2004.04.29

デジタルカメラ写真の“超”整理術

デジタルカメラをメインカメラにするとなると、ものすごい量の画像ファイルがハードディスク上に散乱することになります。今までは、たいした枚数ではなかったので、Photo-2004-04などという具合に月ごとのフォルダを作ってすべて放り込んでおき、閲覧はiPhotoでおこなっていました。

わたくしなりに編み出したデジタルカメラ画像ファイルの“超”整理術は以下の通り。

  • カメラのメモリカードからコンピュータに画像ファイルを移すときに、ファイルの名前をすべて日付でつけ直す。たとえば、Img2004-4-27-041.jpgといった具合に、日付プラス通し番号にします。もちろん手作業でつけるのは大変なのですが、私が使っているNikon Viewに付属しているソフトでは、自動で名前を付け直してくれます。写真の内容に応じてファイルの名前を付けるという方法もあると思いますが、手間がかかる上に、これだと結局は見つけたい画像ファイルを見つけられない可能性が高いようにい思います。
  • 整理の都合上、この画像ファイルをPhoto-2004-04などという具合に月ごとのフォルダにいれておく。
  • バックアップは適当な間隔で月ごとのフォルダごとにCD-RかDVD-Rに焼き付ける(私の場合、常に3つくらいのハードディスクでミラーリングしているので、ハードディスクの容量がいっぱいにならない限りはCD-RかDVD-Rに焼き付けることはしないと思います)。

さて、問題は閲覧ソフトです。iPhoto 4はいろいろな面でメリットはあるのですが、ファイルを読み込んでDuplicateを指定のフォルダに作ってしまい、閲覧はそのDuplicateを見ることになります。これだと、フォルダ構造を維持したまま、Windowsのエクスプローラー形式で閲覧するというポリシーに合わないのでダメ。ニコンのカメラについてくるPictureProjectもダメです。一つの候補はGraphic ConverterというPowerbookには無償でついてくるソフト。これなら、フォルダ構造を維持したまま、Windowsのエクスプローラー形式で閲覧することができます。あと、ニコンのカメラを持っているヒトは無償でダウンロードができるNikon ViewもOKです。こちらはファイルの転送時に好きなように名前を付け替えてくれる機能があったり、RAWの写真も閲覧できるので、私のすべての欲求を満たしてくれています。

2004.04.27

銀塩からデジタルへ

1997年頃からデジタルカメラはもっていたものの、デジタルカメラの用途は基本的にはWeb用の写真を撮るのみに使っていて、家族の写真などプライベートな写真をとるメインカメラは銀塩カメラを使っていました。気軽に持ち歩くのに使っていたのは、リコーGR1というカメラで、単焦点のカメラながら、レンズがすばらしく、長い間にわたって我が家のメインカメラでした。ちょっと気張って出かけるときには、キャノンEOS-Kissという一眼レフを持ち出していました。

アメリカから帰国したときに、メインカメラもデジタルカメラに切り替えようかと思った時期がありました。メインカメラをデジタルカメラに移行するための条件を考えた場合、メインカメラで撮った写真は、すべてとは言わないまでも1/3くらいはプリントアウトして、アルバムに入れたり、飾ったりしたい。しかし、2年前当時使っていたデジタルカメラCanon Powershot S30エプソンPM-850PTの組み合わせでプリントしたものは銀塩のものと比べると、圧倒的な差がありました。また、自分でプリンタを使ってプリントするのは結構面倒でもあり、計算するとコストも1枚30円程度かかることがわかり、メインカメラをデジタルカメラに移行するのはためらわれました。

今回、ニコンD70というデジタル一眼レフカメラを購入するにあたって、メインカメラをデジタルカメラにすることを決心したのですが、プリントの方はどうするか?大判のプリント用にエプソンPM-4000PXあたりがいいなと思っているのですが、日頃のプリントには大げさすぎます。

最近、DPEはどこも、デジタルカメラのプリントに力を入れています。現像したい画像をメモリやCD-Rに入れて持ち込めば現像をしてくれるわけですが、ネットでファイルを転送できるところも増えています。できあがったプリントはDPEショップに受け取りに行くのですが、キタムラカメラなどは、できあがったプリントを郵送してくれます。これであれば、いっさいDPEショップに行かなくてもよく、てとても便利そうです。

今回、私は、自宅の近くに受け取れるDPEショップのある、富士フイルムがやっているネットでプリントというサービスを利用してみました。Windows版では写真を見ながら専用のソフトで画像ファイルを送ることができるのですが、Mac版はなく、その場合は、Webサイト上でファイルをアップロードすることになります。私の画像ファイルは1つが3MBくらいあり、アップロードに時間がかかりましたが、なんとか50枚ほどのファイルを送ることができました。翌日、昼前には、プリントができましたという電話が自宅にあり、受け取りに。値段は、基本料無しで、1枚35円。できあがり、インクジェットプリンタとは比較にならない美しさ。

