2016.12.31

2016 Rewind

毎年、大晦日に一年を振り返ると、もっと頑張れたなぁ、やりたい仕事の30%くらいしかできなかったなぁと反省するわけですが、その30%が自分の本来の実力なんじゃないかというのことに、今更ながら気づいた2016年の大晦日です。ということで、今年は反省いたしません。

来年も、やりたいことだけ、あちこち手をつけ、中途半端にやり散らかしてやろうと思っています。

プライベートにおいては、今年は、友人の幅がものすごく広がりましたね。特に、今まであまり付き合ったことのない人種の友人が増えました。

2016年は、たくさんの友人、学生たちに囲まれて、楽しく過ごせました。ありがとうございました。

皆様にとっても、2017年が素晴らしい一年になりますように。

2016.06.21

音声入力の時代がやってきた

野口悠紀雄先生の「話すだけでかける究極の文章法」という本を読みました。この本を読んで以来、すっかり音声入力の虜になっています。

iPhoneの音声入力は基本的にはインターネットを介してコンピューターが解析をしてテキスト化されます。つまり、ネットワークがつながらない場所では、音声入力はできません。Macにも音声入力があり、通常はインターネットを介してテキスト化がおこなわれます。Macの場合は、拡張音声入力というモードを選択すると、インターネットを介さずマックの中でテキスト化が行われます。インターネットを介した場合には、40秒と言う制限がありますが、拡張音声入力モードになると、40秒という制限がはずれます。またテキストの内容が、Appleに送られないという安心感もあります。Macでの音声入力の場合はファンクションキーを2回叩くと音声入力モードに切り替わります。もう一度ファンクションキー押すと音声入力モードが終了します。

いずれにしても、現在の、音声入力の制度は驚くほど高く、ヘタなタイピングよりも精度が高いです。騙されたと思って使ってみてください。極めて精度が高いです。音声入力の精度は話し言葉のスピードではあまり変わらないようですが、周囲の雑音が多いか少ないかにはかなり影響されます。ひとつの応用として、会議を、ICテープレコーダーで録音しテキスト化できれば、議事録の作成はずいぶん簡単になると思いますが、残念ながら会議のテキスト化は難しいようです。

今のところ、1番の利用形態としては、移動中に、iPhoneを使って音声入力で執筆することだと思います。この際に、クラウド上で共有化される、テキストアプリを使うといいでしょう。たとえば、Evernoteでもいいです。僕は、Workflowyを使うことが多いです。Googleドキュメントでもいいかもしれません。そうすれば、歩きながらiPhoneで音声入力で執筆したあと、コンピューターでそのテキストを微修正するだけで原稿がかけます。もちろんこの文章もすべて音声入力で書きました。

てん、まる、かっこ開く、かっこ閉じるあたりをマスターするとスイスイ行きます。

https://support.apple.com/ja-jp/HT202584

話すだけで書ける究極の文章法 人工知能が助けてくれる!
野口 悠紀雄
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2015.01.01

2015年明けましておめでとうございます

新年明けましておめでとうございます。

元旦には、New Year resolutionを毎年書いていたのですが、昨年書いたNew Year resolutionと大晦日に書いた振り返りがまったく正反対のことを書いていていることに、大晦日の夜に気付き、愕然としています。

写真は、2009年に出かけたNew Zealandのオタゴ半島で撮った一枚です。この羊のように、下り坂の難しい環境においては、ゆっくりと草を食み、自分のペースで私らしい力を発揮していきたいと考えています。

今年もよろしくお願いします。

2014.12.31

スコープの広さ

以前、大先輩に「学術情報の仕事に興味を持っていて、この仕事に力を入れていきたい」と話をしたら、「なんで君がライブラリアンの仕事をやるんだ。本業である医学教育に全勢力を傾注すべきだ」と怒られたことがあります。

もっともな話と思いますが、私が今あるのは、一つのことをとことん極めた学問業績にあるのではなく、いろいろなものに興味を持ち、広く浅い知識があって、自分の中でシナジスティックに化学反応させて多方面に力を発揮してきたからだと思っています。

もちろん、もっと、一つの領域を深く掘り下げていたら、もっと素晴らしい学者や教育者や臨床家になれていたのかも知れません。それができないのが、私の弱みであり、逆に、スコープが広いことが私の強みであると、ここ数年考えています。

今年、ありがたくも、教授職を拝命することができました。残り15年間、この仕事をやっていけるという保証があるというのは大変ありがたいことですが、であるからこそ、いろいろなことにチャレンジし、それを自分の中で化学反応させて、他の人ができないことをやりたいと思います。

幹に当たるものは、もちろんしっかりやります。私にとっての幹とは、医学教育であり、腎臓内科学の電解質、血液透析なのでしょう。でも、それにしばられることなく、遠慮なく、スコープを広げていきたいと思っています。

今年は、とある事情から、時間的にも精神的にも、本業に集中することができない時間が長かったです。いろんなことに悩み、考えてきました。でも、これも神様がくれた視野を広くするための時間と考えています。

2015年はよい年にしたいですね。

みなさまも、よい年をお迎え下さい。

今年一年間、雑文と雑写真にお付き合いいただきありがとうございました。

2014.05.01

幸せの本体

息子が朝元気に学校に行ったとか、
透析学会のセルフトレーニング問題が解けたとか、
CENの査読が一本終わったとか、
探していたPaul DavisのCDが見つかったとか、
そよぐ風がここちよいとか、
そんな他の方から見ればどうでもいいような些細なことが、私の幸せの本体なんだと感じた、一日。

2014.01.01

2014年のテーマ

明けましておめでとうございます。

元旦に一年の計を立てて、ブログで公表するのは、2010年からやっているのですが、

毎年、元旦に立てた目標がまともに達成できない年が続いてしまい、2013年は目標を立てなかったのですが、そうしたら、それなりにダメな一年になってしまいましたので、自分を奮い立たせる意味でも、一応、目標を立ててみようかと思いました。

今年の目標は「自分の強みにフォーカスして、それを外向きにアピールする」です。

私の強みの一つは、広く浅い知識をもっていて、いろんな分野との融合を取り持つことだと思っているのですが、さすがにこれで、高等教育機関でメシを食っていくのは難しいという部分があります。

もちろん、専門は腎臓内科、医学教育なのですが、その中でも、以下の分野に力を入れていきたいと思います。

  • 臨床推論の理論的基盤の構築
  • ITを用いた医学教育
  • 学術情報の研究(学術情報データベースを用いた研究)
  • 電解質、酸塩基平衡

広く浅くではなく、いくつかのすでに穴が掘れているところを徹底的に深く掘り進むという事です。一見つながりのない4つの分野と思われると思いますが、実は、私の中ではつながっていて、それを研究として発展させるアイデアがあり、一部はスタートしています。もちろん、研究グループとしての基礎医学研究は、引き続き、腎臓の再生研究に絞って研究を進めていきます。

そして、重要なのは、強みを見える化するということだと思っています。きちんと論文として発表していきたいと思います。1年で全部の分野の第一人者となるのは難しいかも知れませんが、3年後くらいにはそうなりたいと思っています。

今年もよろしくお願いします。

2013.12.31

2013年を振り返って

2010年から、清水寺でのイベントのまねをさせていただいて、私にとっての1年を、漢字一文字で表しています。2012年は「教」2011年は「歩」2010年は「芽」でした。

そして、2013年の漢字はこれです。

今年の一番の経験と言えば、生まれて初めて、手術を受け、1ヶ月間もの間、入院したということです。入院生活はまだしも、手術後、6週間右足を地面についてはいけない(免荷)というのがこたえました。免荷すれば、あっというまに足の筋肉は落ちてしまい、杖を手放せるまでに、4ヶ月ほどの時間がかかりました。とにかく不自由でした。最近になって、ようやく、歩くのは通常通りできるようになりました。まだ、走るのは50%程度ですが、来年の4月くらいには、テニスにも復帰できるかなと思っています。

この闘病生活から得たものと言えば、自分には限界があるということに明確な実感を持てたと言うことです。体が動かなければ、思考も滞ります。だから、体調を維持することは重要だし、年齢を考えたら、なんでもかんでも引き受けていないで、自分がやるべきこと、やりたいことに集中していかないといけないと思いました。また、実際に患者になることで、気がつくことも多く、これは、自分の診療活動にも教育活動にもプラスになると思っています。人にもやさしくなったのではないかと思っています。

そういう意味で、病気が癒えるとともに、人を癒やせるようになったのではないかと思って、「癒」という漢字を2013年の漢字として選びました。

さて、一方で、体調が整わない中、単行本『電解質輸液塾』を上梓できましたし、研究面でも自分の研究のマイルストーンとなる論文を一つ出せました。足が不自由な中、よく、これだけやったと自分でも思うくらい講義をしました。講義数自体では去年の「50種類、100回、200時間」より多かったかも知れません。テニスができない分、少しでも新しいことにチャレンジしたいと思って、ギターを始め、ライブにたくさんでかけました。

私も新しい部署に移って、3年間が経とうとしています。自分の中でもがき続け、自分のカラー、居場所というのを見つけつつあると思っています。来年は、自分の強みに集中し、それを先鋭化していきたいと考えています。

今年、1年間、お読み下さりありがとうございました。

皆様、よい年をお迎え下さい。

2013.02.08

ロック4歳の誕生日

4年前、我が家は初めて子犬を買い求めました。私は動物が嫌いなわけではないのですが、ペットを飼うということ自体考えたこともありませんでした。ペットが飼いたいという息子に、「子犬は可愛いけど、毎日の世話は大変だぞ。自分より先に死んで行くんだぞ。長い旅行に出かけにくくなるぞ。」って、きっと、息子に言っていた私自身が不安だったのでしょうね。

でも、ベットショップで見つけた彼に一目惚れでした。ペットショップから帰るとき、息子が大事そうに子犬が入った段ボールの箱をかかえてバスに乗っているシーン。私にとっては忘れられないシーンの一つです。

生まれて2ヶ月のヨークシャーテリアは真っ黒で、「クロ」と名前を付けそうになるほどでしたが、ロックンロールな人生を送って欲しいと思って、ロックと名付けました。今では、シルバーグレーの立派な4歳になっています。

ペットを初めて飼うような不慣れな家にきてしまって、かわいそうだったんじゃないかとか、一日中家で留守番している時は、家人がいつ帰ってくるかも分からず、どんな思いで待っているのかと、心配していまいます。でも、私が帰ってくると、鍵を開ける音だけで、玄関まで迎えに来てくれて、ひっくり返って、おなかを丸出しにして、なでてくれとねだります。30秒くらいでやめると、もっと、もっととねだります。

ヨークシャーテリアって、みんな舌がいつも出ているのかと思ったら、ロックだけみたいですね。いつも、みなさんに、ベロが出ていてかわいいねと、かわいがってもらっています。

先日、箱根の旅行から帰ってきた時は、ロックをホテルに預けていたので、ロックのいない自宅で、「ロックがいないと、我が家の灯りが消えちゃったみたいだね」とみんなで寂しい思いをしました。ロックは、私たち家族にとって、かけがえのない家族になっています。

今日は、ロックの四歳の誕生日。おめでとう。ロック。これからもよろしくね。

2013.01.14

脱稿!!!

ようやく、構想20年、執筆2年の本が脱稿できました。

本当は、2012年年内というお約束でしたが、最後の数パーセントを納得できるまで仕上げるのに、仮原稿をお渡しして、本原稿までに、1週間のお時間をいただいて、なんとか納得できるところまで仕上げることが出来ました。

2012年のテーマが、「長編小説を書く」だったので、少し遅れましたが、なんとか完成できてほっとしています。

まだ、タイトルは明かせませんが、恋愛小説ではありません(^_^)v。2013年4月に発刊予定です。

振り返ってみると、執筆2年とは言いつつ、実際に執筆していた時間は4ヶ月くらい。構想20年とは言っても、構想が煮詰まったのは、ここ数年。

皆さん「80%と20%の法則」というのがあるのをご存じでしょうか。パレートの法則とも呼ばれています。これは執筆にも適用できて、構想は最後の20%で煮詰まり、執筆作業は最後の20%で一気に進むと言えます。でも、最初の80%が無駄かというと決してそんなことはなく、その80%の試行錯誤が、最後の20%に対してとても重要なわけです。

ですから、こういう長いものをかけるかどうかは、はじめの80%の段階で、自分は書けないと判断してしまうのではなく、実際に書き始める決断と書き続ける忍耐強さなんだと思います。

今回の本は10000冊売りたい。そのあとに、優雅な印税生活が、、、、、、、待ってはいません。このへん、よく誤解されるのですが、、、。

2013.01.01

2013年のテーマ

明けましておめでとうございます。

 

今年は年男です。

今年の目標は「Facebookをやめること!」というのは、嘘で、、、。

元旦に一年の計を立てて、ブログで公表するのは、2010年からやっているのですが、

こうやってみると、毎年、元旦に立てた目標がまともに達成できない年が続いてしまい、お恥ずかしい限りであります。

しかし、翻って考えてみると、こうやって目標を立てるということ自体が、私のライフスタイルには合わないのかもと思ってきました。

そんなことを思ったきっかけになったのは、Zen habitの「the best goal is no goal」という記事です。この記事では、

ゼロ・ゴールの考え方

ハードルを用意して自分でそれを飛び越えるよりも、常に自分が情熱を感じている仕事に全力を投下できる毎日をつくろう、とLeoはいいます。「毎日情熱をかたむけていることが、自然にさまざまなことを達成させてくれるし、さらに偶然いろいろな場所に連れていってくれるんだ」。

といっています(Lifehacking.jp)。なるほどと思いました。

そこで、今年は、目標ではなく、自分の態度としてこうありたい、というものを、2013年のテーマとしたいと思います。

「いつも、朗らかに」

でも、実は、これはこれで、結構、大変なのではないかと。

今年もよろしくお願いします。

2012.07.18

秋田美人の謎

日本の都道府県で、足を踏み入れていないのは、残り、秋田、和歌山、鳥取、島根、高知、大分、熊本の7県。先日、生まれて初めての秋田に出張してきました。

秋田と言えば秋田美人ですね。残念ながら、秋田美人と話す機会もなかったわけですが、昔から、不思議に思っている秋田美人の謎について考えてみたいと思います。

北陸から東北へかけての日本海側の県では、一つおきの県に美人が現れます。京美人、金沢美人、新潟美人、秋田美人です。残念ながら、福井美人、富山美人、山形美人とは言いません。なぜだか不思議ですが、江戸時代に強い藩があったところと一致しているのではないのかと、私は勝手に想像しています。

もう一つの謎は、秋田美人は、どこからきたのかと言うことです。秋田には、以前、ロシアから移住してきた人たちがいて、ロシア人のDNAを引き継ぐ女性がスタイルもよく、肌も白く、きれいで、秋田美人のルーツであるという説です。確かに、秋田の女性は背が高いような印象があります。私は、以前から、この説を信じてきたのですが、いざ、原典を探そうとしても見つからず、Wikipediaでは、都市伝説のたぐい程度の扱いになっていますね。

私の世代の秋田美人と言えば、桜田淳子ですね。子供の時にはまったく興味がなかった桜田淳子なのですが、最近、当時の画像を見て、こりゃすごいと、興奮してしまったわけです。とても、20歳とは思えない色っぽさですね。

というわけで、話題もないので、くだらない話でした。

2012.05.24

Holstee マニフェスト

これは、New YorkにあるHolstee社のマニフェストです。彼らはビジネスをスタートする際に必要なビジネスプランは一切書かず、代わりにこのマニフェストポスターを描きました。

This is your life.
Do what you love, and do it often.

If you don't like something, change it.
If you don't like your job, quit.

If you don't have enough time, stop watching TV.
If you are looking for the love of your life, stop;

They will be waiting for you when you start doing things you love.
Stop over analyzing, life is simple.

All emotions are beautiful.
When you eat, appreciate every last bite.

Open your mind, arms, and heart to new things and people,
we are united in our differences.

Ask the next person you see what their passion is,
and share your inspiring dream with them.

Travel often: getting lost will help you find yourself.
Some opportunities only come once, seize them.

Life is about the people you meet,
and the things you create with them

So go out and start creating.

Life is short.

Live your dream, and wear your passion.

日本語訳(Lifehacking.jp)

自分の今の気持ちに寄り添っていて、とても気に入りました。

Videoもあります。

この素敵なタイポグラフィのポスターはHolstee社のサイトで販売していると言うことで、さっそく買ってみました。送料が1000円ほどかかりましたが、1週間ほどで届きました。私のオフィスの一番目立つところに張ってみました。

2012.03.28

10年ぶりのマリナーズ観戦

10年ぶりにマリナーズの試合を見に行ってきました。10年前に、シアトルを離れるときに、次に、マリナーズの試合を見れるのはいつだろうと思っていましたが、まさか、それが東京になるとは思っていませんでした。

私は、留学前はジャイキチでしたが、シアトルで、メジャーリーグに魅せられて、日本に帰ってきて、巨人戦を見に行って、ずいぶんがっかりしました。それ以来、野球を見に行くことはほとんどありませんでした。

こうして、東京で、メジャーリーグの本気の試合が見れること、まずないですよね。しかも、大好きなマリナーズの開幕戦。おそらく、一生で一度のチャンスでしょうね。気合い入れてチケット取りましたよ。4万円の大枚をはたきましたが、まぁ、シアトルに家族で行くことを考えたら、安いものです。

あれだけ好きだったマリナーズも、知っている選手はイチローだけになってしまいました。

試合結果はみなさんご存じだと思いますが、延長11回、シアトルマリナーズが勝ちました。しかも、イチローが5打数4安打の大活躍。たまらない試合になりました。

久しぶりに見た、メジャーの試合は、本当に静かで、テンポが速く、盗塁が多いのにびっくりしました。

マリナーズは、攻撃面はアクリーとイチローのみ、ピッチャーはヘルナンデスとリードだけ。ちょっと、シーズンで勝ち星を重ねるのは難しいなと言う印象でした。

あ〜、楽しかった。

2012.03.18

ささやかな喜び

なじみのレストランは、この辺では、飛び抜けた存在だ。何を食べてもおいしい。特に、パテ・ド・カンパーニュはおいしい。あえて、難点を指摘するとすれば、カルピスバターが置いてあるので、ついつい、パンを食べてしまい、家族三人、満腹なおなかを抱えてレストランを後にしなければいけないことだ。

今日は、随分気分が良いので、珍しく、強いお酒が飲みたくなった。私は、家ではハードリカーは飲まないことにしているが、いただき物の、響が一本だけ置いてある。響のロックを作って、何を読もうか、本棚をながめる。こういう気分の良いときは、短編小説だ。アルコールを飲みながらでは、長編小説の最後まではたどり着けない。村上春樹の「中国行きのスロウボート」を読むことにした。音楽は、ダイアナ・クラウルの「Live in Paris」。残念ながら、我が家には、立派なステレオはないので、Boseのノイズキャンセリングヘッドフォンを取り出した。BoseのノイズキャンセリングヘッドフォンのデモDVDがダイアナ・クラウルだったせいもあり、ダイアナ・クラウルを聞くときは、Boseのノイズキャンセリングヘッドフォンがベストマッチだ。

私の書斎だけは、我が家の中で唯一、フローリングの上にカーペットが敷いてある。昼間、息子と小雨の中、テニスをやっていたせいか、背中がかなり凝っている。カーペットの上に、グラスをおいて、背中を本棚の木枠に、押し当てて、一人整体をやりながら、短編小説を読み進める。

今週は、仕事でも、久しぶりに、他人を怒鳴りつけたいようなことがあったが。3時間、アタマを冷やして、グッと飲み込んだ。雑事のオンパレードに、やりたい仕事にたどり着けない毎日にストレスもたまるが、なんとか、原稿を書き上げて、編集者に送った。少し、心にゆとりが出来た。

こうやって、ささやかなことに喜びを感じられるのは、年を取ったせいなのだろう。でも、ささやかなことに喜びを見いだせるのは、幸せなことだ。

そんな風に、17回目の結婚記念日を、幸せに過ごした。

2012.03.10

シアトルから帰国して10年

2002年3月に、2年9ヶ月過ごしたシアトルを離れ、東京に戻ってきました。つまり、今月で、帰国後、ちょうど10年と言うことになります。

あっという間の10年間ではありましたが、まだ10年しかたっていないのかという気もするくらい、遠い昔のような気がします。

シアトルへの研究留学は、本来の目的である、研究成果という点では、正直なところ決してほめられたものではありませんでした。何とか、英語の原著論文を2本書いたものの、当初の目論見からすれば、3年近く研究だけして、それだけかという感じです。「おまえの留学の最大の成果は研究留学ネットだったな」と言われれば、「はい、その通りでございます」というしかありません。

ただ、シアトルへの2年9ヶ月のシアトルでの生活がわたくしの考え方に大きな変化を与えたことは間違いありません。私の最大の長所でもあり、短所であるのが、「器用貧乏」なところ。でも、シアトルで多様な人たちに会い、アメリカの多様性を尊重するという考え方に触れたおかげで、「器用貧乏で何が悪い、やれるんなら、おまえらやってみろよ」と開き直れるようになりました。

日本に帰国してからは、研究一辺倒から、臨床、教育どれにも力を入れました。そして、家族との時間も大切にするようにしました。3年前からはテニスも始めました。友人関係も、あえて、外向きに広げ、同じ科の人より、他の科の人。同じ大学の人より、他の大学の人。同じ業種の人より、異業種の人と会う機会をつくるように心がけてきました。本もたくさん読むようになりましたし、あらゆるものへの好奇心を大切にしてきました。

そうした中で、器用貧乏な人間にも生きる道はちゃんとあると言うことがわかってきました。器用貧乏は、よく言えば、多才な人でもあるんですね。そう言う観点で、今は、重宝がられています。

器用貧乏道をきわめてやる、今は、そう考えてやっていますし、次の10年間も変わらず続けていきたいと思います。

シアトルから帰国したときに、写真をもとに、短いPVをつくりました。残念ながら、原本はなくしてしまったのですが、こちらのWebには残っています。本人としては、相当よくできていると思っています。

2012.02.08

3歳の誕生日

人生には、まるで、映画のようにずっと焼き付いているシーンがあります。3年前、我が家は初めて子犬を買い求めました。ペットショップから帰るとき、息子が大事そうに子犬が入った段ボールの箱をかかえてバスに乗っているシーン。それも私にとっては忘れられないシーンです。

ロックは、生まれたときはあんなに真っ黒で、「クロ」と名前を付けそうになるほどでしたが、今では、シルバーグレーの立派な3歳になっています。今日は、彼の3歳の誕生日。これからも、我が家の癒しでいて下さいね。

2012.01.01

2012年のテーマ

明けましておめでとうございます。

去年のテーマは「外に向けて発信する」でしたが、昨日書いたように、十分に発信することは出来ませんでした。年末に、村上春樹の「走ることについて語るときに僕の語ること」を、読んでいたら、自分に足りないもの、もう力を入れてやらなければいけないものが少しはっきりしてきました。

本書では、村上春樹は「長距離を走る」と「長編小説を書く」ということは、かなり重なることがあると語っています。私は、あきらかに中距離ランナー。1週間から1ヶ月くらいの準備をおこなって、書き物をしたり、講演の準備をしたりするのは得意なのですが、もっと長いタームで仕事をするのは苦手です。だから、目の前の雑事に目をとらわれすぎて、緊急性はないのだけれども、自分がレベルアップするためにやらなければいけない地味で時間のかかる仕事からついつい目を背けて、後回しにしてしまいます。時間管理では、緊急性と重要性の2軸で、2x2のマトリックスに仕事を分けますが、その中の「緊急ではないが、重要な仕事」、今年は、これにフォーカスしていきたいと思います。

そこで、2012年のテーマは、

「長編小説を書く」

もちろん、実際に小説を書くわけではなく比喩です。村上春樹が「長編小説を書く」時に実践しているような生活・仕事のやり方・フレームワークを自分の生活の中に取り組みたいと言うことです。

時間がかかり、これまで忌避していたものにしっかりと向き合い、それをおこなう生活スタイルをつくり、やりあげたいと思っています。

「緊急ではないが、重要な仕事にしっかり向き合い、着実に仕上げていく」

2012年もよろしくお願いいたします。

「走ることについて語るときに僕の語ること (文春文庫)」

著者:村上 春樹、出版社:文藝春秋 (2010-06-10)、ASIN:4167502100【amazon.co.jp

毎年1つのフルマラソンを走っている村上春樹の「走ること」についてのエッセイですが、実は、「走ること」を通して、「書くこと」について語った、村上春樹のメモアールです。


2011.12.31

2011年を振り返って

今年は、震災があり、本当に大変な一年でした。東北の復興が早く進むことを願っています。

さて。私にとって、2011年がどんな年だったか?

