Hipster PDAに追加した機能は2つあります。一つはペンを装着したこと。もう一つは、ミニノートを装着したことです。

ペンの装着は非常に重要な問題です。普段、仕事場にいるときには必ず胸ポケットにボールペンが刺さっているので問題ないのですが、電車の中や仕事場を離れたときに、すぐに筆記具が見つからずに、その間に、アイデアが飛んでいってしまうことがあります。装着するペンはなかなかいいものが見つからなかったのですが、ZEBRA PENPODというのを見つけました。 このペンにはリングがついているので、My hipster PDAのクリップに付けておき、いざというときに「ペンがない」ということがなくなりました。また、このペンはキャップをした状態(写真のオレンジの状態)では長さが短いため、5-3情報カードからはみ出ることもありません。使うときには、少し回転させてキャップをはずすと(写真のグリーンの状態)、ペンが伸び、使いやすい長さになります。

もう一つの追加機能はミニノートをMy Hipster PDAに装着したことです。 電車の中などデスク以外で、アイデアが浮かぶことも多いのですが、そういうときに、自分でアイデアをノートに書きながらブレインストーミングすると、とてもよいアイデアが生まれます。以前は、MoleskineをHipster PDAとは別に持っていたのですが、今ひとつ、Moleskineの紙質が私にはあいませんでした。しかも、MoleskineをHipster PDAと重ねると、かなりの厚さになってしまいます。というわけで、現在、愛用しているのは、Clairefontaineの9x14cmのノートです。 ClairefontaineはRhodiaと同じ紙質でとても書きやすく、しかも、私が好きな方眼になっています。綴じノートより、切り離すノートパッドの方が好みであれば、RhodiaのNo.11か12を使うといいと思います。

というわけで、現在の進化型My Hipster PDAはこんな感じになっています。 Clairefontaineの9x14cmのノートは一回り大きくなってしまいますが、ノートは、小さすぎると、ブレインストーミングがうまくできません。本当はもっと大きいもの(A5くらい)を使いたいのですが、携帯性を考え、とりあえず、この組み合わせに落ち着きました。

GTD関連の他のエントリーはこちらをご覧ください。

2006.06.05

「ストレスフリーの仕事術」

「ストレスフリーの仕事術」

著者:デビッド・アレン著 / 田口 元監訳、税込価格:\1,575、出版:二見書房、ISBN:4576060732、発行年月:2006.6【bk1】【amazon.co.jp】【目次】

GTD(Getting Things Done)の提唱者であるデビッド・アレン氏の2冊目の著作。1作目の「仕事を成し遂げるための技術」【bk1】【amazon.co.jp】はやや読みにくい本ですが、本作は、百式管理人の田口さんが監訳をされていて、訳もレイアウトもとても読みやすくなっています。

本書は、デビッド・アレン氏がニュースレターとして配信したGTDを使いこなすための52のヒントをまとめたものです。したがって、GTDについて全く知らないという人よりは、GTDは知っているのだけれども、GTDをもっと使いこなしたい、その根底に流れる考え方をより詳しく知りたいという人に最適な本です。ただし、監訳をされた田口さんが書かれた、まえがきと後書きがすばらしく、GTDについて初心者にわかりやすくまとめてくれていますので、GTD初心者の方でも十分読みこなせるようになっています。GTD初心者の方は、第5章の「基礎を忘れずに」と監訳者のまえがき、あとがきを読んだ後、本文の第1章から読み進めるとよいと思います。

GTDを実行するためのgadget類に関しては、「Life Hacks PRESS ~デジタル世代の「カイゼン」術~」が参考になると思います。


GTDについての関連エントリー

2006.04.16

My Hipster PDA

Hipster PDAはPDAと名が付いているものの、その実5x3インチのインデックスカードを大型クリップでひとまとめにしただけのもの。GTDを実現する紙ベースのツールとして利用している人も多いようです。ただの白いカードを使ってもいいのですが、D*I*Y Planner Hipster PDA Editionなんかを印刷印刷して使うと、GTDにも力が入ります。

私もD*I*Y Planner Hipster PDA Editionを使ってみようと思ったのですが、自分のプリンターではうまく印刷できないので、いっそのこと自分でカードをデザインしてみました。

自分のワークフローとしては、「In-Box」に気になることをすべて書き出し、「Someday / Maybe」リスト、 「Project」リスト、「To do」リストに振り分ければいいかなと思っています。「連絡待ち」リストは「To do」リストに チェックボックスを設けました。

あと、行間を少し幅広くするのと同時に、クリップをはずさずに使えるように、カードの下側にProject名や分類名が印刷されるようにしてみました。使ってみたいという方はどうぞご自由に使ってみて下さい(My-HipsterPDA.pdf)。

印刷するカードはコレクト社の5x3情報カード(無地)C-531が最適と思います。

2006.04.15

GTDの具体的な手順

Getting things done (GTD)を先日紹介しましたが、「Life Hacks PRESS  ̄デジタル世代の「カイゼン」術 ̄」の「第2章:GTDをやってみる」を元に、GTDの具体的な手順についてまとめてみました。

