本の紹介「細胞夜話」

「細胞夜話」

著者:GEヘルスケアバイオサイエンス(株) 藤元宏和、出版社:パレード (2008-09-01)、ASIN:4434121634【amazon.co.jp

バイオダイレクトメールに掲載した細胞夜話のバックナンバーが一冊にまとまりました。

キット全盛、プロトコールが完備された時代には、あまりピンとこないかもしれませんが、私のように手探りで、Molecular Cloningを読みながら、必死にやっていた古い人間には、とても興味深い話のオンパレード。

Hela細胞の由来ぐらいは知っていましたが、さすがに3T3細胞が「"3" day "T"ransfer interval, "3" x 105 cells per 20-cm2 dish」の略だったとは知らなかったなぁ。

いろんな名前に、研究者のドラマが隠れていて、細胞のトリビアの固まりみたいな一冊です。かなり、楽しく読めました。

ただ、ページの下に書いてある、読者からのコメントに何の意味があるのか、私にはよくわかりませんでした。


アーカイブ

過去ログ一覧