2011年は、一言で言えば、じれったい一年でした。それなりに土台も整って花を開かせるチャンスもあったのに、思ったほどできなかったという感じです。定量化すれば、40%くらいしかできませんでした。

2011年のテーマは、「外向きに発信する」で、本当は、大きく外向きに発信したかったのですが、1冊目の単著を出して、一連の新しい講義を終えた夏くらいから、すっかりペースが落ちてしまって、思っていたほどの成果は上げられませんでした。一番、成果が得られたのはテニスかもしれないという恥ずかしい状況ではあります。

昨年から、清水寺でのイベントのまねをさせていただいて、1年を、漢字一文字で表していますが、今年の漢字はどうしましょうか。「じれったい」の「焦」はちょっと違うし、少しは前向きに評価したいので、、、、「歩」です。

なかなか、成果があがらず、思っていることが達成できなかったのですが、なんとか構想10年の単著を出せ、教育でも新たな試みが成功し、研究面でもかなりの進捗が見られました。そういう意味で、走り続けることは出来なかったものの、決して、後退しているわけではないし、一歩ずつ、歩みの幅は小さいですが、前進できたかなと思っています。そこで、「歩」という漢字を選ばせていただきました。

今年、1年間、お読み下さりありがとうございました。

皆様、よいお年をお迎え下さい。

2011.12.05

12.5

2011.11.10

ASN Kidney Week 2011@Philadelphia

アメリカ腎臓学会(ASN)は、最近、PhiladelphiaとSan Diegoを行ったり来たりしています。San Diegoはまだしも、Philadelphiaは、お楽しみが少ない町です。今回の、Philadelphia訪問は、4回目。でも、前回、飛行機でダイレクトにPhiladelphiaに入らずに、ニューヨークから電車で来ると、費用も時間も変わらずに、最後の夜がちょっと楽しくなることがわかって、私は、ニューヨークから電車という交通手段を選ぶようになりました。

さて、今回は、少しまじめに、なぜ、私がASNに毎年のように来ているかについて考えてみました。

留学するまでは、ASNで毎年発表することが、私の中での目標、というか課題でありました。毎年、ASNに出すと言うことは、1年間でそれなりの研究をしなければならない。そして、英語で発表、質問に答えられるだけの英語能力を身につけなければいけない。また、旅費を稼ぐために、各種グラントを取得しなければいけない。そう考えると、ASNで毎年発表するというのは、私の中で研究に対するモチベーションを維持するための、とてもよい「毎年の目標」であったわけです。 幸い、1回も落選することなく、課題をクリアしていました。Oralは1度しか採択されませんでしたが。

ASNそのものに関しては、毎年、巨大化が進み、参加して見聞をすることで得られることは、たいしたことはないように、だんだん、思えてきました。だから、発表なしで参加するような学会ではないと思います。でも、それにかわるものがないし、なんだかんだ言って、アメリカの腎臓内科のラボを持っている人は、たいてい参加していますので、留学先候補となる研究室を探すための貴重な場ではあります。

このような、ASNでの毎年発表という目標を持ちながら、研究生活を送ることによって、自分自身、成長できたと思っているので、自分が指導する大学院生にも、それをノルマとして課してきました。そのノルマをきちんとこなしてきた後輩は、ちゃんとした留学先を自分で見つけ、一人前の研究者になっています。

今回、ASNへの参加に当たって、後輩の発表のサポート役にまわったわけですが、本当に行かなきゃいけないかなと、随分悩みました。実際、ASNに来てみて、他の演題を聞いていても、うーん。と思ってしまうわけです。一番聞きたかったポスターは貼られていないし、質問したい演題の演者はポスター前にいなかったりして。でも、私は、自分が指導する後輩をエンカレッジする意味でも、やっぱり、参加しなければいけない、と思いました。

本日、後輩も立派に発表を終え、私の役目もすんだので、明日は、少し早めに抜け出して、NEW YORKに行きます。

(追記)翌朝、ホテルの周りを散歩しました。ホテルは、OLD TOWNにあるのですが、この辺は、とても趣のある場所でなかなかよかったです。夜はちょっと怖いですが。

2011.10.30

校風

広島の新しい友人との不思議な縁で、中学・高校時代の親しい後輩と四半世紀ぶりに再会することが出来た。

私たちの学校は、その当時は、まだ、新設校でそこそこの学校であったが、今ではすっかり進学校の上位校となっているらしい。2年ほど前に20年ぶりに再訪問したら、すっかり、校舎も新しくなってしまい、自分の記憶の中に残っているものが何一つないような感じだった。25年前と今では、まったく別の学校なのかもしれない。

後輩と二人で、自分たちの学校を振り返って、一致した意見は、とにかく放置されていたと言うこと。授業がいいとか、教師がいいとか、カリキュラムがいいとかいうことは全くない。その代わり、宿題をたくさん出したり、時間割がきつきつだったりすることもなかったから、受験勉強したい人は、好きなだけ勝手にしてよかった。入学してくる生徒のレベルはそこそこだから、それなりの大学進学実績を残せてきたのだろう。

後輩も、医学部に進んだが、数年前に、大学をやめ、小児科医として開業している。人前で苦労話をするようなやつではないけど、きっと、いろいろな紆余曲折があったのだと思う。言葉の端々に、決断を迫られた時、どんな風に考えてきたのか、様子をうかがい知ることが出来た。それを聞いていて思ったのは、本当に、自分に似ているということ。

お金はあって困るものじゃないけど、そこそこあれば、お金を稼ぐことに執着する必要はない。ガツガツしすぎない。どうせ人生なるようにしかならない。失敗したって取り返せないものなんてない。生活の中で少しだけでいいからやりがいを持つことで生き生きとしていたい。

実は、彼だけではない。久しぶりにあった中学・高校の友人からも同じ印象を受けたことがあるのだ。

多感な中学・高校を同じ場所で過ごすというのは、知らず知らずのうちに、同じような価値観を持つようになるのかもしれない。それそのものが、「校風」というものであって、知らず知らずのうちに私たちがすり込まれているものなのかもしれないと思った。

2011.09.29

ブログとTwitterとFacebook

今日は、いろんな友人から、最近、ブログとTwitterサボってますね、と言われました。

7月、8月は、ほとんど毎日ブログ書いて、ウィーンの記事で尽き果てたって言うか、その後、2回くらい風邪を引いて、ブログに回す余力がありませんでした。9月末締めの原稿がいくつかあるのですが、なかなか、筆が進みません。9月は、とても非生産的な月でした。まぁ、夏の疲れが一気に出たのでしょう。

さて、私がインターネット上に発信しているものには、このブログとTwitterとFacebookがあります。どれも実名でやっている(とは言っても、大げさに名前を出しているのはFacebookくらいですが)ので、最近、どんな風に使い分けたらよいだろうと、いろいろ考えています。

書いたことが伝わる影響力からすると、ブログ(読者2000人くらい)>Twitter(フォロワー220人)>Facebook(友達79人)。

Facebookでお友達になるのは、基本的には、Face to faceで会ったことがある人ということにしています。

更新する労力からすると、ブログ>>>>Twitter=Facebook。

Twitterでつぶやいた内容はそのままFacebookに投稿されるような設定にしていますので、少し前は、Twitterでつぶやくことが多かったのですが、最近は、Facebookでダイレクトにつぶやくことが多くなっています。たまに、身近な人に、「あの時、○○していたんだ」とか言われると、かなりドキリとしますよね。Facebookは、一応、クローズな環境になっているので、誰に伝わっているのか、自分でコントロールできますから。

Google+も一応アカウントを開いていますが、なんとなく、そっちには気持ちが行かないですね。FacebookもGoogle+のいいところをどんどん取り入れて改良されていますので、Google+はあんまり、使わないかな。

気力、体力が戻れば、ブログをたくさん書いて、それをTwitterとFacebookで案内する、という、以前のパターンに戻したいなと思っています。

2011.09.19

定番のドライブコース

我が家は、そんなに頻度多くドライブにでかけるわけではないのだが、2ヶ月に一度くらい、日曜日の夜にドライブに出かけるときには、ほとんど毎回同じの定番コースがある。

第三京浜を横浜に向かい、中華街の萬珍楼点心舗を目指す。ここは、10年くらい前に友人に教えてもらったお店だが、本当においしい。中華街と言えば、選ぶのに困るくらいのお店があるわけだが、我が家は、なんだかんだ、ここになってしまう。今日食べた、茄子とイベリコ豚の踊り炒めもうまかった。

そして、帰り道はあえて、首都高を使う。ベイブリッジとレインボーブリッジを通る、ブリッジーブリッジコースが定番コースである。ちょっと遠回りだが、夜景好きにとってはたまらないコースである。特に、私は、レインボーブリッジから見える東京の夜景がとても好きである。

東京タワー大好き人間としては、スカイツリー正式オープン後も、ずっと、東京タワーにいて欲しいなと思う。

小雨まじりの東京タワーがとてもきれいで、東京タワーを通じて宇宙と交信しているようだったので、助手席に座る息子に東京タワーの写真撮れと命じて撮った写真。ピンぼけのブレブレだけど、なんか、味があるので掲載。

2011.09.12

中秋の名月

今日はずいぶんきれいな満月だなぁ、と思っていたら、中秋の名月だそうだ。「中秋」とは「秋の中日」=陰暦8月15日ということで、ほぼ満月なのだが、必ずしも、満月になるとは限らず、今年のように中秋の名月を満月として見られるのは、6年ぶりだそうだ。

私の手持ちのカメラでは、このくらいまでしか撮れないが、まぁ、これでも十分だろう。

ちょっと、今日はあっさり目のブログ。

息子のPowerbook Proの液晶が割れて、妻のibookは寿命が近づいている上に、複合インクジェットプリンターが壊れてしまった。とりあえず、新しいプリンタを買って、セットアップし、妻には、使わなくなったMacbook Air第3世代を渡そうと思って、セットアップしている。

2011.09.11

ブログを書くというのは体力が必要

先週のウィーンへの出張から帰ってきたら、夏風邪を引いてしまいました。私の場合、たいてい、何か緊張するようなことが終わった時に、ホッとしたときに風邪を引くというパターンが多いのです。

たいして熱とかでない(まあ、中年ですから、、、)し、たいした症状ではないのですが、1週間にわたって、ずっと体調不良が続いていました。

体調がよくないと、仕事は、とりあえず、締め切りが近づいているものをやっつけたり、メールで催促を受けたものをやっつけたりという形になり、執筆したり、講演の準備をするといったパワーの必要なものにはなかなか手を付けられません。

そして、ブログも。

よく、ブログ書くのにどのくらい時間をかけているんですかって、聞かれるのですが、私の場合は結構長い時間をかけて書いていて、平均すると1つのエントリー1時間くらいかけて書いていると思います。それは、ネタ集めや写真の加工もあるし、アフィリエイトのリンクを張ったりというのもあります。こんな文章ではありますが、自分では結構頭をひねって書いているのですよ。日頃気になるようなことがあれば、Evernoteに下書きをしておいて、夜に時間があるときに、じっくり時間をかけて仕上げるというパターンが多いです。結構偉そうなことを書くときは、書き終わってもすぐにアップロードしないで、半日経って、もう一度、読み直してみて、それでOKならアップロードというようにしています。

とりあえず、体調も復活してきたので、仕事も、パワーが必要なものに手を付け出しますし、ブログの方も再開してまいります。

2011.08.03

文房具オタは遺伝する

息子が、「おこずかいで買い物して来ていい?」と聞いたので、「もちろん、それは、君のお金だから、自由に使っていいよ」と答えた。「ちなみに、何に使うの?」と聞いたら、文房具が買いたいのだという。

買い物から帰ってきた息子に、何を買ってきたか見せてもらった。

買ってきたのは、ジェットストリーム4&1[4色ボールペン+シャープペン]と、uni α-gelのシャープペンシルである。文房具オタの親から見ても、なかなか、Good Choiceである。そう言えば、最近、私の本棚にある、「仕事にすぐ効く 魔法の文房具」を、食い入るように読んでいる。

血は争えない。

よし、夏休みのうちに、伊東屋に連れて行ってやろう。

2011.07.15

長崎医療センターで講演

長崎医療センターで講演をしました。

何を話してもよい。IT関係のテーマがよい、ということで、「医師のためのITライフハック術」というタイトルで話をさせていただきました。

最近、読んだ、「裸のプレゼンター」の影響を受けて、テンプレートなし、アニメーションなし、箇条書きなし、演台なしでやってみました。

レジュメが欲しいという方がいらしたので、この週末だけ、レジュメのPDFをダウンロードできるようにリンクを張っておきます。

レジュメ

明日からは、念願だった、長崎の小さな教会巡りに旅立ちます。

2011.07.04

長崎、教会を巡る旅(予定)

長崎五島列島に点在する、小さな教会を写真を撮りながら巡る旅が、私の夢でした。

今回、7月中旬に長崎医療センターに講演にお招きいただき、そのあとの3連休、長年の夢を叶えようと思って、計画を立てています。

とりあえずは、軍艦島。そして、大好物のちゃんぽんを食べてから五島列島に出発。

私も、地理感や十分な調査もしないで、大喜びしていたのですが、調べてみると、五島列島に点在する教会は、まさに点在していて、とてもじゃないけど、すべてを回る事はできなそうです。

とりあえず、福江島に1日、平戸に1日で予定を立てて、私の好きな鉄川与助氏作の教会を中心に巡ろうと思っています。

長崎にて開業している先輩が同行して下さるとのこと。きっと、楽しい旅になるに違いありません。

と思っていたら、ちょうど、「メレンゲが腐るほど恋したい」で、五島列島の教会巡りの記事が出ていました。

今年は、西表島なしなので、毎週のように、長崎、広島、京都、ウィーンと一人旅に出かけますよ。

「大いなる遺産 長崎の教会―三沢博昭写真集」

著者:三沢 博昭、出版社:智書房 (2007-08)、ASIN:4434108506【amazon.co.jp

長崎の教会の本、いろいろ買いましたが、この本がベストです。普通、ここまでしませんよね。


2011.07.03

Life is short...by Mark Twain

今日は、私が大好きなMark Twainの言葉を紹介します。今日、大切な日を迎える友人に贈りました。原典は、Mark Twainの言葉となっていますが、いろんな書籍の言葉を寄せ集めたもののようです。まぁ、そんなことは気にせず、味わって下さい。

Life is short, break the rules, forgive quickly, kiss slowly, love truly, laugh uncontrollably, and never regret anything that made you smile.

Twenty years from now you will be more disappointed by the things you didn't do than by the ones you did. So throw off the bowlines. Sail away from the safe harbor. Catch the trade winds in your sails. Explore. Dream. Discover.

- Mark Twain

Steve Jobsの"Stay foolish"に似たメッセージですね。

人の言われたとおり生きていたらきっと後悔します。私は、今、自分のやりたいことをやります。

2011.07.01

2011年上半期は70点くらい

2011年がちょうど半分終わってしまいました。

上半期を自分なりに評価すると、70点くらいでしょうか。

私のような、ある意味自由業(すべての仕事内容を規定されるわけではない、という意味)の場合、他人に規定されない部分の成果いかんで、その人の仕事ぶりが判断されます。

臨床であれば、患者さんをよく見るのは当たり前。興味深い症例に出会ったときに、いろいろ調べて、治療を考えるのも当たり前。でも、そこで、もう一つ踏ん張って、症例報告までもっていくかどうか。この最後の一踏ん張りをするかどうか。その一踏ん張りの蓄積が、私たちのような「自由業」では重要なのです。

1日1時間だけでよいので、ルーチンワーク以外の事をする。それは、英語の勉強でもよいし、専門書を読むのでもよい。私の場合、やりくりして編み出した1時間を、外部への発信に当てることを今年の目標にしています。

2011年当初に立てた目標は、Moleskineのはじめのページに書いてあって、今こうしてながめてみると、まだまだなのですが、上半期は、「レジデントのための血液透析患者マネジメント」が発刊にたどり着けたこと。それは、非常によかったと思っています。

2011.06.09

私にとって、お茶の水が魔の領域である理由

私がにとって「お茶の水」は「魔の領域」であるとということは以前にも話をしました(エントリー「魔の領域」)。

私は、御茶ノ水駅で降りると、いつも、南北、東西の感覚がわからなくなって、逆方向に歩き出してしまうのです。

今日、お茶の水を歩いていて、その理由がわかりました。次の地図を見て下さい。

そう、つまり、新宿からお茶の水に着いた場合の、電車の方向が丸ノ内線と中央線とで、ちょうど180度反対になっているのです。

私は、高校生までは、ほとんど丸ノ内線を利用していました。その時の方向感覚が身についています。大学以降は、中央線を利用することが多くなったため、電車を降りたときに、昔の方向感覚で歩き始めてしまうのではないかというものです。

まぁ、それだけではないような気もするのですが、ちょっと、自分の気持ちがすっきりしました。

2011.06.05

テニスエルボー

2ヶ月前ほどに、テニスエルボー、専門用語で言うと、上腕骨外顆炎というやつになってしまいました。しばらく、ドクターエルボーとか言うテニスエルボー予防バンドとかをつけてやっていたのですが、どんどん悪化して、ついには、血圧計のゴム球が握れなくなってしまいました。整形外科の先生にも見てもらって、とりあえず、1ヶ月の休養とあいなりました。

おかげさまで、痛みは30%くらいまで減って、血圧計のゴム球は握れるようになりました。あと、2週間くらいで復帰でしょうか。

持病の頚椎ヘルニアに加えて、今年は、肘、足首、膝とあちこち悪くして、そのたびに、整形外科の先生のお世話になっています。

今日はテニスできないのが悔しいほどの、いい天気でしたね。鮎を手に入れて、塩焼きにしてコロナで、一人、憂さを晴らしました。

2011.06.01

Nature Japanの方が私のオフィスにやってきた

Nature Japanの方がお二人で、私のオフィスを訪ねて下さいました。

私の論文がNatureに通った、という訳ではありません。残念ながら。

研究留学ネットがなんなのか、知りたくていとのことで、わざわざ訪問して下さったのです。

相変わらず、しゃべりまくって、予定の1時間を大きく超えてしまいました。

研究留学ネットは2000年設立。アクセス数が多いのは、Biotechフォーラム、classified情報、私の雑文blogであること。「研究留学術」のご紹介などをしました。

Nature Japanでも、海外の日本人ポスドクのサポートをしていきたいとのこと。私は、ユーザー視点で、こういうサービスがあったら需要がありますよと、いくつかのアドバイスをしました(上目線!)。

私は、今、それだけのパワーも時間もありませんが、もし、エネルギーや時間があれば、日本人ポスドクを欲しい海外ラボのPIと、留学先を探す日本人の、マッチングデーターベースをやりたいなぁ、と思いました。お金を取るとなると、労働者派遣法とかに引っかかりそうなので、あくまでもボランティアベースです。

そんな時間、今はないですけど。

帰り際に、Nature Japanの方から、「オフィス、素敵ですねぇ」と、お褒めにあずかりました。うれしい!