1. 「あなたの注意を引くことすべて」を書き出します(これをIn-Boxという)。すべてを書き出すことで、頭を空っぽにして、何かやらなければいけないのではないかというストレスから解放されることがGTDの最大の効果です。

書き出したアイテムを以下の5つのリストに振り分けていきます。

  • 「いつかやること / 多分やること」リスト
  • 「資料」リスト
  • 「プロジェクト」リスト
  • 「連絡待ち」リスト
  • 「次の物理的なアクション」リスト

2. まず、それが今やることがどうかを判断します。今やらないことは、

  • ゴミ箱
  • 「いつかやること / 多分やること」リスト
  • 「資料」リスト

のいずれかに振り分けます。「いつかやること / 多分やること」リストは、将来に実行したいと思っていること、買いたいもの、読みたい本なども入ります。

3. 今やるべきことは、それが「次の物理的なアクションが1つか、2つ以上か」判断します。物理的なアクションが2つ以上の場合は

  • 「プロジェクト」リスト

に振り分けます。後日レビューして、物理的アクションにまで分解し、行動計画を立てます。

4. 物理的なアクションが1つで、2分以内にできるなら、その場ですぐやります。

5. 2分以内に終えることができないのであれば、「自分でやるか」「誰かに頼むか」を判断します。誰かにまかせるのなら、

  • 「連絡待ち」リスト

に振り分けます。

6. 2分以内に終えることができず、自分でやることであれば、

  • 「次の物理的なアクション」リスト
  • カレンダー

に振り分けます。特定の日付にやるべきことは「カレンダー」、それ以外は「次の物理的なアクション」リストに振り分けます。

以上に振り分けたものを実行していくわけですが、定期的に、これらのリストをレビューして見直していきます。

GTDは紙ベースでやることも可能ですし、PDAを使ってもいいですし、自分のライフスタイルにあったツールを使うことが長続きする秘訣です。「Life Hacks PRESS  ̄デジタル世代の「カイゼン」術 ̄」には3色フォルダを使う方法MoleskineのMemo Pocketを使う方法Hipster PDAを使う方法check*padGTD Tiddly Wiki、など、個性的な方法が紹介されています。

2006.04.02

Getting things done (GTD)

Life Hacks PRESS ~デジタル世代の「カイゼン」術~」を読んで「Getting things done(GTD) 」を知りました。

GTDはデビッドアレン氏が提唱した仕事術、というか、生活習慣(Life Hacks)です。手法的な部分にだけ注目すれば、仕事術の一つに過ぎませんが、GTDの本質は別の部分にあります。

労働集約型の社会から知識集約型の社会に移行しつつある現代では、仕事の終わりが曖昧になってきています。そして「終わりのはっきりしない仕事」がどんどんふってきて、頭の中に「終わっていない仕事」をたくさん抱えることになります。このような「終わっていない仕事(Open Loop)」が現代のビジネスパーソンのストレスの元になっているとデビッドアレン氏は指摘しています。

こうしたストレスをなくすための手法として、

  • 信頼できるシステムを構築し、そこに「あなたの注意を引くことすべて」を保管する。
  • 次の物理的なアクションを定義する。
  • それを定期的にレビューする

というGTDを提唱しています。頭はよく忘れるし、しかも忘れたことをよく思い出すので、「あなたの注意を引くことすべて」を保管する場所として、あなたの頭以外の信頼できるシステムを構築することが重要です。システムは、紙メディア(Rhodiaなどを使うのもよい)、電子手帳、デジタルツールなど、自分にあった方法を利用します。GTDの効果は、仕事を効率的におこなえることに加え、ストレスから解放され、そこから新しいアイデアが生まれてくると言うことにあります。

GTDの具体的な手法については「Getting Things Done (a.k.a. GTD) (1) (2) (3) (4)」にも書かれていますが、より詳しく知るためには下記の本をお読み下さい。

「仕事を成し遂げる技術」

著者:デビッド・アレン著 / 森平 慶司訳、税込価格:¥1,890、出版:はまの出版、ISBN:4893613332、発行年月:2001.9【bk1】【amazon.co.jp】【目次】

Getting things doneを提唱したデビッドアレンの「Getting Things Done : The Art of Stress-Free Productivity 」の邦訳版です。私はまだ手に入れていませんが、やや読みにくい本のようです。


「Life Hacks PRESS ~デジタル世代の「カイゼン」術~」

著者:田口 元, 安藤 幸央, 平林 純, 角 征典, 和田 卓人, 金子 順, 角谷 信太郎 著、税込価格:¥1,596、出版:技術評論社、ISBN:4774127280、発行年月:2006.3【amazon.co.jp

上記のGTDの原典がやや読みにくいこともあり、GTDを理解するなら、こちらの「第1章:10分でわかるGTD」を読んだ方がよいかも。GTDを実践するための紙ツールやデジタルツールなども紹介されています。他の章では、Life Hacksのためのマインドマップ活用法、Google活用法なども紹介されています。


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