2010.05.05

JビザからHビザへのステータスの変更の体験談

嶋崎幸生さんから、JビザからHビザへのステータスの変更を行い、日本へ一時帰国してHビザスタンプを取得してされた体験談をいただいたので掲載します。

Hビザの申請(ステータスの変更)

私の場合、ボストン大学医学部で3年間、研究室の移動に伴ってマサチューセッツ州立大学医学部でさらに2年間、いずれもJビザ(2年間の帰国義務なし)で研究を続けていました。2009年5月14日にJ-1プログラムが終了するにもかかわらず、ビザのステータス変更の申請準備が遅れていました。2008年の12月より、まずPIと、アメリカでの研究生活のゴール、プロジェクトの実現の見通し、滞在期間延長の必要性などを少し時間をかけて話し合い、JビザからHビザへの変更についてPIから承諾を得ました。以後、当大学でのHビザ申請の準備は、以下の様になりました。

ステップ1: H-1Bビザの申請資格の学内審査のために、学部学科(私の場合はDepartment of Medicine)の担当者と私で、雇用期間、給与額、雇用主のサインなどが記入された学内用の申請書を作成してISSO(International Students and Scholars Office)に提出・・・・・・2009年1月30日

ステップ2: H-1BビザのスポンサーなどについてISSOが書類を審査、パスすれば、労働局(DOL)とともに一般賃金との比較などを行い、ISSOから労働局へLCA(Labor Condition Application)を提出・・・・・・2009年2月2日

ステップ3: LCAが認定されるまでの間、移民局(USCIS)へHビザを申請するのに必要な書類を、学部学科と申請者のそれぞれで作成、チェックリストとともにすべての書類をISSOへ提出・・・・・・2009年2月6日(学部学科)、3月10日(申請者)
• 学部学科より: PIからのH-1B Support Letter; Processing Fee($320); “Anti-fraud” Fee($500)
• 申請者より: 英文の学位証明書; CV; I-94とパスポートおよびDS-2019のコピー; H-4申請書類(Form I-539、家族それぞれのI-94とパスポートおよびDS-2019のコピー、英文の婚姻証明書と出生証明書、J-2の労働許可証のコピー); Form I-539のfiling fee($300)

ステップ4: H-1Bビザ申請書(Form I-129他)およびH-4ビザ申請書(Form I-539他)をISSOから移民局へ提出・・・・・・2009年3月11日

最終的に、私と家族全員のI-797A(Approval Notice of H-1B or H-4)がISSOへ郵送されてきたのは、2009年4月6日でした(移民局は3月12日に受領、3月27日に通知、と記載されています)。

準備はしていたのですが、私の場合、申請前に外部機関からのCredential Evaluation(日本での最高学位に対する信認評価)を受けず、また、Premium Processing Fee($1000)を支払わなかったのは、ISSOのビザ担当者との面談を経て、そのアドバイスに従ったからです。当大学のHビザ申請者の95%は学位の認定書を提出しておらず、その費用を節約しており、仮に移民局から申請後にリクエストがあっても、それは審査の終了後ではなく、審査の途中であるためその時点で行えばよい、というものでした。Premium Processing については、申請書類の提出後一ヶ月ほど待ってI-797Aの通知がなければ、その時点で申請する、という方針を立てました(当時は、リーマン・ショックからまだ数ヶ月しか経っておらず、急速に景気が後退、アメリカ企業による外国人の雇用申請が極端に減っており、移民局によるH-1Bの審査プロセスが非常に迅速になっているらしい、という情報に基づいたものでした)。

振り返って見ると、出身大学・大学院から英文の学位証明書を発行していただくのに、日本に住む両親を通じて申請しなければならなかったため、入手まで一ヶ月ほどかかってしまいました。私の場合、ビザの申請時に学位の認定書を添付しないため、MDとPhDの両方の学位証明書、および学部と大学院の両方の成績証明書も移民局に提出しました。みなさんが体験談でアドバイスされている様に、とにかく英文の学位証明書をできるだけ早く入手され、以後、余裕を持って申請準備を進められる事をお勧めします。

Hビザスタンプの申請(アメリカ大使館での面接)

私が研究室で長期休暇を取りやすく、また娘たちが日本の公立小学校に体験入学のできる7月に、3週間ほど帰国する予定を立てました。私たちは九州出身ですが、福岡や大阪・神戸領事館ではなく、面接の予約枠の多い東京大使館で面接を受ける事に決めました。4月中はまだ7月の面接のオンライン予約ができず、5月17日にようやく7月8日の予約を取ることができました。ビザスタンプ取得目的の一時帰国についてISSOに連絡した際には、多くのtravel adviceをいただき、updated employment letterを人事課に準備してもらう様に勧められ、その様にしました。I-797Aはもちろんですが、I-129(コピー)も忘れないようにしました。

私と家族にとって5年ぶりの帰国で、ボストンからカナダ・トロント経由での長時間のフライトや時差による疲れは予想通りでしたが、日本での蒸し暑さ(まだ梅雨が明けていませんでした)にはかなり閉口しました。空港内でも、(省エネのためか)エアコンの温度が高めに設定されている様に感じました。面接日までわざと2日半ほど空けていましたので、大使館に近い赤坂のホテルに宿泊して私も家族も休息を取りつつ、カラー写真の撮影(現在は、新規のDS-160オンライン申請書にカラー写真をアップロードする事が必要で、さらにプリントされたカラー写真を面接時に持参する事が必要な様です)、ゆうちょ銀行での申請料金の支払い、エスパック500(現在は、レターパック500)の購入などを行いました。当日は午前9時の予約で、入館して2時間近く待ちましたが、家族全員が領事の方と少しずつ質疑応答を行った後、「あなたのビザ申請は、面接が終了して許可されました」という紙を渡され、午前11時ごろ終了しました。

アメリカ出国・入国審査

I-797AがISSOへ郵送されてきた直後にISSOの税務担当者と面談がありました。当大学ではI-797Aを個人で保管する様になっており、またI-797Aの右下にあるアップデートされたI-94(出入国カード)を切り離して、すでにパスポートにあるオリジナルのI-94に重ねてホチキスで止めておく様に説明されました。さらに、「出国時に」アップデートもオリジナルもI-94カードは両方ともパスポートから回収される、そして「入国時」に新しいI-94が発行される、との事でした。私たちは、ボストンの空港のチェックイン・カウンターで、これから出国してトロントに向かうため、エア・カナダのスタッフに説明してI-94を両方とも回収してもらいました。トロントでは、カナダの入国審査しかありませんでした。

帰りは成田からトロントに入って一泊したのですが、翌朝のトロント-ボストン便にチェックインする前に新しいI-94に必要事項を記入、そのあと移民審査官から少し質問を受け、H-1B(またはH-4)ステータスである事とその有効期限をそれぞれのI-94に記載してもらいました。ただ、その若い女性の審査官には(確認のために一度席をはずして戻って来てから)、「I-797AのアップデートされたI-94は、再入国までずっと保持しておくべきだった」と諭されました。

