「スティーブ・ジョブズ」本の賛否両論

発売初日、下巻「スティーブ・ジョブズ II」は本屋に山積みになっていたのにがbk1からなかなか届かず、我慢が出来ず本屋で買ってしまったら、翌日、bk1から届いて、2冊持ち状態に。→欲しい人、あげますよ。ただし、取りに来てくれる方。

下巻「スティーブ・ジョブズ II」も2日ほどで一気に読んでしまいました。

率直な感想として、私は面白かったです。下巻の内容は、リアルタイムで知っていたことがほとんどでしたが、それでも、こうやって、Steve Jobsの人生をクロニカルに振り返ることが出来て幸せでした。Steve Jobsが、そんなに天才でもないこと、人柄がいいわけではない(というか、かなり悪い)ことも知っていました。でも、それを、暴露本のようにセンセーショナルに書くのではなく、多くの関係者の取材を通して、客観的に伝えていること、作者に敬意を表します。いずれにしても、波瀾万丈なSteve Jobsの一生を、亡くなられてから、わずか1ヶ月というタイミングで振り返られたことがよかったです。

ここに来て、いろんなところから、「スティーブ・ジョブズ I」「スティーブ・ジョブズ II」の書評が出てきました。一つは、池谷裕二さんが読売新聞に書いた書評です。まぁ、無難な書評であり、好意的な書評です。

一方、朝日新聞の山形浩生氏の書評は、そうとう辛口。にもかかわらず、朝日新聞は書評タイトルを「「天才」の生と死いちはやく活写」としている。そんなことはどうでもよいのですが、山形浩生氏の主張は、本書には目新しいことがまったくなく、無理矢理新規性を出そうとして、些末なエピソードを詰め込んだせいで、ムダに分厚いという指摘です。彼が古参のパソコンマニアで、彼には、アップル草創期からのジョブスの活動はリアルタイムで知っていると言うことなのでしょう。

池谷さんのつぶやきによると、「実は、山形さんのコメントのほうが、私の実感に近いのですが、」とのこと。えっ、と思いましたよ。正反対じゃん。まぁ、大新聞の書評だから、思ったようには書けないのかもしれないのですが。

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