魔の領域

私は、方向感覚は比較的いいほうだ。というか、自分では相当いい方だと思っている。

初めて訪問した都市でも、地図を一度ちらっと見ただけで、だいたいどこにでもたどり着ける。しかも、それを、ずっと忘れないので、「こちらには、何度も来たことがあるのですか」と聞かれることが多い。

しかし、そんな私にも、一カ所だけ苦手にしている場所がある。

子供の時、バミューダトライアングルというのがはやった。その地域に入ってしまうと、方向感覚がなくなって、飛行機や船が遭難するというものである。

私にとってバミューダトライアングルのような場所が、お茶の水なのである。

総武線を降りようとすると、必ず、東西と南北を間違える。お茶の水は、大学時代にも週に何回も通った通った場所である。それなのに、今でも、聖橋口は東側だからと、理屈で考えないと間違えてしまうのである。

今日も、またしても、180度反対の方向に向かって歩いていた。

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