長くなりましたが、以上がHビザに関する私と私の家族の体験談です。これから申請される方々にとって、少しでもお役に立つことがありましたら幸いです。

2010.05.04

大阪領事館でビザ面接の体験談

研究留学ネットのWhat's new!も、ほとんど研究留学ネタを流さず、すっかり、管理人の戯れ言blogと化していますがいかがお過ごしでしょうか。うれしいことに、久しぶりに研究留学ネタが書けます。

EPICEさんから、大阪領事館でビザ面接の体験談をいただきましたので掲載します。

2010年3月10日 10:30の予約で大阪領事館でビザ面接を受けました。
面接を受けるにあたり、こちらのサイトの体験談を読まして頂き、大変参考になりました。
今後の方の参考になればと思い投稿させて頂きます。

ビザ面接当日の事について触れさせて頂きます。

こちらのサイトを拝見してみなさん30分前までには着いていらっしゃるようでしたので、道に迷ったりした場合の事も考えて、早めに着いてお茶でも飲もうと思い、9:00に梅田に到着する予定で家を出ました。領事館のサイトの地図をプリントアウトして持参しました。梅田から徒歩で15分と記載されていましたが、実際は10分位で到着しました。地図通り行けば迷うことなくとても分りやすかったので、9:10前後には到着してしまいましたので隣にある「なかおかコーヒー」という喫茶店でお茶してました(コーヒー500円とちょっと高めですが一番近いです・・・)。外を見ているとエクスパックを持って歩いている人がちらほら見えたので、みなさんビザ面接かなと思い眺めていました。

ちょっと早いかなと思ったのですが9:40には到着しました。

入口の前で数人の男性がいて、一人の方からまず携帯電話の電源をオフにしパスポートと予約票を出すように言われました(予約時間を確認しただけで返してくれます)。そこでエクスパックの差出人控え(番号が書いてあるシール)を取って保管しておくように言われました。それですぐに中に入れてくれました。入るとすぐ上着を脱ぎ、電子辞書と携帯電話を預け、番号札をもらい、空港の検査みたいなのを通りました。その後「VISA」と書かれた名札を胸につけられ3階に行って下さいと指示されました。

皆さん守衛さん(?)という感じのおじさまでした。関西弁の気さくな感じの方ばかりでした。
エレベーターで3階に着くと、ビザの種類によって2列に並ぶようになっていました。私はJビザなので、左の列の学生ビザ・その他という方に並びました。

3人の日本人の方が受付されていました。

小さいテレビのようなものがあり、ディズニーワールドみたいな画像が流れていました。

そこで持参書類を提出するのですが、左と右の受付の男性はにこやかで特に質問などもしていないのに、真ん中の女性の受付の方は、色々と質問をしていました。(「何の仕事するの?」「それはどういう意味?具体的に」とかズバズバ結構きつい言い方でした。私の前の人は書類不備でその女性から書き直すように言われ、横にあるテーブルで書類を広げていました)「できれば真ん中あたりたくないな・・・」と思っていたら、私は順番で真ん中の女性の方でした。宝くじ売り場のような透明の板越しで提出しました。

案の上「何をしにアメリカに行くの?」「どの部署でトレーニングを受けるの?」「いつから?」「何?聞こえない」「期間は?」と。面接かと思う位の質問攻めでした。ちょっと顔が引きつりました。緊張しました。

そこで私が指摘された事は、「DS2009のコピーを控えているか?」(「持ってない」と言ったらコピーをして渡して下さりました)とエクスパックの品名欄に「書類」と記載して下さいという事でした。

そこで書類を返却され、2階へ階段で降りるように指示されました。
また同じように列に並び、透明の板越しに面接となります。
黒人の男性と白人の男性の2人が面接官でした。
私は面接というからには部屋に入って対座でやりとりがあるのかと勝手に想像していたので、みんなの前で公開でやっているのでびっくりしました。
でもその方が前の人のやりとりも分るし、緊張しないので良いかもとおもいました。
空港の入国審査のような感じのものをご想像頂くと良いと思います。
様子を見ていると、白人の面接官の方はほとんど日本語でやりとりをしていました。終始笑顔で「コンニチハ」から始まってやり取りはほとんど日本語でした。
私の前の人が「3years」と言っても「3ネンネ」と日本語でリピートしてそれしか聞かれていなかったので驚きました。
思ったより簡単に終わるかもと期待していたのですが、もう一人の黒人の面接官の方は声が小さかったので近くに行くまで分りませんでしたが、笑顔もなく英語のみの面接でした。それに結構つっこんだ質問もしている感じでした。私は心の中で「白人の面接官の方がいいな・・・」と思っていたのですが、順番で黒人の面接官の方になりました。

「Good Morning」と挨拶から始まり、まず両手の指紋を取りました。
それからいくつか質問をしながら書類を見て、PCに入力して、また書類を見て、質問してというような感じでした。
透明の板越しの会話はやりにくく感じました。
面接官の方の声が少し小さく2回も聞き返してしまいました。
私の言っている事も聞こえなかったようで、3回同じ事を言いました。何度も聞き返されるので間違えた事言ってるかと思いあせりました。マイクを使ってもう一度と指示されました。
私への質問の内容は
「アメリカへ行く目的」
「トレーニングの内容」
「どのセクションでトレーニングを受けるか」
「期間」
「サラリーはもらうか」
「金額はいくらか」
「ホストカンパニーの名前は」(ここで3回会社名を答えました)
「その会社は何をしている会社か」
笑顔がないので緊張しました。
もう質問これ以上しないで・・・と思っていました。
私への質問はこれはビザおりないかなとか面接しながら心配しましたが、話している最中にハンコを押しているのが見えて、ほっとしました。
その後サッと白い紙を渡されました。
「ビザが許可されました。内容を確認して下さい」という内容の紙でした。
それで「明日発送します」と英語で言われて終了でした。
おそらく、文脈やグラマーはめちゃくちゃな英語だったと思いますが、単語をつないで何とか答えたという感じでした。

エージェントの方から黙るのが一番よくないと言われていたので、それでけはしないように心がけました。

たまに意地悪な質問もありえるとも聞いていましたので覚悟していましたが、そんなに困る質問はなかったです。

どちらかといえば、書類提出の際の女性とのやりとりが一番緊張しました。
面接官によって当たり外れが少しある気もしますが、バックグラウンドや書類がきちんとろっていれば心配はないと思います。
私はエージェントの方から、化粧は最小限に、服もできればスーツで襟つきのものをと言われていたので(アメリカに行って男を作ると思われたらダメらしいです・・・)、まさに就職面接のような格好で行きましたが、みなさん女性はブーツだったり普段着で来てる人の方が多かったです。
デニムの方もいました。逆に私の方が浮いてるかなと思う位でした。
10:30の面接予約で面接終了が10:20でした!
トータルで40分ちょっとで終わりました。

