2004.11.30

Endnote

Mac用のMicrosoftは今年の7月にアップデートされて、Microsoft Office 2004 for Macになりました。私も発売されて、すぐに購入したのですが、パッケージは開封もせず、いまだに古いMicrosoft Office vXを使っています。

理由は、文献管理ソフトのEndnoteがMicrosoft Office 2004 for Macに対応していないからです。たいていの文書はエディタでうっているのでOfficeのWordを使う一番の目的は、論文を書くことです。そんなわけで、Endnoteが対応していないのなら、Wordを使う理由はないに等しいのです。EndnoteがMicrosoft Office 2004 for Macに対応していないことは、Thompsonのサイトにも明記されていて、マイナーアップデートではなくて、メジャーアップデートで対応する(つまり有料になる)とアナウンスしていました。11月中にはEndnote 8 for Mac OSXがリリースされるというので、わたくしも首を長ーくして待っていたのですが、約束通り、11月30日にリリースされたとThompsonのサイトでアナウンスされ、さっそくダウンロード販売が開始されました。

以前もお話ししたことがありますが、日本からはEndnoteのダウンロード販売が利用できないようにブロックされています。日本にいる人は代理店であるユサコ経由でしか購入できないのです。そんなわけで、ユサコにいつになるんだと問い合わせてみましたが、ユサコ側でも不具合がないか確認できないと発売ができないということで、まだ当分販売されないそうです。以前、日本語の扱いに問題があったとのことで慎重に対応したいとのこと。でも、もともと日本語は扱えないとアナウンスしているのでは。私の場合、英語でしか使わないので、日本語が扱えなくてもかまわないのですが、せめてダウンロード販売を日本人にも開放してもらえないでしょうか?

2004.11.25

「アメリカの税金と確定申告の基本」のページアップデート

確定申告シーズンを前に、若菜さんが「アメリカの税金と確定申告の基本」のページをアップデートしてくださいました。

ありがとうございました。

2004.11.24

ゴールド免許ゲット

留学中に運転免許が失効してしまっていたため、ゴールド免許どころか「初回」講習になってしまったというのは先日のWhat's new!に書いた通り。

でも、実は裏技があったのです。これに気づいたのは、これから更新に出かけようと思った電車の中でした。

更新のお知らせのはがきをよく読んでみると、「必要により持参して頂くもの」のリストの中に

  • 海外旅行、入院などのやむを得ない理由で免許が失効して6ヶ月以内に現在の免許を再取得し、再取得後の期間が5年未満であるため初回講習となった方で、失効前の期間と通算して5年以上である場合は、その当時のやむを得ない理由を証明する書面

と書いてありました。妙にわかりにくい文章ですが、まさに私の状況にぴったり。もしかしたら優良講習にしてくれるのかもと思い、試験場に問い合わせたら、「免許失効から、失効手続きをとるまでのあいだに日本に帰国していなかったことがパスポートで証明できれば、優良講習にしてあげます」とのこと。パスポートを持って出直すことにしました。

江東試験場につくと、3番の免許相談窓口に行けといわれ、パスポートの出国印と入国印の部分を見せると、はい、わかりましたと優良講習に切り替えてくれました。

初回講習と優良講習では大違いで、更新料金が3950円→2950円。講習時間が2時間→30分。普通免許(3年期限)→ゴールド免許(5年期限)となります。講習中も、教官は「みなさんは優良ドライバーですからこんなことはないと思いますが」との発言が3分に一度浴びせられ、ちょっとVIP気分。

いやー、あのとき気づいてよかったです。

2004.11.21

そうだ!と思って、京都に行ってきました

紅葉時期の京都を訪れてみたいというのは、長い間の夢でしたが、日曜日しか休みが取れない状態では、いつまでたってもその夢は叶えられそうにありませんでした。ここは、強行日程で思いを叶えるしかありません。

旅に出られるためには、京都の紅葉が見頃になっていること、天気が悪くないこと、土曜日の仕事が夕方までに終わること、この3つの条件がすべて揃っていなければいけません。京都の紅葉の状態は

などでチェックをして、作戦決行の日を11月20、21日に決めました。しかし、大変だったのが、宿探し。前日にこのピークの時期の宿を見つけることは非常に難しく、50箇所くらい電話をしても見つからなかったものの、最後になんとか1つ宿を抑えることができました。たまたまそこは京都でよく使うホテルでメンバーになっていたのが効いたのかもしれません。