しばらくは、このやり方でやってみようと思っています。

2004.04.25

オンラインでのタックスリターンの体験談

Kさんから、オンラインでのタックスリターンの体験談をいただいたので、紹介します。

私はH-1B(J-1ではありませんので御注意)ビザで働いております。オンラインでのタックスリターンをしましたのでご報告します。ご報告する理由は、申告が非常に楽で、合理的、低コストだったからです。もしこの報告を参考にされる方は、この報告を最後までよく読んでから始めてください。

私が選んだサイト上の申告処理ソフトは、IRSに紹介されていた20ほどのもののうちのひとつでした。ソフトによって、下記の状況は違ってくるかも知れません。私の選んだソフトは税金のことがほとんどわからなくても、簡単な質問にこたえるだけ(一問一答形式)で、最終申告書(PDFファイル、Form1040と州税関連の2通の書類)の各項目が埋められていきます。所要時間は私の場合はゆっくりやって2時間ほどでした。

IRSのサイトの状況を叙述した下記1−5は2004年前半現在のものでしたが、年ごとに変わっていくかもしれません。しかし、IRSのサイトの主要な目的のひとつは、オンラインでの申告処理のようですから、年が変わってサイトの様子が変わっても目的のサイトまでたどり着くのは簡単だと想像できます。

  1. まず、IRSのサイトへ行きます。http://www.irs.gov/
  2. e-file を選びます。
  3. e-file for Individual Taxpayersを選びます。Free Fileを選びます。
  4. Start Now!を押します。すると20個ほどのサイトが紹介されているページが現れます。これらは営利サイトのようです。IRSがサイトを紹介しているのならば、比較的安全かもしれないと私は考えました。
  5. 私はフリーということで以下のサイトを選びました。
    FreeTaxUSA.com: Free federal online tax preparation & e-filing if you live in either CA, NY, PA, NJ, OH, IL, GA, NC, VA, IN, LA, AZ, CO, or UT. http://www.freetaxusa.com/
  6. 上記営利サイトへ飛びます。このサイトでは、処理ソフトを自分のパソコンにダウンロードするのではなく、すべてサイト上で処理が行われるようです。Begin E-filing New Return NOWを選びます。
  7. 同意事項を確認し、同意できれば、個人情報などをいれていきます。
  8. あとは、日本の源泉徴収書に相当するW-2と私の場合は銀行の利子収入の証明書の2通の情報を一問一答形式でいれていきます。簡単な質問形式になっているのが非常によくできていると思いました。
  9. さらに寄付をした場合の金額とか、年間の食事代などを入れます。
  10. さらに州税の質問とその答えに移ります。
  11. わたしは、税金のことはほとんど分かりませんが、難しい質問は一つもありませんでした。すべて回答した後に、きれいに作成されたPDFファイルのForm1040を確認できます。また自分のパソコンにこのファイルを保存するのも可能ですので保存します。
  12. このサイトの場合、Form1040を作成し、保存したり送るのはタダですが、私の州税(私は上記の州に居住)のFormを作成、送付には$9.95が必要でした。非常によくできているので、すべてタダだと逆に気持ちが悪かったのですが、これでようやく納得。(でも実際の店においてある市販のソフトよりはずっと安いようです。)クレジットカードのナンバーを入れて購入。領収、引き落としの通知がe-mailですぐ届く。利用者の心理をよく考えた上手な商売です。
  13. 還付金ための私の口座情報を入力(電子送金を選択)。チェックで受け取る選択も可能ですが、郵送のトラブルも考えて(紛失すると損害が大きい)電子送金を選びました。
  14. ステップ16)を省くためには送付のスイッチを押す前にself-select pinの選択(電子的にe-file を認証できる)が必要なので注意。これは初めてだとわかりにくい。ちゃんと書いてあったんですが、ここだけがこのシステムの不満なポイントでした。私はそれを選択せず、IRSと州の担当部署へ送付のスイッチを押し、電子的に送付。
  15. 数時間後(サイトには24-48時間とある)、IRSがあなたの申告を受理しましたのe-mailが届く。州の方は1−2日後でした。この返事にはとても安心できます。また、サイトには好きなときにログインできます。すべてを一度に終わりにする必要はありません。
  16. e-fileしたことの認証書類Form 8453-OL(個人用にこれも自動作成されている、IRAの受理後)をサイトから保存、印刷、サイン、IRSへ送付。Form 8453-OLの裏面には、自分の申告書の処理状況をチェック(トラッキング)するやり方も書いてある。未記入Form 8453-OLはIRSのサイトからもダウンロードできる。
  17. 連邦税は受理が04/13/2004、還付金の口座入金04/20/2004
    州税は受理が04/14/2004、還付金の口座入金04/23/2004
  18. なお、次年度のため、ひとつひとつ、もしくは印象的な質問をスクリーンショット(PCではプリントスクリーン、画面の保存)しておくのは良いことかもしれません。