早く行きすぎたせいもあったのですが、面接予約時間より早く終わるとは、思ったよりかなるスピーディでした。

こちらを拝見してかなり待つとの事で覚悟し文庫本も持って行っていたのですが、必要ありませんでした。

2009.10.23

Two-year ruleのwaiverの体験談

Two-year ruleのwaiverの体験談をUCLAさんからいただきましたので紹介します。

最近2年ルールに関する投稿が無いようなのでレポートを上げておきます。

最初にアメリカに来た時に学術振興会の特別研究員として来た為、Two-year ruleが課されている状態だったので、waiverの手続きを行いました。手続き自体は特に難しいことはありませんでした

まずDept. of StateのWebで申請書を作成します。ここで迷うのはStatement of reasonぐらいだと思いますが、大学のOISSからもらった短いサンプル文(数行程度)をほぼそのまま使いました。「??大学???研究所で??の職の機会があり、将来日本に帰国した際に、この経験が大変役に立つのでwaiverを認めて欲しい」というようなことを書いておきました。あと個々のケースに応じて少し具体的なことを追加しておけば良いと思います。永住するつもりだとか余計なことを書かなければ問題ないと思います。安全のため一応OISSで作文内容をチェックしてもらった方が良いと思います。

そして申請書をプリントアウト、サインして、過去、現在すべてのDS2019のコピー、マネーオーダーをDept. of Stateに送ります。同時に日本大使館にもNo objection statementをDept. of Stateに送付して欲しいという手紙を必要書類と共に郵送します。私の場合ここで一つ問題がありました。実は過去のDS2019の一つを紛失していました。そこで以前勤めていた大学のOISSに連絡してコピーを送ってもらいそれを使いました。それで全く問題ありませんでした。

書類を2009年7月末に郵送して、3週間後にDept. of Stateが日本大使館からNo objection statementを受け取り(私もそのコピーを日本大使館から受け取りました)、それから3週間程度でDept. of StateがRecommendationをUSCISに送り、その後一週間程度で正式にApprove されました。しかし、書類がUSCISから届いたのはそれから何故か2週間掛かりました。USCISからの郵送自体は決定後すぐにされたようですが、何故か二週間手紙が届きませんでした。経済危機が郵便局の効率に影響しているのかもしれません。

H1bに関してはこれからですが、情報も多いので省略します。

2009.01.13

電子渡航認証システム(ESTA)体験記

よく考えたら、2008年は一度も海外に行くことがなく、シアトル時代をともに過ごしたパスポートが期限切れを迎えておりました。

2月のアメリカ出張を前に、パスポートを更新で一安心していたら、そういえば、電子渡航認証システム(ESTA)というのが、1月12日から始まっていたのを思い出しました。

アメリカに短期商用・観光目的(90日以下)で渡航する場合、これまで、ビザ免除プログラム(VWP)のおかげで、ビザなしでアメリカに入れたわけですが、2009年1月12日から、ビザなし渡航者は、米国行きの航空機や船舶に搭乗する前にオンラインで電子渡航認証システム(ESTA)を受けることが必要になりました(米国大使館の説明)。

ESTAのサイト(https://esta.cbp.dhs.gov/esta)で承認作業をおこないます。日本語の説明がありますが、記入はすべて英語になります。

記入する項目としては、入国審査書とほぼ同じ内容で、たいしたものではありません。申請すると、その場で、回答が出ます。無事「渡航認証許可」と出ました。

ESTAのことを知らなかった方のために、1月12日には、成田空港にオンライン端末がおかれたりもしていたようです。

2008.06.14

短期であってもアメリカ入国には簡易ビザのようなものが必要になる-ESTA電子渡航認証システム

またも、アメリカへの入国が厳しくなります。今度は、ビザ保有者ではなく、ビザなし渡米、正確に言うとvisa waiver program (VMP)による米国入国にかかわる手続きが煩雑になります。

VWPは、短期(最長90日)の観光・商用目的で、ビザなしで米国に旅行するという仕組みですが、2009年1月12日以降にVWPを利用する場合は、ESTA渡航認証を事前に取得する必要があります。

詳しくは、「DHSがビザ免除プログラム渡航者に対する事前渡航認証システムを発表 」、「ESTA電子渡航認証システムについてのFAQ」あたりを見ていただくとして、簡単に言ってしまえば、短期であればビザなし渡米が可能だったのが、今後は、すべての人が簡易ビザみたいなもの(ESTA渡航認証)を取得しなければいけなくなるということです。原則、渡米72時間以上前にESTAの申請をしなければいけないということで、かなり、面倒ですね。一度、ESTAの認証を得れば、2年間は再認証は不要のようです。

2008.01.27

留学中にビザステッカーの貼ってあるパスポートを紛失した場合の対処法(体験談)

miwaccoさんから、留学中にJ1ビザステッカーの貼ってあるパスポートを紛失されたときの体験談をいただきました。万が一の時にはとても参考になると思いますので、掲載いたします。

先日、J1ステータスのビザステッカーを貼ったパスポートを紛失してしまいました。アメリカで研究留学にこられた方がこのような経験をされることはまれかと思いますが、今後の参考になるかと思いますのでご報告申し上げた次第です。以下に私の質問に対する米国大使館からの回答を載せます。今後の参考としていただければ幸いです。なお、私はDS−2019とI-94を所持していました。もし盗難などにあわれ、この二つも紛失された場合は、移民局への届け出も必要になるようです。

以下回答↓

手元にI-94とDS-2019を保持していれば、ビザがなくてもI-94に記載されている滞在期間の間に米国に滞在することはできます。日本に一時帰国する必要がありませんが、帰国した場合、米国に戻るために新しいビザを再申請する必要があります。

ただし、ビザが紛失に関して、http://japan.usembassy.gov/j/visa/tvisaj-form-niv-lostppt.htmlに報告してください。

新しいJ1ビザを再申請するため、必要書類は以下の通りです:

  1. SEVISシステムによって発行された新しいDS-2019 (A-B)。このフォームは、学校の適切な担当者が記入し署名している必要があります。
  2. 米国での生活費がまかなえることの証明
  3. 機関求められる成績証明書またはその他の資格の証明書。
  4. 16歳以上の申請者:もれなく記入したDS-158
    補足情報:このフォームは、非移民ビザ申請者の連絡先情報と職歴を記入するものです。詳細は、以下のURLを参照してください。http://japan.usembassy.gov/e/visa/tvisa-nivforms.html
  5. SEVIS費用を支払った証明 (SEVISのステータスはまだ有効である場合、そのを証明できるものを持っててください。SEVIS費用を再支払う必要がありません)

上記以外の他、面接時に、一般的な出願書類の必要書類も必要となります。これらの文書のリストは、大使館のウェブサイトhttp://japan.usembassy.gov/e/visa/tvisa-niv-walkin1.htmlを参照してください。

詳細は、大使館のウェブサイトhttp://japan.usembassy.gov/e/visa/tvisa-niv-fm.htmlを参照してください。

2008.01.07

2008年1月1日からビザ申請費用が値上げ

2008年1月1日より、非移民ビザ申請料金が$100から$131に変更されました。

http://tokyo.usembassy.gov/j/visa/tvisaj-important.htmlより引用します。

2008年1月1日より、非移民ビザ申請料金が$100から$131に変更されます。

この変更により国務省は、非移民ビザ申請手続きのセキュリティやその他保安強化要件に必要な費用を回収することが可能になります。この変更は、機械読取り式台紙に発行される通常の非移民ビザと、一部のメキシコ国籍の方に発行されるBorder Crossing Cardの両方に適用されます。