土曜日の仕事を終えて、新幹線に飛び乗り、なんとか、ライトアップの終わる前に京都にたどり着きました。

今回の一人旅の目的は、京都の紅葉撮影。万全の準備をしたつもりが、いろいろ部品が足りなかったり。最大の誤算が、ほとんどの寺社が境内での三脚の使用を禁止していたこと。ライトアップの写真はかなり期待をしていたのですが、さすがに三脚なしではまともな写真はとれません。永観堂は人が多すぎ、南禅寺の天授庵は、ライトアップを始めたばかりなのかあまり知られていないようで人も少なくよかったです。

ピーク時の京都観光は早起きが勝負。

というわけで、翌朝は、朝6:30にホテルを出発。短期勝負で回るには、電車・バスでは厳しい。ちょっとお金がかかりますが、午前中は観光タクシーで効率よく回ってもらうことにしました。吟松寺(三脚可)、貴船神社(三脚可)、実相院、蓮花寺、赤山禅院(三脚可)、真如堂(三脚可)、神護寺(三脚可)とかなり広範囲を回ってもらいました。三脚が使えるという希望もくんでくれましたし、穴場を知っている運転手さんで、超穴場の吟松寺、床に紅葉が写る実相院はすばらしかったです。

午後は嵯峨野から嵐山をそぞろ歩き。今回のもっともフォトジェニックな場所は、嵯峨野の平野屋さんの前の紅葉でした(昨日の写真の下の3枚)。カメラ小僧がたくさん黒塗りのハイヤーにカメラを向けていたので、芸能人でも乗っているのかと思ったら、ハイヤーのボンネットに写り込む紅葉を撮影しているのでした(右下)。

今回は、食べ物はあまりこだわらなかったのですが、私なりの京都の定番である、ニシンそば、湯豆腐を食しました。

こんな時期に行くのですから、人が多いのは我慢しなければならないのですが、帰りの新幹線の切符を取ろうとしたら1時間以上先まで指定席が取れないのには参りました。充実しきった24時間で、ちょっと1時間は待てない状態だったので、贅沢してグリーン車で帰宅して参りました。


2004.11.20

そうだ! 京都に行こう!

写真をクリックすると拡大されます。

2004.11.16

iPhotoのプリントサービス

iPhotoiLife '04に含まれているApple製デジタルカメラで撮った写真を管理するソフト)には2004年9月24日に紹介したブックサービスの他、プリントサービスがあります。iPhoto上でプリントしたい写真があれば、オンラインで注文できるというシステムです。実際にプリントをしてくれているのはFujicolorの純正サービスです。1枚35円、送料一律200円となっています。

Windowsの場合には、ネットでお店プリントをオーダーするための専用ソフトが用意されているところが多いのですが、Mac版はなく、ブラウザーを使う場合、たくさんの枚数を注文すると非常に時間がかかるので、iPhotoのプリントサービスを使ってみました。

プリントする写真を複数選ぶときには、フォトライブラリを作り、その中に移します。その後、すべてを選択し、「プリントを注文」のボタンを押します。注文するには、macアカウントを持っていて、1 clickが有効になっている必要があります。

写真によってプリントする枚数を変えることも可能ですが、最後の注文の時に指定するので、このへんの操作感はよくないです。プリントしたい写真を選ぶとカートに移り、そこで枚数を指定するというのを繰り返し、すべてが指定され終わったときに注文ボタンを押すというのがよい流れだと思います。

注文を確定した後、指定したファイルがサーバにアップロードされるのですが、今回は200枚もオーダーした上、それぞれの容量が結構大きかったせいもあり、すべてのファイルがアップロードされるまで、3時間もかかりました。そのあいだ放っておいてよいので、別に気にはならないのですが。うちのADSLの上りが遅すぎるのかもしれません。

ちなみに、DSC版(4x3)は選べず、L版を選ぶことになりますが、L版は89x127mmなので、D70でとった3x2の写真、コンパクトデジタルカメラで撮った4x3の写真はどこかが裁断されることになります。

火曜日に注文し、木曜日に発送のお知らせ、金曜日にヤマトメール便で届きました。送られてきた封筒にはアップルマークが付いていて、ちょっとアップルフリークのココロをくすぐります。