私の場合、連邦税900ドル、州税が200ドルがかえってくるようです。私の場合、特に還ってくるお金はほとんどないと思っていたので、金額が大きいのに驚きました。私はH-1Bですが、J-1に対応できるかどうかは不明です。J-1のかたは各サイトに「買う前に」直接質問してみるのも考えられます。(Non-resident alienしての取り扱いが可能か?Form 8843が提出可能か?など。需要供給の面からは、対応は???ですが。) 

使ってみて、とっても申告が楽、合理的、低コスト、最終還付までの時間が短い、知らないうちに多額の還付金がついている(すべて正直に申告)、インタラクティブである(2つの最終提出先が申告書を受理した、もしくは拒否したという返事がすぐもらえるなど。ちなみに拒否の場合の作り直しは無料。拒否の理由はSSNの誤記など単純ミスが多いとのこと。)のに驚きました。上記サイトを含め、それぞれの営利サイトは自己責任でご使用ください。

2004.04.24

統計の本

THさんから統計の本を推薦して頂きました。以下推薦のコメントです。

統計の本、私もいろいろと当たってみましたが(このサイトのお薦めも参考にさせて頂きました)、今のところ以下の本が一番良かったのでご報告します。最も、当方は、統計に関して全くの素人でして、本書も入門書として適切かと思われます。

「Intuitive Biostatistics」

著者:Harvey Motulsky、税込価格: ¥4,418、出版:Oxford University Press、ISBN:0195086074、発行年月:1995.9 【amazon.co.jp】 【amazon.com


調べたらこの本には日本語訳が出ていて、「数学いらずの医科統計学」という日本語タイトルが付けられています。と思ったら、なぜかうちの本棚にも並んでいました。作者のHarvey MotulskyはPrismという統計ソフトの作者です。Prismは日本での知名度はいまいちですが、Win版もMac OS X版もあり、アメリカでは結構使われているソフトです。

「数学いらずの医科統計学 〜コンピュータ・エイジのための統計学指南」

著者:Harvey Motulsky、津崎 晃一監訳、税込価格: ¥4,935 (本体: ¥4,700)、出版:メディカル・サイエンス・インターナショナル、ISBN:4-89592-175-1、発行年月:1997.12 【bk1】 【amazon.co.jp


2004.04.23

Disney Sea

2004.04.21

Rの情報源

2月頃に燃えさかった統計勉強熱も、いまではすっかり冷めてしまいました。統計ダメ人間にとっては、結局、統計ソフトに頼るしかありません。ただ、問題なのは、Mac OS X nativeの環境で使える統計ソフトがほとんどないという現状。Statviewが開発を終えてしまった現状で困っている方も多いのではないでしょうか。後継ソフトとして案内されているJMPはちょっと毛色の違うソフトのようです。Windows環境だとおそらくSPSSがスタンダードなんでしょうが、SPSSのMac版というのは日本ではかなりバージョンが古いものしか手に入りません。昨年UCSDのBookstoreでSPSS Mac版のOS X native版を見かけましたが、残念ながらStudent版ということで売ってくれませんでした。じゃあ、何がいいの?ということになりますが、最近私の中で、いつか使ってやろうと思っているのが、Rです。Rはコマンドベースで動くので、Statviewなどと比べるとかなり使い勝手が異なりますが、無料でオープンソフトウェアとして開発されています。最近では、Rで統計計算をしている方も多くなり、だいぶ関連情報も増えてきています。

自分のメモ書きもかねて、Rの情報源をまとめておきます。

■Rの情報源
■書籍
「Rによる統計解析の基礎」

著者: 中沢 港、本体価格: ¥1,800、出版:ピアソン・エデュケーション、ISBN:4-89471-757-3、発行年月:2003.10【bk1】【amazon.co.jp

Rについて書かれた唯一の日本語の本。Rの使い方の説明書というより、Rを用いながら統計解析の基礎について説明するという本です。なかなかわかりやすくてよいです。http://phi.ypu.jp/stat.htmlで草稿がPDFで公開されています。