申請料金$100を2007年12月31日までに支払い、2008年1月31日までに面接を受ける場合、追加料金を支払う必要はありません。旧申請料金$100を支払い2008年2月1日以降に面接を受ける方は、面接当日に、大使館・領事館の会計で、面接を受ける前に$31の追加料金を支払ってください。料金は円またはドルの現金で支払ってください。

国務省は米国の法律に基づき、機械読取り式ビザ(MRV)をプロセスするための費用を非移民ビザ申請料金によって賄う努力をすることが義務付けられています。しかしながら、新たに課された保安要件にかかる費用や、新しい情報技術システム、そして物価高騰などにより、$100の申請料金は、2004年に調査が実施された時点でビザのプロセスに要する実費を既に下回っていました。以来、国務省は超過費用を負担してきましたが、各申請者から10本指の指紋を採集し、それらをFBIで照合してもらうための費用が上がったため、超過分を負担する事が不可能となりました。申請料金は、2001年9月11日以降2回変更されており、今回は2002年以来の変更となります。

2007.05.09

福岡領事館でビザ申請受付を再開その2

2007年5月9日より、在福岡米国領事館での非移民ビザ申請の受付を再開しました。

情報源:http://tokyo.usembassy.gov/j/visa/tvisaj-important.html

以下、引用します。

2007年5月9日より、在福岡米国領事館では、留学や就労などの目的で渡米する際に必要な非移民ビザ申請の受付を再開します。

1995年に大阪・神戸総領事館にビザ発給業務が移管されて以来、これまで九州・山口に居住する申請者は、ビザ発給に必要な面接を大阪で受けなければなりませんでしたが、今後は福岡領事館で面接を受けることができます。5月の予約可能日は5月30日(水)です。 ビザ発給のための面接は、季節的な状況を考慮の上、毎月2~4日間実施する予定です。

面接は予約制です。申請方法はこちらをご覧ください。

2007.05.03

在福岡領事館で非移民ビザ申請の受付を再開

九州の方に朗報です。近々、在福岡領事館で、非移民ビザ発給の手続きが開始されます(情報源:http://tokyo.usembassy.gov/j/tvisaj-main.html)。これで、九州の方が、わざわざ東京まで面接を受けに行く必要がなくなります。ただし、面接は毎日おこなわれるのではなく、月2〜4日程度のようです。以下、引用します。

在福岡領事館では、近々非移民ビザ申請の受付を再開します(月に2~4日)。
オンラインでの面接予約が開始され、5月30日の予約がお取りいただける予定です。

2007.02.05

新非移民ビザ予約システム開始

2007年2月1日より、駐日米国大使館領事館における新非移民ビザ予約システムが開始されました。3月1日以降の予約は新システムでの予約となりますのでご注意下さい。(情報源:http://japan.usembassy.gov/j/visa/tvisaj-important.html

2月の予約はこちら、3月以降の予約はこちらになります。

2007.01.22

3月1日より非移民ビザ予約システムが変更

駐日米国大使館、領事館における非移民ビザ予約システムが3月1日より変更になる予定です。2月28日までの予約は従来通りですが、3月1日以降の面接予約は現在できなくなっています。

以下、米国大使館のwebサイトに掲載された案内を引用します。

3月1日より、非移民ビザ予約システムが変更になります。3月1日以降に面接を予定されている方は新システムの詳細が発表になるまでご予約をお待ちください。なお、2月28日までのご予約は従来通りです。

2006.08.09

札幌総領事館でのビザ取得の体験談

札幌総領事館でのビザ取得の体験談をasumiさんからいただきましたので紹介します。札幌路総領事館の手続きは、東京、大阪と異なる点が多く、参考になると思います。

2006年の夏よりアメリカの大学でポスドク勤務を予定。米国領事館(札幌)でJ1-VISA取得の面接を行った体験談をご報告します。

手続きスタートは、5月中旬に現ボスの了解を経て新ボスへ連絡し、DS-2019の発行手続き開始。郵送手続きのトラブルで若干遅れたものの、DS-2019は7月初旬に到着。DS-2019は書式に幸い記述ミスも無く、7月末に札幌のアメリカ領事館での面接を行い、4日ほどでVISAが届きました。

DS-2019については、新ボス及び事務方との連絡が密であったため、かなり短時間で取得できました。周囲の経験者談によると、DS-2019取得にはもっと長時間かかり、多くのVISA遅延トラブルの原因であると聞いてます。

札幌での面接手続きについて気になったのが2点ありました。一つは面接申し込み可能日の枠の少ない点です。6月から10月までの申し込み可能日を調べてみたところ、月当たり連続して2日分が現在の枠のようです。私は、渡航計画上時間的に差し迫っており、書類不備などのトラブル時は、東京面接も考えました。もう一つは面接前に複数の書類を郵送する必要がある点です。私は同時期に国際学会への参加を計画していましたが、パスポートも事前郵送書類に含まれるため、手続き時期の制限となりました。また、郵送前にDS-2019の複写を怠ったため、VISA以外の手続きにも影響しました。

面接について
10:30に面接を予約、10:05程に領事館を訪ねました。空港でみられる手荷物検査をうけ入館し、待合室で呼び出しを待ちました。時間になると呼び出され、8人ほどが待ち合う小さな面接場で待機しました。面接場は、手続きを行う女性の事務員と、男性の面接官が受け持ち、順次面接を進めていました。面接内容は、現在の職業、渡航目的、帰国後の生活などを中心に質問が行われていました。私の面接では、直前の申請者の方への面接が長引き、申請書類の中身を口頭で確認するだけの比較的簡単なもので数分で終了しました。

以下提出書類について

面接前郵送書類

  • パスポート (記載されている滞在国はスウェーデンとアメリカ)
  • DS-156 (web上で作成、禁則文字種が多くエラーに次ぐエラー、プリントアウトし写真を糊付けで添付)
  • DS-157 (web上のPDFファイルをIllustraterで加工、プリントアウト)
  • DS-158 (web上のPDFファイルをIllustraterで加工、プリントアウト)
  • DS-2019 (勤務先大学から発行)
  • I-901 SEVIS費確認書 (WEB上で決済を確認したページをプリントアウト)
  • 英文成績証明書 (出身大学より博士課程成績証明書を発行)
  • 財政証明書 (郵貯と銀行分)
  • クリアファイル

面接時提出書類

  • 面接予約通知 (e-mailでPDF形式で送られてきたものをプリントアウト。私の予約中に規定変更され、現在、面接予約通知は面接前郵送書類に)
  • 古いパスポート
  • EX-PACK

