『レジデントのための血液透析患者マネジメント』の改訂第二版が出来上がりました

2011年に上梓した『レジデントのための血液透析患者マネジメント』の改訂第二版が出来上がりました。

2011年に発刊した第1版はたくさんの方に支持していただき、透析関連書のみならず、腎臓内科の書籍としても多くの支持を得て、ベストセラーになることができました。本書では、「レジデントのための」と、対象者をレジデントとして明示していますが、本書で伝えているのは血液透析のコアな知識です。これは、レジデントのみならず、血液透析を理解したいと考える人すべての方に、役立つものであると考えています。そのような意図が伝わったのか、レジデントのみならず、すでに透析専門医をお持ちの方や、先輩方からも、たくさんのお褒めの言葉をいただくことができ、我が意を得たりと思っています。

本書で語られているのは、時間がたっても古びない血液透析のコアな知識が中心であり、時間の経過にも十分耐えられる内容だと考えています。しかし、2011年以降、ミルセラ注®、キックリンカプセル®、リオナ®、DPP-4阻害薬などの新しい薬剤が出てきました。ガイドラインも『維持血液透析ガイドライン:血液透析導入』、『維持血液透析ガイドライン:血液透析処方』、『血液透析患者の糖尿病治療ガイド2012』、『慢性腎臓病に伴う骨・ミネラル代謝異常の診療ガイドライン』 などが登場してきました。これらに、的確に対応するために、本書を改訂し、改訂第2版を出すことにしました。

したがって、改訂第2版は、2011年の初版刊行時以降に発売された薬剤を収載し、ガイドラインに対応するというマイナーアップデート版と考えていただければと思います。今後も、本書が、血液透析を知りたいという多くの読者層に読まれる本であり続けることを望んでいます。

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