2013.10.26

音楽の紹介『Joyous』『グッド・バイ』『ひとみみぼれ』

10月は私が好きなアーティストの新作アルバム発売ラッシュ。

Joyous【初回限定盤】
Joyous【初回限定盤】
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冨田ラボ
ビクターエンタテインメント (2013-10-23)

まずは、冨田ラボ。名作『Shipbuilding』『Shiplaunching』とは、構成を変えて、原由子、横山剣、椎名林檎、さかいゆうという4名のボーカリストとのコラボレーション。ボーナストラックに含まれる、『いつもどこでも feat.児玉奈央』が一番好きかな。iTunesだと、この曲も買えるのね。てっきり、限定版のみと思って、CDを買ってしまった。

グッド・バイ
グッド・バイ
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安藤裕子
cutting edge (2013-10-02)

アマゾンのレビューを見ると、賛否両論だけど、私はとても気に入ってしまった。お子さんを持ち、母になった気持ちが出ているやさしいアルバムと思います。

ひとみみぼれ(初回生産限定盤)
秦 基博
アリオラジャパン (2013-10-16)

過去作品から14曲と、加えて2曲の新録曲を収録したアルバム。彼の魅力が集まったアルバムと思います。初回限定盤には、ライブを集めたボーナス盤がついていますが、こちらは、音があまりよくなく、今ひとつ。

2013.10.23

本の紹介『安部公房とわたし』

安部公房とわたし
安部公房とわたし
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山口 果林
講談社

この本、言ってみれば暴露本です。著者の山口果林は安部公房と不倫関係にあり、安部公房が山口果林のマンションで倒れ亡くなるなど、十分にセンセーショナルでした。

でも、安部公房がなくなって20年も経つと、暴露本の放つ毒のようなものはかなり薄まっています。安部公房研究家にとっては、新しい事実も明らかになるという意味では一級の文献とも言えるでしょう。

でも、どこかもの悲しくて、暴露本なのか、安部公房を振り返る本なのか、山口果林の自伝なのか、よくわからなくなりましたが。やはり、ただの山口果林の自伝なのだと思います。

文章もどこかまとまりがなくて、落ち着かないのですが、230ページに紹介されている、安部公房没後十年を記念して、郷土誌「あさひかわ」に投稿した「安部公房氏と旭川」という文章は抑制が効いた素晴らしい文章だと思いました。

2013.10.20

オリンパスOM-D EM-1 12-40/F2.8ゲット

オリンパスOM-D EM-1 12-40/F2.8を手に入れました。

ここ10年くらいは、自分の中で気合いを入れて撮る写真は、ずっと、NIKONを愛用していて、現在でもD300とD7000という機種を持っています。でも、一眼レフはとにかく重たい。気軽にカバンの中に入れるというわけにはいきません。そんなわけで、この一年、旅行の時はもっぱらミラーレス一眼であるOM-D EM-5を持ち歩いていました。最近では、スポーツとか結婚式とか、特殊な場面を除けば、OM-D EM-5でいけると思っていました。事実、この1年間、NIKONの一眼レフは一度も使いませんでした。メーカーの開発もかなりミラーレスに力を入れていて、オリンパスも、ついに一眼レフの開発を終了して、ミラーレスに集中するのだそうです。ソニーも同じような状況になっていますね。

今回、OM-D EM-5の後継機であるOM-D EM-1をゲットしました。標準域のよいズームレンズがなかったので、今回、新開発の12-40/F2.8にも期待しています。でも、この大きさのレンズつけてしまうと、もう、一眼レフと変わらなくなってしまいますね。

これから
・iPhone5sは常にポケットに
・GRは常にカバンに
・写真を撮りに出かけたり、旅行の時は、OM-D EM-1
という体制で行きたいと思います。

2013.10.18

本の紹介『流星ひとつ』

流星ひとつ
流星ひとつ
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沢木 耕太郎
新潮社

『流星ひとつ』は34年前に沢木耕太郎が直前に電撃的な引退を発表した藤圭子におこなったインタビューによるノンフィクションです。結局、沢木耕太郎は思うところがあって、この本は出版せずに、1冊だけ作って、アメリカに渡った藤圭子に渡しただけでお蔵入りになっていました。今回、藤圭子がなくなったことを機に出版されたものです。

このノンフィクションの一番の特徴は、すべてがインタビューの会話文だけで構成され、地の文がまったくないことです。芸能界、マスコミ不信に陥っていた藤圭子と、丹念に会話を重ねて、彼女の魅力が引き出されています。

2013.10.16

腎臓内科学推薦図書アップデート

腎臓内科学の教科書

体液異常と腎臓の病態生理
ヘルムート・G. レンケ ブラッドリー・M. デンカー
メディカルサイエンスインターナショナル

Renal Pathophysiology: The Essentialsの第2版の翻訳です。RoseとRennkeによる第1版からRennkeとDenkerが引き継ぎ、10年ぶりに改訂されたました。本書は生理学の観点から、腎臓病の病態生理を解説した本です。そのまま臨床に役立つ、というわけではありませんが、1週間くらいかけて、本書をうんうんうなりながら、考えながら、読み終えると、腎臓内科学の理解に一段あがった自分に気づくと思います。