多くの方から寄せられているビザ取得の体験談はビザ取得情報データベースを、ビザ取得の基礎知識についてはJビザの取得(基本編)をご覧ください。

2006.06.25

新しいビザ予約システムの開始とビザ申請料支払い方法の変更

日本国内の米国非移民ビザ予約の新システムが2006年6月15日より開始されました。今回の大きな変更点はビザ申請料金の支払方法が変更になったことです。これまで、申請料金は銀行振り込みで支払い、振り込みの領収書を面接当日申請書に添えて提出するという形でした。6月15日からは、オンライン予約の際にインターネットバンキングで支払うか、「Pay-easy」マークのついたATMから支払うかを選択し、48時間以内に支払いを完了する必要があります。

在日米国大使館のhttp://japan.usembassy.gov/j/visa/tvisaj-nivfee.htmlのサイトから引用します。

ビザ申請料金の支払い方法

申請料金はオンライン予約システムを通してお支払いください。ご予約の際、お支払方法(インターネットバンキングまたは「Pay-easy」マークのついたATMから)を選択することができます。申請料金は48時間以内に支払わなければなりませんのでご注意ください。

面接予約および支払いが完了すると、あなたのEメールアドレスに「面接予約確認書」が送られます。この手紙は支払済の証明ですので、印刷をして面接日にお持ちください。ATMから支払った場合は、ATMの領収書(原本)をお持ちください。

2006.04.07

札幌総領事館でビザ申請受付が始まります

すっかりこのblogは研究留学ネットのWhat's new!ではなくなっているので、たまには、研究留学関係の情報を。

北海道の方に朗報です。2006年4月19日より、札幌総領事館で、非移民ビザ発給の手続きが開始されます(情報源:http://tokyo.usembassy.gov/j/tvisaj-main.html)。これで、北海道の方が、わざわざ東京まで面接を受けに行く必要がなくなります。ただし、面接は毎日おこなわれるのではなく、月2日程度のようです。面接日の指定の仕方も東京、大阪とは異なっています。また、東京、大阪での面接と異なり、あらかじめ、パスポート以外の書類(パスポートのコピー、DS-156、DS-157、DS-158、DS-2019、申請料払い込みの領収書、SEVIS費確認書、など)を面接日の1週間前までに郵送しておく必要があります。詳しい手順については、http://tokyo.usembassy.gov/j/visa/tvisaj-nivapplysapporo.htmlに説明されています。

以下、全文を引用します。

札幌総領事館でビザ申請受付を開始します

2006年4月19日より、札幌総領事館で、毎月非移民ビザ発給手続きを開始します。札幌は、東京の大使館や大阪、那覇総領事館と同様に、新たな非移民ビザ申請場所として加わります。これまで、北海道や東北地方に居住している方は、ビザの面接を東京で受けなければなりませんでしたが、今後は、より便利な方法を提供し米国への旅行を推進および促進しています。

短期商用・観光、あるいは留学等、渡米する方で非移民ビザ申請が必要な方は札幌総領事館で面接を受けることができます。

札幌総領事館での面接は、月に2日間です。殆どの場合、ビザは面接後約10日以内に発給されます。札幌での申請を希望する方は、こちらをご覧ください。または、ビザインフォメーションライン (03-5354-4033) におかけになり、予約方法の詳細をお尋ねください。

2006.02.08

春、夏に留学される方はビザ申請を急いで下さい

在東京アメリカ大使館から、「春、夏に米国への旅行を計画中の方は、ビザを早めに申請してください!」とするアナウンスが出されています。

http://tokyo.usembassy.gov/j/visa/tvisaj-applyearly.html

以下、引用します。

春、夏の旅行シーズンが到来します。夏期にはビザ申請の急増が予測されることから、旅行に遅延をきたさないためにも早めのビザ申請をお勧めします。この春夏に商用、留学、休暇等で渡米予定の方は、できるだけ早く面接予約をしてください。

東京の大使館で学生ビザを申請する方へ: 面接予約に際して、I-20やDS-2019を待たないでください。面接時に米国内受入校・機関からI-20やDS-2019が届いていなくても心配ありません。面接後でもそれらのフォームを受領次第下記住所に郵送してください。
ただし、国土安全保障省は、I-20(F、Mビザ )やDS-2019(Jビザ)に記載されている登録日、またはプログラム開始日の30日またはそれ以前に米国へ入国することを許可しません。渡米の際は、それらの日にちを十分考慮の上、計画してください。

もし、秋まで旅行の必要がない場合は、8月末までビザを申請しないでください。また、ビザを受領するまでは航空券の購入をしないようお勧めします。

郵送先:
〒107-8420 東京都港区赤坂1-10-5
米国大使館領事部非移民ビザ課 (I-20またはDS-2019在中)と明記

ご協力をお願い致します。

例年、夏前には、同様のアナウンスが出るので、特に目新しいものではないのですが、このアナウンスから重要な情報が読み取れます。

  • DS-2019に記載されているプログラム開始日の30日またはそれ以前にアメリカに入国することはできない。
  • 万が一、DS-2019が面接時に間に合わなければ、後日郵送することが可能。

特に、第2点目の内容は今までに聞いたことがないものです。万が一のとき、役立つことがあるかもしれません。

2006.02.04

EAD(労働許可証)取得の体験談

ANさんから、奥様がEAD(J2の労働許可証)を取得したときの体験談をいただきましたので掲載します。

J2 Emplayment Authorization Document (EAD) 取得の覚書

1.申請してからカードが交付されるまでの期間。

およそ4ヶ月(2005年9月22日に申請;2006年1月30日に受領)

2.費用

2005年9月現在; US$175のApplication feeと雑費(交通費、切手代等)。

3.申請資格;申請場所

J-2 Visa Holder (配偶者)。 申請場所はニューヨーク州。

4.手続きの流れ。

(1) ウェブページで申し込み(9月22日)。

US Citizenship and Immigration Service(USCIS)のウェッブページで申請した(e-filing;申請フォームはI-765)。記入完了、送信後にpdfファイルとして保存される。また、このI-765の他にレシートも作成される。この申請時に同時にクレジットカードで$175を払う(チェックで後払いも可)。必要があればSupporting MaterialをUSCISに郵送する旨も指示されているが、今回の申請ではこの時点でのSupporting Materialの送付はしなかった。

(2) 写真撮影;指紋採取(10月21日)

ウェッブでの申し込みが完了すると、電話で予約をしてUSCISのField Officeに出向いて顔写真撮影と指紋採取が行われる。最寄のField Officeはhttp://uscis.gov/graphics/fieldoffices/ascs/index.htmで調べることができる。この際には(1)で作成したI-765とレシートを印刷して持っていく必要がある。写真撮影、指紋採取後にレシートにスタンプが押される。

(3) 必要書類の送付(12月22日)

