2014.12.31

スコープの広さ

以前、大先輩に「学術情報の仕事に興味を持っていて、この仕事に力を入れていきたい」と話をしたら、「なんで君がライブラリアンの仕事をやるんだ。本業である医学教育に全勢力を傾注すべきだ」と怒られたことがあります。

もっともな話と思いますが、私が今あるのは、一つのことをとことん極めた学問業績にあるのではなく、いろいろなものに興味を持ち、広く浅い知識があって、自分の中でシナジスティックに化学反応させて多方面に力を発揮してきたからだと思っています。

もちろん、もっと、一つの領域を深く掘り下げていたら、もっと素晴らしい学者や教育者や臨床家になれていたのかも知れません。それができないのが、私の弱みであり、逆に、スコープが広いことが私の強みであると、ここ数年考えています。

今年、ありがたくも、教授職を拝命することができました。残り15年間、この仕事をやっていけるという保証があるというのは大変ありがたいことですが、であるからこそ、いろいろなことにチャレンジし、それを自分の中で化学反応させて、他の人ができないことをやりたいと思います。

幹に当たるものは、もちろんしっかりやります。私にとっての幹とは、医学教育であり、腎臓内科学の電解質、血液透析なのでしょう。でも、それにしばられることなく、遠慮なく、スコープを広げていきたいと思っています。

今年は、とある事情から、時間的にも精神的にも、本業に集中することができない時間が長かったです。いろんなことに悩み、考えてきました。でも、これも神様がくれた視野を広くするための時間と考えています。

2015年はよい年にしたいですね。

みなさまも、よい年をお迎え下さい。

今年一年間、雑文と雑写真にお付き合いいただきありがとうございました。

2014.12.30

2014年のベスト~写真~

写真部の部長になったことをいいわけに、カメラやレンズも新調し、あちこち撮りに行きました。今年撮った写真でお気に入りのものを10枚選んでみました。

今回紹介する写真は、オリンパスOM-D EM-1とニコンDfとFUJIFILM X30で撮ったものです。

高円寺はなぜか道に商品が出ている

善福寺緑地の桜

足利フラワーパークの藤

東京ゲートブリッジ

雨の軽井沢

大学病院から見た新宿摩天楼

芬陀院

山梨県北杜市のひまわり畑

スカイツリーから見た隅田川

月と東京タワー

大晦日に、あと1つ、今年最後のエントリーを書くことにします。

2014.12.29

2014年のベスト~音楽~

2014年のベスト企画第3弾は、音楽です。

今年、私の音楽観に影響を与えたできごとがありました。それは、私と音楽の趣味がきわめて近いマスターのいるバーに出会ってしまったことです。そんな影響もあって、80年代の古いアルバムをたくさん買いました。

ライブには今年もたくさん出かけました。念願だった玉置浩二のライブには、3回も出かけました。冨田ラボ、Al Jarreau、小野リサ、坂本龍一、Perfumeにも行きました。でも、やっぱ、圧巻だったのは、山下達郎のマニアックツアー。山下達郎の初期の作品が好きな私にはたまらないツアーでした。山下達郎のマニアックツアーを今年のベスト音楽としたいと思います。

2014.12.28

Macbook Air early 2014

2014には、Macbook Air Retinaモデルが発売されると噂されていましたが、インテルのプロセッサ開発の遅れによって、大幅に発売が遅れ、2014年内には発売されないことが確定的となりました。

現在使っているのは、Macbook Air 2012バージョンですが、2014年には買い換えるつもりで予算も用意していたので、さて、どうしようかと思案していました。

2年以上経って、バッテリのへたりが顕著となり、東京-京都間がなんとか持つ程度になってしまっていることもあり、思い切って、現時点でのMacbook Airの最新モデルearly 2014のフルスペックのものを買いました。

今日は、原稿書きをしながら、新しいMacbook Airのセットアップをしました。

私の流儀は、古いMacからの復元は行わないということ。簡単ですが何かトラブルが起こることが多いので、ソフトウェアは再度すべてインストールして、データのみハードディスク経由でコピーします。以前は、いろんなものを再設定しなければならなかったのですがが、iCloudを介した同期で、safariのブックマークや、連絡先、キーチェーンなどは勝手に移行してくれるので、非常に便利。全部の作業に半日もかかりませんでした。

今回インストールしたソフトは以下の通り。

パッケージソフト
Office 2011 for Mac
ATOK2014 for Mac
医療辞書2012
Adobe CS6 Desgin Web Premium
Adobe Lightroom5
ENDONOTE x7
SPSS 22

ダウンロードソフト(無料)
evernote
dropbox
firefox
chrome
Tunes TEXT
Amazon Album Art
Nikon ViewNX2
Handbrake