2011.05.18

息子の読書

小学生の息子の枕元に、マイケルサンデルの「これからの「正義」の話をしよう」が置いてあった。もちろん、私が買った本である。小学生が読めるような本ではない。聞くと、興味を持って私の本棚から持ち出して読んでいたらしい。読めたかと聞いたら、「難しくて数ページしか読めなかった」という。時々、私の本棚から本を抜いては、読んでいるのだという。昨日は、「学問のすすめ」を借りてよいかと言ってきた。

なぜか、とっても、うれしかった。

2011.05.06

慶應義塾大学医療系三学部合同教育

慶應義塾大学には医学部、看護医療学部、薬学部と、医療系の三学部があります。今回、慶應義塾大学三学部合同教育をスタートするにあたり、ポスターをデザインしました。

最近、お気に入りのグリーンをベースに。

2011.04.28

日経メディアルカデットの取材で留学の思い出を話した

日経メディカルカデットで「研究留学」の特集をするとのことで、取材を受けました。

あいかわらず、好き勝手なことをいいました。

10年前に比べて、研究留学する医師が減っているのは、

  • 国立大学の休職制度がなくなって、ポストの安定を求めて、留学しないという選択をする人が増えたこと。
  • 学位より専門医。研究より臨床。という選択肢を選ぶ人が増えたこと。
  • NIHのファンドが厳しくなったこと。

などが、影響しているのでしょう。

「そんな思いをして、研究留学する意味ってあるのでしょうか?」と聞かれたので、

研究で身を立てていく人は、行った方がよいことは間違いない。

そうでない人は、自分の価値判断で行けばよい。留学から帰ったら、もう、研究はやらないと決めて留学する人がいたっていいんじゃないでしょうか。

と、答えました。

「あなたにとって、研究留学はよかったのでしょうか」と、ずばり聞かれたので、

研究者としては、あまり成功とは言えない留学だったけれども、自分の人生には間違いなくプラスでした。

採点したら、60点か70点でしょうね。

と答えました。

そういえば、あまり、他人に話したことはなかったのですが、シアトルに決まる前に、留学先候補になっていたコロンビア大学のラボの話をしました。

私は、その当時、非常に興味をもっていた、AGE(Advanced glycated End product) receptorの研究をしていた、コロンビア大学のD研究室に留学したいと思っていました。手紙を書いたら、次の日くらいに、受け入れOK。お金も払うよと言うFAXが届いて、あまりに、すんなり決まったことに拍子抜けしていました。

しかし、D研究室は、思っていたより大きなラボで、私が割り当てられることになっていた中ボスの評判があんまり芳しくないことを知りました。1998年9月にはニューヨークに行くつもりで、すっかり有頂天になっていましたが、さすがに心配になってきたので、留学予定の4ヶ月前に、やはり、見学行こうと思って、ニューヨークを訪問しました。

中ボスと半日かけて話し合ったのですが、結局、私の方からお断りしたいと申し出ました。と、書けば、大人の対応のように思いますが、実際には、ほとんど英語でどなりあいのような感じの話し合いでした。

そのラボの別のグループにいた日本人の方2人にずいぶんよくしていただきました。その夜に、スタッテンアイランド行きのフェリーのデッキから見たニューヨークの夜景、忘れることはできません。

ホテルに戻り、声を出して泣いたのは、人生、あとにも先にもその時だけでした。

2011.04.26

日本医書出版協会で電子書籍の講演をした

日本医書出版協会で「電子書籍」について話して欲しいという依頼があったのが、1月。しかも、聴衆は医学出版社の専門家の方々。基本的には頼まれた講演は断らないことにしているので、これも、電子書籍を知るいい機会だと思っていましたが、さすがに、心配になってきたので、しっかり準備をすることにしました。

まず、講演に向けておこなったのは、

ブレインストーミング

出版界の方2人にお願いして、食事をとりながら、2時間話しまくって、講演の骨格を作りました。

そのあと、客観的なデータを見ながら、自分の仮説が間違っていないことを確認するために、以下の5冊をはじめとした、たくさんの資料を読み込むのに約1ヶ月。さらに、自分の大学の図書館の方に数回のレクチャーを受けました。

ひとりブレインストーミングには、最近手に入れた、ローディアのdot padのNo. 38が大活躍。

今日は、本当に満員で、しかも、ほとんどすべての医学出版社の偉い方ばかりでびっくりしましたが、自分のペースで話すことができました。よく考えてみれば、素人が専門家に向かって歯にものきせず、えらそうにしゃべっているのですからおそろしいです。でも、みなさん、喜んでいただけたようでよかったです。

まったくの新しい分野だと、1時間話すのに、100時間くらい準備が必要ですね。とりあえず、現在は、電子出版をよく知る人と論議をしても、負けない自信があります。

「出版大崩壊 (文春新書)」

著者:山田 順、出版社:文藝春秋 (2011-03-17)、ASIN:4166607987【amazon.co.jp

今、電子出版をめぐる状況を把握したいのであれば、ベストの一冊。帯には、「禁断の書」などと書いてあるが、決してセンセーショナルな本ではなく、長年、出版社の編集長を務め、その後、実際に、電子出版の会社を立ち上げようとした(しかし、現実的にペイしないということがわかりペンディングした)ということから、冷静に、日本における電子出版事情を解説しています。

日本では、まだまだ電子出版は普及していない(唯一、普及しているのは、携帯エロ小説というのが意外)が、今後、本が減って、電子出版に移行する流れには逆らえないということ。そして、その流れは、出版社だけでなくて、文筆業を生業とする人にも強いダメージを与えること。悲観的な予想で結んでいます。


「電子書籍の衝撃 (ディスカヴァー携書)」

著者:佐々木 俊尚、出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン (2010-04-15)、ASIN:4887598084【amazon.co.jp

佐々木氏の非常に緻密な解説。基本的には、佐々木氏は、電子書籍バンザイ。どんどん進めるべきという考えです。しかし、佐々木氏が描く電子書籍の世界は、アメリカでは、1年、2年のうちにやってくるでしょうが、日本にやってくるにはまだ時間がかかると思います。理論的には、電子書籍バンザイ。でも、さまざまな権利関係で、日本ではそううまくいかないでしょうね。


「電子書籍の時代は本当に来るのか (ちくま新書)」

著者:歌田 明弘、出版社:筑摩書房 (2010-10-07)、ASIN:4480065768【amazon.co.jp

この本もバランスが取れていてよかったです。特に、Googleの狙う、すべての書籍をデジタル化するプロジェクトの話が詳しくてよかったです。


「電子書籍元年 iPad&キンドルで本と出版業界は激変するか?」

著者:田代真人、出版社:インプレスジャパン (2010-05-21)、ASIN:4844328700【amazon.co.jp

この本もよい本だと思いますが、上記の3冊を読むうちに、電子書籍業界に詳しくなってしまって、ほとんど、知っていることばかりになってしまいました。


「我、電子書籍の抵抗勢力たらんと欲す」

著者:中西 秀彦、出版社:印刷学会出版部 (2010-07)、ASIN:4870852004【amazon.co.jp

印刷業界紙のエッセイをまとめた一冊で、電子書籍の話は、はじめの数個のエッセイで触れられています。印刷会社の方が、電子出版において、著者と電子出版プラットフォームを結びつける立場として適任という指摘。なるほどと思いました。


2011.03.28

宮崎駿監督 大震災への思い語る

多くの事実を冷静に科学的に考えてみれば、センセーショナル過ぎると(日本のマスコミでは)言われている、海外の報道が正確で冷静なのだと、判断せざるを得なくなっています。

asahi.comで読んだ宮崎駿監督の言葉が心にしみたので、紹介しておきます。

「残念なことに、私たちの文明はこの試練に耐えられない。これからどんな文明を作っていくのか、模索を始めなければならないと思う。誰のせいだと言う前に、謙虚な気持ちでこの事態に向き合わねばならない」

この言葉は、スタジオジブリの新作映画「コクリコ坂から」の主題歌発表記者会見での言葉ですが、全文を探していたら、日経の記事を見つけました。長いですが、引用しておきます。

宮崎です。こういう発表会(主題歌発表記者会見)をやるのがいいかどうかという問題があったんですが、あえてやろうと思いました。今このときも埋葬もできないままがれきに埋もれているたくさんの人たちを抱えている国で、しかも今、原子力発電所の事故で国土の一部を失いつつある(可能性もある)国で、私たちはアニメーションを作っているという自覚を持っています。

 自分たちはとにかく停電になっても仕事を続けよう。なぜなら郵便配達の人は郵便を配っているし、どんなに渋滞が起こってもバスの運転手はバスを放棄しないで待っていますから、我々も仕事を続けようということで。コンピューター関係は電気が落ちるとちょっと混乱が起こるもんですから、いろいろ体制を考えて夜勤体制にしましたが、絵を描く方は停電になっても窓際でも描けるから、鉛筆と筆のセクションはとにかくこのまま仕事を続けるという体制でやってきました。

 それともう一つ。今、この歴史的な事件をはさんで自分たちの作ろうとしている映画がこの時代の変化に耐えられるのかどうか、というのは僕らの最大の関心だったんです。私は企画と脚本しかやっていませんので、映画の出来上がりについてはよく分かりませんが、今この企画を自分たちが作っていたのは間違いではなかったというふうに思っています。

▼一問一答

――「この企画が間違っていない」と思った理由は。

 流行(はや)っているものはやらない、というのがジブリの誇りでした。しかし、あまりにも自分たちを取り巻く(世界)、自分たちの生活そのものもよどんできて、不安だけが(途切れなく流れる)通奏低音になっているような時代にいったい何を作るのかということを自分たちは問われているんだと思います。そういう意味でこのヒロインの海という少女の願いや少年の雄々しく生きようという気持ちはこれからの時代にも絶対必要なものだと思います。

 残念なことに私たちの文明はこの試練に耐えられない。だからこれからどういう形の文明を作っていくか、ということの模索を始めなければならないと思います。誰のせいだとかあいつのせいだとか言う前に、敬虔(けいけん)な気持ちでその事態に向き合わなければならないと思います。今、何十万の人間が寒さに震え、飢えに震え、それから放射能の前線に立っているレスキューや自衛隊員や職員のことを思うと、その犠牲に対して感謝と……、誇らしく思います。文明論を軽々しく語る時ではない、敬虔で謙虚な気持ちでいなければならないと思いますが、この映画がこの時代に多くの人たちに何かの支えになってくれたらうれしいなと思っています。

――震災が今後の作品にどう影響を与えるか。

 実はもう次の自分の作品の準備に入ってまして、その作品を全く変更する必要がないというので胸を張ってやれると思ってます。まぁ、この年(70歳)ですから思ったように手は動きませんが、この企画を進めていこうと思います。ただ、物質的な条件やいろいろな条件がこれから変化するでしょうから、前と同じような感じで映画を作り続けることができるかどうかは、まだ私たちは分かりません。それでもそれに向かって進んでいこうと思っています。

――被災地の人たちへの支援の予定はあるか。

 具体的にもうすでにプロデューサーを通して、できる限りのことはやっています。それからいろいろな計画もありますが、それはプロデューサーの方から機会があれば報告すればいいと思います。一番必要なところに一番必要なものを届けるしかありませんから。今、感傷的にただお金を出せばいいということではないと堅実な方法を選ぼうと思っています。もうすでに始めています。

――監督は以前の映画「崖の上のポニョ」で水没で被災した人々を、住民が大漁旗を掲げた船で助けに行くシーンを描いた。どんなときでも明るく頑張ってほしいとの希望をこめたと語っていたが、今、改めてこういう状況(震災や津波)が起きて、どんな思いか。

 私たちの島は、繰り返し繰り返し地震と火山と台風と津波に襲われてきた島です。それでも実はこの島は、非常に自然の豊かな恵まれた国だと思います。多くの困難や苦しみがあっても、もう一度、もっとより美しい島にしていく努力の甲斐のある土地だと思います。今は本当に、埋葬されない人をいっぱい抱えながら、あまり立派なことは言いたくありませんが、この自然現象の中で国を作ってきたわけですから、そのこと自体を僕らは絶望したりする必要はない。むしろ「プロメテウスの火」(原子力)をどうコントロールできるのか。本当に国土の一部を喪失しつつある事態になりつつありますから、この事態にどう対応できるのかが問われている。私はもうこの年ですから、この土地から一歩もひかないと決めています。

 風評被害とか、乳幼児の水については本当に配慮しなきゃいけないのに、僕らと同じような年の人が水のビンを買いに並ぶなんてもってのほかだと思います。人民の愚かさもマスコミは糾弾してほしいと思います。僕がいつもパンを買うパン屋のおやじは、地震の翌日からいつもより早く起きてパンを焼いてくれて、スーパーに並ぶ人たちがパンが買えないという日でも、僕はパンを買うことができました。このパン屋のおやじや、それからいつも差し入れにお団子やお菓子を買う店も作り続けてくれている。だから僕らも映画を作り続けようと思います。

 今、僕は文明論的に高所からいろんなことは語りたくない。死者を悼むところにいたいと思います。

2011.03.24

選抜高校野球の選手宣誓がすばらしかった

第83回選抜高校野球大会での創志学園 野山主将による選手宣誓が本当にすばらしかった。

魂のこもった選手宣誓だった。

2011.03.21

1冊目脱稿

今年は、外への発信というテーマを掲げています。ようやく、第一弾の単行本が脱稿できました。

今まで、5冊の本に関わっていますが、実は、本当の意味での単著は書いたことがありません。この本は、初めての単著になります。アメリカから戻ってきて、9年間やってきたことの総決算にしたいという思いで、書き上げました。自分の中での思いが強すぎて、わがままばかり言ってしまい、編集者の方にはとても迷惑をかけてしまいましたが、なんとか、最終締め切りに間に合いました。

脱稿は、あくまで脱稿であって、発刊までには、まだまだたくさんの編集作業が残っているわけですが、この後は、編集者の方が舵取りをしてくれるので、原稿という、かわいい子供が無事巣立っていったという気持ちです。6月中旬に上梓される予定。

今日は、久しぶりに、代々木のマッサージ屋で、ゴリゴリしてもらい、もつ鍋とホッピーで一人乾杯。夜は、久しぶりに小説を読もうと思っています。@bodyhacker氏おすすめの、「神の子どもたちはみな踊る」にする予定。

2011.03.19

スーパームーン

今日は月が過去18年で最も地球に接近するスーパームーンが見れる。しかも、100%満月が重なる「エキストリーム・スーパームーン」が見れるのだ。普段より14%大きく、30%明るいらしい。

うん。確かに、明るい。被災地の夜の作業が少しでもやりやすくなるといいですね。

2011.03.16

東日本大震災

3月11日に起きた東日本大震災の被害に遭われた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

被災地、原発の現場で復旧に体を張って頑張っていらっしゃる方々に、感謝申し上げます。

私に関して言えば、当日、自宅まで4時間徒歩で帰宅しましたが、大きな被害は受けませんでした。

本日、同僚たちも、被災地へ出発し、東京の透析医の間では被災地の透析患者さんの受け入れが始まっています。私も、自分のできることを、精一杯やっていきたいと思います。

今回、いち早く、Person Finderを立ち上げ、その後も、計画停電マップ、Google 自動車・通行実績情報マップと、短時間で次々とみんなが欲しい情報を提供する、Googleのすごさを思い知りました。これらの情報は、http://goo.gl/saigaiに集約されています。

2011.02.21

Twitterのフォロー数

私のTwitterのフォロー数は67、フォロワー数は171。フォロワー数は自分でコントロールできないので、どうでもいいのですが、フォロー数はここしばらく、あまり変化がありません。

一時、もう少しフォロー数が多かったときもあるのですが、去年末くらいにだいぶ整理しました。どうしても、まじめにタイムラインを追ってしまうので、自分にとって、すごくプレッシャーになってしまうのです。100を超えると、とても無理ですね。

自分がフォローするのは、

  • 知り合い
  • 好きなアーティストや作家
  • 有用な情報をつぶやく人(天気とかニュースサイトも含む)

あんまりつぶやきが多い人は、その人のタイムラインでいっぱいになってしまうので、苦手です。

よく、フォロー数が何千とかいう人がいますけど、あれってどうなのかなと思っていたら、おもしろい分析がありました。

なぜTwitterで何万人にフォローされていても一万人以上フォローしている人は カッコ悪い人なのか?

これを見ると、Twitter上の有名人でも、せいぜい、フォロー数は100ちょっとくらいなんですね。

あと、最近、メールを使わないで、Twitterのダイレクトメッセージで連絡してくる人が多くなってきましたね。よけいなことを書かずに、必要なことだけを140字以内でまとめるので、たしかに、気楽でいいです。

Twitterはだいぶ慣れてきたのですが、Facebookはいまだに使い方がよくわからなくて、お友達は11人しかいません。基本的には、知り合いしか友達にしていないです。

2011.02.09

デフェンス

指導している大学院生のデフェンスが無事終了しました。

学位というのは、足の裏の米粒とか言われます。今の時代、取らなくても困らないと思います。でも、大学院生として自分の研究グループに飛び込んできてくれたのであれば、4年間で絶対に学位を取らせてあげなければいけないと思っています。それが、指導者としての最低限のマナーだと思っています。

幸い、今まで指導してきた大学院生は全員4年間で学位を取らせることができていました。今回の大学院生の場合、ES細胞研究を本当に一からスタートし、彼にはそれにつきあってもらったので、正直、かなり遠回りをさせてしまい、4年で学位が取れるか、とても不安でした。

でも、なんとか、デフェンスも終了し、3月には、学位が授与されるとのこと。ホントにホッとしています。

私の研究グループでは、デフェンス終了後、私をごちそうするということを恒例にしています。彼が選んだのは、六本木のフレンチ、ピエールガニエール

すばらしい夜景と、おいしい料理でした。

2011.02.08

ロック

彼の話をするのは、このブログでは初めてだと思う。

2年前に我が家にやってきたヨークシャーテリア。犬を飼うというのは、生まれてはじめての経験だった。

ペットを飼うということは、ペットが病気の時も、老いたときも、そして死に接したときにも、そばで家族として接しなければいけない。ただ、かわいい、そんな気持ちだけで飼ってはいけないと、勝手に自分で決めていた。

いざ飼ってみれば、わからないことだらけ。どういう風にしつけてよいのかも手探り。

きっと、ペットに不慣れな家に来ちゃったと思っているだろう。

彼は、佐賀県出身だそうだが、物心も付かぬうちに、親と引き離され、どんな気持ちなのだろうか。私たち家族が、本当の家族として接していられるだろうか。不安な気持ちもある。

でも、彼の笑顔を見れば、どんなつらいことも忘れさせてくれる、今では、私たち家族にとってなくてはならない存在である。

ロック。2歳の誕生日おめでとう。これからも、よろしくね。

ペットショップで見た彼は、真っ黒でちっちゃかった。今では、きれいな銀色である。

2011.02.06

最近、NHKの番組作りの良さが引き立っている

私はもともとはテレビが大好きで、よくテレビを見ていたのですが。最近は、本当に見る時間が減りました。というか、見たい番組があまりないのです。

見る番組と言えば、ほとんどがNHKの番組。

民放のテレビ局の作る番組の質が本当に落ちて、NHKの番組作りの良さが引き立っているように思います。NHKは、よりたくさんの人に見てもらいたいと言うより、対象者が少ない番組を丁寧に作っているように感じます。

この点は、内田樹先生も指摘しています

その点、最近のNHKは、ターゲットをかなり限定した番組作りをしているように思います。ときには、「この番組は数万人見てくれればいい」と割り切った番組作りをしている。

だから、マスメディアなんだけれども、部分的には、「数千人から数十万人程度の規模の特定層に向けて発信される情報」であるミドルメディア的な機能を有しています。結果的には、それがすごく成功しているような気がします。

さて、私が好きな番組は、NHKスペシャルなどの特番なのですが、これが、スケジュールが不定期で、見逃してしまうことが大変多い。

最近、いい方法を見つけました。

NHKスペシャル(@nhk_n_sp)や、プロフェッショナルの仕事術(@nhk_proff)のtwitterをフォローしておきます。そうすると、いつ放送が決まったとか、情報が得られます。そして、その場で、ネット経由で自宅のHDDレコーダーの予約をするというものです。こうすれば、ほとんど見逃しません。

しかし、SONYのHDDレコーダーBDZ-AT900。本当によくできています。ほとんど、ライブでテレビを見ることがなくなってしまいました。

街場のメディア論 」内田 樹

2011.02.05

断捨離

今週、大きな決断をしました。

ずっと離れられなかったものから、離れようという決意です。

これによって、本当にすっきり。今週は、むちゃくちゃ仕事がはかどりました。

土曜日のランチもここちよかったです。

最近、いろんな人に「断捨離」をすすめられます。

私のオフィス自体は、むちゃくちゃ、きれい。無駄なものが本当になくて、自慢ができるのですが。自宅がひどい。10年以上使っていないゴルフセットとか、捨てますかね。

今週末は、「断捨離」を読んでみよう。

新・片づけ術「断捨離」」著者:やました ひでこ

2011.01.16

軸がぶれない人への羨望

情熱大陸という日曜日の夜にやっているドキュメンタリーをよく見る。

情熱大陸で、異例の3回も取り上げられた人物がいる。ミャンマーで働く小児外科、吉岡秀人である。

純粋に、感動してしまう。そして、うらやましく思ってしまう。そして、俺は何をしているんだって。軸がぶれまくっている私にとっては、こういう一つのことに打ち込む人がまぶしくて仕方がない。

2011.01.02

Amazonの異常さ

大晦日の日に、HDDレコーダーの調子がおかしいなと感じました。完全に操作を受け付けなくなっているわけではないのですが、操作に反応しづらくなったり、録画した番組を見ていると、途中で画像が乱れたり。HDDの寿命だなと思ったものの、年末年始は、見たい番組もあって、いくつか予約をしています。

ヨドバシ電気にでも行って、新しい機種を買ってくればよいのですが、AMAZONのポイントがだいぶたまっていて、できれば、AMAZONで購入したい。

いくら、AMAZONのPrimeサービスでも、元旦にはまにあわないだろうなと、あきらめていたのですが、まぁ、とりあえず、注文しておこうと思って、注文しました。販売会社は、家電専門店まいどで、発送も1/3頃になるとなっていました。しかし、注文すると、今日中に発送して、1月1日中には届きますというメールが来て、実際に、元旦の夕方に、手元に届きました。

最近では、午前中にAMAZONに注文すれば、夜には、自宅に届きますが、これってやり過ぎかなぁ、って思っていました。でも、それが、家電品でも、元旦でも当日配送ですよ。ちょっと、異常ですよね。

