2004.02.22

三鷹の森ジブリ美術館

三鷹の森ジブリ美術館に行って参りました。

入館するには、事前の予約が必要で、その予約チケットが毎月10日午前10時からローソンで発売されるのですが、それがなかなか取れない。日曜日しか休みがない私は2年がかりでようやく予約チケットが取れました。

いろいろこだわりのある美術館で、宮崎ファンにはたまらない場所です。私のお気に入りはゾートロプ。巨大な立体ゾートロープはいくら見ていてもあきない。すっかり欲しくなりましたが、もちろん売り物ではなく、万が一、売り物だとしてもものすごい値段になるのでしょう。

残念ながら、館内は撮影禁止とのことで、屋外の写真だけ数枚紹介いたします。


2004.02.17

「統計的多重比較法の基礎」

『統計的多重比較法の基礎』をbk1で注文したらさっそく届きました。bk1では2-3日以内に出荷になっていましたが、土曜日の夜中に注文して、月曜の夜中に発送案内があって、火曜日の昼間に勤務先に届きました。bk1で宅配便指定にすると、ほとんど最短で手に入ります。優秀。こんな本、でかい書店を回ってもあるかどうかわからないので、こういうときは、オンライン書店はありがたい。

ただ、中身をあけてみたら数式だらけの本でした、、、。これもオンライン書店の怖いところ。

これでもかというばかりの多重比較法のオンパレード。「これほど多重比較法について詳しい本はない」という言葉は嘘ではありません。3群以上のパラメトリックな検定というのは我々にとって最も縁の深い検定法です。今回はちょっとがんばってみます。大事そうなところだけでもこちらで報告します。報告がなかったら案の定、めげたと思ってください。

『統計的多重比較法の基礎』
著者:永田 靖、吉田 道弘著、本体価格: ¥3,800、出版:サイエンティスト社、ISBN:4-914903-46-6、発行年月:1997.11【bk1】【amazon.co.jp


2004.02.16

「学会・論文発表のための統計学」

年に数回むらむらとわき上がる統計勉強熱。いつも不完全燃焼で終わってしまうのですが、今回は、、、、。

『学会・論文発表のための統計学 統計パッケージを誤用しないために 』
著者: 浜田 知久馬、本体価格: ¥3,200、出版:真興交易(株)医書出版部、ISBN:4-88003-602-1、発行年月:1999.10【bk1】【amazon.co.jp

この本は統計パッケージに頼って統計解析をおこなっている研究者がおちいりやすい盲点について解説した本です。この本を読んだからといって、統計解析ができるわけではないですが、統計パッケージに頼りきりになって、闇雲に星印をつけている人にはハッとすることも多いでしょう。とても読みやすい本で、私も1日で読み切ってしまいました。私としては、第4章の多重性と多重比較はとても役立ちました。

3群以上の比較にt検定を複数回繰り返すということは統計的に間違い(第1種の過誤を増大させる)であることはよく知られていますが、では、多重比較をどのような検定方法でおこなえばいいのかというと、実はなかなか難しく、基準群が存在して、他のすべての群とを比較するならDunnett検定、Scheffeが使える条件はかなり緩いけれども検出力が低い、Duncan法はt検定を繰り返すのと同様に第1種の過誤が大きくなってしまい不適切な方法であることが知られている、というわけで、一般的にはTukey法が使うことが多いとのことです。また、群間に用量による単調性があれば、Williams検定が検出力が高い。

などということが書いてあります。ちなみに、他の本によれば、最近ではHolmの方法が汎用性が高く、検出力も高いという話もあります。この辺は、生物学の論文でも非常によく使う方法で、私ももっと勉強しなければならないですね。というわけで、ちょっと難しめの本のようですが、これしかないという名著だそうで、以下の本にチャレンジしてみようかと思っています。

『統計的多重比較法の基礎』
著者:永田 靖、吉田 道弘著、本体価格: ¥3,800、出版:サイエンティスト社、ISBN:4-914903-46-6、発行年月:1997.11【bk1】【amazon.co.jp

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2004.02.07

論文のサーベイ

大学院生の頃は、毎日のように図書館に通い、Nature、Science、Cellといった一流紙を始め、分厚いJBCまで、興味のある論文が掲載される可能性のある雑誌はもらさず最新刊をチェックしていました。

最近では、いろいろなインターネットでいろいろなサービスが利用可能で、毎日新着雑誌が来ていないかと図書館に通うことなく、効率的に論文のサーベイができます。

私が利用しているのは、メールによるeTOC (electoric Table of Contents)サービス。自分が毎回目を通す雑誌のeTOCサービスに登録しておくと、その雑誌が発刊になると同時に、Table of Contentsがメールで送られてきます。eTOCサービスを提供していない雑誌もありますが、一流紙と呼ばれるものはほとんどが利用可能です。

もう一つ愛用しているのは、Biomailです。これは、自分の興味のある研究テーマに関して、キーワードを登録しておくと、毎週、そのキーワードでPubmedを検索してくれて、結果をメールで送ってきます。つまり、eTOCで登録している雑誌以外で、自分の興味のあるテーマに関する論文もこの方法で漏らさずピックアップできるわけです。

というわけで、eTOCとBiomailを使えば、図書館に行く必要もなく、効率よく興味のある分野の最新論文をサーベイできます。

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