「R-tips〜統計解析ソフトRの備忘録」

http://cse.naro.affrc.go.jp/takezawa/r-tips.pdf

これは正式に本として出版されているものではないのですが、無料で公開されているPDFで、なんと282ページにわたるRの日本語によるマニュアルです。

といいつつ、StatviewをClassic環境で立ち上げる日々。いつになったらR使いになれるのだろうか。

最近のR関連の書籍は研究者の書棚:統計関連書籍をご覧下さい。

2004.04.20

米国からカナダへの入国拒否の体験談

Akkunさんから、米国からカナダへの入国拒否にあったという体験談が送られてきましたので、紹介します。

米国からカナダへの入国拒否

Jビザで米国にて研究留学中のものです。ナイアガラ滝見物予定で一泊の予定で カナダに入国しようとして、入国拒否されましたので報告します。

研究が一段落し最近帰宅がいつも夜中で、家族の強い希望もあったので家族4人分の書類(パスポート、ビザスタンプ、DS2019、滞在許可書I-94)と車のタイトル、保険証を確認し出かけました。8時間のドライブ予定でしたが 途中で多く休みをとったのと、道を間違えたこともありカナダ入国が夜9時になってしまいました。カナダ入国のゲートでパスポートを見せたところimmigration officeへ車をまわすようにいわれ、あれ聞いている話とずいぶん違うなと思いつつ指示されたところで待ちました。

順番がきて呼ばれ、入国目的と国籍や、滞在予定をきかれ1泊して米国へ戻る予定を説明したところ、DS2019の期限失効が2週間後に迫っており、(日本への)帰国の予定を聞かれたので正直に大学を通して現在滞在延長の申請中である旨を説明しましたが、これで出国すると、あなたは米国に再入国できないだろうといわれました。滞在延長が許可されなかったらどうするのかと聞かれ、そのときは帰国するというと、じゃ航空券があれば入国を許可する。といわれ 持っていないというと カナダへの入国を拒否されました。その後、米滞在期限失効後退去まで1ヶ月のgrace periodがあること。当夜のホテルの予約をとってあることも説明すると米国側のimmigrationで今すぐ再入国のguaranteeをもらってくれば入国を許可するといって書類を5部渡されたので、米国のimmigrationにいくとそのようなguaranteeはだせない。といわれ(あたりまえか)入国をあきらめました。翌日アメリカ側からだけ見て帰ってきました。

ちなみに最初のカナダの職員に2週間が短いなら幾日あればよいのかと何度も聞きましたが具体的な日数は聞けませんでした。

滞在期限失効近いときはカナダといえども要注意です。数日前にテロ警報も出ていたようですが。

2004.04.19

なつかしきアメリカの味

2年もたつと、ときにアメリカの味が恋しくなることがあります。私が、また食べたいなと思うアメリカの味ベスト2は以下の通り。

家のバーベキューグリルで焼いたニューヨークステーキ
今まで一番おいしかったステーキは、ウン万円もする霜降りステーキではなく、アメリカ時代に自宅のバーベキューグリルで焼いたニューヨークステーキです。ニューヨークステーキはWhole Foodsのものも悪くないのですが、Costcoのものが値段も安く(1ポンド6ドルくらいだったと思います)、味もいいです。チャーコールに火がついて、しばらくして火の勢いが安定したところで、強火のまま一気に焼き上げて、表面が香ばしい状態ながら、中はミディアムレアという状態で食します。ニューヨークステーキの代わりにTボーンステーキもいいです。アメリカのステーキのおいしさを知ると、日本の霜降りの肉よりも、多少噛み応えのある肉の方が好きになりました。ただ、霜降りでない、いい肉というのはなかなか日本では手に入りにくいです。Tボーンは日本では禁止になってしまいましたし。
大学のカフェテリアで食べたタコサラダ
アメリカにいたときには、月曜日から金曜日までたいていランチは大学のカフェテリアで食べていましたが、私の一番のお気に入りはタコサラダでした。週に3回くらい食べることもありました。UWのカフェテリアのタコサラダはタコチップがどんぶりの形に揚げられていて、その中に、レタスを中心にしたサラダがたっぷり入り、その上に豆、サルサソース、ワカモリ(アボガドのソース)、サワークリームがのっていました。日本に帰ってからメキシカン料理の店にはいると、タコサラダを必ず頼むのですが、なかなか、あのタコサラダには出会えません。

2004.04.18

散歩

2004.04.17

レーザーポインタ付きリモコン

ロジクールのCordless presenterの話を2004年4月13日のWhat's new!でしましたが、他にはレーザーポイント付きリモコンがないか調べてみました。

レーザーポインタ付きリモコンは日本で手に入るものはかなり限られていて、正式に販売されているのは、ロジクールのCordless presenterとRemotePoint Navigatorくらい、並行輸入品でTargus Notebook wireless presenterとKeyspan Presentation Remoteがあるくらい。Amazonを見ると、アメリカでは結構いろいろな商品がありますが、このへんは日本の電波法との絡みなんでしょうか?