元旦も、即日配達に対応していただき、ヤマト運輸の皆様ご苦労様です。これで、ハーバード白熱授業、全部録画ができます。

ちなみに、壊れてしまったのは、東芝のHDD&DVDレコーダーRD-S600でした。なんとなく、HDD&DVDレコーダーは、東芝のRDシリーズが最高と思って、ずっと、東芝の機種を買い換えて使ってきたのですが、よく考えたら、私、録画した録画した画像を編集したりすることもなく、ただたんに、録画した番組を見たら、消していたので、もっと、機能をおとして、使いやすい機種に変えることを考えていました。

特に、BlueRayに関しては、東芝は後発組になるので、HDD/BlueRayレコーダーは東芝はよくないという意見も強く、思い切って、ソニーの機種にすることにしました。BDZ-AT900という機種です。

設定にだいぶ時間がかかると覚悟していたのですが、パッケージを開けて、設定するまでわずか30分。しかも、操作が東芝の機種に比べて、比べものにならないくらいきびきびしていて、操作もわかりやすい。外から、インターネットで番組予約する事もできて、とっても満足。

この機種おすすめです。

2011.01.01

2011年のテーマ

明けましておめでとうございます。

去年のテーマは「基礎力を蓄えること」。蓄えられたかと問われれば、胸を張ってイエスとは言えません。でも、そこに踏みとどまっていられないので、蓄えるとともに、アウトプットを始めなければなりません。

そこで、2011年のテーマは、

「外に向けて発信する」

すでに、発信せざるを得ないような約束をしてしまったことも多々ありますし、外に向けて発信することを心がけたいと思います。

2011年もよろしくお願いいたします。

2010.12.31

2010年を振り返って

私は、今年2月に、大きな転換点を迎えました。

19年間続けていた内科を辞め、教育専任の部署に移りました。もちろん、この異動は私が望んだものであり、2009年には、その決断をするために、悩みに悩みました。

働く場所が変わったわけでもないのだから、たいした違いはないのではないと言われることもあります。でも、所属大学が変わるより、キャリアパスという点では、大きな変化なのです。なぜなら、自分の目指すものが180度変わり、今まで、私が19年蓄積していた腎臓内科の研究業績はほとんど利用価値がなくなってしまうわけですから。そういう意味では、2010年は、私にとって、忘れがたい年になると思います。

医学教育は大変ですが、きっと私の天職だと思うくらい、やりがいのある仕事です。

さて、今年の目標は「種をまき、基礎力を付けたい」ということでした。種をまかずに長年刈り入れを続けてきたために、近年蓄えが減ってきたことを感じることが多くなり、この目標を掲げました。基礎体力とは、英語力とか、知識の蓄えとか、のことです。

そんな目標を立てたものの、2月に自分のキャリアが大きく変わることになって、少し、軌道修正が必要になりました。とにかく、1年間は、何でも見て聞いて眺めてみよう。そして、1年経ったら、その中で、自分がやるべきことにフォーカスしていけばよいと考えました。

長期のワークショップにも3つ参加し、医学教育の勉強ができる機会にはできる限り足を運びました。学内の委員に推薦されてもできるだけ断らないで引き受けました。数えてみたら、自分が委員になっている委員会は20を超えていました。

そんな中で、書籍の執筆を2冊(これは、まだできあがっていない)、共著を1冊(これは、めでたく出版されました)引き受け、さらに、腎臓学会の役員を引き受け、共用試験機構の委員も引き受けました。基礎体力をつけるどころか、1日1日を過ごすのに精一杯になり、時間のコントロールは自分ではできなくなり、途中から、コントロールすることもあきらめました。目の前のもの、組まれたスケジュールに、そのまま身を任せることにしたのです。

まぁ、こんな一年があってもいいのでしょう。

さて、こんな感じで、慌ただしかった一年でしたが、私にとって、2010年がどんな年だったか?清水寺では、毎年1年を1文字で表すということがおこなわれています。今年の一文字は「暑」でした。清水寺でのイベントのまねをさせていただいて、今年1年を、漢字一文字で表してみたいと思います。

「芽」です。

一歩前に出ることによって、たくさんの経験を自分の中に蓄えることができました。その力は、少しずつですが、芽を出しつつあります。

今年、1年間、お読み下さりありがとうございました。

皆様、よいお年をお迎え下さい。

2010.12.15

富士研WS

日曜日から、富士山の見える研修所に泊まり込みの研修に来ています。

今年は、ハワイ、ボストンに続き3度目の長期間のワークショップ。

今日、講演していただいた、日野原先生は、第1回から37回連続の皆勤賞。

お話をさせていただいて、私の愛読書でもある「平静の心」にサインをしていただく。

「富士山の見えるこの環境が重要である。そして、富士山に何らかのスピリチュアリティがある」というお話に、いたく同感。

昨日は、たくさんの流れ星が見えたし。

2010.12.05

アラフィに転籍しました

アラフォーからアラフィに籍を移すに当たり、無性に本が読みたくなって、読書三昧。

まずは、「七つの習慣」。誰もが知っている自己啓発書のベストセラー。

(1)主体性を発揮する
(2)目的を持って始める
(3)重要事項を優先する
(4)Win-Winを考える
(5) 理解してから理解される
(6)相乗効果を発揮する
(7)刃を研ぐ

私が、日頃、どこかで聞いたことがある、「自分がコントロールできること(影響の輪)に専念する」「緊急ではないが重要なことに集中する」というのは、この本が出典なんですね。かなり、急いで読んでしまったので、また、何年か経ったら読んでみようと思います。

 

そして、私が大切にしている本の一冊。ジェームズアレンの「「原因」と「結果」の法則」を再読。私は、基本的には、同じ本を2回以上読むことはないのですが、この本だけは例外です。本の厚さが薄いということもあり、ちょっと読みたいなというときに、繰り返し読んでいます。ジェームズアレンの本はほとんど読んでいますが、この本が一番好きです。いわゆる自己啓発本みたいなものなので、すべての方におすすめするわけではありませんが。

 

次に、手を伸ばしたのが、最近手に入れたデビッドアレンの「ひとつ上のGTD ストレスフリーの整理術 実践編 仕事というゲームと人生というビジネスに勝利する方法」。思っていたより読みにくい。確かに、1つめのストレスフリーの仕事術も、本としては、読みにくかった。GTDの考え方はとっても好きなのですが、オリジナルのGTDは、私にとってはルールが厳格すぎてついて行けないので、GTD的な考え方を少し取り入れているという感じです。というわけで、30ページくらいまで読んだところでギブアップ。もう少し、頭の中がすっきりしているときに読み直しましょう。

 

自己啓発書ばかり読んでいて、楽しくなくなってきたので、小説にしようということになり、大切に取ってあった、村上春樹の「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」に突入。hif1さんのブログに影響されました。ちょっと、風邪の具合が芳しくなく、残念ながら、38章、39章まではたどりつけず。

 

友人からお誕生日祝いと言うことで一鶴の骨付き鳥をいただく。これが、くせになるうまさ。おすすめです。

2010.12.03

私の講演でのメモの取り方

私、講演でメモを取るのがとても苦手でした。

よく、講演を聞いていると、一生懸命ノートを取っている人いますよね。でも、私は一切メモを取らない。講演者の方から見たらとても態度の悪い聴講者だと思うのです。

実は、メモの取り方がよくわからなかったです。講演の内容を丁寧にノートにとっても、それを見返すチャンスってないなって思っていたのです。だから、メモを取るのにも力が入らなくて、いっそのこと、一切メモを取らないようにしていたのです。

でも、最近、講演でもメモを取るようになりました。

どんなメモを取っているかというと、講演者がしゃべっていることを書くのではなく、それを聴いて自分が考えたことをメモするようにしてます。講演者の話って、検索すれば、要点はだいたいどこかで見つかるものです。それより、それを聴いて自分がどう考えたかの方が重要です。

たとえば、研究についての講演を聴いていたとします。その先生が、あるAという遺伝子を見つけてきた話をしたら、Aについてのことは、ノートに書かない。必要なら、だいたいあとで検索できます。むしろ、Aという遺伝子を見つけてきた方法は、自分の研究で、何かいかせないだろうか?そういう視点で、自分のアイデアノートを作るのが重要です。あとで、調べなきゃいけないこと(たとえば、おもしろそうな文献が紹介されていたら、その文献を探して読む、って書いておきます)。そんなことの方が重要です。

だから、講演のメモは、講演自体ではなく、講演を聴いたことによって、自分の中で沸いてきたアイデアノートになっています。

2010.10.20

なぜ、この10年間で、研究留学する人が減ったのか

このサイトも、研究留学とかいう名前が付いているので、たまには、こんな話題にも触れておこう。

読売新聞のこの記事である。

 共同研究などのため海外に長期(31日以上)にわたって派遣される国内の研究者が、ピーク時の半分以下に減少していることが7日、文部科学省の調査でわかった。

 今年のノーベル化学賞受賞が決まった日本人2博士は、海外での切磋琢磨が業績の原動力になったとされる。現在の日本人研究者の内向き志向が改めて浮き彫りになった。

 調査結果によると、国公私立大などの研究機関から昨年度、教員など所属機関との雇用関係を維持したまま海外に派遣された研究者は3739人。ピーク時の2000年度は7674人だった。

 文科省は派遣研究者の増加を目指して支援策を拡充しているが、減少傾向が続いている。担当者は「日本の研究環境が整い、あえて海外に挑戦する研究者が少なくなっている面もあるのではないか」と話す。

誰が言っているのか知らないが、あきらかな分析間違いである。

私も、「研究留学ネット」を初めて10年を超えるが、その間、研究留学する人がじりじり減っていることはよくわかっていた。自分の印象も10年間で半分以下というもので、文科省の調査と一致している。しかし、減っている理由として、「日本の研究環境が整い、あえて海外に挑戦する研究者が少なくなっているから」というのは分析が間違っている。

ここでは、海外へ研究留学する研究者が行く人数が圧倒的に多いアメリカの場合を考える。

1990年代に、アメリカに研究留学する研究者の半分以上がMD研究者であったと思われる。ここでは、MD研究者の研究留学のよしあしには議論しない。MD研究者の中でも、国立大学の教員には、休職制度というものがあり、2-3年間の留学中の給料のサポートもあれば、日本に帰ってきてからのポジションも確保されているという大変恵まれた制度であった。しかし、2000年前後に、国立大学が独法化の流れで、休職制度を利用して留学することは難しくなった。

休職制度が利用できなくても、MD研究留学者の場合、日本に帰国しても職にあぶれることは基本的にはない。アカデミアに残れなくても、医師として働くことはできる。しかし、MDにとって、留学という箔をつけるより、専門医という箔をつけることを望む人が増え、研究留学を指向する人が減った。これは、臨床研修医制度の改革の影響が大きい。

一方、非MDの人にとっては、ポスドク1万人計画のおかげで、有期のポジションが増えた反面、常勤のポジションの競争が激烈になり、海外に渡って長期的に業績をあげて、よいポジションを狙うより、日本に残ってコネを大切にした方がよいと判断する人が増えた。

2001年のテロ事件の影響で、アメリカの治安が低下したが、それを嫌って、一時的にアメリカを敬遠する人たちが増えた。 911と関連し、ブッシュ政権は、研究費を減らし、国防費に回したため、アメリカの多くの研究室の経済状況が悪くなり、ポスドクで雇用できる枠が減ったことも、日本からの留学者にはマイナスに働いた。

この4つが研究者の留学指向が減った理由だと私は思っている。

2010.09.29

東大でのサンデル教授の白熱教室:学生の発言をコントロールする秘訣

日曜日に、サンデル教授が東大でおこなった白熱教室のNHKでの放送があった。

今までは、あまり真剣に見ていなかったのだが、今回、どのように学生の発言をコントロールしているのだろうと言う視点で見た。

サンデル教授の講義では、学生の発言している時間の方が、サンデル教授が話している時間より長い。表向きは学生が自由闊達に意見を述べているように見えるが、もちろん、ただ単に、好き勝手にしゃべらせていたのでは授業にならない。議論をコントロールして授業として成立させているのである。

「さくら」を入れれば、コントロールは簡単だが、そんなことはしていないだろう。学生は、どんなことを言うのか予測できないわけだから、どうやってコントロールするのだろうか。今回、東大の講義を見ていて、少しヒントが得られたので、私なりの解釈を披露したい。

1回発言して終わりという学生もいるが、中には何回も発言を求められる学生がいる。それは、単におもしろいことを言っているという観点で、選んでいるわけではない。サンデル教授は、問いかけに対して、対立する代表的な意見をあらかじめ用意して、その代表的な意見に近い意見を述べた学生には、そのまま、残ってもらって、何回かの発言の機会を与えているように見える。サンデル教授は、そのような代表的な意見を述べる学生を通して、問題に対する代表的な考え方を紹介するのである。

今回の東大での講義では、そのようなルールを日本の学生が理解していない可能性があると考えたのか、「君をリバタリアンと考えていいのかね」「君は自分を功利主義者と思うかね」と言って、学生に明示的にラベルを貼り付けていた。

このディベートは、学生同士の議論ではない。学生同士が、歩み寄るための議論でもない。両極端の意見を代弁してもらって、両者の主張の強みと弱みを参加者に知らしめて、参加者は、どこに自分の立ち位置を置くかということを認識させているのである。

したがって、代表的な意見を述べている学生として指名された学生には、守らなければいけないルールがある。そのように指名された学生は、たとえ、本意でなくても、2回目以降の発言は、1回目の発言を踏襲した発言をしなければならない。そこを、「たしかに、A君の言うこともわかりますが、、」などと、歩み寄ってはいけないのである。日本人の議論は、歩み寄ることを美徳とするが、ここではルール違反である。功利主義者として指名された学生は、功利主義の観点からの意見を述べ続けなければいけない。

ケンジという学生は、コミュニタリアンという立場を取ったので、それ以降の意見も、コミュニタリアンとして述べなければいけなくなった。途中、ひよりたくなりそうな場面も見えたが、彼はこの講義のルールを理解していた。

このように、学生が自由闊達に意見を述べているように見せて、実は、思っていたとおりに、コントロールすることは、簡単なことではない。サンデル教授の技量は、さすがである。

ちょっと気になったこと2つ。

学生「その質問はすごく難しいですね」。サンデル教授「難しい議論をしているんだ。だから聞いてるんだ」と苦笑していた。

今回は同時通訳でおこなわれていたが、英語と日本語で意見を述べる学生がいた。印象としては、日本語で意見を述べている学生の方が出来がよいように思った。

本の方は結構骨がある。この本を読んでから、講義を見ると、何倍も理解が高まる。

これからの「正義」の話をしよう」マイケル・サンデル著

 

最近、NHKの放送をまとめた、DVDが販売された。

NHK DVD ハーバード白熱教室 DVD BOX

2010.09.11

誰のTwitterをフォローするか

私の回りでも続々とツイッターを始める人が増えている。

私も、半年くらい前から始めているわけだが、イマイチ波に乗れていない気がする。

少し、勢いづけようと思って、こちらのブログの右下あたりに、「ツイートする」というボタンをつけたみた。記事が気になって、ツイートしたければ、ツーアクションでツイートできる便利なボタンです。どうぞ、ご利用下さい。

それでもって、自分で、ブログを書いたときに、ツイートするようにしてみた。

そしたら、だんだん、フォロワーが増え始めてきた。

昔は、明らかに、このブログの読者の方であったり、身の回りの人であったりしたのだが、最近、何で、この人が、私のフォロワー???という人が増えてきた。

私も、この人のつぶやきはおもしろいなと思う人はフォローし返すのだが、フォローが50くらいの現在でも、タイムラインを追うのがあっぷあっぷである。タイムライン全部読む必要はないですよ、とか、アドバイスされるのだが、ついついタイムラインを追いかけてしまう。

ダイレクトに返信すべきところを普通に返信してしまって、みんなに、返信がさらされて恥ずかしい思いもした。

まぁ、ツイッターというメディアが、まだ、成長過程だと言うことなんだろうけど、未だに、どんな人をフォローするか、その辺がよくわからないのでした。

2010.09.05

西まわりは時差ボケが少ない

私は、これまで、ヨーロッパは一度しか行っていなくて、それも15年前です。

今回、久しぶりのヨーロッパだったのですが、時差ボケがほとんどなかったのには驚きました。実際には、日本と8時間も時差があるのに。それは、東回りより西回りの方が時差ボケが少ないということなんだと思います。

以前、読んだNature誌かScience誌だったかにも、メジャーリーグの試合で、西向きに移動してきたチームと東向きに移動してきたチームでは、西向きに移動してきたチームの方が有意に勝率が高いというものがありました。

今回、成田→ロンドンヒースロー→グラスゴーと、トータル16時間くらいの旅でしたが、一睡もせず、そのまま、グラスゴーで夜10時くらいに寝るというパターンで、まったく時差なく、すごせました。朝も6時くらいに目が覚め、日中のセッションでもまったく眠くなりません。

ロンドンとアメリカの東海岸の時差は、わずかなので、不思議な話です。ボストンの出張は、昼間眠くて仕方がなかったのですが。

あと、今まで、私は、国際学会が嫌い(お祭りみたいで、あまり勉強にならない)だったので、基本的にアメリカの学会にしか参加しなかったのですが、やはり、ヨーロッパは、アメリカと違って、いい部分もたくさんあるなと思いました。アメリカがすべて学問の中心だというのが誤った考えだということもわかりましたし、ヨーロッパの学会の方が国際色豊かです。そして、ヨーロッパの町の方が圧倒的に魅力的です。

これからは、ヨーロッパの学会にも積極的に参加しましょう。

2010.08.15

インプットとアウトプット

なんとなく、気分的にもゆったりしているので、以前から、書こう、書こうと思っていた。エントリーを書くことにしました。

私の今年1年の目標は何だったかというと、「基礎力を蓄えること」でした。これを一度、自分の言葉できちんと説明しておきたいと思います。少し長くなりますが、インプットとアウトプットの話から始めたいと思います。

学習(インプット)する方法には様々な方法がありますが、私がもっとも有効と考える学習方法は、アウトプットすることです。このことについては、以前、「学びたければ、他人に教えろ」というエントリーにも書きました。学生でなくなると、日々の仕事に追われて、まとまった学習時間を確保することは難しくなります。英会話教室に通ったり、通信学習をしたり、というのは、私にはあまり向いていません。そこで、私のLifehackとしては、何かを学びたければ、それを他人に教えることをゴールにして無理矢理設定するようにしています。たとえば、低ナトリウム血症について、じっくり勉強したいなと思ったら、1ヶ月後に、研修医に講義をしますと宣言してしまいます。1時間の講義をするとなると、20時間から30時間は、準備が必要です。テキストをいくつか読み、最新の文献も読み、講義の組み立てをして、Keynoteスライドを作る。かなりの労力が必要です。この準備の過程が、すべて自分の学習の過程になるのですが、重要なことは、このように他人の目にさらされるアウトプットを出す時には、きちんとしたまとまりとして完成させなければならないということです。単に教科書を読んでそのまま話すのではなく、自分の頭で考え、整理するという過程が必要になります。この過程を踏むかどうかが学習の定着に重要なのです。また、出来上がった、プレゼンテーションスライドは、あとで、自分の知識を振り返るときの格好の材料になってくれます。

アウトプットの形式は、講義だけではありません。原稿という文書でもいいです。私にとっては、このブログも、趣味のことなどをアウトプットする貴重な場になっています。むりやり講義をされる学生や研修医もかわいそうなので、できれば、講演や原稿を頼まれた方がいいですね。それでお金がもらえたらありがたいですが、自分がやりたいと思うことなら、無料だってよろこんでやります。だから、講演や原稿は頼まれたら、基本的に断らないようにしています。そうやって、この10年くらい、アウトプットを駆動力にして、インプットを増やし、自分の「学び」のポイントを蓄積してきました。

私のおおざっぱなイメージとして、1のアウトプットを出すとなると、少なくとも10くらいのインプットが必要になると見積もっています。たとえば、すでに、ある分野の知識が3くらいあったとしても、講義したり、原稿を書くには、10くらいまで増やさないと、いいアウトプットは出せないのです。でも、そこで頑張っておけば、増やしたインプットが自分の貯金として増えていくというイメージでしょうか。

ただ、ここ数年、少し、状況が変わってきました。

講演も、原稿も基本的には断らない。その基本方針を貫いていたら、頼む人も頼みやすいのでしょうか、次から次へ、依頼が舞い込んでくるようになりました。自分の専門とまったく違うという領域の原稿の依頼が来たこともあります。でも、せっかく、勉強できる機会だからと断らずに受けてきました。和文の原稿でも、今まで一度も書いたことのない領域だったりすると、やはり、2週間くらいの時間がないと、10のインプットをため込むことはできません。講演や講義でも、同じくらいの時間が必要です。それなのに、月に3つも4つもそんな仕事が舞い込んでくるようになりました。たくさんアウトプットを出していると、その分野の専門家と思われるのか、似たような依頼が増えてきます。似たような仕事であれば、10のインプットを入れないでも、前回の仕事の時にため込んだインプットの蓄えを使って、「やっつけ仕事」ができるようになります。本当は、新しい文献とかを読んで、最新のものを書きたいと思っていても、忙しさに流されて、インプットの蓄えを使って、「仕事をこなす」ようになってしまいました。

そんなことを1年、2年と続けていると、いよいよインプットの蓄えがなくなってきます。授業や講演も、過去の授業の再利用。2週間の連続公演のコンサートであれば、千秋楽に当たった人はラッキーかもしれませんが、私の場合は、自分のためにアウトプットしているのです。2週間も同じことをやるなんでいやです。常に、新しいことにチャレンジして、自分で何かを得たいからアウトプットを出しているのです。だから、こうやって、「焼き直し」みたいなアウトプットをやっていると、自分の「蓄え」がどんどん減っていくように思うのです。この1年間は、本当に、自分の蓄えが減ってきたなというのが実感でした。

だから、今年は、本当に自分がやるべきこと、自分がやりたいことにアウトプットの場を絞ろうと思っています。本の出版の話や、本業とは関係のない原稿の話はいくつか断りました。

特に、今年は、自分のキャリアが大きく変わったので、基礎的な勉強からやり直さなければならないと思っています。たくさん本を読み、文献を読み、講演会や、学会にも参加して、基礎力を蓄え帯と思います。アウトプットは、それら、自分が学びたいこととベクトルがあっているものに絞りたいと思っています。