写真のできは、フジカラーの純正であることもあり、満足できるものでした。ただし、日付順に選んだにもかかわらず、届いたプリントはバラバラになっているのが不満点。会社によってはプリントの裏にファイル名がプリントされる場合もあるのですが、このサービスではきちんとプリントされていませんでした。

今回は200枚ほどプリントしたので結構大変でしたが、ほどほどの枚数で注文するには悪くないと思います。

2004.11.11

J2ビザの労働許可証取得の体験談

J2ビザの労働許可証取得の体験談をちささんから頂きましたので紹介します。

J-2ビサホルダーとしてEADを申請(郵送)しました。
  1. 申請中の一時帰国について
  2. 旧姓をミドルネームにすることについて
少し新しい情報がありますので、投稿させていただきます。

夫がJ-1ビザホルダーとして渡米して2年半経ってから、ようやくJ-2ビザで渡米しました。私は近くの大学で一教授の研究助手をすることになり、EADを申請しました。なお、私たちは半年後にHビザへの切り替えを予定しており、その際には、合法的に労働できなくなるので、短期間のEADを取得すると言うことになります。

申請はスムーズに進み、2004年9月16日に書類一式を発送し、11月5日に3月末まで有効のEACardが郵送されてきました。写真入りの立派なIDです。発行は10月29日となっていました。実は申請の際、9月20日から一時帰国する用事があり、提出書類のI-94(コピー)がすぐに無効になってしまうことが心配でした。申請期間中は国外に出てはいけないという情報もあったので、INSのDistrict Director宛ての手紙以外にもう一通、帰国の理由とともに「もし新しいI-94が必要ならすぐに送りますから却下しないでください」という趣旨の手紙をつけました。これが効いたのかどうか不明ですが、INSからの問い合わせ等は全くなしでEACが出ました。労働許可の期間の短さは問題にならなかったようです。

また、私の場合は仕事でずっと旧姓を使用しており、パスポートは1ページ目が旧姓で4ページ目に戸籍姓への修正が入った形になっています。(米国で出産する可能性があったため、子供のことを考え渡米前にやむなく変更しました。)EAD申請用紙に旧姓をミドルネームとして記入したところ、返送されてきたEACにはそれがイニシャルで入っていました。これを持って今日Social Security Numberを申請しに行くと、パスポートではなくEADに登録されたフルネームを登録することになると言われ、旧姓がそのままミドルネームになりました。勤務先や運転免許の登録名もこれでいけそうです。研究活動はすべて旧姓なので、非常に助かりました。

2004.11.10

Male or Female?

学会の事務局の仕事をしていると、いろいろなところからメールをもらうのですが、返事をする上で一番困るのが、Dear Mr 〜とするかDear Ms 〜とするかです。署名のところに、MDとかPhDとか書いてあれば、Dear Dr 〜で済むのですが、やっぱり手紙をもらう方も性別を間違えられたらいやですよね。

そんなとき便利なサイトを見つけたので紹介します。

Name Staticsはアメリカでの男性のFirst Nameと女性のFirst Nameの統計の結果を紹介するサイトです。検索窓に名前を入れれば、男性である可能性、女性である可能性、名字である可能性がわかります。

たとえば、Rosaliaを入れると、男性である可能性については「rosalia is a very rare male name. Very few men in the US are named rosalia. Be proud of your unique name!」となり、女性である可能性については「rosalia is the #1055 most common female name. 0.008% of females in the US are named rosalia. Around 10200 US females are named rosalia!」と結果が表示され、Rosaliaが女性の名前である可能性が高いとわかります。

2004.11.04

「一歩進んだPalm」

「一歩進んだPalm」

著者:粟飯原輝人編、税込価格:¥ 3,675(本体:¥ 3,500)、出版:羊土社、ISBN:4897066883、発行年月:2004.11【bk1】【amazon.co.jp】【目次