Cordless presenter(BM-1000)

ロジクール社製。値段:¥30240(税込み)【amazon.co.jp】$166.54【amazon.com

日本で最も手に入りやすいのは、これでしょう。デザインもかなりいけています。通信方法はBluetoothですが、USBのBluetoothアダプタがついてくるので、Bluetoothを内蔵していなくてもOKです。マウスモードとプレゼンテーションモードを切り替えるタイプです。マウスはオプティカルタイプなので、マウスを動かしながらプレゼンというのはちょっと無理です。Windowsのみ対応。Macには未対応ですが、私は力業でMacで使っています。その方法は「ロジクールCordless PresenterをMacで使う」をご覧ください。

Targus notebook wireless presenter

Targus社製。$49.99【amazon.com

16方向キーがついているので、プレゼンをしながらマウスを動かすことも可能。ただし、Amazonのレビューを読むと誤作動が多いようなです。ドスパラ秋葉原本店で¥6980で売っていました。Mac、Winとも利用可。


Keyspan Presentation Remote

Keyspan社製。【amazon.com

http://61.194.6.236/ksp.htmlに使用レポートあり。これを読むと、プレゼンしながらマウスも使えるようです。ドスパラ秋葉原本店で¥7980で売っていたようですが、私が見たときは売り切れでした。Mac、Winとも利用可。電池が特殊なようです。


RemotePoint Navigator 2.4

Interlink Electronics社製。¥20,790

マウスなしでリモコンのみです。Mac、Winとも利用可。これとほとんど同じもので、アメリカではRemotePoint Navigatoramazon.comというのが売られています。2.4というのは、アメリカ以外の国で使えるようにしたもののようです。アメリカのInterlink Electronics社には結構魅力的な商品が並んでいます。Interlink PRSNTER RF REMOTE W/ FLSHMEMORY ( VP4300 )amazon.com】なんか結構良さそうですね。


Salling Clicker v.2.0.1

これはハードウェアではなくて、BluetoothのPalm、Sony Erricsonのケータイをリモコンとして使うソフトウェアです。Mac側とPDA側の両方にインストールします。これはなかなかクールですね。

2004.04.16

iPodの使い方

朝、病院前の横断歩道で信号待ちをしているとO教授と一緒になりました。O教授は私のクラブの先輩であるとともに、大学院の時に留学した研究室でもお世話になった先生です。

二人の手にはiPod

どんな音楽聞いているんですか?と聞く間もなく、「ヒアリングの練習になると思って聞いているんだよ」と、英語教材をiPodに落として、聞いていらっしゃることを説明してくださいました。O先生とは長いつきあいですが、彼の英語でのトークを聞いたのは、私がシアトルにいるときに、たまたまレクチャーを聞いたのが初めてでした。トークはもちろんのこと、質疑応答で次々とアメリカ人の質問をばっさばっさと斬り捨てていたのがとても印象に残りました。やはり、陰で努力されているのですね。

私のほうはこんなのを聴いてます、とは言えなくなってしまいました。

2004.04.13

ロジクールCordless presenterをMacで使う(2)

昨日からの続き。

だめもとで、ロジクールの他のコードレスマウスのOS X用ドライバ(Logicool Control Center 1.1.1)をこちらからダウンロードして試してみました。問題なくインストールされて、再起動をかけると、システム環境設定にアイコンが登場。

しかし、こんな感じで、Cordless Presenterが認識されない。

これは、内蔵のBluetoothを使っているからだと考えたら、どんぴしゃり。USBに付属のレシーバーをつけて接続したら、無事認識されました。しかも、なんとCordless Presenterが認識されているではありませんか。

この状態で、設定ボタンを押すと、ボタンへのアクションの設定が切り替えられます。
ただし、マウスモードの右ボタン、左ボタン、スクロールしか割り当てができず、プレゼンテーションモードの右ボタンの設定はできません。

あれこれ考えたあげく、妙案が浮かびました。マウスモードでもレーザポインタは使えるので、マウスモードのままプレゼンをおこない、右ボタンにキーストローク「上矢印」を割り当てることにしました。すると、上矢印はPowerPointとKeynoteでは前のスライドにもどるという役割を持っていますので、うまい具合にスライドを1枚戻すことができました。