今年の前半は、思うように、インプットをため込むことが出来ませんでした。あと半年を切ってしまいましたが、なんとか、立て直したいと思います。

2010.07.29

乗り切った

書けないまま、1週間の夏休みに突入してしまいました。

西表島まで、一応、Macbook Airを持って行ったのですが、ヒンジが壊れてしまい、案の定、仕事はできず、休み明けに、地獄の4日間を過ごしました。どうしても締め切りが延ばせない大仕事が3つあったのです。本日、なんとかやり終えることができました。

というわけで、ようやく、iPhone本の執筆に集中できる環境が整いました。編集者のKさん、ご安心下さい。

とりあえず、ブログも書きためたエントリーが10個近くありますので、少し、さかのぼって、徐々に公開します。iPhone、iPad系のエントリーが多くなること、お許し下さい。

7月10日のエントリーを読んだ何人かの読者の方から、お気遣いのメールを頂きました。この場を借りてお礼を申し上げます。

2010.07.10

「書けない」というやまい

この1ヶ月ほど、かなりの重症だなと思っています。

この「書けない」という病気。

論文2本、原稿5本、書籍2冊、その他、雑文たくさん、すっかり滞っています。

とうに、締め切りを過ぎているものもあれば、やさしい編集者の方に、すっかり見透かされているようなものもあり、、、。

昔は、よくメールも書いていたのですが、おそらく、きちんとしたメールを書く量も激減していて、メールで連絡が来たのに、電話で返すというのが増えています。

基本的には、ゆったりとした気持ちで机に向かう物理的な時間が少ないのが原因なのでしょう。あと、頚椎ヘルニアが、ちょっとぶり返しているのも、原因かもしれません。

いろいろ対処法を試してみましたよ。

まず、机をかたづける。早寝して早起きして机に向かう。ICレコーダーを買って、口述筆記を試みる。

なんか、全部ダメでしたね。

リハビリをかねて、こちらを少し頑張ってみようと思っています。

また、間隔があいているなと思ったら、やさしい檄を飛ばしてやって下さい。

2010.07.01

2010半年の計

いつの間にか、2010年も半年が過ぎていた。

はっきり言って、はちゃめちゃな半年だった。まったく、自分のペースで仕事が出来ていない。

そこで、マインドマップを使って、下半期の目標を立ててみました。かなり、具体的に。

(クリックしても拡大しません)

2010.05.09

リーダーシップ

内田樹先生のリーダーシップ論を読んで、なるほどと感心する。

子どもは、できるだけ快適な感覚入力だけしかない、低刺激環境で育てる方がいい、というのは私の経験則である。

たしかにそうやって育てると「ぼや~っとした」子どもにはなるだろうけれど、危機回避能力は身に着く。

そういう人は無意識のうちに「もっともリスクの少ない道」を過たず選択するので、人々はしだいに「この人についてゆけば安心」ということを学習する。

戦場におけるもっとも信頼される指揮官は「銃弾が当たらない人」である。その人のあとにぴったりついてゆけば、弾も飛んでこないし、地雷も踏まないし、道に迷って敵軍のど真ん中に出ることもない。そういうことが経験的に知られている将校のあとに、兵士たちはかたまってついてゆくようになる。その一挙手一投足を注視するようになる。

それがその語の本当の意味での「リーダーシップ」であると私は思う。

なるほど、いつの間にか、この人についていけばうまく行くはずだと思わせてしまうようなものが、リーダーシップというわけですね。

逆に言うと、そういうリーダーシップは子供の時から養われているわけで、リーダーシップ論みたいなものを勉強して、それを涵養するということはできないということですね。

ちまたにあふれるリーダーシップというのを聞くと、いつも、暑苦しく感じていた私にとっては、痛快なリーダーシップ論でした。

2010.04.25

魔の領域

私は、方向感覚は比較的いいほうだ。というか、自分では相当いい方だと思っている。

初めて訪問した都市でも、地図を一度ちらっと見ただけで、だいたいどこにでもたどり着ける。しかも、それを、ずっと忘れないので、「こちらには、何度も来たことがあるのですか」と聞かれることが多い。

しかし、そんな私にも、一カ所だけ苦手にしている場所がある。

子供の時、バミューダトライアングルというのがはやった。その地域に入ってしまうと、方向感覚がなくなって、飛行機や船が遭難するというものである。

私にとってバミューダトライアングルのような場所が、お茶の水なのである。

総武線を降りようとすると、必ず、東西と南北を間違える。お茶の水は、大学時代にも週に何回も通った通った場所である。それなのに、今でも、聖橋口は東側だからと、理屈で考えないと間違えてしまうのである。

今日も、またしても、180度反対の方向に向かって歩いていた。

2010.04.16

私が好きな人の共通点

久しぶりの京都。

最近、バタバタと慌ただしい中で、私が敬愛してやまないI先生と久しぶりにお会いでき、力をもらいました。夜は、京都大学の親友と食事をしました。

学会場でお会いしたI先生のことを後輩たちが知らないというので、それは、腎臓の世界ではもぐりだと言って、I先生を後輩たちを紹介しました。特に、意図はなかったのでしょうけど、後輩が「出世されると、お忙しいのでは、、、、」と口をすべらしたら、I先生は、「君ね、若いときから、出世とか考えるもんじゃないよ」ときつい一言。

I先生や京大の友人を初めとして、自分が好きな人の共通点はなんだろうと、なかなか一言で言えずに困っていたのですが、このとき、はっと気がつきました。

私が好きな人、仲良しな人、仲良くなりたい人というのは、「自分のやりたいことを第一に考え、実際にそれをやっている人」なんですね。I先生はもちろん、京大の友人も、それなりの地位にいるのですが、自分の地位とか、さらなる出世とかにしばられず、自分のやりたいことを最大限に尊重している。だから、傍目に見て、達観しているように見えるのです。もちろん、仕事で自分のやりたいことをやれるのは、それなりの立場が必要ではあります。でも、些事にこだわらず、自分のやりたいこと、やるべきことに集中しているのが、魅力的に見えるのです。そんな方々と話していると、痛快なのです。

私自身も「自分のやりたいこと-centeredな人」であり続けたいと思っています。

2010.03.30

2度目のブルームーン

今年1月に見たブルームーン

今年は、珍しく、年に2回もブルームーンが見られるとのこと。ここのところの雨で心配していましたが、きれいなブルームーンが見られました。

2010.03.20

撮影してもらいました

撮影といっても、いつも私がやっている、自分で撮影するのではありません。

自分を撮影してもらったのです。

最近、原稿を書いたりすると、著者近影を載せてくれと言われることが多くて、なるべく、断っていました。それでも、皆さん載せていますから、といわれると、仕方なく、証明写真を出していたのですが、やっぱり、証明写真で、よけいひどいことになります。

所属も変わり、立場も変わったので、今後、必要になることも多くなるかと思いましたし、「感染症診療の原則」で、青木先生が勧められていることもあって、一念発起して、スタジオ☆ディーバさんに、撮影をお願いしました。

スタジオ☆ディーバさんは、「写真の撮り方で、医師のイメージもこれだけ変わる」というような記事も書いているくらいで、なかなか良さそうです。値段も他社に比べてかなりお安いです。

できれば、自然な写真が撮りたかったので、スタジオではなく、ロケにしてもらいました。

驚いたことに、カメラマン大先生に、マネージャー、メーク、アシスタントの4人も来ていただきました。初めてのメークもかなりこそばゆかったです。3時間くらいで300カットくらい撮っていただきました。なるほどと言える出来映えでした。

まぁ、ここで紹介はしませんので、実物とどれくらい違うか見たい人は、直接声をかけて下さい。

2010.01.30

ブルームーン

私が心から尊敬してやまないI教授と、京王プラザホテルのコーヒーラウンジで待ち合わせ。

ここ最近私の身におこっていることをご報告。「それは、君にとってハッピーなの?」「ええ、とてもハッピーです。」「それなら、よかった。僕が君の年齢でそういうことをできる立場になれたのならどれだけ幸せだっただろう」と、大変喜んで下さいました。

I教授は、月の1週間をアメリカの大学で、残りを日本の大学で過ごしていて、その合理的な考え方はまさにアメリカ人な方です。学問の上でも大変尊敬しているのですが、常に何かを変えてやろうというパッションに私も魅了されています。こうして、1-2ヶ月に一度お会いして、先生の熱いハートに触れると、自分にもとても力が沸いてくるのです。

今回、いただいた言葉は、「難しければ、難しいほど、その問題はやりがいがある」「パッションを持ち続けることが大切」ということでした。

残念ながら、次の予定があって、2時間あまりで楽しい時間も終わり。私は、大学生の時に塾で教えていた生徒たちと20年ぶりに飲みに出かけました。

彼らと道を歩いていて、ふと見た月が満月がきれいだったので、1枚写真を撮りました。

家に帰って知ったのですが、今日の満月は、1月2回目の満月で、月に2回見られる満月はブルームーンと言って、珍しく、とても縁起がいいのだそうです。しかも、今年一番、大きく月が見られる日だったとか。

いつもの感じで歩きながら撮ってしまったのですが、もう少し、きちんとした写真を撮ればよかったと後悔。

今年は、珍しく、3月にもう一度ブルームーンが見れるそうです。お見逃しなく。

2010.01.18

これでいいのだ

「これでいいのだ」と言えば、私たち世代にとっては、天才バカボンのパパの決めぜりふ。

なくなられた赤塚先生も、この言葉がお好きだったようで、Official Siteの名前も「これでいいのだ」になっています。

最近、私、この言葉がとても好きなんですね。

ややもすると、諦念感を表した言葉のようにも取られますが、私としては、とても前向きな言葉としてとらえています。

一つは、「これでいいのだ」と、自分の現状に、まず、満足し、感謝すべきだと言うこと。未来を変えることはできるけれど、現在は、変えられない。現在は受容するしかないわけです。そして、その現状が、そんなに悪くもないのであれば、それはそれで、感謝して受け止めるべきなのです。

そして、もう一つは、「これでいいのだ」と思えるように、努力をし続けようということ。

そういえば、タモリさんが述べた赤塚さんへの弔辞にも、「これでいいのだ」が出てきますね。

あなたの考えは、すべての出来事、存在をあるがままに、前向きに肯定し、受け入れることです。それによって人間は重苦しい陰の世界から解放され、軽やかになり、また時間は前後関係を断ち放たれて、その時その場が異様に明るく感じられます。この考えをあなたは見事に一言で言い表しています。すなわち『これでいいのだ』と。

2010.01.01

2010年のテーマ

元旦に一年の計を立てることは基本的にしない人間なのですが、去年、立ててみたら、思いの外うまくいったので、今年も立てることにしました。

去年はしゃにむにチャレンジしたのですが、実力不足を痛感することも多かったというのが正直な気持ちです。さらに、一段上のレベルでチャレンジするには、もう少し、基礎力をつけておかないといけないと思っています。

というわけで、今年も、継続してチャレンジはし続けますが、「基礎力を蓄えること」に力を入れたいなと思っています。ただ、日常生活の中で、地道に力をつけようと思っても、雑事に追われて難しいと思うので、毎日、20%のエフォートを、そういった「基礎力を蓄えること」に回そうと思っています。私にとっての、基礎力とは、英語の力をつけたり、自分のプロジェクトとは異なる領域の論文を読んだり、本を読んだり、など、すぐにやらなければならないものではないが、やっておくことで、将来役立つはずものです。20%は本業以外のプロジェクトをするというのは、Googleの社員のやり方を参考にさせてもらいました。

2009.12.31

2009年を振り返って

2009年一年を振り返らせて下さい。2009 rewindですね。

今年一年の私のテーマは「チャレンジ」でした。それは、今まで、やることに少し気後れしていたようなことを、積極的に進んでやろうということです。

  • ハワイ大学でのワークショップ
  • コロンビア大学の学生の受け入れ・指導
  • 年間の講義テーマを変えたこと
  • 自分の所属施設のウェブサイトを作り直すこと
  • 患者さんとのコミュニケーションツールを作ること

いずれも、断わろうと思えば、断れたものですが、あえて、やらせて下さいと手を挙げてみました。また、仕事の面でも大きな決断をしました。

あと、10年間あたため続けた、本の執筆も始めました。これは、来年前半には上梓できるように頑張っています。

もちろん、本業もしっかりやってきたつもりです。

さて、プライベートでは、

  • 10数年ぶりにテニスを再開しました。4月から再開して、飽きっぽい私が、週1-2回のペースでテニスを続けられました。あんまり上手にはなっていないのですが、それでも、4月の頃を振り返ってみれば、少しは上達したような気がします。
  • 8キロのダイエットをしました。6月に5キロ痩せて、そのあと、2ヶ月に1キロずつのペースで痩せ続けています。これも、今までのダイエットでは、必ずリバウンドが来ていたことを考えると、私としては驚異的なことだと思っています。

そのほか、プライベート面では、今までなら、絶対に面倒くさがってやらなかっただろうなと言うものもいくつか挑戦をして、これらも楽しくやっています。

体も大きな病気もせず、過ごせましたし、充実した1年であったと思っています。

今年、1年間、お読み下さりありがとうございました。

よいお年をお迎え下さい。

2009.12.02

天ぷら近藤4たび

久しぶりに、天ぷら近藤に出かけた。

あいかわらず、おいしかったのだが、この店には、気のおけない友人と行くのがよい。今日は、シアトル時代からの仲良しの友人と。友人と話をしたのは、お鮨や天ぷらといったカウンターのお店というのはご主人とお客さんの間合いが難しいということ。ご主人と話したいときに、すっと入ってくれて、友人同士で話したいときには、ほっておいてくれる、そういう間合いが絶妙のお店というのはなかなかないものです。

天ぷら近藤は、まったくもって、ほっておくお店。だから、気の置けない友人と出かけるのがよいのです。このお店、一人でいったら、きっとおいしさも半減でしょうね。

日頃のストレスから解放される、楽しい時間でした。また、おいしいもの食べに行きましょうね。

2009.10.29

続いて、、、

嬉しいことが続くこともあるのですね。

5年がかりで進めていた共同研究をまとめた論文が今日、アクセプトされました。共同研究ですが、こちらは、Journal of Clinical Investigationですから、だいぶインパクトがあります。

この調子で、残りの1つもうまくいくといいなぁ。

2009.10.28

形になること

ここでは、極力、自分の仕事のことやプライベートのことは書かないようにしてきました。

まぁ、でも、うれしいことがあったときには、それくらい書いてもいいですかね。

指導している大学院生の論文が通りました。ちょっと、厳しいかなと思っていたけど、revisionもなく、一発アクセプトでした。それ自体、本当にうれしいし、指導者としての責任が果たせた、というほっとした気持ちもあります。これまでのpublicationの中では、インパクトとしては、あまり高くないのですが、ここ数年の自分をとりまく環境の中で、「形」にできたこと、今回のアクセプトには特別な想いがあります。

そして、うれしいこともう一つ。

自分の中でのライフワークがあります。区切りとして、それを「形」にしたいと、数ヶ月前に思いたちました。本という「形」です。今回は、自分なりに多くの人が読んでくれる本にしたいと思っています。本を書きたい人は、それこそ、たくさんいるわけで、書きたいといって出版社が全部OKを出すわけではありません。今回出す本は、たくさんの人に読んで欲しいので、どうしても、ある出版社から出して欲しかったので、今回は自分で売り込みに行きました。自分としては、間違いなくいい本になるという自負はあるのですが、売り込みに行って、それを出版社に理解させることは簡単なことではありません。

まだ、最終決定ではないのですが、第1段階はクリアしたとの知らせが届きました。

忙しくても、眠る時間を削ってでも、これは、やりあげたいと思っています。来年の初夏頃には、「形」にしたいと思っています。

2009.10.11

ごぶさた

1ヶ月以上、更新があいてしまいました。

最近は、あまり、きちんと書いてはいなかったものの、これだけあいたのは初めてかもしれません。

書きたいことはたくさんあったのですが、これまでにないくらい忙しかったというのが本音です。他にもいくつかの理由があって、、、。

一つの理由は、アマゾンがらみのこと。ここでは、本などを、アマゾンのアフィリエイト経由で紹介しているのですが、紹介するときのhtmlを自分で作ったプログラムで作成していたのですが、8月中旬から、アマゾンのAPIの仕組みが変わってしまって、そのプログラムが使えなくなったのです。プログラムをイチから書き直す必要があるのですが、最近は、すっかり、PerlとかJavascriptのプログラム作成から遠ざかっていたため、さっぱりわからず、手がつけられませんでした。今回、少しまとまった時間が取れたので、プログラム書きに手をつけてみました。一度手をつけたら、ほとんど、徹夜に作業になってしまい、、、。でも、なんとか、出来上がりました。とても参考になったのが、Amazon Webサービス入門。助かりました。ありがとうございます。

2009.08.09

プロ野球観戦

昔書いたことがあるかもしれませんが、10年前までは、熱烈なジャイ狂でした。原辰徳のサヨナラホームランに涙する、そういう男でした。

でも、アメリカのメジャーリーグを球場で観戦するようになって、すっかり、日本のプロ野球熱がさめました。アメリカから帰国してからは、1回、東京ドームに行ったくらいです。

7年ぶりくらいに、プロ野球を観戦しました。最近では、地上波ではまったく野球中継がなくなったので、もっぱら、スポーツニュースくらいしかプロ野球に触れる機会がなかったわけですが、そんな中で、セリーグより、パリーグの方がおもしろく感じていました。また、地域密着型でうまくファンを取り込んでいるチームも多く、球場もそこそこ観客が入っているようです。

で、7年ぶりのプロ野球観戦でしたが、結構おもしろかったです。野球放映権に頼らず、ファンサービスに徹し、地元密着型の観戦主体のビジネスモデルにうまく移行できているのだな(すべてのチームではないでしょうが)と実感しました。

2009.07.24

大阪にて再会

大阪にて、Hさんと食事をしました。

Hさんとは、9年くらい前に、知り合ってから、3回しか会ったことがないのですが、自分の中でとても大きな位置を占めている人です。

優柔不断な自分に比べて、筋が通っている、いやなことはいやという、まっすぐ前を向いている、そんな印象の方です。

「どうやったら、優柔不断でなく、Hさんのようになれるんですかね」と聞いたら、「自分は、失うものがありませんもん」とおっしゃいます。客観的に見たら、そんなことはないのですけど。確かに、自分は今まで築き上げてきたものに執着しすぎなのかもしれません。

私の最近の悩みを聞いていただいたのですが、「そうですよ、やりたくないことはやらないで、好きなことだけしたらいいんですよ」って言ってくれるのだと思っていました。でも、予想に反して、「なかなか、そうはいかないんじゃないですか」というご意見。

今までは、頼まれたことは断らない、自分の仕事の幅を広げるということをモットーにやってきたのですが、この年になったら、人生の中で、やりたくないことやっていたら、好きなことをやる時間がないということがわかってきて、何をしたいかより、何をしたくないかを自分の中で明確にしようと思っていたのです。

やっぱり、もう少し、もがきつづけなければいけないんですかね。

あっ、ちなみに、初めの2枚の写真は新天地の串カツになっていますが、二人で食事したのは、稀凡(きぼん)という、北新地にある、とてもうまい店でした。野菜もうまかったし、肉(3枚目の写真)もうまかったな。4時間くらい語りあかしました。

次は、東京でやりましょう。

2009.07.17

讃岐さん

讃岐さんといえば、「麻酔科研修チェックノート」「新版 文献管理PCソリューション」「最新EndNote活用ガイド デジタル文献整理術」とたくさんの良書を書かれている尊敬する方。今回、お誘いいただいて、一緒に本を書くことになりました。なんか、ずいぶん前から知り合いのような気もするのですが、お会いするのは初めてです。単著で、1冊の本を書くというのは、相当な方です。私は、4冊本を出していますが、未だ、本当の意味での単著はありません。

今回、参加する本の内容は、まだ、書けないのですが、編集者の方も、社長さんも大変いい方で、とてもいい本になりそうな予感。

2009.07.03

医中誌ユーザー会の講演をしてきました

何でわたくしなんかが、というのもあるのですが、医中誌ユーザー会で講演してきました。

200人の観衆で、ホテルの一番大きな部屋。図書館の人など、医学情報のプロに向かって、医学情報について1時間もしゃべるのですから、私も相当な度胸の持ち主です。もちろん、真っ向勝負ではかないませんので、エンドユーザーが、どんな形で医学情報を使っているのかという視点で、自分の文献の探し方、整理の仕方、文献データベースの使い分け方なんかを話しました。あと、以前書いた、「医家向け電脳道具箱」で書いたような内容を話しました。おおむね好評だったようです。

医家向け電脳道具箱」は、全10回で、出版社の了解をとって、すべて、ここで公開する予定だったのですが、5回までしか公開していませんでした。近いうちに、残りの5回も公開しますね。

2008.12.03

多田富雄先生の講演

私が大学院の時、一時、東大に出向しておりました。その時、多田富雄先生の退官講義があることを聞きつけ、喜び勇んで駆けつけました。その退官講義は、能の鼓の音で始まるという、かなり斬新な講義形式でした。また、その内容も、免疫が苦手な私には、かなり難解に感じられました。その退官講義は一部「免疫のフロンティア 免疫系の調節因子 多田富雄,石坂公成著」にまとめられています。

多田富雄先生は退官後、2001年に脳梗塞に倒れられ、言葉を失い、右麻痺という後遺症に悩まされる中、執筆活動を続けられています。しかも、驚異的な執筆ペースです。また、「リハビリ日数期限」に関しては、先頭に立って社会的な活動もされています。

先日、たまたま届いていた無料雑誌に、多田富雄先生の講演記録が載っていました。言葉を失われた先生は、電子音で講演をおこなったそうですから、おそらく、全文ノーカットで講演が記録されているものと思われます。

この講演は、千葉大学出身の多田先生が、千葉医学会でおこなった「教えられたこと、伝えたいこと」という講演です。

この講演が、気品に満ちていながらもウィットに富み、ときに厳しさにはっとする、素晴らしい講演でした。久しぶりに魂がふるえる、そんな講演だと思いました。いくつか、キーフレーズを引用して、雰囲気をお伝えしたいと思います。

「自分の見たものだけを信じよ」という先生の教えは楽しかったのです。私は一生それを守って、たいして文献も読まず、自分の目で見たものだけを信じて疑いませんでした。

もし、あなた方のなかで、研究をおもしろいと覆わないで、名声のためとか、槍あのためとか、思っている方があったら研究などやめてしまった方がいい。それは時間の無駄です。

そして、師匠である石坂先生から教えられた『研究者の三つの勇気』もすばらしい。

石坂先生は、競争の激しい一流の主題は、それが万人にとって大切なことだからこそ人が集まるというのです。それを避けて競争の少ない主題に逃げると、一生、落ち穂拾いのような研究しかできない。競争の激しいところに勇気を持って参加しなさい、という教えです。

次に、実験をやるときは、必ずうまくいくと思ってやれ、ということ。どうなるかわからないと自分があやふやに思っていてはうまくいくはずがない。しまいには実験をやっているマウスを睨みつけるのです。睨み方が足りないと怒られたこともありました。IgEの発見もこうした信念と確実な努力があったからであることを私は身近に見てきました。

そして、これが一番難しいことですが、どうしてもダメだと思ったときには、一度実験を止め、撤退する勇気を持つこと。これが一番難しい。

ちなみに、この雑誌、東京医心という雑誌で、希望者にはメールでリクエストすれば送ってくれるそうなので、是非、興味のある方は読んでみて下さい。第2巻です。

2008.05.17

米国入国時に、PCのデータすべてをコピーされる可能性がある?