腎臓専門医を目指す人向き。

Comprehensive Clinical Nephrology: Expert Consult - Online and Print, 4e
Jurgen Floege MD Richard J. Johnson MD John Feehally DM FRCP
Mosby

以前は、腎臓内科の教科書と言えば、BrennerのKidneyでしたが、今では、本書がもっともアメリカでも読まれている教科書です。図や表も見やすく、よい教科書だと思います。数年に一度改訂されており、アップデートされています。

水・電解質・輸液

水・電解質、輸液は、どの科でも必要な知識であるにもかかわらず、多くの研修医が苦手意識を持っているため、良書を探しています。たくさんの書籍の中から、以下の4冊の本をおすすめします。(一応、私も水・電解質の専門家と自称しています)

書籍ではないので、ここではとりあげていませんが、臨床の現場で、もっとも使える水・電解質のマニュアルはUpToDateです。UpToDateを始めたBurton Roseは水・電解質の第一人者であり、UpToDateの水・電解質のほとんどの章は彼が書いています。

輸液を学ぶ人のために
和田 孝雄 近藤 和子
医学書院

私の研究室の大先輩である和田孝雄先生の本。学生時代にご自宅にお邪魔したこともあったのですが、残念ながら、若くしてお亡くなりになりました。和田先生は、多くの「水電解質」の本を書かれていますが、改訂されることがなくなっているにもかかわらず、今でも売れ続けています。

和田先生の著作の中でも、もっとも売れている本が、本書です。和田先生が看護師の方2人に、輸液の基礎を講義していくというスタイルの本です。とても読みやすく、頑張れば1日で読み切れるような本ですが、私は、輸液の考え方を学ぶのにもっとも適した本だと思い、多くの研修医に推薦しています。

輸液の考え方を学びたいという初期臨床研修医向け。

電解質輸液塾
電解質輸液塾
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門川 俊明
中外医学社

初学者がいきなり、柴垣先生の「より理解を深める!体液電解質異常と輸液」に入れないだろうと思って、そこまでのつなぎとして私が書いた本です。症例ベースで使うなど、初学者でもクリアカットに理解できるような工夫をしていますので、学生、初研修医の方におすすめです。

私の友人でもある柴垣先生が書いた、この本は、本当によくできた本です。レベルとしては、腎臓専門医を目指す人向けと言っていいと思いますが、日頃感じる、水・電解質の疑問のほとんどに答えてくれます。私自身、本書を隅から隅まで読み込んで、自分の知識のブラッシュアップに非常に役立ちました。柴垣 有吾先生の、アメリカ仕込みの臨床腎臓病学の知識は、他の書物と一線を画しています。短期間の間に第3版まで改訂し、最新の知見を盛り込もうとする彼の誠実さを表した良書です。

さらに勉強したい人は、是非、BUrton Roseが書いた名書である、本書に進んで下さい。アメリカでも、電解質を真剣に勉強する人は、みんなこの本を使っています。

マニュアル、ガイドライン

マニュアルとしては、本書がもっともよいと思います。アップデートも頻繁で現在、第6版になっています。

WM腎臓内科コンサルト (ワシントンマニュアル)

メディカル・サイエンス・インターナショナル
売り上げランキング: 914,843

ワシントンマニュアルのコンサルトシリーズ。腎臓専門医を目指す人向き。

CKD診療ガイド2012
CKD診療ガイド2012
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東京医学社
売り上げランキング: 35,810

このガイドラインは必読でしょう。

血液透析

私が書いた本です。本来、非透析専門医向けに書いたものですが、専門医を目指す人にも格好の入門書になっていると思います。発売以来、透析関連ではダントツで売れている本です

臨床透析ハンドブック 第4版

メディカルサイエンスインターナショナル
売り上げランキング: 327,527

さらにもう一歩進んだ内容を勉強するとなると、これでしょうか。ただし、アメリカと日本では、保険の制約など様々なことによって、異なることがあります。また、血液透析に関して言えば、日本の方がアメリカよりレベルが高いので、そういった意味でも、本書に書かれた医療がベストプラクティスではないということも頭の片隅においてお読み下さい。

透析患者への投薬は、なかなか難しい。本書の総論を読んで、考え方を学び、実際の投薬の際には随時、本書で確認することが必要。必携の一冊。

腎病理

腎生検診断Navi
腎生検診断Navi
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片渕 律子
メジカルビュー社

初心者向けの腎病理の本としては、これをおすすめします。

腎病理の本でもっともたよりになるのが本書です。ただし、プリント版は現在、絶版になっていて、電子書籍のみ手に入ります。2014年中には、改訂版が発行される予定です。

2013.10.10

iPhone5S 64G Gold

もう二度と、iPhoneの列に並ぶまいと思った私は、心安らかに、もっとも早く手に入れる方法として、ソフトバンクモバイルのサイトからの予約を試みました。

iPhone5Sの発売日9月20日の8:00に予約も解禁になり、8:30頃に予約作業が完了しました。

Space GrayやSilverに比べて、Goldは極端に数が少なかったらしく、結局手に入れられたのは10月10日でした。

すでに、iPhone5をiOS7にしていたので、目新しいことと言ったら指紋認証くらいでしょうか。しかも、せっかくのGoldでも、カバーをしちゃうと、見た目的にはほとんど気付かれないような状況です。

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