この設定をしたあと、レシーバーをはずして、内蔵のBluetoothと接続すると、右ボタンに割り当てた上矢印のアクションは消されてしまい、元のコンテクストメニューに戻ってしまいました。

したがって、プレゼンテーションの際は、レシーバーをUSBにプラグして、マウスモードのままプレゼンを行い、右ボタンには上矢印のキーストロークを割り当てておく、というので、とりあえずなんとかなりそうです。

Macではあれこれ苦労しましたが、当然ながら、Windowsでは何も考えずにすべての機能が使えます。ちょっと値段は高いですが、おすすめです。

Cordless presenter(BM-1000)

ロジクール社製。値段:¥30240(税込み)【amazon.co.jp】$166.54【amazon.com

2004.04.12

ロジクールCordless presenterをMacで使う(1)

10人前後を対象にプレゼンテーションを行う機会が多いのですが、そんなときは、自分でコンピュータを操作しながら、レーザーポインタを使うというかなりまぬけな状態になります。最近では、Apple Wireless Mouseを使えばBluetooth経由でコントロールできるので、左手にMouse、右手にレーザーポインタというスタイルになっていますが、やはり、クールではない。

実は、ロジクールのCordless presenter(BM-1000)amazon.co.jp】というレーザポインタが内蔵されたBluetoothリモコンが発売当時の2年前からすごく気になっていたものの、対応OSはWindow 98/ME/2000/XPとなっていて、はっきりとMac OSは動作保証外となっていましたので、いつかMac OSが対応するから、そのときになったら買おうと思っていたのでした。でも、いつになってもMac OSへの対応は行われず、ある時、ふとウェブ上で、Macでも大丈夫というのを見ていきおいで、購入してみました。

Cordless presenterには、マウスモードとプレゼンテーションモードがあり、マウスモードではワイヤレスの2ボタンプラススクロール付きの光学式のマウスとして使えます。プレゼンテーションモードでは、レーザーポインター付きのリモコンとして使えます(左ボタンで次のスライド、右のボタンで前のスライドに戻る)。ワイヤレスはBluetoothにより実現していますが、USB接続のBluetoothレシーバーがついているので、Bluetoothを内蔵していない機種でも使用可能になっています。

電池を入れてみると、付属のBluetoothレシーバーを使わなくても、あっさり私のPowerbook(Al 15inch)内蔵のBluetoothで認識されました。特にドライバも入れていません。ちなみに、Bluetoothを内蔵していないPowerbook(Ti 1GHz)に-Link DBT-120 USB Bluetoothアダプタamazon.co.jp】とをつないでも同じように認識してくれました。

この状態では、マウスモードの左ボタン、右ボタンおよびスクロールアップ、スクロールダウンは可能。プレゼンテーションモードでは左ボタンでKeynoteのスライドは進められるものの、右ボタン(バックに設定されている)は使えませんでした。スクロールはもともとプレゼンテーションモードでは使えないので、結局、使えない機能は、プレゼンテーションモードの右ボタンだけということになります。これでもだいたい問題がないものの、スライドショーの最中に、まちがえてスライドを進めてしまったときに困るので、なんとか右ボタンは使いたいもの。

PowerPointでのプレゼンなら、スライドショーの最中でもマウス操作が聞くので、マウスモードのままプレゼンをおこない(この状態でもレーザは使える)、右ボタンでメニューを呼び出してスライドを戻すということも可能です。ただ、あまりスマートではない。

ここから試行錯誤が続きました。(続く)

2004.04.10

気になる本の紹介

その他の気になる本を紹介します。

「細胞骨格・運動がわかる
〜その制御機構とシグナル伝達ネットワーク」

著者:三木 裕明編集、税込価格: ¥4,095 (本体: ¥3,900)、出版:羊土社、ISBN:4-89706-962-9、発行年月:2004.4 【bk1】【amazon.co.jp】【目次


「絵とき再生医学入門
〜幹細胞の基礎知識から再生医療の実際までイッキにわかる!」

著者:朝比奈 欣治、立野 知世、吉里 勝利著、税込価格: ¥3,465 (本体: ¥3,300)、出版:羊土社、ISBN:4-89706-880-0、発行年月:2004.4【bk1】【amazon.co.jp】【目次


「タンパク質実験ノート 上 改訂第3版
〜抽出・分離と組換えタンパク質の発現」

著者:岡田 雅人、宮崎 香編、税込価格: ¥3,990 (本体: ¥3,800)、出版:羊土社、ISBN:4-89706-918-1、発行年月:2004.4【bk1】【amazon.co.jp】【目次