英国Guardian誌に「Taking your laptop into the US? Be sure to hide all your data first」というとんでもない記事が載っていました。

簡単に言えば、今後、アメリカ入国時に入国審査において、入国者が持ち込もうとするラップトップコンピュータのHDDのデータすべてを入国管理官はコピーし、数日間保管することができるというものです。

今のところ、裁判所の判断のみで、実施されるかどうかはわからないようですが、本当にこんなことするのでしょうか?

2008.03.30

PCRの歌

なんだこれ。

"Scientists for better PCR"というミュージックvideoでBioRadが作っています。

"We are the world"みたいな感じで、結構格好いいのだけれど、歌詞を聴いていると笑えてしまいます。

今後、PCRをかけるときには、この歌が頭でぐるぐるしますよ。

2008.01.01

New Year Resolution

明けましておめでとうございます。

今年のテーマは「集中」。

仕事においてもプライベートにおいても、やらないことをはっきりと決めて、やるべきことに自分のリソースを集中させる。

今年も1年よろしくお願いいたします。

2007.12.05

12月5日

2007年のベストシリーズはちょっとおやすみして、、、

アメリカに住んでいた当時は、12月5日は「お寿司の日」と決めていたのですが、帰国してからはあえて「この日」に鮨を食べなくとも、という感じになってしまいました。

今年は思いのほか、いろいろな人に「おめでとう」と声をかけていただきましたが、いくつになってもうれしいものです。ありがとう。

2007.09.24

休日に書店をめぐる

7月終わりに夏休みをとったあと、休日には毎週、地元の行事や研究会などが入り、一日も休むことは出来なかった。2ヶ月ぶりに、朝遅くまで眠り、のんびり出来た1日であった。昼頃には、書店をうろついたあと、ヨドバシカメラをうろつくという、私なりの休日のパターンを過ごすことが出来た。書店に行くとついつい本を買ってしまうのだが、今回は、「失われゆく鮨をもとめて」「昭和が遠くなって—本音を申せば」「iPhone fan book」「デジタルカメラマガジン10月号」を購入した。私は主に本を買うのはオンライン書店であるが、実際にぱらぱらと本をめくったり、書店員が付けた本の紹介を見ながら、書店を徘徊するということも楽しみにしている。今回は4冊ですんだが、ひどいときだと10冊くらいまとめ買いしてしまう。ヨドバシカメラでは、ぐっとこらえて、何も買わなかった。

昭和が遠くなって—本音を申せば」は小林 信彦氏が週刊文春で連載しているエッセイ「本音を申せば」の2006年の記事をまとめたものであるが、私は、彼のようなエッセイが書きたいと思って、日々、学ばせていただいている。これまで私の文章は基本的に「ですます調」(ときに、意図的に「である調」を混ぜていた)であったが、最近「である調」に統一するようにしている。それは、「ですます調」ではどうしてもリズム感が出せない、読者に媚びを売るような印象を与えてしまう、ということによる。まあ、「である調」もいつまで続くかわからないが。

2007.08.15

変態ショー

息子がセミの幼虫を捕まえてきた。幼虫はカーテンをのぼり始め、やがて幼虫の背中が割れ、成虫が出てきた。

5時間ほどかかった変態ショーはなかなか幻想的であった。

2007.06.09

bk1ブリーダープログラム2007年6月で終了

私がアメリカにいる間からとてもお世話になっていたオンライン書店bk1。研究留学ネットではbk1ブリーダープログラムというアフィリエイトプログラムを利用して、多くの書籍を紹介させて頂きました。残念ながら、2007年6月いっぱいでbk1ブリーダープログラムは終了するとのことです。

bk1も、スタート当初は、amazonと比較してもいいところがたくさんあったのですが、システム上の問題をうまく解決できず、もたついている間に、一気にamazonの勢いに飲み込まれてしまったという感じです。bk1自体は今後も続くようですが、先細りは避けられそうもないように思います。でも、私は、書籍はbk1で、書籍以外のものはamazonで、という購入スタイルを今後も続けていこうと思っています。

というわけで、今月中に、たまっている「本の紹介」をできるだけ掲載したいと思っています。

2007.03.17

恩師の退官パーティ

大学院時代にお世話になった恩師の退官パーティに出席した。

退官パーティに先だって、朝からシンポジウムが開催された。恩師の学問的な業績もすごいのであるが、特筆すべきは、多くの人材を育てたということである。彼のラボからは40人近くの教授が誕生した。私の同級生たちも多くが教授になっている。このシンポジウムでは、このラボから巣立っていった教授たち10人あまりが次々と講演を行うというスタイルであった。シンポジウムの最後は恩師の最終レクチャー。なぜだか知らないが、恩師は私が15年前に作ったスライドを今でも毎回使ってくださっている。

ip3r

このスライドは15年前にお世話になっていたときにマックドローを使った作製したスライドであり、私自身すでにマックドローを持っていないため、このファイルをあけるためにEasy Drawというシェアウェアを購入して懐かしいスライドを開くことができた。 右下に私のサイン「mon」というのが見え、たいした学術的貢献もできなかったできの悪い学生であったが、少しでもお役に立てたのであればうれしいことである。

この研究室にいたときは臨床から完全に離れ、1年間365日寝ている以外は実験をしていて、すべてを研究に捧げられた時間であった。自分の人生を振り返っても、幸せな日々だったのだと思う。そこで出会った友人たちは今でも大切な人たちである。私の研究はこのラボで得たものを少しずつ切り売りしながら続けているようなものだと思っている。

退官パーティは懐かしい顔が集まり、実に楽しい会であった。先生には、これからもお元気でご活躍いただきたいと思う。昔の仲間たちと一堂に会する機会がこれで最後となってしまうことが残念である。

2006.12.02

初の講談を楽しむ

友人に誘われて、講談を聴きに行ってきました。

講談師は一龍斎貞友さん、ちびまるこちゃんのおかあさんの声などで声優としても活躍されている方です。私は古典芸能にはきわめて疎いのですが、なかなか楽しいものでした。話の間など、自分の「しゃべり」にも役立つことたっぷり。そういう聴き方をしてはいけないんでしょうけれど。

講談は、20名ちょっとでいっぱいになる居酒屋で行われたのですが、キノコ鍋をつつきながら講談が楽しめるという、いわば、講談のディナーショーのようなものでした。しかも、貞友さんの師匠でもある人間国宝の一龍斎貞水さんが前座をつとめるという、何とも贅沢なものでした。

2006.11.15

エレベーターの停止階ボタンをキャンセルする方法

エレベータ停止階キャンセル方法 — Quality of Life...!に掲載されていたのですが、これは使えます。特に、せっかちな私にはとてもうれしい。

押した階数ボタンをキャンセルには、以下の操作をおこないます。

三菱 キャンセルしたい[階数ボタン]をダブルクリック
キャンセルしたい[階数ボタン]を押し続ける
フジテック キャンセルしたい[階数ボタン]を5連打
OTIS キャンセルしたい[階数ボタン]をダブルクリック
扉が開いているときに[開ボタン]を押したままキャンセルしたい[階数ボタン]をダブルクリック
松下 キャンセルしたい[階数ボタン]をダブルクリック
東芝 キャンセルしたい[階数ボタン]をダブルクリック
キャンセルしたい[階数ボタン]を押し続ける(3~5秒)
日立 キャンセルしたい[階数ボタン]を押し続ける
不明 [階数ボタン]すべてを押す
最上階層から順に素早くすべての[階数ボタン]を押す

基本的にはダブルクリックでいけるようですね。明日からちょっと試してみよう。

2006.11.12

臨床研修医のための腎臓セミナー

今回、お手伝いした「臨床研修医のための腎臓セミナー」について説明しておきます。

このセミナーは簡単に言ってしまえば、初期研修医をなんとか腎臓内科の道に引きずり込もうという企画です。2日間の泊まりがけでおこなわれ、腎臓内科の教え上手な講師の先生方が、電解質、酸塩基、腎生検の見方、症例検討などの講義をおこなうとともに、ワークショップ形式で、タスクフォースを交えて、研修医同士がディスカッションをおこなうという濃密な24時間です。これまで、4回のセミナーが開かれ、いずれも大盛況でした。次回は2007年の8月に東京での開催が決まっています。

最大の特徴が、講師の先生方の講義がすばらしく、間違いなく「腎臓内科の世界一受けたい授業」になっているということです。そんな噂を聞きつけて、初期研修以外の後期研修医や、腎臓内科志望ではないが、腎臓内科の勉強がしたいというたくさんの研修医が集まるようになっています。日本腎臓学会のこうした活動は、腎臓内科のおもしろさを知り、腎臓内科を志す研修医を増やす、非常に評価すべき活動だと思います。

私自身は、タスクフォースとして、2回目の参加ですが、私自身勉強になりますし、元気のいい研修医たちと話ができるとても楽しい会です。

また、他大学の先生がたと交流を深めることができるという意味でも貴重な会と言えます。今回、セミナー修了後、飛行機の時間まで少し間があり、他の大学のA教授とB講師に誘われて、国際通りで食事をご一緒させて頂きました。

はじめは公設市場の2階の食堂にしようと思ったのですが、沖縄初めてという先生をお連れするにはあまりにディープすぎるので、顔見知りになった三線店とぅるるんてんの方にお聞きして、代表的な沖縄料理を食べさせてくれそうなお店を紹介してもらいました。国際通りの宝石店の角を曲がったところにある炭火屋という名前の居酒屋でした。

5時半開店と言うことで、5時28分くらいに、いいですかと言って入ろうとしたら、オバアはかなり不機嫌モード。準備に忙しいのか、なかなかオーダーも取ってくれない。沖縄時間ということで、ここでイライラしてもしょうがありません。「代表的な沖縄料理を」とメニューの選択は私に任され、島らっきょ、あぐー豚の炭火焼き、グルクンの唐揚げ、ジーマミ豆腐、パパイヤのサラダ、ゴーヤチャンプルーを頼みました。お酒は、オリオンビールに泡盛。パパイヤのサラダのうまさに驚かれているようでした。味は確かで激安で、いいお店だと思いますが、お二人に喜んで頂けたかはわかりません。

さて、帰りは、飛行機の時間を15分遅く間違えていて、空港で猛ダッシュする羽目に。しかも、羽田でもリムジンのバス停まで猛ダッシュ。かなり疲れました。

2006.10.08

気持ちのよい休日

料理をつくることは嫌いではなく、以前は、休日に料理を作ることもよくあったが、最近では料理を作る時間的な余裕も、精神的な余裕もなかった。

台風一過の東京。東京でもこんなに空がきれいなのかと思えるほどすがすがしい一日だった。

いただいた海ブドウがあったので、いくらを加え、海ブドウ丼にし、先日教えてもらったレシピを思い出し、冬瓜とスパムの炒め煮を作ってみた。少し油を引いたフライパンでスパムを炒め、冬瓜を加え、はじめ中火で、冬瓜から水分が出てきたら弱火にしてゆっくり火を通す。冬瓜をたくさん使えば、冬瓜から出てくる水分だけで、炒め煮になるが、冬瓜の量が少なかったのが、水を加えた。味付けはみりん、塩、醤油だけ。以前、いただいたものとは、少し違った感じになったが、我ながら上出来であった。

夜は録画しておいたNHK ドラマ「クライマーズハイ」を見た。 昨年末に放送され、見逃していたものが、ようやく先週土曜日に前編、今週土曜日に後編が再放送されたものである。見逃した方は、DVDが出ているようです。

そんな一日。

 

「クライマーズ・ハイ」

佐藤浩市 大森南朋 新井浩文 高橋一生 岸部一徳 石原さとみ 美保純 赤井英和 岸本加世子 、角川エンタテインメント(2006/05/12)、価格:¥ 4,343(税込)、ASIN:B000EPFPBK 【amazon.co.jp

 


「クライマーズ・ハイ」

著者:横山 秀夫著、税込価格:\660、出版:文芸春秋、ISBN:4167659034、発行年月:2006.6【bk1】【amazon.co.jp

 


2006.10.07

イグノーベル賞

2006年のイグノーベル賞が発表され、授賞式が、米ハーバード大学サンダース・シアターでありました。2006年の受賞者は以下の通りです。

ORNITHOLOGY(鳥類学):「Why woodpeckers don't get headaches.(頭を振り続けるキツツキはなぜ頭痛に見舞われないのか) 」 Ivan R. Schwab (the University of California Davis), and the late Philip R.A. May (the University of California Los Angeles).

NUTRITION(栄養学): 「Dung beetles are finicky eaters.(フンコロガシの食嗜好についての研究)」 Wasmia Al-Houty (Kuwait University) and Faten Al-Mussalam (the Kuwait Environment Public Authority). フンコロガシが肉食動物よりも草食動物の糞を好み、草食動物の中でも、馬が一番で、続いて羊、ラクダの糞の順に好みがあることを突き止めた。

PEACE(平和賞): 「Invention of an electromechanical teenager repellant .(高周波雑音発生装置「モスキート」の発明)」Howard Stapleton (Merthyr Tydfil, Wales). この装置はティーンエイジャーには聞こえるが大人には聞こえない雑音を発生する装置として発明されたが、のちに教室で生徒には聞こえるが先生には聞こえない着信音の装置として利用された。

ACOUSTICS(音響学): 「Why people dislike the sound of fingernails scraping on a blackboard(爪で黒板をひっかいた時の音が嫌われる理由)」D. Lynn Halpern (Harvard Vanguard Medical Associates, and Brandeis University, and Northwestern University), Randolph Blake (Vanderbilt University and Northwestern University) and James Hillenbrand (Western Michigan University and Northwestern University) .

MATHEMATICS(数学): 「The number of photographs you must take to (almost) ensure that nobody in a group photo will have their eyes closed (グループ写真を撮る際、目を閉じた人が1人もいない写真を撮るためには、何枚撮影する必要があるか) 」 Nic Svenson and Piers Barnes (the Australian Commonwealth Scientific and Research Organization).

LITERATURE(文学): 「Consequences of Erudite Vernacular Utilized Irrespective of Necessity: Problems with Using Long Words Needlessly (必要性に関係なく用いられる学問的専門用語がもたらす影響について──不必要に長い単語の使用における問題)」Daniel Oppenheimer (Princeton University).

MEDICINE(医学): 「Termination of Intractable Hiccups with Digital Rectal Massage.(直腸刺激による、しつこく続くしゃっくりの停止)」Francis M. Fesmire (the University of Tennessee College of Medicine), and Majed Odeh, Harry Bassan, and Arie Oliven (Bnai Zion Medical Center, Haifa, Israel).

PHYSICS(物理学): 「Why, when you bend dry spaghetti, it often breaks into more than two pieces. (乾燥スパゲティを曲げると、しばしば2つ以上の部分に折れてしまうのはなぜか)」Basile Audoly and Sebastien Neukirch (the Universite Pierre et Marie Curie, Paris)

CHEMISTRY(化学): 「 Ultrasonic Velocity in Cheddar Cheese as Affected by Temperature.(温度影響を受けるチェダーチーズの超音波速度)」 Antonio Mulet, Jose Javier Benedito and Jose Bon (the University of Valencia, Spain), and Carmen Rossello (the University of Illes Balears, in Palma de Mallorca, Spain).

BIOLOGY(生物学): 「The female malaria mosquito Anopheles gambiae is attracted equally to the smell of limburger cheese and to the smell of human feet. (マラリア媒介蚊のメスはリンブルガー・チーズと人間の足のにおいを好む)」 Bart Knols and Ruurd de Jong(Wageningen Agricultural University, in Wageningen, the Netherlands) .

今回は、残念ながら日本人の受賞はありませんでした。

 

「イグ・ノーベル賞」

著者:マーク・エイブラハムズ著 / 福嶋 俊造訳、税込価格:¥2,520、出版:阪急コミュニケーションズ、ISBN:448404109X、発行年月:2004.3【bk1】【amazon.co.jp

 


「もっと!イグ・ノーベル賞」

著者:マーク・エイブラハムズ著 / 福嶋 俊造訳、税込価格:¥1,995、出版:ランダムハウス講談社、ISBN:4270000910、発行年月:2005.8【bk1】【amazon.co.jp

 


2006.10.04

IKEAに行ってきました

以前、「IKEAが日本に上陸」という記事で、船橋にIKEAの日本1号店ができるということをお知らせしました。その後、横浜に2号店もできたようです。

私は渡米当初にIKEAで多量の家具を買い込んだものの、そのときに起こったトラブルがトラウマになっており、IKEAにあまりいい印象は持っていません。このときの経緯は「IKEA事件」として拙著「研究留学術」にコラムを載せていますので、興味のある方はお読みください。

IKEA事件の時にはまだ渡米しておらず、IKEA事件未経験の妻の、「IKEAにいってみたい」というリクエストで、先日、IKEAに行ってみました。ちなみに、アメリカでは「アイケア」と発音されていますが、日本では「イケア」で統一しているようです。

南船橋駅正面に立地するIKEA船橋店は、とにかく、人が多く混んでいました。子供を預かってくれるプログラムがあるのですが、混雑していて、4時間待ちといった状態。買い物のシステム自体はアメリカのIKEAと全く同じでした。客が自分で倉庫から家具をカートに乗せてレジでチェックアウトし、自分で駐車場まで運んで車に乗せ、家で組み立てるという仕組みです。レストランにはIKEA名物のスウェーデン風ミートボールもありました。

結局、大小合わせて10種類ほどの家具を買い込むことになり、カートに乗せてレジに進むこと自体相当難儀でした。我が家は車がないので、すべて配送をお願いしました(送料は13000円くらいかかりました)。また、アメリカの時の経験から、引き出しの多い家具は組み立てが非常に難しいことを学んでいましたので、引き出しの多い2つの家具は自宅に運んでから組み立ててもらうというサービスをお願いしました。それぞれの組み立てに7000円程度の費用がかかります。こうなってしまうとIKEAのコストパフォーマンスはかなりそがれてしまいます。

先日、荷物が届き、組み立てをお願いした家具は、運んできてくれた方がてきぱきと組み立ててくれたようです。残りの家具は妻と手分けして組み立て。日曜日1日がつぶれた上、へとへとになりました。

2006.07.04

Dr. AlpernのPowerPointスライドをアップしました

6月16日の「Physician Scientist」のエントリー、多くの方から全文を読みたいとの要望をいただきましたので、エントリーを大幅に書き直して、当日のPowerPointスライドが読めるようにしました。是非、ごらん下さい。

2006.06.21

雨のソウル

昌徳宮

友人が忙しい中、時間を作ってくれて、昌徳宮を案内してくれました。朝から降り続いていた雨がかなり強くなり、砂利道を歩くのに少々難儀しましたが、やや殺風景な庭園が雨に濡れて艶やかになっていました。

昌徳宮近くの韓国料理レストランでランチ。

ソウルで食する本場の韓国料理は思っていたほど辛くはありません。あえて、チゲなどの辛いものを避けているからなのかもしれませんが、韓国人の友人は、本来の韓国料理というのはそんなに辛くないのだと言います。カンジャンケジャン(ワタリガニの醤油漬け)は初めて食しましたが、韓国では「ご飯泥棒」と呼ばれているそうです。

午後の仕事に戻る友人とインサドンで別れました。

こうして、はじめて訪れた国で、旧交を温めることができることはとても幸せなことです。

2006.06.16

Physician Scientist

私が大学院に入った頃からいつも考えてきた命題「臨床医がなぜ研究をするか」。

今日、聴いたYale School of Medicineの学長であるDr. Robert J. Alpernの講演は、この命題に対する非常に興味深い講演でした。彼の話の筋は以下のようなものでした。

研究と臨床は互いに密接な関係があり、腎臓の生理学、病態生理、腎臓病のメカニズムに深い造詣を持った傑出した研究者は同時に傑出した臨床医であった。

しかし、近年、研究と臨床の間には深い溝ができ始めている。最新の科学は臨床の直接的な問題と離れたテーマを対象とするようになり、臨床医は研究から離れ、最先端の研究者は臨床の現場から離れる傾向にある。

しかし、そのような状況の中で、Dr. Alpernは 「The core of nephrology must be the physician scientist who is competent in patient care and research.」と強く訴えています(physician scientistとは、研究をおこなう臨床医のことです)。Yale School of Medicineでは、医学部の学生全員に一定期間、基礎研究をおこなうことを義務づけているそうです。

Dr. Apern に直接話をし、当日用いたPowerPointファイルをいただき、このwebサイトに掲載する許可もいただきましたので、以下のリンクで見ることができるようになっています。

PowerPointを見る

2006.06.11

入門者はまず最高のものから

私はクラシック音楽の素養が全くないのですが、とある事情で、クラッシク音楽について少し勉強しなければならなくなりました。

本屋で手にしたのは、「3時間でわかる「クラシック音楽」入門」【bk1】【amazon.co.jp】という、ちょっと恥ずかしい名前の本ですが、書いてあることはなかなか硬派で気に入りました。