12月上旬に必要書類を送付するように指示が書かれた手紙が届く。このとき要求された書類は、

a. J1 holderとの結びつきを示す書類。具体的には(日本の)戸籍抄本のコピー.これに適当な翻訳を付ける必要があるが、うちの場合は自分でいい加減に作った翻訳を付けた。実は戸籍抄本が手元になかったので、日本でスキャンした画像ファイルを電子メールで送ってもらい、こちらで印刷した。書類はコピーでもよいと明記されていたのでこれでもよいだろうと判断した。

b. 労働許可申請理由の上申書。とにかく、J-1の給料が少ないからという理由以外であればなんでもよいということで、今回の理由は、“旅行したいから”。

c.その他 ビザ、パスポート、I-94、DS2019、SEVISの領収書等々のコピー

これらの書類を郵便でUSCISのVermont Office(これはNY州の場合)に送った。郵便は受領証明書が送られてくる書留を使った。

(4) EADカードの受け取り(1月30日)。

1月下旬にまず、労働許可が下りてカードを発行した旨を知らせる手紙が届く。その2‾3日後に別の郵便でカード本体が届く。EADの有効期限は来年3月までのほぼ14ヶ月。失効日はJ2(J1)ビザの期限と一致している。

(5) SSNの取得

カードが届いた翌日に早速、Social Security Officeに出向いてSocial Security Numberの入手手続きを行った。正確にどのような書類が必要なのかがわからなかったが、結局EADカードとパスポート(含ビザ、DS2019)、SSNの申請書(ウェブで入手可能) だけで手続きができた。念のため、Social Security OfficeにはJ1のSEVIS領収書、パスポート、DS2019等を持っていったが必要はなかったようだ。オフィスではEmployeeからの手紙はあるかと訊かれたそうだが、まだだということで問題はなかったようだ。SSNは2週間で届く(予定)。

5. その他雑感

まず何より、上の覚書もこの雑感も手続きを実際に行った家内ではなく、それを横目で見ていた自分の感想・記録なので、不正確な点があるかもしれないが、あくまでひとつの情報としてご勘弁いただきたい。

家内の意見とは異なるかもしれないが、手続きは、それ自体に時間がかかったことを除けば特にトラブルもなくスムーズに進んだように見えた。ただ、10月のインタビュー後12月に手紙が届くまでまったく音沙汰なしだったので、その間はちょっと不安であった。

実は9月の申請後、自分の母が亡くなり家内も一緒に急遽帰国した。ウェブ申請時にI-94の番号を登録する必要があったので、再入国時のI-94の更新が気になり電話でいろいろ問い合わせてみたが、回答は”問題ない”だった。ただ、電話の相手がこちらの状況(EAD取得のためI-94の番号を登録している)をよく理解していなかったのも事実。

情報によると、申請してから発行されるまで3ヶ月程度という話だったが結局4ヶ月かかった。申請時期が9月末でThanksgivingとクリスマスホリデーが挟まっているので、そのせいか?あるいは10月の写真撮影、指紋採取から3ヶ月だと辻褄が合う。

“J1 holderとの結びつきを示す書類”であるが、そもそもJ2が発行される時点でJ1の家族であることが前提であるので、この要求は何か釈然としない(逆に言うとそれだけJ2の発行がいい加減なのか? )。釈然としなくても必要なものは必要なので、用意するしかない。日本人の場合、婚姻証明書に変わるものは戸籍になるが、これに英訳をつける必要がある。日本領事館に戸籍を持っていけば英語で書かれた婚姻届を作ってくるそうだが、戸籍の原本が必要で有料($11; NY領事館)。今回の申請では、自分たちで作ったいい加減な翻訳で結果的にOKだった。

関連情報は研究留学ガイドJ-2ビザ所持者の労働をご覧下さい。

2006.02.01

EAD(労働許可証)取得の体験談

Fabreさんから、奥様がEAD(J2の労働許可証)とSSNを取得したときの体験談をいただきましたので掲載します。

まず、当サイトを参考にさせていただき、Form I-765を作製しました。それに、J1(私)とJ2(妻)のビザ、パスポート、I-94の両面のコピー、労働の目的はJ-1の補助ではないというstatement、小切手(現在$180になっています)をUSCISのオフィスに郵送しました。12/26に発送したところ、12/28付けで受領した旨のnotificationが届きました。その後、1/12付けでapproveされたというeメール(登録しておける)が届き、1/17に発送されたEADカードが1/18に届きました。ここまで、約20日でした。

次に1/24にSSオフィスでSSNを申請、このときは申請書にパスポートとEADのみを要求されました。SSNの申請にはなんら困難は無く、申請書にパスポート(出生証明のかわり?)+EADで、窓口では5分で終わりでした。ここで2週間以内に発行されるという証明書をもらい、しばらく待つと、1/27に発送されたSSNが1/28に届きました。

情報の通り、Form I-765のSSNのところに「Will apply」と書いたのがよかったのかもしれません。以下にこれまでに情報がなかったstatementの作文を参考になればとあげておきます。

Statement for necessity of my employment

To Whom It May Concern:

I am a J-2 dependent of my husband who is working with the US Environmental Protection Agency as a post doctoral fellow at the National Exposure Research Laboratory in Research Triangle Park, NC. His program is administered by the Oak Ridge Institute for Science and Education (ORISE) which pays him stipend of $**** per year. This salary is enough for us to live in this country, and I am under no obligation to seek employment while I remain in the US.

However, I hold a Bachelor of Science degree in chemistry from a university in Japan, and I wish to maintain my skill and knowledge of chemistry and learn more in related areas if I can.

I would appreciate it if you would please give me the authorization for employment so I will be able to work in the field of chemistry and develop my knowledge and skills further. I feel that this would help me remain current in my field and it should help me obtain a better job when I return to Japan.

Thank you for your kind consideration.

Sincerely,

関連情報は研究留学ガイドJ-2ビザ所持者の労働をご覧下さい。

2005.11.17

ビザ面接の予約変更・キャンセルができるサイト

研究留学メーリングリストで流れていた有用な情報を転載します。

在日本の米国大使館、総領事館での面接のキャンセル、変更は手続きが明記されておらず、直接、大使館に問い合わせをしたりして面倒な手続きが必要でした。しかし、自分で予約変更・キャンセルができるウェブサイトがあります。

東京での面接予約並びに変更キャンセルは以下のサイトより可能。
http://210.177.22.41/tokyo/japan/default.asp

大阪での面接予約並びに変更キャンセルは以下のサイトより可能。
http://210.177.22.41/osaka/japan/default.asp

2005.11.10

J1ビザの最大期限がもうすぐ5年に

J1ビザの最大期限(延長によって認められるJ1ビザステータスの最大期限)は、これまで3年プラス半年ということになっていました。ただし、例外も少しだけあって、NIHの場合は5年。また、NIH以外でも特別に認められると3年半を越えることも可能だが、実際にはほとんどいない、という状況でした。

2004年くらいに、将来的には一律にJ1ビザの最大期限が5年になるという情報が耳に入っていたのですが、その後、実際に5年になったという話を聞かないので、どのようになっているのかメーリングリストの方達に聞いてみました。その結果をまとめてみます。

2005年5月に以下の文書が発行されました。

http://exchanges.state.gov/education/jexchanges/FR_Doc_05_10020.htm

これによると、確かにJ1ビザの最大期限は5年に変更されるとあります。さて、その実施時期については、以下のような記述があります。

DATES: This rule becomes effective on the later of June 20, 2005, or the date upon which the Department of Homeland Security publishes a notice in the Federal Register announcing that it has completed the technical computer updates to its electronic Student and Exchange Visitor Information System (SEVIS) that are necessary to implement this rule.

