本の紹介『名作マンガで精神医学』

名作マンガで精神医学

著者:林 公一、出版社:中外医学社 (2012-05-25)

名作マンガを通して、「統合失調症」「うつ病」「高次脳機能障害」「パーソナリティ障害」について精神医学的な解説を加えるという内容。

各章の中心となるのは、
一章 統合失調症─『わが家の母はビョーキです』 (中村ユキ)
二章 うつ病─『ツレがうつになりまして。』 (細川貂々)
三章 高次脳機能障害─『日々コウジ中』 (柴本 礼)
四章 パーソナリティ障害─『ブラックジャックによろしく』 (佐藤秀峰)

監修者の村松先生の前書きにもあるように、

“臨床医学を学ぶ時、最も有用な資料は実例のケースレポートであるが、現代では個人情報の問題等のため、実例の発表は学会でもかなりの制約がかかるようになっている。そんな状況下にあって、『わが家の母はビョーキです』『ツレがうつになりまして。』『日々コウジ中』は、医学文献としてもきわめて貴重なものである。”


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