著者の主張は「入門者はまず最高のものから聴き始めるべき」というものです。CDであれば、ヴィルヘルム・フルトヴェングラーが1951年7月29日にバイロイト音楽祭で指揮した、ベートーヴェンの交響曲第九番から聴くべきであり、コンサートなら、オーケストラで一番高い席が2万五千円以上のものに行くべきであると言っています。それ以下のものは、ある程度たくさん聴くようになり、数をこなしたくなったときに聴けばいいと言っています。

私の友人で最高傑作と呼ばれる推理小説を一冊読むたびに、人生で楽しめる一冊を失ったと嘆く友人がいます。ベストセラーや○○賞受賞、とか書いてある本ばかり読むのは気が引けますが、売れている本、多くの方に読まれている本は、無作為に選んだ本より、「よい本」である可能性は有意に高いと言えるでしょう。私自身、ベストセラーものは売れているときに読むのは気恥ずかしいので、後まわしにする傾向があります。でも、年間たいした数の本を読めるわけでもなく、もう少しいいものを優先して読んでもいいのかなと思っています。多くのものを楽しめるほど人生は長くはないのですから。

このことは、本や音楽だけでなく、映画、演劇しかり、食べ物しかりであります。

というのが長々とした言い訳でして、、、、。

高井株式会社(群馬県)の大吟醸 巌(5年古酒)を手に入れてきました。ちょっとためらわれるほど高価でしたが、平成12年金賞酒を5年間熟成したものらしく、これを逃したら絶対飲めない、という酒造会社の口車に乗ってみました。

2006.04.24

IKEAが日本に上陸

IKEAはアメリカでとても人気のある家具店です。北欧のデザインのセンスのよさと、破格の値段が人気の理由です。低価格の秘密は、家具はすべて組み立て式であること、家具の店全体が倉庫のようになっており、客が家具をカートに乗せてレジでチェックアウトするという方式になっているため店員の数が非常に少ないこと、によると思われます。私も留学したときには、喜んでIKEAに通いましたが、やはり安かろう悪かろうという感じで、2,3年でガタがくるものが多かったように思います。

2006年4月24日に、船橋にIKEAの日本1号店が開店しましたが、おそらくアメリカと同じようにやっては日本でうまくいかないことが明白なので、日本向けにかなりサービスをアレンジしているようです。

2006.04.19

「知的生産の技術」

「知的生産の技術」という本を読んでみました。これもGTDに触発されたものです。

「知的生産の技術」

著者:梅棹 忠夫〔著〕、税込価格:¥777、出版:岩波書店、ISBN:4004150930、発行年月:1980【bk1】【amazon.co.jp】【目次】

本書の初出は1969年。当時は大ブームをおこしたそうで、その後もロングセラーを続けています。

37年前の本で、現代の知的生産の技術の強力なツールであるパソコンが抜けていますが、時間を超えて、耳を傾けるべき内容に満ちています。特に、前半部分の「発見の手帳」「カードを使った知的生産の技術」に関しては大いなる刺激を受けました。内容を一部紹介します。

ダ・ヴィンチには奇妙なくせがあった。ポケットに手帳を持っていて、なんでもかでも、それに書き込むのである。ダ・ヴィンチの精神に魅せられ、筆者は「手帳」に「発見」を書き留めた。毎日の経験の中で、何かの意味で、これは面白いとおもった現象を記述するのである。あるいは、自分の着想を記録するのである。筆者は、この手帳に、自分で、「発見の手帳」という名を付けていた。
「発見」はまったく突然にやって来るものである。それをその場でとらえて、即刻記録するのであるから、その記録の装置としての手帳は、いつでも身に付けていなければならない。これが、「発見の手帳」についての、第一原則である。大きさに関しては、新書判のたけを少し短くしたくらいの大きさで落ち着いた。また、机がなくてもかけるという条件を満たすために、表紙には、思い切って厚いボール紙を使った。書く際には、一ページ一項目という原則を確立し、ページの上覧に、そのページの内容をひと目でしらせる表題を付けた。

私は筆者が実際にどんなタイプの手帳を使っていたのかはしらない。でも、現代でこの手帳に一番近いのはmoleskineだと思う。その後、筆者はノートの欠点を克服するためノートを捨てて、カードに書くことにした。

ノートの欠点は、ページが固定されていて、かいた内容の順序が変更できないということである。ノートは、内容の保存には適していても、整理には不適当である。 そのため、筆者はノートをやめて、すべてカードにかくことにした。 カードは小さいものはよくなく、思い切って大きくしたほうがよい。筆者はB6判をつかっていた。罫線の間隔を十分に広くとって、ほどほどに厚い紙をつかって「クル」ことがやりやすくした。 こうして、自分で設計したものを、図書館用品の専門店に注文してつくらせた。このカードは、大変評判が良くて、希望者がたくさんあったので、まとめて大量につくって、あちこちに分譲した。その後いつの間にか、わたしの設計したこの型のカードがずいぶん普及してしまい、逆にわたしに、「カードはこれがいい」と勧めてくれる人も出てきた。ついにわたしは、文房具店の店先で、わたしのカードが商品として売られているのを発見した。その商品には、「京大型カード」という名がつけてあった。
カードについてよくある誤解は、カードは記憶のための道具だ、というかんがえである。英語学習の単語カードなどからの連想だろうが、これは実は、完全に逆なのである。カードにかくのは、そのことを忘れるためである。忘れても構わないように、カードに書くのである。標語風にいえば「記憶するかわりに記録する」のである。いわば「忘却の装置」である。カードにかいてしまったら、安心して忘れていいのである。

2006.02.09

藤田元司監督

元ジャイキチの私が最も好きな監督は藤田元司監督。ちなみに、一番好きな選手は原辰徳。打てない打てないと言われ続けて、ついに放ったホームランに涙したことも一度ではありません。

私が中学生の頃、就任したばかりの藤田監督にお会いし、その背中を失礼ながら、たたかせて頂き、背中がとても大きかったことを今でもよく覚えています。そんなこともあって、とても身近な人だと勝手に感じていました。

ほぼ日刊イトイ新聞200藤田元司監督へのインタビュー記事「体温ある指導者」は、藤田監督の人柄がにじみ出たすばらしいインタビューです。その中で、ちょっと驚く記事「あれは、まちがいでした」がありました。

あ、そうですか。
たとえば、ぼくが数失敗しているうちで
大きな失敗は、
中畑をファーストへまわして、
原をサードにまわしたこと‥‥。
これはいちばんの間違いでした。

性格やタイプからいって、
原がファーストタイプなんですよ。
中畑がサードタイプなんです。
あれは、ぼくがミスして逆にしちゃった。

もしも原をファーストで
中畑をサードに入れていたら、
もっと、チームが勝てていたと思います。
これだけはまだ本人たちに謝っていませんけども、
あれは、まちがいでした。

私としては、動き回るファースト像を作り上げたというのは、斎藤投手を作り上げたことに並ぶ、藤田監督の最大の功績の一つと思っていましたが、ご本人が大失敗だと思っていたとは意外でした。

そんな藤田監督ですが、長い闘病生活の末、お亡くなりになったとのことです。享年74歳。ご冥福をお祈り致します。

2005.11.20

Jobs' Speech @ Stanford University

What's newをお休みしていた間に書き漏らしてしまったことをいくつか書いておきます。

まず、第一に書き残しておきたいのが、AppleのCEOであるSteve JobsがStanford大学の卒業式典でおこなった感動的なスピーチ、「Stay Hungry, Stay foolish」です。

昨年膵臓癌と診断され、手術から復活してきたJobsが前途有望なStanfordの学生を前にして、

Your time is limited, so don't waste it living someone else's life. Don't be trapped by dogma — which is living with the results of other people's thinking. Don't let the noise of others' opinions drown out your own inner voice. And most important, have the courage to follow your heart and intuition. They somehow already know what you truly want to become. Everything else is secondary.

と語りかけます。すでに読まれた方も多いでしょうが、まだの方は是非読んでみて下さい。音声ファイルをiPodにおとして聞くと感動的です。

原文(Stanford大学)

日本語訳(前編)、(後編)SAFETY JAPAN 2005 [特別寄稿]/日経BP社

日本語訳(市村氏による)

録画ビデオ

音声ファイル

ついでにご紹介

「スティーブ・ジョブズ」

著者:ジェフリー・S.ヤング著 / ウィリアム・L.サイモン著 / 井口 耕二訳、税込価格:¥2,310、出版:東洋経済新報社、ISBN:4492501479、発行年月:2005.11【bk1】【amazon.co.jp】【目次】

 


2005.09.21

katrina

今回のKatrinaの被害を受けられた方々に心からお見舞い申し上げます。ニューオリンズといえば、大きなコンベンションセンターがあり、国際学会が開かれることも多い町です。私も一度訪問したことがあります。

日本でも毎日多くの報道がなされていますが、ハリケーンの名前で私自身すっかり思い違いをしていたことに最近気づきました。私はハリケーンの名前には、女性の名前がアルファベット順で付けられていると思っていたのですが、随分前に、女性と男性の名前を交互に付けるようになったのだそうです。ついでにもう少し詳しく調べてみました。

http://www.nhc.noaa.gov/aboutnames.shtml

1953年から、大西洋岸で発生するハリケーンには女性の名前が付けられていましたが、1979年からは、交互に男性と女性の名前が付けられるようになりました。名前には6年分のセットがあって、6年周期でそれぞれのセットを使うことになっています。各セットにはq、u、x、y、zを除く21個のアルファベットで始まる名前が用意されていて、発生順にアルファベット順に名前が付けられます。今年はハリケーンの発生数が多く、21個の名前を使い切ってしまう可能性が出てきています。この21個を使い切ってしまった場合には、ギリシャ文字でAlpha, Beta, Gamma, Deltaが使われることになっています。

なお、甚大な被害をおよぼしたようなハリケーンの名称は将来使われなくなるそうで、今回のKatrinaは使われることはなくなるのでしょう。

2005.04.03

Assist On

一度行ってみたいと思っていた原宿のAssist Onに行ってみました。Assist Onは良いデザイン、優れたインターフェイス、使う楽しさを与えてくれるような製品を集めた雑貨屋です。Macエヴァンジェリストの大谷和利氏がアドバイザーをつとめていることもあって、Mac関連のおしゃれなアイテムもそろっていて、いつかはいってみたいなと思っていました。明治通り沿いの竹下口にありますが、ちょっとわかりにくい場所でした。

店舗はそれほど大きくないものの、店の中は夢があふれたスペースでした。デジタル製品が多いのかなと予想していたものの、デジタル製品以外にも、家庭用雑貨、衣料品、知育玩具、書籍、文具など、たくさんの楽しくなる商品が並んでいました。今日は時間がなかったので、何も買わずに出てきましたが、また、ゆっくり訪問してみたいと思います。

2005.03.24

マインドマップ

ここ数年、コンピュータというか、キーボードに頼りすぎて、ほとんどノートを書く場面がありませんでした。たとえば、グラントの申請書を書くときにも、いきなりコンピュータ上で書き始めることがほとんどです。

だんだん脳が退化してきたのか、最近、この方法に行き詰まりを感じることが多くなりました。いきなりキーボードで書くのではなく、タイピングする前に、鉛筆をもち(本当はボールペン)、アイデアをノートに書き出してみると、思考が整理され、さらに膨らむことに今更ながら気がつきました。

そんなとき、マインドマップと呼ばれる方法を真似してみると、ブレインストーミングというのでしょうか、自分の頭の中でディスカッションが進み、いいアイデアが浮かんだりします。もちろん、私はきちんとマインドマップの方法を習得しているわけではありませんし、方法論にも詳しくはないのですが、見よう見まね程度のものであっても意外と効果があると感じています。

論文を読むときにも、マインドマップを作りながら読むと、自分の研究に生かせる点、その論文の問題点などが明確になります。

マインドマップを作成するソフトウェアというのもありますが、私の個人的な意見としては、ペンとノートで書くという行為自体が非常に重要だと思うので、私はマインドマップのソフトウェアは使っていません。

もし、マインドマップに興味のある方は以下の書籍あたりをどうぞ。

「ザ・マインドマップ」

著者:トニー・ブザン著 / バリー・ブザン著 / 神田 昌典訳、税込価格:¥2,310、出版:ダイヤモンド社、ISBN:4478760993、発行年月:2005.11【bk1】【amazon.co.jp】【目次】

『ザ・マインドマップ』は発明者トニー・ブザンが公認した唯一のマインドマップ公式本です。「人生に奇跡を起こすノート術」の新訳完全版です。ただ、初めての方にはやや実践的な部分が少なく、次の「マインドマップ・ノート術」から入った方がよいようです。


「マインドマップ・ノート術」

著者:ウィリアム・リード著、税込価格:¥1,575、出版:フォレスト出版、ISBN:4894511991、発行年月:2005.9【bk1】【amazon.co.jp】【目次】

マインドマップ実践のための好著です。


「マインドマップ読書術」

著者:松山真之助著、税込価格:¥ 1,470(本体:¥ 1,400)、出版:ダイヤモンド社、ISBN:4478733007、発行年月:2005.01【bk1】【amazon.co.jp

マインドマップに関しては抽象的な本が多い中で、マインドマップ読書術という具体的な応用例を示した本です。


「人生に奇跡を起こすノート術」

著者:トニー・ブザン著・田中孝顕訳、税込価格:¥ 1,575(本体:¥ 1,500)、出版:きこ書房、ISBN:4877710523、発行年月:2000.04【bk1】【amazon.co.jp】【目次】

マインドマップ提唱者のトニー・ブザン氏の書で、マインドマップに関して最も売れている本。


「頭がよくなる本 改訂新版」

著者:トニー・ブザン著・佐藤哲訳・田中美樹訳、税込価格:¥ 1,365(本体:¥ 1,300)、出版:東京図書、ISBN:4489005261、発行年月:1997.09【bk1】【amazon.co.jp

私はこの本はまだ手に入れていませんが、ネット上のレビューでは「人生に奇跡を起こすノート術」より本質的という評価があるようです。


2004.12.12

2004年ベスト:研究留学ネットで紹介して売れた本ベスト20

研究留学ネットはamazon.co.jpのアフィリエイト契約をしています。研究留学ネットで紹介してあるリンクをたどってamazon.co.jpで購入して頂いた場合、こんな本が売れましたよというレポートが見られます。2004年1月から11月までに研究留学ネットを通して、amazon.co.jpで購入された書籍でどんなものが売れたか集計してみました。その結果、もっとも売れた本ベスト20は以下の通りです。研究留学術は、まあ、いいとして、売れている本の傾向としては、英語に関連する本が多いようです。

  書名  
1 研究留学術 amazon.co.jp
2 医学・生物学研究者のための絶対話せる英会話 amazon.co.jp
3 アメリカの研究費とNIH amazon.co.jp
4 ポスター発表はチャンスの宝庫! amazon.co.jp
5 アクセプトされる英語医学論文を書こう! amazon.co.jp
6 医学・生物学研究者のためのホンネのアメリカ留学マニュアル amazon.co.jp
7 デジタル文献整理術 amazon.co.jp
8 アット・ザ・ヘルム amazon.co.jp
9 医学英語論文の賢い書き方 amazon.co.jp
10 アメリカで困らないための本 (生活編) amazon.co.jp
11 学会・論文発表のための統計学 amazon.co.jp
12 これから論文を書く若者のために amazon.co.jp
13 医薬研究者のためのケース別統計手法の学び方 amazon.co.jp
14 バイオサイエンス研究留学を成功させる とっさに使える英会話 amazon.co.jp
15 科学者のための英文手紙の書き方 amazon.co.jp
16 アメリカ暮らし すぐに使える常識集 amazon.co.jp
17 道具としての統計学 amazon.co.jp
18 アメリカで困らないための本〈健康・医療編〉 amazon.co.jp
19 生命科学者のための実践!英文email講座 amazon.co.jp
20 科学者のためのポスターセッションガイド amazon.co.jp

2004.12.08

2004年ベスト:今年すべったWhat's new!

みなさんが選んで下さったWhat's new!がだいたい私のベストもカバーしているので、逆に、すべってしまったWhat's new!を選んでみました。

2004.10.7の「DVDが出てこない!」

ここにのせた写真は自分なりには会心の写真なのですが、、、。いまいち受けなかったですね。

2004.9.30の「Macのシェア」

最後に、「研究留学ネットは来月からは研究者のためのMac情報サイトに衣替えする予定。」と書いたあとに、こわくなって、薄い字で「って、ウソだけど半分本気。」と書いたけど、本気にされてしまったかしら。

2004.5.4の「ゴールデンウィーク」

「今年は思い切ってMount Rushmoreを見に行ってきました。」と書いたら、「連休にアメリカ行ってきたんですね」と何人からも声をかけられる始末。もちろんあの写真は本物のMount Rushmoreなんかではありません。鬼怒川のMount Rushmoreです。 うーん、残念。

2004.12.06

2004年ベスト:読者が選ぶベストwhat's new!

おかげさまで12月6日午後5時頃に150万アクセスを迎えました。みなさんから選んで頂いたwhat's new!ベスト8を発表します。

順位 Date Title
1 9月14日 PubList Maker 作ってみました
2 11月20日 そうだ! 京都に行こう!
3 10月22日 日本プロ野球
4 2月7日 論文のサーベイ
4 9月30日 Macのシェア
4 11月25日 「アメリカの税金と確定申告の基本」のページアップデート
7 5月31日 アメリカのサイエンスのしくみ 第二弾「NIHグラントのしくみ」
7 7月23日 シアトル再訪〜シアトルも暑かった

私としては、自分自身が自信を持って送り出したPubList Makerを選んで頂いてとても光栄です。また、こんな趣味をのせてもいいのかなと思いましたが、第2位の京都の写真も多くの方の支持を集めました。 そして、私にとっては意外だったのが、第3位の記事でした。私が自分なりに決めている様々な掟(What's new!で扱う話題、文体、など)を破ったことに皆さん驚かれたのでしょう。

第一位となった記事を支持して下さった方が5名を越えました。私の方でどなたと選ぶのは難しかったので、抽選とさせて頂き、下記の5名の方にプレゼントを差し上げることとなりました。

   田畑様、SE様、ヤマ様、HIKARU様、morokeng様

今回のプレゼント企画は、今後のWhat's new!をどうしようかという思いもあり、読者の方の意見を聞きたいという意図がありました。アンケートに答えて下さった方の大半は、今のままの雑多な感じでよいのではないかという意見でした。ビザの最新情報、写真、B級グルメ、本の紹介、役立つwebサイトの紹介、コンピュータのTIPS、好きなようにやったらいいという意見が多かったです。こんな感想もいただきました。

「何でこのネタを振ってきたのだろうとか続き物はどこからつながってきたのか分からなくなって前のを見ているときに思わぬ拾い物をしたりして、なんかおもちゃ箱というか玉手箱というか。これからもいろんなネタで楽しませてください。」

そう、What's new!は私にとってのおもちゃ箱なんです。

だいぶ元気が出てきました。ありがとう。

2004.12.04

2004年ベスト:手に入れたコンピュータ関連機器

今年はコンピュータ本体を買いませんでした。仕事場のメイン機は去年と同じPowerBook G4 15インチ(アルミニウム)です。でも、本体はそのままでコンピュータ周りがかなり変わりました。現在の環境はとても気に入っているので、この環境を作り出してくれた周辺機器3つをベスト3として選んでおきます。

ベスト3の話をする前に、自分のコンピュータ環境を説明しておきます。

去年までは、PowerBook G4 15インチ(アルミニウム)を毎日持ち運び、仕事場でも家でも一つのマシンですませていたのですが、さすがに、重さに耐えられなくなってしまいました。今年はじめからは、仕事場に PowerBook G4 15インチ(アルミニウム)を、家にはPowerBook G4 15インチ(チタン)をおいて、外付けハードディスクで家と仕事場のデータの同期を取るようにしました。仕事場を出るときに、変更のあったファイル(「差分ファイル」と読んでいます)とメールのデータだけハードディスクにコピーして、家に着いたらそれを家のPowerBookにコピーしています。朝、家を出るときは逆のことをしてやります。コピーするファイル数はたいした数でないので、コピーにかかる時間は1分以内です。この方式のメリットは自分のデータが家のPowerbookと仕事場のPowerBookと外付けハードディスクの3カ所に残されるということです。3セットのデータを持てるので、かなり強固なバックアップ体制がとれます。

さて、こんなわけで、仕事場のメインのコンピュータはPowerBook G4 15インチ(アルミニウム)になったのですが、実は私、このPowerBookのキーボードが非常に苦手なのです。アルミの手触りが引っかかるような感じがする上、静電気でしびれるような感じがします。結局、長時間、このPowerBookのキーボードをタイピングできず、外付けキーボードとマウスを使うようになりました。そうすると、今度はディスプレイの質もあまり気に入らず(その当時はアップルが正式に認定していませんでしたがホワイトスポットの症状が出ていました)、やはりもっと大きなディスプレイが欲しくなりました。さすがに23インチは机におさまらなかったので、20インチのシネマディスプレイを買うことにしました。

PowerBookはふたを完全に閉めても、外部ディスプレイに出力することができます。PowerBookをしめた状態で20インチシネマディスプレイの2つの足の間にちょうどおさまりますので、机の上は広々と使えます。

そのうちに、ワイヤレスのキーボードとマウスが出たので、これらを使うとケーブルがなくなって、いっそう机の上がすっきりしました。ちなみに、私の机はこんな感じになっています。右側にある黒いディスプレイはWindows用です。一応、Windowsユーザーでもあるんです。

もちろん、Power Mac G5をPowerBookとリプレイスすることは可能ですし、その方がはるかにコンピュータのスピードは速くなるのですが、私はあえて、PowerBookをCinema Displayにつなげるという方法をとっています。もちろん、Power Mac G5のような大きな箇体をおくスペースがないというのも理由の一つなのですが、仕事場以外の場所でPowerBookが必要になったり、講義で必要になったりするので、でかけるときはコード類をはずしてPowerBookを持ち出して、仕事場に戻ったらつなげるというスタイルがとても気に入っています。Appleには10年ほど前に、PowerBook Duoという革新的なノートブックがあり、出先ではノートブックとして使い、オフィスに戻るとDuoをDuo Dockに差し込むと据え置きコンピュータとして使えるというシステムがありました。その当時はものすごい値段(たしか100万円近かったのでは)がしましたので、とても手が出ませんでしたが、PowerBookプラスCinema Displayというのは当時のDuoのシステムを再現したものだと思っています。