というわけで6月20日をだいぶ過ぎた現時点では、5年に変更されているはずなのですが、SEVISのコンピュータの設定が未だに変わっていないようで、2006年のはじめから春くらいにJ1ビザの最大期限が5年に変わるということのようです。

なお、J1ビザの最大期限とは、延長によって認められるJ1ビザステータスの最大期限の意味であり、実際に発行されるJ1ビザの年限はDS-2019の年限により、必ずしもいきなり5年のDS-2019が発行されるというわけではありません。たとえば、大学によっては、DS-2019の年限は1年で、毎年更新するようなケースが多いようです。

2005.06.06

米国大使館へのE-mailでの問い合わせサービスが開始

2005年6月6日から、在日米国大使館へのFAXでの問い合わせができなくなり、代わりにE-mailによる問い合わせサービスが開始されました。このサービスにより、ビザに関するお問い合わせはビザインフォメーションラインのオペレーター通話かEmailサービスのご利用のみとなりました。ちなみに、E-mailによる問い合わせサービスは1件につき1500円と有料になっています。


以下、在東京米国大使館のサイトから転載します。

http://tokyo.usembassy.gov/j/visa/tvisaj-important.html


6月6日より、ファックスに替わりE-mailでお問い合わせを受付ける新サービスが開始された。このサービスにより、ビザに関するお問い合わせはビザインフォメーションラインのオペレーター通話かEmailサービスのご利用のみとなった(両サービスとも有料)。(2005年6月6日)


メールでの問い合わせは以下のサイトから可能。

https://www.visa-usa.jp/use/ja/ja.php


2004.09.06

国務省のVISA取得にかかる日数の目安を案内するページ

国務省内のサイトに、VISA取得にかかる日数の目安を案内するページができたことをYTさんから教えて頂きました。

http://travel.state.gov/visa/tempvisitors_wait.php

これによると、8月末時点では、

  • 東京は予約を取るのに22日間、ビザ発行までに7日間
  • 大阪・神戸は予約を取るのに10日間、ビザ発行までに2日間
  • 那覇はSame day processing

となっています。東京は最近では、ビザ面接から手元に届くまで2,3日とかなり早くなっているようですが、だいたい、皆さんからビザ取得データベースに寄せられた情報と一致しているのではないかと思います。また、カナダの領事館は、総じて、予約を取るまでの時間がかかりますが、ビザ発行は当日または翌日(たとえば、バンクーバーは当日だが、トロントは翌日)になっています。

なかなか便利なサイトですね。当サイト内のビザ取得データベースと併せて使われると、さらに精度は高くなるのではないかと思います。

2004.08.31

J-2の労働許可申請の際の写真の規定が変更

TaiさんからJ-2の労働許可申請の際の写真の規定が変更になったという情報をいただきましたので紹介します。

J2 statusの妻の労働許可(EAD)の更新を準備していたところ、この8月より申請書類に添付する写真の規定が変更になったことを知りました。

http://uscis.gov/graphics/publicaffairs/newsrels/04_08_02Photo_flyer.pdf

今までは左斜め前の顔写真だったのが真正面からのものとなりました。8月中は新旧どちらも受け付けるようですが、9月からは真正面のものしか受け付けないようです。その他申請書類に添付する全ての写真が新しい規定に従うようです。

注意点は、申請書類Form I-765そのものの内容は、いまだ左斜め前の写真が必要、と書いてあることです。

http://uscis.gov/graphics/formsfee/forms/files/i-765.pdf

以上です。

2004.08.10

SEVIS管理費が必要に

2004年9月1日以降発行されるI-20やDS-2019でF、M、Jビザを申請する人はSEVIS管理費$100が必要になります。以下、在東京米国大使館のサイトから転載します。

http://japan.usembassy.gov/j/visa/tvisaj-sevisfee.html

SEVIS管理費

国土安全保障省は学生および交流訪問者ビザ申請者に対しSEVIS (Student and Exchange Visitor Information System)管理および関連する諸経費のための料金(一回限り)の徴収を開始する。

対象者は?

・2004年9月1日以降発行されるI-20やDS-2019でF、M、Jビザを申請する人は、ビザ申請の前にSEVIS費を払わなければならない。

・ I-20やDS-2019のフォームが同日より前に発行されている場合は、ビザ申請日にかかわらずこの費用は不要。支払いの要、不要はフォームの日付によって決定される。

費用は各プログラムへの参加にあたり一回必要で、引き続き異なるプログラムに参加する人は別途支払いが必要となる。米国政府がスポンサーとなる交流訪問者プログラムに参加する人はこの費用が免除される。F、J、Mビザでの渡米者は費用免除に該当しない。

料金は?

SEVIS管理費は100ドル。ただし、特定の短期交流訪問者プログラム(オペアプログラム、夏期就労/旅行プログラム、キャンプカウンセラー等) に参加する場合は35ドル。

SEVIS費は払い戻すことができない。なお、この費用はF-1、J-1、M-1といったプログラム参加者本人のみが対象となる。F-2やJ-2ビザなどの家族用ビザ申請者は各自にSEVIS登録番号が与えられるが、SEVIS費は不要。

SEVIS費はビザ申請料金とは異なるもので、I-20やDS-2019をより安全に提供すると共に、米国滞在中の学生および交流訪問者の動向確認等のために使われる。

支払い期限は?

SEVIS管理費はビザ申請の前に払わなければならない。支払いの証明をビザ申請手続きが始まる際に提出しなければならないが、費用を支払う前に面接予約をすることは可能。

支払い方法は?

次の2つの方法がある。

1. DHSの私書箱へ米ドルの小切手またはマネーオーダー(米国内の銀行で引き出すことが可能なもの)を郵送する。

2. DHSのインターネットサイトへアクセスし、クレジットカードで支払う。

個々の申請者に代わり代理人等の第三者が支払うことも可能。

2004.08.04

J2の労働許可申請費用が値上げ

TaiさんからJ2の労働許可申請が値上げされたという情報をいただきました。

J2の労働許可申請時に必要な費用が2004年4月30日からS175に値上がりしたことが、、UCSISのサイト
http://uscis.gov/graphics/formsfee/forms/i-765.htm
(2004年4月29日改訂とあります。)
に記載されていました。突然の$55の値上がりはつらいですね。他のいくつかの申請費用も一斉に改定されたようです。
http://uscis.gov/graphics/newforms.htm

ちなみに、PDFファイルの方の説明は今のところまだ$120のままなので注意が必要です。
http://uscis.gov/graphics/formsfee/forms/files/i-765.pdf

J-2ビザ所持者の労働のページも修正しておきました。

2004.06.19

日本の大使館、領事館でのHビザの更新、1年以内のJビザの更新の面接が必須に

2004年7月1日から、在東京米国大使館領事部および在大阪・神戸総領事館におけるビザ申請の手続きの一部が変更になります。重要な点をまとめると、

  • 現在のビザの有効期間内または以前に発行されたビザが失効後1年以内に同じビザの種類の更新を米国外の居住地で行う方
  • H−1B、Lビザを申請する方およびその家族
  • 60歳以上80歳未満の方