「タンパク質実験ノート 下 改訂第3版
〜分離同定から機能解析へ」

著者:岡田 雅人編、宮崎 香編、税込価格: ¥3,885 (本体: ¥3,700)、出版:羊土社、ISBN:4-89706-919-X、発行年月:2004.4【bk1】【amazon.co.jp】【目次


「タンパク質研究のための抗体実験マニュアル
〜免疫沈降や発現クローニング,フローサイトメトリーなど抗体を使った実験のコツと最新プロトコール」

著者:高津 聖志〔ほか〕編、税込価格: ¥5,355 (本体: ¥5,100)、出版:羊土社、ISBN:4-89706-414-7、発行年月:2004.3【bk1】【amazon.co.jp】【目次


「決定版!プロテオーム解析マニュアル
〜発現解析・機能解析の最新プロトコールからデータ整理,トラブル対処法まで」

著者:礒辺 俊明、高橋 信弘編税込価格: ¥6,510 (本体: ¥6,200)、出版:羊土社、ISBN:4-89706-415-5、発行年月:2004.3【bk1】【amazon.co.jp】【目次


「医師のための英文履歴書の書き方
〜 ダイナミックなキャリア・プレゼンテーションのために」

著者:シャロン・L.イェニー著、米国医師会編、斎藤 中哉訳、税込価格: ¥2,940 (本体: ¥2,800)、出版:メジカルビュー社、ISBN:4-7583-0406-8、発行年月:2004.3【bk1】【amazon.co.jp】【目次】

「発生における細胞増殖制御 (Springer reviews)」

著者:竹内 隆、岸本 健雄編、税込価格: ¥5,040 (本体: ¥4,800)、出版:シュプリンガー・フェアラーク東京、ISBN:4-431-71031-0、発行年月:2004.2【bk1】【amazon.co.jp】【目次】

「時計遺伝子の分子生物学 (Springer reviews)」

著者:岡村 均、深田 吉孝編、税込価格: ¥4,830 (本体: ¥4,600)、出版:シュプリンガー・フェアラーク東京、ISBN:4-431-71023-X、発行年月:2004.4【bk1】【amazon.co.jp】【目次】

「留学はいかが?
〜Let's create your one & only!」

著者:小谷 順一編、税込価格: ¥3,780 (本体: ¥3,600)、出版:メジカルセンス、ISBN:4-944130-45-7、発行年月:2004.1【bk1】【amazon.co.jp】【目次】


2004.04.09

「バイオ研究で絶対役立つプレゼンテーションの基本」

今回のリニューアルに際して、本の紹介のページもだいぶパワーアップしました。名前も『研究者の書棚』として、研究者の方に役立つ本を集めてあります。

今日は、羊土社から出た本を紹介します。

「バイオ研究で絶対役立つプレゼンテーションの基本」

著者: 大隅 典子、税込価格: ¥3,360 (本体: ¥3,200)、出版:羊土社、ISBN:4-89706-879-7、発行年月:2004.4【bk1】【amazon.co.jp】【目次

「あとがき」にもかかれているように、この本はPowerpointを一つの道具として使っているものの、PowerPointの使い方マニュアルではなく、あくまでも生命科学分野におけるプレゼンテーションの基本をこの道に入ったばかりの大学院生などに紹介するための本です。したがって、PowerPointの使い方の紹介は第2章だけで、あとは、学会、ラボ内でのプログレスリポート、セミナーなど場面ごとのプレゼンテーションのノウハウや、リハーサルの方法などに多くのページが割かれています。まだ、PowerPointを使った発表になれていない大学院生レベル向けの本かなと思います。

2004.04.06

Echo from Cleveland

お気づきになった方もいらっしゃると思いますが、今回のリニューアルに際して『研究留学WebLink』はカテゴリ分けしてだいぶ強化しました。私なりの基準があってすべてのものを掲載できるわけではありませんが、『研究留学WebLink』に載っていない有用な個人サイト、日本人会のページ、メーリングリストなどがあれば是非ご紹介ください。情報提供はこちらからお願いします。

今日は、読者の方から教えてもらったサイトをひとつ紹介させていただきます。

2004.04.05

Making the Right Moves

昨日は、「アット・ザ・ヘルム」を紹介させていただきましたが、ハワードヒューズ医学財団が配布している小冊子「Making the Right Moves: A Practical Guide to Scientific Management for Postdocs and New Faculty」を紹介いたします。

この小冊子はハワードヒューズ医学財団が、なりたての若いPIや、独立を考えているポスドク向けに2002年7月におこなったセミナーの内容をまとめたものです。233ページからなる小冊子ですが、PDFファイルがhttp://www.hhmi.org/grants/office/scimgmt.htmlから無料でダウンロードできます。目次内容を日本語で紹介してみます。