右脳^^部屋」を主宰されている粟飯原氏による第2弾のPalm本です。前作の「医療に使えるPalm」【bk1】【amazon.co.jp】は医療関連のソフトウェア(Palmwareと呼ぶ)の紹介に終始していたような印象がありますが、第2弾の本著は医療の現場でPalmが活躍するソリューションを具体的にわかりやすく紹介しています。「一歩進んだ」との枕詞がついていますが、「Palmを持っていないけれども、どの機種を買えばよいのか」、「WindowsやMacとのデータの同期はどうするのか」といった入門者向けの情報から丁寧に解説されています。圧巻は第5章の「データベースや辞書の作り方」でしょう。医療者がPalmを使う最大のメリットは、とてもすべては覚えきれない薬やその用量をはじめとした各種リファレンスをコンパクトなPalmに収められることだと思っています。アメリカではたくさんの医療者向けデータベースが手に入りますが、日本のものは十分にそろっているとは言い難い状況です(それでもPalm版「今日の治療薬」のおかげでだいぶ状況は改善しています)。各病院に採用された医薬品のデータベースやお手製のデータベースをPalmに入れるにはどうすればいいのか、代表的なデータベースソフトを紹介しながら、オリジナルのデータベースの作り方を解説しています。また、ファイルメーカーmobileを使った症例管理も魅力的なソリューションです。第6章の「Palmの達人はこう使っている!」では、Palmの達人たちがどんなPalmwareを自分のPalm機にインストールしているか、どんな使い方をしているかという興味のある記事です。私自身はUS Roboticsという会社がPalmを作っている頃からのPalmフリークではあります。その頃のPalm機はOSが英語しか扱えなかったので、いろいろなパッチをあてて日本語化して使っていたのですが、1ヶ月に1回くらいフリーズし、そのたびに全部やり直さなければならなかったというのがトラウマになって、現在では、極力デフォルトのまま使うようになっています。しかし、本著は、そんな私を「また、Palmをいじってみよう」と思わせる、そんな好著であります。

2004.11.03

ゴールド免許

駐車禁止の切符を1度切られた違反歴が響き、留学前の更新期間前更新の時にゴールド免許がもらえませんでした。12月生まれなもので、3月の帰国の前に運転免許が失効してしまい、帰国後にあわてて失効手続きを取る羽目になりました。ゴールド免許でうまいこと失効を免れた妻に比べると、2回くらい更新が多くなってしまいました。

帰国してからは完全なペーパードライバーなので、留学前からあしかけ7年くらい、違反もない優良ドライバー。今度こそゴールド免許。

先日、運転免許更新のお知らせの封筒が届き、開けてびっくり。ゴールド免許どころか、「初回更新」になっていて、更新手続きは最寄りの警察署や運転免許更新センターではできず、運転免許試験場でしかできません。

失効というのは、ゼロからのスタートなんですね。

留学中1回だけ日本に帰国しましたが、今考えると、有効期限が残っていたとしてもそのとき更新しておくべきでした。

みなさんお気をつけあれ。

2004.11.02

St. Louis

アメリカ腎臓学会に参加するため10月28日から11月1日までセントルイスを訪れました。

セントルイスといえば、ワシントンマニュアルで有名なWashington Universityがある街。私が留学していたUniversity of Washingtonはよく間違えられましたが、病院のレベルも研究のレベルもセントルイスのWashingotn Universityの方が上です。

今回の学会はダウンタウンにあるConvention Centerでおこなわれたのですが、正直言ってダウンタウンはさびれて、廃墟のようになっていました。Convention Center隣にあるショッピングモールも1/4程度しかテナントが埋まっておらず、エスカレーターもまともに動いていないような状況。

メーリングリストでセントルイスの方々に聞いてみたところによると、ダウンタウンはかつて街の中心であったが、現在は多くの人は郊外に住んでいて、ダウンタウン自体の治安もよくないとのこと。うまくスポーツの開催が当たればよかったのですが、カージナルスは前日に負けて、ワールドシリーズは終わってしまい、ラムズの試合もありませんでした。ダウンタウンの唯一の観光スポットがアーチです。遠くから見るよりも巨大な建造物で、中をトラムが走っていて、最上階まで上れるとは思いませんでした。

買い物をする場所や、食事をする場所を探すのにもだいぶ苦労しましたが、Union Stationという以前は巨大な駅だった場所をショッピングモールに改造した場所があり、そこそこにお店やレストランが集まっていました。

学会で街を訪れたときには、その街にある大学の医学部のブックストアに行くというのをいつも楽しみにしているのですが、今回訪れたWashington Universityのブックストアは品揃えがあまりよくなく、残念でした。

今回の飛行機事情ですが、2004年9月から、ビザ免除でアメリカに入国される方も、指紋と写真を撮られるようになりました(US-VISIT)。入国審査のブースで取られるのですが、1分もかからずに終えることができ、それほど、混雑の要因にはなっていませんでした。セキュリティチェックに関してもだいぶ慣れてきたのか、思ったような混雑はありませんでした。

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