福岡伸一先生の講演を聴いてきました

福岡伸一先生の講演を聴いてきました。

福岡先生と言えば、以前、ここでも紹介した「生物と無生物のあいだ」が生物学をテーマとした本としてはありえないほど売れまくったことで有名です。最近は、週刊文春のエッセイやテレビのコメンテーターとしても活躍されています。

ワクワクしながら、講演に出かけたのは久しぶりでした。

テーマは「動的平衡」。内容は非常に多彩であったので、紹介しきれませんが、私が一番興味を持っていたのが、あのような文章を書く先生がどのようなプレゼンテーションスタイルで話をされるかということでした。

そのプレゼンテーションスタイルは、予想を超えたものでした。かなり上級者向けのプレゼンテーション技術ですが、よどみなく1時間話されていました。スライドを見せるのではなく、あくまでも演者の話が主体であり、スライドはその補足とも言えるスタイルです。まさに、福岡先生の本そのままのトークになっていました。あのプレゼンテーションを、初心者がやったら絶対に失敗するでしょうね。

講演終了後に、最近出版された「世界は分けてもわからない」をいただきました(サイン入り)。実は、「世界は分けてもわからない」はこの講演に合わせて、数日前から読んでいて、ものすごく引き込まれていたのですが、全部は読み切れていませんでした。

会場の一角で、本を売っていたので、ご本人に、どの本がおすすめですかといったら、「動的平衡」をまだ読んでいないなら読んで下さいということだったので、そちらも購入して、サインをいただきました。

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