ダウンロードソフト(有料)
RipIt
snapzpro
JeditX2
SCRIVENER

ダウンロードソフト(App store経由)
echofon
Hit List
MarsEdit
MindNode Pro
Line
Transmit
ブログスキャン

プリンタなどのドライバ
OKI data C610dn
PIXUS MG6230
EPSON GT-X820
EPSON PM-G4500

こんな事書いていたら、年明けには、Macbook Air Retinaモデルが出るというが聞こえてきました。

2014.12.27

2014年のベスト~うまいもの~

Facebookに食べ物の写真をよくあげているせいか、門川はいつもうまいものを食べていると言われていますが、ほんとそんなことないんです。家めしとか、弁当とかFacebookにあげないじゃないですか。

でも、こうして振り替えると、結構うまいもの食べているかも知れません。すいません。

ひつまぶし@うな富士(名古屋)

麺少なめでひよりました@ラーメン二郎

一番好きなとんかつ@とんき

ビストロサンルスー

佐世保バーガー@ベイククラウンズカフェ

ホルモン丼@きつねや

サイドカー@G7

モヒート@3rd Planet Cafe

クレソンとイチジクのサラダ@バードランド

トリガイの握り@宇廼丸山崎屋

どぜう鍋@駒形どぜう

羊のロースト@たわした

鳥そば@らぁ麺やまぐち

ベストうまいものは、20年ぶりに再会した指導医と食べた博多 ゑびす堂の松茸てんこ盛りの魯山人風すき焼き。

2014.12.24

2014年のベスト~本~

2014年も残すところ1週間。いつものように、今年1年のブログを振り返りながら、「今年のベスト」企画をおこないたいと思います。

印象に残った本をあげると、

どれも、おすすめできる本ですので、未読の方はどうぞ。さて、今年のベストブックは、

アドラー心理学の入門書。すべてが理解できているわけではありませんが、とても影響を受けた一冊です。

2014.12.23

2014年12月積ん読本

授業もすべて終わり、年末年始は、読書しまくりたい。

殉愛を読んで以来、ノンフィクション恐怖症みたいなものになっているのですが、この本は、なかなかおもしろかったです。なんで、佐村河内氏と新垣氏が長年にわたって、タッグを組んできたか、腑に落ちました。

内科医としては、自分のテリトリーを少し出て、勉強しなければなりませんね。

この本は、名著と思います。内科医必読。

人生と芸、そして〈東京言葉〉と〈人生の師〉と〈いい女〉等についての遺されたエッセイを集めた一冊です。

食べログの集合知もそれなりに参考にはなるのですが、やはり、エキスパートオピニオンが必要になることも多いです。そんな時には、ミシュランより、東京いい店うまい店を頼りにすることが多いです。

世界最強の商人 (角川文庫)
オグ・マンディーノ
KADOKAWA/角川書店 (2014-11-22)

その後の世界最強の商人 (角川文庫)
オグ・マンディーノ
KADOKAWA/角川書店 (2014-11-22)

オグマンディーの『世界最強の商人』は、ずっと絶版になっていて、以前、1万円以上出して買いましたが、なんと、文庫本になって登場しました。

最近、自分が当たり前と思っているものをどうやったら、学生に伝えられるのか。言語化することって難しいと思いつつ、そのヒントを探しています。

2014.12.05

紅葉がすっかり終わった京都

私の誕生日祝いを兼ねた、京都旅行。

紅葉はすっかり終わったけど、一応、何とか残った紅葉を撮影しました。

東福寺。

大徳寺光高桐院。あまりに落ち葉紅葉の色が悪いので、フィルターの力を借りました。

紅葉を撮るのは苦しくなってきたので、冬の京都のわびさびというテーマに切り替えました。

芬陀院

今回、新たに入手したOLYMPUS マイクロフォーサーズレンズ ED 40-150mm F2.8 を初撮りしたのですが、確かに、各所のレビューにあがっているとおり、別次元のレンズです。とにかく、フィンダーをのぞいた世界が別世界です。キリッとした解像度、ボケもナチュラル。AFも早く、最短撮影距離も短い。

源光庵

東福寺

大徳寺高桐院

この触れた石の質感なんて、ほんと素晴らしい。

2014.12.01

本の紹介「東大助手物語」

東大助手物語
東大助手物語
posted with amazlet at 14.12.01
中島 義道
新潮社

ひどいアカハラ、パワハラもあったもんだと思いつつ、すっかりフィクションと思っていたら、実は、哲学者の中島義道先生の東大助手時代の体験記らしい。しかも、登場人物は、全部、仮名なのだけれど、登場人物の実名との対照表まで存在する。

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