2012年のベスト~旅行~

2012年は国内、国外とも旅行は少なかったです。最大の理由は、息子の受験があったことでしょう。

海外出張は1回。アメリカ腎臓学会に出席するために、サンディエゴを訪れました(当ブログ記事)。

国内旅行で、2泊以上滞在したのは2回だけでした。

夏休みは、沖縄本島で過ごしました(当ブログ記事)。

そして、石垣島への旅(当ブログ記事)は、自分にとっても忘れられない旅になりました。Facebookに書いた内容を紹介させていただきます。

石垣島には3つの透析施設があり、限られたリソースの中、島での透析医療を守られています。その中でも、最初に透析医療を開始し、長らく1施設だけで、石垣の透析医療を担ってらした病院を訪問させていただいて、院長先生のお話を伺いました。

院長先生は、35年前の透析医療の黎明期に、東京で透析医療を学ばれた後、生まれ故郷の石垣島に戻るも、当初は透析医療をやるつもりはなかったそうです。でも、患者さんから「石垣島でも透析ができるようにして下さい」という、切実な手紙を受け取り、思い立って、石垣島初めての透析施設を始められました。当時は、まだ透析機器も十分でなく、離島において、たった一つしかない透析施設を維持するというのはどれだけ大変なことか。想像を絶する苦労があったはずです。でも、当時の苦労を、なんくるないさと、なつかしそうにお話しする院長先生を拝見し、自分がいかに上澄みの医療しかやってこなかったか、のこのことやって来て偉そうに講演をするという自分を恥じました。

「でも、こうやって、島にいると、なかなか勉強できませんから、今日の講演は楽しみにしています」と言われ、私の本を持ってニコニコされている先生を見て、胸が詰まりました。 石垣の透析医療の直接の力にはなれないけど、私にしかできないことがあるはずです。そう思い直して、自分なりに精一杯、話をさせていただきました。

今回の石垣島は、私が今後生きてく上でのたくさんの示唆をいただくことができました。石垣の皆様、本当にありがとうございました。

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