「物語 大学医学部」

「物語 大学医学部」

著者:保阪 正康著、税込価格:\798、出版:中央公論新社、ISBN:412150223X、発行年月:2006.9【bk1】【amazon.co.jp

保阪 正康氏が20年以上前に書いた「大学医学部」「新大学医学部」は、医学部の医局講座制、医学部の教育について詳細に記述した、類書を見ない詳細なドキュメンタリであり、ベストセラーになった本です。私も、購入して何度も繰り返し読んだ記憶があります。

先日、立ち寄った本屋に、新刊書として本書が並んでおり、帯には「ベストセラー『医学部残酷物語』待望の続編登場」とあったので、購入しました。

読んでみてびっくりしたのですが、1部、2部、3部のうち2部は20年以上前に書かれた「大学医学部」を再構成したものでした。今回1部、3部を新たに書き下ろしたということですが、217ページのうち2部に155ページが割かれているわけで、すでに「大学医学部」を読んでいた私には目新しいところは少なかったです。20年以上前の記述を再構成しているわけですから、今の医学部の姿とはかけ離れた記述がほとんどになってしまっています。この本を読んで、今の医学部も同じなんだと想像してしまう人がいるのではないかと心配になります。


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