第1章:Faculty Positionの探し方
・Applyの仕方(Cover Letter、CV、Research Proposal などの書き方)
・job Interviewの受け方
・Offerを受けた後のNegotiateのやり方
・Facultyになったあとの昇進、テニュアの取得
第2章:大学組織
第3章:ラボの運営の仕方
第4章:ラボスタッフ
・どのようなスタッフを雇うか?
・スタッフの採用の方法(募集の仕方、面接の仕方)
・スタッフの解雇の仕方
第5章:よいボスであるために
第6章:時間管理
第7章:プロジェクトの管理
第8章:データ管理とノートの付け方
第9章:グラントの取得
第10章:論文投稿
第11章:特許出願
第12章:共同研究

これらは本来的には、これから研究室のボスになろうという人向けにかかれたものでありますが、昨日もお話ししたように、アメリカの研究室でポスドクになる人にも必読の内容となっています。

たとえば、ラボのスタッフの採用に際してのインタビューの方法についても詳しく書いてありますが、電話インタビューを行う際の質問票までついています。これは、逆に言えば、これから留学先をさがし、インタビューを受けるという人は、この質問票に沿った準備をしておかなければならないということです。

アット・ザ・ヘルムやこの小冊子を読むと、PI、テニュア、ハードマネーとソフトマネー、R01グラントなど、留学前の方にはよくわからない専門用語が並んでいます。これらの専門用語の解説も含め、アメリカのラボの基礎知識について近々連載ができればと思っています。

2004.04.04

「アット・ザ・ヘルム」

あの「アット・ザ・ヘルム」の日本語訳が出ました。すでに留学している方はもちろん、これから留学する方にもおすすめしたいと思います。

「アット・ザ・ヘルム 〜自分のラボをもつ日のために」おすすめ

著者:キャシー・バーカー著、浜口 道成監訳、税込価格: ¥5,040 (本体: ¥4,800)、出版:メディカル・サイエンス・インターナショナル、ISBN:4-89592-357-6、発行年月:2004.2【bk1】【amazon.co.jp】【目次

アメリカで新しく自分のラボを持つようになった新米PI(Principal Investigator)のための本です。
・ スタッフやポスドクをどのように採用するか(具体的な面接の方法にまで言及)
・ PIとして論文を書く際の注意点(First authorが書くのか、それとも、PIが書くのか、Authorshipはどうするか、など)
・ ミーティングやセミナーの運営の仕方
・ ラボ内でのトラブルの解決法(セクシャルハラスメントの問題、ラボ内の恋愛の問題、ラボスタッフの解雇の仕方)
など非常に具体的なアドバイスが多くのっています。また、この本はKathy Barkerという女性のPIが書いていますが、実際には、彼女の友人である多くのPIをインタビューして彼ら/彼女らの意見を掲載しています。この本はアメリカで独立し自分の研究室を持とうという人には必携の本といえましょう。また、実は、アメリカに研究留学をしようとする方にも必携の本といえます。アメリカ人がどのような形でポスドクを採用するのか、アメリカの研究室におけるPIとポスドクの関係はどのようになっているのか、アメリカのPIがどのように考えているかを理解することは、自分の行きたいラボに採用され、PIと良好な関係を保って留学生活を送る上できわめて重要なことと思います。

2004.04.03

さくらも七分咲き

リニューアル作業をして書きそびれていたので、、、。

3月最後の日曜日は久しぶりに暖かく、天気もよかった。新しく手に入れたカメラを手にして颯爽と花見へ。

しかし、千鳥ヶ淵は大混雑。千鳥ヶ淵緑道は人があふれて、ほとんど進まず、ボート乗り場は1時間半町という有様。思ったようにカメラを構えることもできず人に酔って帰ってきました。

このカメラの性能をほとんど生かしていないだめだめ写真ですが、一応アップしておきます。

まだ、桜も腕前も七分咲きといったところでしょうか。


2004.04.01

リニューアル

リニューアルをしました。

世の中の流れを考えて、テーブルレイアウトを極力廃し、スタイルシートを全面的に使ったデザインにしました。スタイルシートに対応できていない古典的なブラウザ(ネットスケープ4など)ではデザインが崩れてしまうと思いますが、ご容赦下さい。

このサイトもいつのまにやら、300ページを越える巨大なサイトになっており、すべてのページのコードを書き直すのはかなり大変な作業でした。でも、古いWhat's new!などを読むのもなかなか楽しいものです。

アーカイブ

過去ログ一覧