というわけで、2004年の私が手に入れたコンピュータ周辺機器ベスト3は

「Apple Cinema Display (20 inch)」

アップルコンピュータ

「Apple Wireless Keyboard (JIS)」

アップルコンピュータ(2003/10/31)、価格:¥ 10,881(税込)、ASIN:B0000DKBIC【amazon.co.jp

「Apple Wireless Mouse」

アップルコンピュータ(2003/10/31)、価格:¥ 8,825(税込)、ASIN:B0000DKBIG【amazon.co.jp

ということになります。

2004.12.02

2004年ベスト:手に入れたエレクトロニクスベスト3

今年、手に入れたエレクトロニクスベスト3の発表です。

「Nikon D70 デジタル一眼レフカメラ レンズキット [AF-S DX ズームニッコールED 18-70mm F3.5-4.5G(IF)セット]」

ニコン(2004/03/19)、価格:¥ 149,800(税込)、ASIN:B0001FTPGE【amazon.co.jp

今年手に入れたエレクトロニクスベスト1はなんといってもこれですね。なかなかD70を持って撮影に出かけるチャンスはないのですが、私の休日を大きく変えてくれました。D70をもっていったことで、シアトル、京都の紅葉をとても楽しむことができました。欠点はお金がかかること。レンズをはじめいろんなアクセサリーが欲しくなってしまいます。


「Apple iPod 40GB (Click Wheel) Mac&PC [M9268J/A]」

アップルコンピュータ、価格:¥ 44,940(税込)、ASIN:B0002OW6P6【amazon.co.jp】【Apple Store

第一世代のiPodから第四世代のiPodへの買い換えだったのですが、容量以外にも使い勝手も目立たないながら確実に進化しています。


「SONY CLIE PEG-TH55-B (エグゼブラック)」

ソニー(2004/02/14)、価格:¥ 39,800(税込)、ASIN:B0001IXUI0【amazon.co.jp】【sonystyle

3つ目は難しいのですが、TH55かな。オリジナルでは使いにくかったので、クリエオーガナイザーは使わないことにして、今回はいろんなソフトを入れまくってとても使いやすくなりました。


2004.11.24

ゴールド免許ゲット

留学中に運転免許が失効してしまっていたため、ゴールド免許どころか「初回」講習になってしまったというのは先日のWhat's new!に書いた通り。

でも、実は裏技があったのです。これに気づいたのは、これから更新に出かけようと思った電車の中でした。

更新のお知らせのはがきをよく読んでみると、「必要により持参して頂くもの」のリストの中に

  • 海外旅行、入院などのやむを得ない理由で免許が失効して6ヶ月以内に現在の免許を再取得し、再取得後の期間が5年未満であるため初回講習となった方で、失効前の期間と通算して5年以上である場合は、その当時のやむを得ない理由を証明する書面

と書いてありました。妙にわかりにくい文章ですが、まさに私の状況にぴったり。もしかしたら優良講習にしてくれるのかもと思い、試験場に問い合わせたら、「免許失効から、失効手続きをとるまでのあいだに日本に帰国していなかったことがパスポートで証明できれば、優良講習にしてあげます」とのこと。パスポートを持って出直すことにしました。

江東試験場につくと、3番の免許相談窓口に行けといわれ、パスポートの出国印と入国印の部分を見せると、はい、わかりましたと優良講習に切り替えてくれました。

初回講習と優良講習では大違いで、更新料金が3950円→2950円。講習時間が2時間→30分。普通免許(3年期限)→ゴールド免許(5年期限)となります。講習中も、教官は「みなさんは優良ドライバーですからこんなことはないと思いますが」との発言が3分に一度浴びせられ、ちょっとVIP気分。

いやー、あのとき気づいてよかったです。

2004.11.21

そうだ!と思って、京都に行ってきました

紅葉時期の京都を訪れてみたいというのは、長い間の夢でしたが、日曜日しか休みが取れない状態では、いつまでたってもその夢は叶えられそうにありませんでした。ここは、強行日程で思いを叶えるしかありません。

旅に出られるためには、京都の紅葉が見頃になっていること、天気が悪くないこと、土曜日の仕事が夕方までに終わること、この3つの条件がすべて揃っていなければいけません。京都の紅葉の状態は

などでチェックをして、作戦決行の日を11月20、21日に決めました。しかし、大変だったのが、宿探し。前日にこのピークの時期の宿を見つけることは非常に難しく、50箇所くらい電話をしても見つからなかったものの、最後になんとか1つ宿を抑えることができました。たまたまそこは京都でよく使うホテルでメンバーになっていたのが効いたのかもしれません。

土曜日の仕事を終えて、新幹線に飛び乗り、なんとか、ライトアップの終わる前に京都にたどり着きました。

今回の一人旅の目的は、京都の紅葉撮影。万全の準備をしたつもりが、いろいろ部品が足りなかったり。最大の誤算が、ほとんどの寺社が境内での三脚の使用を禁止していたこと。ライトアップの写真はかなり期待をしていたのですが、さすがに三脚なしではまともな写真はとれません。永観堂は人が多すぎ、南禅寺の天授庵は、ライトアップを始めたばかりなのかあまり知られていないようで人も少なくよかったです。

ピーク時の京都観光は早起きが勝負。

というわけで、翌朝は、朝6:30にホテルを出発。短期勝負で回るには、電車・バスでは厳しい。ちょっとお金がかかりますが、午前中は観光タクシーで効率よく回ってもらうことにしました。吟松寺(三脚可)、貴船神社(三脚可)、実相院、蓮花寺、赤山禅院(三脚可)、真如堂(三脚可)、神護寺(三脚可)とかなり広範囲を回ってもらいました。三脚が使えるという希望もくんでくれましたし、穴場を知っている運転手さんで、超穴場の吟松寺、床に紅葉が写る実相院はすばらしかったです。

午後は嵯峨野から嵐山をそぞろ歩き。今回のもっともフォトジェニックな場所は、嵯峨野の平野屋さんの前の紅葉でした(昨日の写真の下の3枚)。カメラ小僧がたくさん黒塗りのハイヤーにカメラを向けていたので、芸能人でも乗っているのかと思ったら、ハイヤーのボンネットに写り込む紅葉を撮影しているのでした(右下)。

今回は、食べ物はあまりこだわらなかったのですが、私なりの京都の定番である、ニシンそば、湯豆腐を食しました。

こんな時期に行くのですから、人が多いのは我慢しなければならないのですが、帰りの新幹線の切符を取ろうとしたら1時間以上先まで指定席が取れないのには参りました。充実しきった24時間で、ちょっと1時間は待てない状態だったので、贅沢してグリーン車で帰宅して参りました。


2004.11.03

ゴールド免許

駐車禁止の切符を1度切られた違反歴が響き、留学前の更新期間前更新の時にゴールド免許がもらえませんでした。12月生まれなもので、3月の帰国の前に運転免許が失効してしまい、帰国後にあわてて失効手続きを取る羽目になりました。ゴールド免許でうまいこと失効を免れた妻に比べると、2回くらい更新が多くなってしまいました。

帰国してからは完全なペーパードライバーなので、留学前からあしかけ7年くらい、違反もない優良ドライバー。今度こそゴールド免許。

先日、運転免許更新のお知らせの封筒が届き、開けてびっくり。ゴールド免許どころか、「初回更新」になっていて、更新手続きは最寄りの警察署や運転免許更新センターではできず、運転免許試験場でしかできません。

失効というのは、ゼロからのスタートなんですね。

留学中1回だけ日本に帰国しましたが、今考えると、有効期限が残っていたとしてもそのとき更新しておくべきでした。

みなさんお気をつけあれ。

2004.10.28

科学研究費補助金データベース

日本の科研費も少しずついい方向に向かいつつあるというお話。

日本とアメリカのサイエンスの質の違いの原因となっているのは科学研究費制度にあるということは白楽ロックビル先生の名著『アメリカの研究費とNIH』bk1】【amazon.co.jp】を読んでいただけるとよくわかります(この本最近かなり手に入りにくくなっているようなので、見つけたら絶対買っておいた方がいいですよ)。

アメリカのサイエンスを支えているNIHの科学研究費分配のシステムのよい部分としては、

  • NIHにPOと呼ばれる専任のPhDを持つ審査官がいて、審査をオーガナイズしている。
  • スタディセクションと呼ばれる専門家による審査委員会で徹底的に議論して審査をする。
  • 審査結果を申請者本人に詳しく知らせる。その結果を元に再申請する道も残されている。
  • 研究費の分配状況がCRISPというデータベースで一般の人に公開されている。
  • 研究費から間接費や人件費を出すことができる。

などが、あげられます。

ひるがえって日本の場合は、というと、私が帰国してからは少しずつではありますが、制度が改革されています。

  • 審査結果がA,B,Cで本人に知らされるようになった。
  • 関係者の方からお話しを伺ったのですが、文部科学省の中に、40歳前後の若手の研究者がPOとして20名あまりいて、文部科学省で審査される大型案件の審査のサポートをおこなっているそうです。ただし、今のところ、POは非常勤。
  • 今年から、審査員の選定は学会への丸投げではなく、文部科学省、学術振興会の方で選出するようになった。
  • 大型の研究費では間接経費も認められるようになってきている。
  • 今年から、常勤の研究者でなく、非常勤の研究者にも科研費申請権を与えた。

まだ、表面的にアメリカのよいところをなぞっているだけといわれてしまえばそれまでですが、少なくとも、いい方向に向けて改善していこうという意識はあるようです。それから、最近、科学研究費補助金データベースというのが開設されました。今までも、NACSIS-IRというデータベースで、すべての科研費を検索できたのですが、登録が必要な上に有料だったのです。それを一般の人も見られる形にしました。NII学術コンテンツ・ポータルGeNiiもだいぶ充実していますのでご覧下さい。

2004.10.24

焼き肉

5年ぶりに保土ヶ谷の焼き肉屋に。高級といわれる焼き肉屋も含め、ずいぶん焼き肉屋にも行きましたが、やっぱりここが一番おいしい。

現在、日本では、タンやハラミといった食材は非常に手に入りにくくなっていますが、分厚い生の上質なタンやハラミが出てきたのには驚きました。あるところにはあるんですね。

生肉しか使わないので、肉が薄く切れないそうで分厚い肉が出てきます。これだけの肉が都心のお店より安い値段で出てくる(同じグレードの肉を探してもなかなかないと思いますが、あったとしてもこの店の3倍くらいの値段になるでしょう)のですから、たまりません。欠点は唯一、我が家から遠いところにあるということ。

知り合いの方がやっているお店なので、お店の詳細はのせませんが、もしいってみたいという方がいらっしゃいましたら、直接私宛に問い合わせて下さい。

2004.10.22

日本プロ野球

研究留学ネットでは、基本的に時事ニュースに対するコメントは書かない。でも、現在の日本のプロ野球の醜態はひどい。自分の中の掟破りになるが、黙っていられない。

私は留学する1999年までは、熱烈な巨人ファンだった。夕方になれば、巨人戦の結果が気になり、当直室のテレビで経過をのぞかずにはいられなかった。もちろん、巨人が負けた日の機嫌は悪くなる。1994年巨人-中日の最終戦は手にあせ握り釘付けになった。原辰徳ファンであった私は、原辰則のサヨナラホームランに何度涙を流したことだろう。

まさか、自分が巨人ファンでなくなるなんて考えてもいなかった。きっかけは、アメリカで大リーグの試合を見たことである。球場に足を運び地元のチームを球場一丸になって応援する。選手はファンサービスに積極的。もちろん、プレー質は高い。留学中の2年半あまりで、10回近く観戦に出かけた。

帰国後すでに日本のプロ野球に情熱は失っていたが、帰国後1ヶ月で見た後楽園ドームの試合で、私のココロは1秒たりとも動くことはなく、日本のプロ野球への興味をすべて失った。

今年の、近鉄、オリックスの合併に始まる騒動の過程でよくわかったが、プロ野球というのは、ちょっと羽振りのいい企業が個人的に球団を持っているだけで、きわめて私物化された球団が集まって試合をしている興業であるということである。コミッショナーが本来は様々な最終権限を持っているのだが、この方まったく使い物にならない。

今回の巨人、西武、横浜、阪神のオーナーの辞任のみならず、同じ観点でいえば、おそらく、すべてのオーナーが辞任する事態になる可能性がある。

1リーグ制なんて甘っちょろい。いったん、プロ野球は中止して、選手を1球団に集めて、アメリカンリーグ西地区に参加してはどうだろうか?西地区は5球団で1球団はいる余地がある。

2004.10.17

モーターサイクル・ダイアリーズ

1週間ぶりのご無沙汰です。この1週間は試験勉強にいそしんでおりました。

ようやく試験勉強から解放されて、「モーターサイクル・ダイアリーズ」を見に行ってきました。この映画に関するロバートレッドフォード(この映画の製作総指揮)へのインタビュー記事を読んだのが、この映画を知ったきっかけでした。ただし、東京で上映している映画館は恵比寿ガーデンシネマ1館のみで、すごく混雑しているとの前情報。

試験を終えて、恵比寿ガーデンシネマにたどり着いた昼過ぎには、なんとか2つ先の上映に滑り込めたという状態。3時の時点では、すべての回がsold outになってしまいました。

この映画は伝説の革命家チェ・ゲバラの青年時代の南米大陸縦断旅行を彼の日記に基づき、きわめて忠実に再現した映画です。この旅行を通してチェ・ゲバラの中の何かが変わった、その何かを知りたい、そんな期待感で上映が始まるのを待ちました。

不幸にして私はチェ・ゲバラについて無知でしたが、それゆえに白紙の状態でこの映画を見ることができました。彼の日記に基づいて忠実に描かれているとのことで、下手な脚色は極力抑えられているところに好感が持てます。映像もきれいです。とてもよい映画だと思いますが、私としては、彼を変えた「何か」について、私自身圧倒されたいという気持ちがあったので、ちょっと淡々としすぎていたかなと。私の評価は星4/5。Yahooのレビューでも高得点をつけている方が多いようです。

映画を見終わって、エルネストとアルベルトの本人の写真を見てびっくり。よく似た俳優を選んだものです。

また、いつもの更新頻度に戻れると思います。

2004.10.08

moleskine

2003年3月27日のWhat's new!でも紹介したRHODIAのノートパッドは今や私の生活になくてはならないアイテムになりました。

最近、文房具オタクの間で話題になっている本が「文房具を楽しく使う ノート・手帳篇」著者:和田哲哉著【bk1】【amazon.co.jpです。第2のRHODIAを発掘するために、さっそく読んでみました。和田さんはこの本で、「多ノート派」というスタイルを紹介されています。目的、使い方、カテゴリーにあわせて自由に複数のノートを併用するというスタイルですが、ちょっと私にはあわないかな、という感じ。スケジュール、To doリスト、その他リファレンスはPalmに詰め込んで、気楽なメモをRHODIAに書いて、破って捨てるというのが私の今のスタイル。つまり、残すべき情報はPalm かコンピュータに入ることになります。私としては、多ノートにしてしまうと、常に全部を持って歩くわけにはいかないし、どこに書いたのかわからなくなるというのが、心配です。

ただ、RHODIAのような書き捨てではなく、残しておける紙の手帳が1冊あってもいいかなと思い、この本で紹介されていたMoleskineのメモ・ポケッツ(スクエアノート)を買ってみました。Moleskineはゴッホがスケッチブックとして使ったとか、インディジョーンズが映画の中で使っていたという伝統のある手帳です。手触りのいいハードカバーとノートが開かないようにゴムがついているのが特徴です。

ただ、私の性格として、残す記録を書くとなると、何かかしこまってしまい、購入して1ヶ月近く経つのに、2ページしか埋まっていません。もっと気軽に書けばいいんですけど、、、。手帳は性分に合わないのかなぁ。

「文房具を楽しく使う ノート・手帳篇」

著者:和田哲哉著、税込価格:¥ 1,680(本体:¥ 1,600)、出版:早川書房、ISBN:4152085827、発行年月:2004.07【bk1】【amazon.co.jp

文具マニアの和田さんが書いた1冊。彼の文具への思いが詰まった「Stationary Program」 、こだわりの文具の通販サイト「信頼文具舗」もどうぞ。


2004.05.22

銀座

ここのところ、仕事がたまりにたまって、かなりストレスのたまる毎日。土曜日くらい、息を抜かないと、ということで夕方に仕事を放り出して、銀座へ。

まずは、Apple Store Ginza。以前から気になっていた、キーボードの不具合をなおしてもらうために、Powerbook G4をGenious Barに預ける。このPowerbook G4は買ったときから相性が悪いのか、なんかちょこちょこ不具合が出てくる。3Fのセミナールームでセミナーを聞いたりして、小一時間、時間をつぶす。

そら豆の天ぷら

和光前で昔からの友人たちと待ち合わせて、天ぷら近藤へ。日本一といわれる天ぷら屋と言うことで、なんと3ヶ月前から予約を入れておいた。そら豆、稚鮎、ぎんぽをはじめとした旬の味をおいしく頂きました。

そのあと、2カ所で飲み直して、午前様。

そんな1日。


2004.05.04

ゴールデンウィーク

今年は思い切ってMount Rushmoreを見に行ってきました。


2004.02.22

三鷹の森ジブリ美術館

三鷹の森ジブリ美術館に行って参りました。

入館するには、事前の予約が必要で、その予約チケットが毎月10日午前10時からローソンで発売されるのですが、それがなかなか取れない。日曜日しか休みがない私は2年がかりでようやく予約チケットが取れました。

いろいろこだわりのある美術館で、宮崎ファンにはたまらない場所です。私のお気に入りはゾートロプ。巨大な立体ゾートロープはいくら見ていてもあきない。すっかり欲しくなりましたが、もちろん売り物ではなく、万が一、売り物だとしてもものすごい値段になるのでしょう。

残念ながら、館内は撮影禁止とのことで、屋外の写真だけ数枚紹介いたします。


2003.12.31

2003年のベスト1

大晦日ということもあり、研究留学ネット管理人の『今年のベスト1』を選んでみました。

■今年聞いたCDアルバム

LIVE Beautiful Songs:鈴木慶一、奥田民生、宮沢和史、矢野顕子、大貫妙子

今年出たCDではないのですが、、、。

■今年読んだ本(エンターテーメント)

陰摩羅鬼(おんもらき)の瑕:京極 夏彦著

今年もなかなか時間がとれず、読めたミステリーはこの本と、『葉桜の季節に君を想うということ』 だけ。京極ファンの中では評価が割れているようですが、わたくしは十分楽しませていただきました。『葉桜の季節に君を想うということ』は『このミステリーがすごい2004年版』の第1位なのですが、わたくし的にはいまいちでした。

■今年読んだ本(仕事)

体液異常と腎臓の病態生理

久しぶりに没頭して読んだ1冊でした。

■今年買ったコンピュータ周辺機器

ヒューレットパッカード psc2150

これは間違いなく、ヒューレットパッカードのデジタル複合機HP psc2150でしょう。 最近は文献収集はもっぱらPDFとなり、しかも、カラーの論文がほとんどになっています。文献をおくスペースを考えると、カラーの両面プリンタが便利です。両面印刷ができるカラーのインクジェットプリンタとなるとおのずとヒューレットパッカードのプリンタになります。psc 2150は前面給紙で紙を水平のままおいておけるのも大きなポイントです。私のpsc 2150はPDF論文印刷マシーンとしてフル稼働しています。ヒューレットパッカードのプリンタはエプソン、キャノンに比べマイナーですが、とてもおすすめです。ただし、複合機のスキャナ機能はスキャナ専用機に比べると貧弱ですので、割り切りが必要です。

ちなみに、Mac OSX 10.3では両面印刷ができませんので注意。10.2までならOKです。

■今年買ったコンピュータソフトウェア

keynote

ライバルのpowerpointと比べるとまだまだな部分も多いですが、プレゼンテーションの美しさは比ではありません。さらなるバージョンアップを期待しています。

皆さんの今年のベスト1をGuestbookで教えていただければ幸いです。

今年1年、研究留学ネットをご愛読いただきありがとうございました。皆様にとって2004年がすばらしい1年であることをお祈りいたしております。

2003.06.22

大阪

今週は学会で大阪に行って参りました。

関西に行くときには是非、お会いしたいと思っていた人がいます。これまで、何回かのチャンスはあったのですが、うまく時間の都合がつかなかったのですが、ようやく実現しました。彼とは、アメリカで1度あったことがあるだけなのですが、なぜか、とても話が合います。ずいぶん長い時間、おでん屋に居座ってしまいました。

おでん屋は宗右衛門町のど真ん中にありましたが、とてもおいしかったです。写真取り損ねました。

2003.04.04

福岡

昨晩、福岡から戻ってきました。

わずか、27時間の短い滞在でしたが、あらためて福岡の良さを実感。私にとって、福岡は好きな地方都市のかなり上位にはいるのですが、その一番の理由が、街が適切な規模で、便利できれいだということ。空港から町の中心部まで地下鉄で10分ほどというのがいいですね。

今回はシアトル時代の友人2人と食事をしたのですが、行きつけのおいしい小料理屋へ連れて行ってくれました。しばらくぶりの再開に話も弾み、発表の前夜というのに、ずいぶん遅くまで中州で飲んでしまいました。

ちなみに、今回も激安ビジネスホテルだったのですが、インターネットは高速で快適でした。部屋の大きさは4950円に見合ったものでしたが、、、、。

2003.04.01

帰国して1年

ここまでたどり着いていただいてありがとうございました。

帰国して1年。Seattleを忘れないために、手持ちの写真を使ってクリップを作ってみました。いかがでしたでしょうか?だいぶ力を入れたので、かなり重たくなってしまいました。すいません。

昨年に続き、研究留学ネットのエープリルフールバージョンでした。

このクリップは現在、こちらで見ることが出来ます。

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