の方々は、これまで面接が免除されていましたが、新たに面接が義務づけられることになります。ただ、現時点では、面接ありの方の方が、面接なしで郵送の方より時間がかかっていないようなので、手間という点以外では大きな変更ではありません。

http://japan.usembassy.gov/j/visa/tvisaj-nivchanges20040609.htmlより転載。

1. 非移民ビザ申請に伴う面接に関する変更

この1年、米国の非移民ビザ申請者の個人面接要件に関して大きな変更があり、2003年8月1日以降、各国のビザ申請者の大多数は、一部の暫定的な例外を除き 、ビザの申請に際して面接が義務づけられている。さらに、2004年7月1日から、面接による審査に関して新たな規定が実施される。

7月1日から、大多数の非移民ビザ申請者は面接が必要となる。引き続き面接が免除されるのは、

● 外交ビザまたは国際機関ビザの申請者
● 80才以上または13才以下の申請者

現行の規定のもとで、郵送や旅行代理店を通しての申請が認められている申請者は、6月30日までに申請書を提出しなければならない。それ以降は、面接が必要となる。これらの変更により日本もビザ申請において全世界共通の基準に準ずることになる。

ビザ手続きに関する情報は、電話03-5354-4033(要クレジットカード)あるいは米国大使館のウェブサイト(http://japan.usembassy.gov)を参照。ビザ申請の面接予約は、同サイト上で。

2. 生体情報収集の開始

日本国内で米国ビザを発給する大使館および領事館では、生体情報搭載ビザ発給システムを7月に導入し、生体情報の収集を開始する。具体的な開始日はそれぞれの大使館、領事館のシステム導入日によって決まる。この生体情報搭載ビザ発給システムは2003年9月にブリュッセル(ベルギー)やフランクフルト(ドイツ)ですでに導入されており、2004年10月26日までに全世界のすべての米国大使館・領事館で開始される予定。

生体情報の収集は、面接時に申請者の両手の人差し指を電子的に読み取って行われる。インクは使わず、人差し指をデジタルスキャナーのガラス製パネルの上に置くだけである。所要時間は申請者ひとりにつき30秒程度となる。

電子的な情報はデータベースに保管され、入国の際、ビザ所持者が本人であることを確認するために使われる。ビザに関する情報は、法律により機密扱いとされ、法執行機関によるアクセス要求には厳しい法的規制が適用される。

2004.05.03

カナダでのビザ更新

最近、カナダでのビザ更新が厳しくなっているという情報がメーリングリストやビザ取得情報データベースで報告されています。

第3国で日本とのつながり(Tie)をこれまで以上に厳密に証明することを要求されるケースが増えています。交流ビザであるJビザの更新に際して、「Jビザ終了後にそのままアメリカに残る」と答えたら、まずアウトです。その他、日本に家があるとか、日本に職があるとか、Jビザ終了後に日本に戻ることを証明する資料をできる限りそろえた方がいいでしょう。特に、バンクーバーでのビザ更新をお考えになっている方はご注意下さい。

2004.05.01

E-Filingシステムを使ったEADの更新

たまたま、「Rue D'Allonvilleの屋根裏部屋から」というサイトを発見して、J-2の労働許可証(EAD)の申請がインターネット経由できるようになったことを知りました。同サイト管理人のFRanさんにお願いして、E-Filingシステムを使ったEAD(Employment Authorization Document)の更新についてまとめて頂きました。

E-Filingシステムを使ったEAD(Employment Authorization Document)の更新

注意事項:申請する移民局の正式名称はここ数年でたびたび変更されています。2年前はINS (Immigration & Naturalization Service)でしたが、BCIS (The Bureau of Citizenship and Immigration Services)という名前を経て、現在はUSCIS (United States Citizenship and Immigration Services)になっています。受け取る書類にはこの3種類の名称が使われ統一されておらず紛らわしかったです。

手続きの流れ:

1.EADの申請は、2003年5月29日より、2種類の方法で申請が可能となりました。一つは従来の方法で書類をUSCISに郵送するもの、もう一つはEADの申請書類であるForm I-765をインターネット上で作成、送信するという新しい方法です。詳しい説明はBCIS e-Serviceというサイトに記載されています。

2.インターネットでUSCIS Service CenterのホームページのE-FilingからForm I-765を作成すると申請料の$120が請求されます。支払い方法は、クレジットカードか銀行から直接引き落とされる形のどちらかを選択します。申請完了後、「I-765 Form: Application for Employment Authorization Confirmation Receipt」がPDFファイルで表示されるので、それをプリントアウトし保管します。これは面接予約をする説明が書かれているので大切です。

3.申請1週間後くらいにUSCIS Service Centerから受領書(Receipt Notice, Form I-797C)が郵送されてきました。

4.先程のForm I-765を申請したときに発行されたConfirmation receiptの内容に従って、BCIS National Customer Service Centerに電話し予約を取ります。EAD作成に必要な写真撮影、指紋、サインの取り込みのためです。電話番号:1-800-375-5283 (TTY 1-800-767-1833)。このとき、音声に従って進むだけですが、最後に直接人と話をして予約しなくてはなりません。ここで繋がるのに最低20分はかかりました。

5.予約をとった日時に指定されたApplication Support Centerへ行き、指紋、写真、サインを取ってもらいました。

6.その約1ヵ月半後、青色のForm I-797が送られてきました。そして次の書類を約80日以内(正確には日にちが指定されている)に提出するよう要請を受けました。また、そこには書類を受け取ってから14日以内にはEADを作成する旨が書かれていました。

必要書類:

  • 送られてきた青色のForm I-797(これだけはオリジナル
  • パスポート、DS-2019、 I-94(表裏)のコピー
  • これらのJ1ビザホルダーのコピー、
  • 自分がJ-1ステータスの配偶者であることの証明書(私は戸籍謄本の原本とその翻訳のコピーを送りました)
  • Form I-766 (EAD cardのこと)のオリジナルかコピー
  • 生活費の補充ではなく自己啓発を目的として労働する、というようなことを書いた手紙

その他、今まで送られてきた書類として、Form I-765とそのConfirmation Receipt、Form I-797Cのコピーも添付し、USCISへ速達で送りました(滞在する州によって管轄するサービスセンターが異なります)。

7.速達で送ってから20日後、有効期限1日前に新しいEAD(Form I-766)が自宅に届きました。新しいEADの有効期限は2004年5月1日から2005年3月30日まで。DS-2019の有効期限と一致していました。

E-Filingシステムを使ったEAD更新のメリット、デメリット

メリット: 6ヶ月前から手続き可能なので焦らずできる。新しいDS-2019が届く前に、写真撮影のところまで手続きが進められる。この場合、DS-2019の準備が有効期限ギリギリになった場合にも、空白期間が最小限に抑えられる。

デメリット: E-Filingシステムは、正直手間がかかるので面倒くさい。

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