Gmailをスパムフィルターとして使うための方法

皆さんも、おそらく困っていると思われる大量のSpamメール。最近のプロバイダにはSpamフィルターサービスを提供しているところもありますし、メールソフト自身、Macであれば、MailやEntourageにも迷惑メールを振り分ける機能が備わっています。

しかし、Gmailのスパム振り分け機能は非常に優秀であることが知られており、「Gmailが誰でも使えるようになった」現在、Gmailをspamフィルターとして使うのもありでしょう。webサイトなどで公開しているアドレスの場合、大量のspamメールが来ます。このspamメールをブロックするために、Gmailを利用する方法について紹介します。

公開しているAアドレスにくるspamメールをブロックするために以下のようなシステムを作ります。

公開しているAアドレス >転送> Gmail >転送> 非公開のBアドレス

設定は以下のように行います。

  1. 公開しているアドレスAに来たメールすべてをGmailあてに転送するように設定します。
  2. Gmailでは自動的に迷惑メールを振り分けてくれます。
  3. Gmailの「設定」>「メール転送とPOP転送」で「受信メールを次のアドレスに転送」を指定し、非公開のBアドレスへの転送を設定します。転送せずに、POPでメールを取得するということも可能です。
  4. これによって、BアドレスにはAアドレスに届いたメールのうちspamメールを除いたメールだけが送られてくることになります。

ただし、Gmailのspamフィルター機能が優秀とはいっても100%ではありませんので、時々Gmailの迷惑メールに振り分けられたメールをのぞいてみることが必要です。あと、この方法の利点は、コピーをGmail上に残すことができるので、複数のコンピュータや携帯電話へのメールの同期をとることができるということです。

なお、公開しているAアドレスが、変更できないメールアドレスの場合は、別の方法をとる必要があります。たとえば、大学から配給されているメールアドレスは、大学のwebサイトや論文のcorrespond先として公開されていることが多いと思います。この場合は、

公開しているAアドレス >転送> Gmail >転送>公開しているAアドレス

として、Gmailのspamフィルターを使うことになるのですが、転送の条件を工夫する必要があります。「メールヘッダーを見て、Gmailから転送されたメール以外を転送する」ように設定します。こうすることで、メールの転送ループを防ぐことができます。ただし、必ずしもこのような転送設定が行えるとは限りませんし、転送設定失敗すると転送ループに入ってしまいますので、細かい設定はご自身で考えて行ってください。

アーカイブ

過去ログ一覧